実のところ1年ばかり前からなのだがとりわけ仕事量が増え、それも数年前は3人で分担していた仕事を一人でこなさざるを得ない状況に陥り、しかも、ここ数ヶ月に至っては更に、本来は私の仕事ではない筈の任務まで増えた状況で、はてなブックマークでようやく世間の出来事を知っている
(なんか情報入力経路が偏っている気もするが)ていたらくでは、溜まっているテロリズムな懸案事項も文章化できずに哀しい思いをして過ごす日々ではあるが、さすがにそろそろまとめておきたいトピックはある。
昨秋10月末のこと。某深山を徘徊する
食い意地テロリスト受けていたテロ攻撃には、実は深刻なダメージを蒙っていた。
赤ワインを使ったコンポートそのものだけでは残念ながらさほどではなかったのだが、それを使ったタタン風のケーキがとても旨そうだったのだ。一方、私は手元の古いフランスのお菓子レシピ本で、タルトタタンというお菓子の存在そのものは随分前から知ってた、が、作成したことはなかった。そして、その時受けたテロ攻撃で、あれれ?と思った。私の知っていたタルトタタンのレシピでは、リンゴを蓋の取れないタルト皿にそのまま並べ、バターと砂糖を散らし、タルト皮を乗っけて焼き、焼き上がったらひっくり返して更に砂糖を散らして上火を強くして仕上げ焼き、という手順だったはずだが、
深山の妖怪変化のレシピエントリの記述では、どうやら、一般にタルトタタンと呼ばれているお菓子は、ちょっと違う作り方っぽい。
とりあえず、知っていたタルトタタンレシピで作ってみて、美味しくいただいた後に、検索して、一般的なタルトタタンのレシピを探してみた。
ずる賢くタルトタタン by 日仏カップル妻 [クックパッド] Petit Delice な日々 : 目からうろこの 『タルト・タタン』の作り方タルトタタン だいたい、こんな感じで似たようなものだ。で、作ってみた。一番下のリンク先の、筆頭にあげられているレシピで。
確かに旨い。が、不満が少々残る。リンゴの加熱時間を、私は見て回ったレシピから比較するとかなり控えめにしてみたにもかかわらず、リンゴが歯ごたえが残らないぐらい柔らかくなってしまうのと、タルト皮がリンゴの汁でふやけてしまうこと。この不満の両者は、ともに調理法的に仕方なさそうでもある。しかし、この2点の不満さえなければ、このリンゴの調理法はとても美味しいのに。むしろ、kanakaさんのするように、クリームのっけ焼きにした方が、元々ふやけている生地とキャラメルリンゴシロップと合わさって美味しいだろうに。
そんな風に残念に思っていたところで、こういうレシピを見つけた。
絶品~♪タルトタタン風りんごのケーキ by *porin* [クックパッド] リンゴの調理手順はタルトタタンとほぼ同様。乗せるのはアーモンドパウダーとアプリコットジャムが含まれた、バターケーキ風の生地。これは美味しそうだ。…だがしかし、アプリコットジャムをこのためにそろえるのは後で持て余しそうだぞと思ったのが運の尽き。早々にオリジナル化に走ってしまった(^^;
上記レシピではリンゴは「ふじ」がお勧めとなっているが、当然、私が加工に使うなら紅玉である。せっせと買って、一時期は見かけなくなっていたが、「
手作りスイーツブームに乗って徐々に人気を回復し、最近また生産が増えてきた」紅玉の消費に励まなくて。なお、こういった草の根の努力がもしかしたら実を結んでいるのか、今年は本当に驚くまで遅くまで、実は2月半ばまで、行きつけのスーパーでは紅玉をおいていた。つまり、つい最近まで、このレシピはさんざん試行錯誤していたのだ(^^;
元レシピでも、面倒くさがりスイーツ作者の傾向的にも、キャラメル作成は焼き型でやってしまいたいところであるが、最初の試行時点では丁度いい容器がなかった。鍋で作って、底ののとれない焼き型に所定量を流したが。めんどくさかった。 |  |
 | 試作品1号。 これはこれで旨かった。 |
そうこうするうちに、万古焼きの直径18センチのキャセロール型を新規配備。これが、ガスコンロに乗せて直火も可能なら当然そのままオーブンでも焼けるし、今回は関係ないが電子レンジだって当然可能の優れもの。今回のレシピに限らず非常に役に立っているのだが、まぁそれはともかく。
色的にキャラメルの焦げ具合を見極めにくいという難点はあるが、まぁ、それは気をつければ何とかなる。グラニュー糖50gでキャラメル作成。 |  |
 | リンゴは、小粒の紅玉だったので3個分が、キャラメルが固まった後に側面にバターを塗っておいた型に収まった。バター10gを散らして、250度で予熱したオーブンで230度、12分焼いて冷ましておく。冷ましているうちに焼き汁が出てくるので、気がついた時にリンゴをおさえてスプーンですくって、上からかけておいた。 |
生地は、アプリコットジャムを省略する予定だし、レモン汁を入れて酸っぱくするのは止めようとも思ったので、常備のリコッタチーズを入れることにした。kanakaレシピにも入っているアーモンドパウダーは必須だろう。
で、バター40gを泡立て、砂糖20gと蜂蜜20gを入れてさらに泡立て、リコッタチーズ40gも加え、卵一個とアーモンドプードル60gも入れて、小麦粉20gを入れてさっくり混ぜて、それにリンゴの焼き汁を加えて作った生地を、 |  |
 | リンゴの上に乗せ、200度で8分、180度に落として12分で焼き上げ。串を刺して生地がつかない状態。
取り出して、粗熱が冷めたら縁にくっついている生地を剥がしてから、力強くw型を揺すって、中身と型を分離させておく。この状態で完全に冷まして、生地にくっつけずに軽くラップをして、冷蔵庫へ。
|
一晩後に、せーので、皿にひっくり返した。もう少し、リンゴの焼き汁を徹底的に取り除いてから、ケーキ生地に入れて二度目の焼成をすべきかもとは、反省点。 |  |
 | そして切り分けて食べると、これがまぁ、絶品なのですな。 |
某深山を徘徊する食い意地テロリストは、赤ワインコンポートを作ってからタルトタタン風に加工するという、それのどこが『後始末も楽ちん。これぞ、"ずくなし"レシピ』なのかとハリセンを入れたくなるようなよく解らない主張をしていたが、コンポートを作る手間も省き、一つ焼き型で済ますこちらの方がずっと「"ずくなし"レシピ」であると、強く主張したい次第である。
なお、ずくなしついでにキャラメルも省いてみたらどうかと試してみたが、それだとものすごく物足りない味になったことは附記しておきたい。キャラメル味のリンゴ、これ自体がとても美味しいものなのだ。
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赤ワインを使ったコンポートそのものだけでは残念ながらさほどではなかったのだが、それを使ったタタン風のケーキがとても旨そうだったのだ。一方、私は手元の古いフランスのお菓子レシピ本で、タルトタタンというお菓子の存在そのものは随分前から知ってた、が、作成したことはなかった。そして、その時受けたテロ攻撃で、あれれ?と思った。私の知っていたタルトタタンのレシピでは、リンゴを蓋の取れないタルト皿にそのまま並べ、バターと砂糖を散らし、タルト皮を乗っけて焼き、焼き上がったらひっくり返して更に砂糖を散らして上火を強くして仕上げ焼き、という手順だったはずだが、
深山の妖怪変化のレシピエントリの記述では、どうやら、一般にタルトタタンと呼ばれているお菓子は、ちょっと違う作り方っぽい。
とりあえず、知っていたタルトタタンレシピで作ってみて、美味しくいただいた後に、検索して、一般的なタルトタタンのレシピを探してみた。
ずる賢くタルトタタン by 日仏カップル妻 [クックパッド] Petit Delice な日々 : 目からうろこの 『タルト・タタン』の作り方タルトタタン だいたい、こんな感じで似たようなものだ。で、作ってみた。一番下のリンク先の、筆頭にあげられているレシピで。
確かに旨い。が、不満が少々残る。リンゴの加熱時間を、私は見て回ったレシピから比較するとかなり控えめにしてみたにもかかわらず、リンゴが歯ごたえが残らないぐらい柔らかくなってしまうのと、タルト皮がリンゴの汁でふやけてしまうこと。この不満の両者は、ともに調理法的に仕方なさそうでもある。しかし、この2点の不満さえなければ、このリンゴの調理法はとても美味しいのに。むしろ、kanakaさんのするように、クリームのっけ焼きにした方が、元々ふやけている生地とキャラメルリンゴシロップと合わさって美味しいだろうに。
そんな風に残念に思っていたところで、こういうレシピを見つけた。
絶品~♪タルトタタン風りんごのケーキ by *porin* [クックパッド] リンゴの調理手順はタルトタタンとほぼ同様。乗せるのはアーモンドパウダーとアプリコットジャムが含まれた、バターケーキ風の生地。これは美味しそうだ。…だがしかし、アプリコットジャムをこのためにそろえるのは後で持て余しそうだぞと思ったのが運の尽き。早々にオリジナル化に走ってしまった(^^;
上記レシピではリンゴは「ふじ」がお勧めとなっているが、当然、私が加工に使うなら紅玉である。せっせと買って、一時期は見かけなくなっていたが、「
手作りスイーツブームに乗って徐々に人気を回復し、最近また生産が増えてきた」紅玉の消費に励まなくて。なお、こういった草の根の努力がもしかしたら実を結んでいるのか、今年は本当に驚くまで遅くまで、実は2月半ばまで、行きつけのスーパーでは紅玉をおいていた。つまり、つい最近まで、このレシピはさんざん試行錯誤していたのだ(^^;
元レシピでも、面倒くさがりスイーツ作者の傾向的にも、キャラメル作成は焼き型でやってしまいたいところであるが、最初の試行時点では丁度いい容器がなかった。鍋で作って、底ののとれない焼き型に所定量を流したが。めんどくさかった。 |  |
 | 試作品1号。 これはこれで旨かった。 |
そうこうするうちに、万古焼きの直径18センチのキャセロール型を新規配備。これが、ガスコンロに乗せて直火も可能なら当然そのままオーブンでも焼けるし、今回は関係ないが電子レンジだって当然可能の優れもの。今回のレシピに限らず非常に役に立っているのだが、まぁそれはともかく。
色的にキャラメルの焦げ具合を見極めにくいという難点はあるが、まぁ、それは気をつければ何とかなる。グラニュー糖50gでキャラメル作成。 |  |
 | リンゴは、小粒の紅玉だったので3個分が、キャラメルが固まった後に側面にバターを塗っておいた型に収まった。バター10gを散らして、250度で予熱したオーブンで230度、12分焼いて冷ましておく。冷ましているうちに焼き汁が出てくるので、気がついた時にリンゴをおさえてスプーンですくって、上からかけておいた。 |
生地は、アプリコットジャムを省略する予定だし、レモン汁を入れて酸っぱくするのは止めようとも思ったので、常備のリコッタチーズを入れることにした。kanakaレシピにも入っているアーモンドパウダーは必須だろう。
で、バター40gを泡立て、砂糖20gと蜂蜜20gを入れてさらに泡立て、リコッタチーズ40gも加え、卵一個とアーモンドプードル60gも入れて、小麦粉20gを入れてさっくり混ぜて、それにリンゴの焼き汁を加えて作った生地を、 |  |
 | リンゴの上に乗せ、200度で8分、180度に落として12分で焼き上げ。串を刺して生地がつかない状態。
取り出して、粗熱が冷めたら縁にくっついている生地を剥がしてから、力強くw型を揺すって、中身と型を分離させておく。この状態で完全に冷まして、生地にくっつけずに軽くラップをして、冷蔵庫へ。
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一晩後に、せーので、皿にひっくり返した。もう少し、リンゴの焼き汁を徹底的に取り除いてから、ケーキ生地に入れて二度目の焼成をすべきかもとは、反省点。 |  |
 | そして切り分けて食べると、これがまぁ、絶品なのですな。 |
某深山を徘徊する食い意地テロリストは、赤ワインコンポートを作ってからタルトタタン風に加工するという、それのどこが『後始末も楽ちん。これぞ、"ずくなし"レシピ』なのかとハリセンを入れたくなるようなよく解らない主張をしていたが、コンポートを作る手間も省き、一つ焼き型で済ますこちらの方がずっと「"ずくなし"レシピ」であると、強く主張したい次第である。
なお、ずくなしついでにキャラメルも省いてみたらどうかと試してみたが、それだとものすごく物足りない味になったことは附記しておきたい。キャラメル味のリンゴ、これ自体がとても美味しいものなのだ。
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No. 7345
うまそう~なお菓子…よだれがでる。
No. 7346
ただし、やっぱ紅玉だね^^ アップルキャラメルは第2弾が控えているので近日中に。
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