スポンサーサイト 

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
[ --/--/-- --:-- ] スポンサー広告 | トラックバック(-) | コメント(-)

掃除でカルト(その2) 

 前エントリにてお持ち帰りした河北ニュースWEB版の記事にはこんな一節があった。

 学ぶ会は坂元中PTA(鈴木美智子会長)が主催。トイレ掃除を通じて(1)謙虚な人になる(2)気付く人になる(3)感動の心をはぐくむ(4)感謝の心が芽生える?ことを目的に初めて実施した。


報道のタイトルそのものに「心を磨く」があった事にも注目。

 このキーワードは、アレであろうと思ったら、きっちり、20日付けJ-CASTニュースで「NPO法人 日本を美しくする会 掃除に学ぶ会」の名称が出ていたのである。この会のホームページには、「心を磨くトイレ掃除」と題したコンテンツがある。

1.謙虚な人になれる
どんなに才能があっても、傲慢な人は人を幸せにすることはできない。人間の第一条件は、まず謙虚であること。
謙虚になるための確実で一番の近道が、トイレ掃除です。

2.気づく人になれる
世の中で成果をあげる人とそうでない人の差は、無駄があるか、ないか。無駄をなくすためには、気づく人になることが大切。
気づく人になることによって、無駄がなくなる。
その「気づき」をもっとも引き出してくれるのがトイレ掃除。

3.感動の心を育む
感動こそ人生。できれば人を感動させるような生き方をしたい。 そのためには自分自身が感動しやすい人間になることが第一。
人が人に感動するのは、その人と手と足と体を使い、さらに身を低くして一所懸命取り組んでいる姿に感動する。
特に、人のいやがるトイレ掃除は最高の実践道場。

4.感謝の心が芽生える
人は幸せだから感謝するのではない。感謝するから幸せになれる。その点、トイレ掃除をしていると小さなことにも感謝できる 感受性豊かな人間になれる。

5.心を磨く
心を取り出して磨くわけにいかないので、目の前に見えるところを磨く。
特に、人の嫌がるトイレをきれいにすると、心も美しくなる。
人は、いつも見ているものに心も似てくる。

坂元中PTA関係者らしい人物が語った、そのまんまである。それぞれの項目自体、まぁそういうのを目指す人がいてもいいんじゃねとは思うが、大変不思議なことに、何故かそれが全てトイレ掃除に通じる。
 トイレ掃除以外の手段でも達成できそうなもんだが。

 また、NPO法人 日本を美しくする会の田中義人会長はこのような未来へのメッセージを公表しておられる。

 今、日本の国は精神的に病んできています。しかし、私たちには、かつて貧しくとも素晴らしい美徳を備え、穏やかな生き方をしてきた日本人の精神がDNAとして流れています。

 冒頭で、またこのパターンかよ、とつぶやきたくもなるが、それはともかく、精神がDNAとして流れているそうである。会長さん、使い慣れない言葉は使わないほうがいいよ。

その精神は、鍵山秀三郎相談役の「トイレ掃除を通じて、世の中から心の荒みをなくしていきたい。」との思いで始まった日本を美しくする会の根底をなすものです。

 何故そんなにトイレが好きだ?

 もし日本中の人が毎朝一斉に掃除をしたら、日本中に、心地よい風が吹き、穏やかな一日が始まるでしょう。そんな日本の未来が開け、素晴らしい国になっていくものと思います。

 「日本中の人が毎朝一斉に」(^^;;;;; えーっと、その後も含め何かの匂いが漂うようである。何かも何も、エントリタイトルに付けておいて図々しい書き様とは思うが(^^;
 こうして、「日本を掃除しよう!」と呼びかけられておられるのである。茶々を入れてる私など、真っ先に掃除されてしまいそうな勢いだ。

 なお、NPO法人 日本を美しくする会では、こんな断り書き(?)があるのは注目しておきたいところだ。

1. 「心磨き」の会です。
掃除を通して、自分たちの「心の荒み(すさみ)」と「社会の荒み(すさみ)」をなくすことを目指しています。
 
2. 利益追求の会ではありません。
収益や集票目的のために、活動することはありません。
 
3. 宗教には関係ありません。
参加される人の宗教も問わないかわりに、どんな宗教団体にも一切属しません。

4. 特定の組織や団体に属しません。
この運動に賛同された方々により、自主的に運営されています。

 …何故に、「宗教には関係ありません」を、わざわざ書く必要があるのだろう?

 さて、このブラジル・中国・ニューヨーク・台湾に海外展開している「掃除に学ぶ会」、国内では北海道・東北ブロックで13カ所関東ブロックで22カ所中部・北陸ブロックで24カ所関西ブロックで13カ所中国ブロックで14カ所四国ブロックで5カ所九州・沖縄ブロックで33カ所(ずば抜けて多いな)もちろん、東京も千葉も埼玉も滋賀も大阪も京都も沖縄も侵蝕から無縁ではない。国内124もある「掃除を学ぶ会」で、常在する会員数はちょっと調べきれなかったが「年間参加者は10万人を超える規模(リンク先PDF)」という。なんだか目眩がしてくる。

 全部チェックした訳ではないが、何カ所かの各地の「掃除を学ぶ会」をみてると気がつくことがある。掃除道具をご紹介なのだが、千葉掃除を学ぶ会の紹介する道具も、大阪掃除を学ぶ会が紹介する道具も、滋賀掃除を学ぶ会が紹介する道具も、だいたい似通っている。どうやら物理的手段がメインらしいのだ。掃除の講師を務めたりしているらしい磐田あるいは森町掃除を学ぶ会関係者らしい方が、冗談めかして「尿石は、重曹を使えば簡単に落ちるのですが、それでは心磨きになりません。サンドメッシュを使います。なんちゃってぇ」とお書きなんだが、冗談ではなさそうな掃除道具ラインナップである。上記紹介されている道具類で物理的手段以外でなのは、錆落としのKURE CRC5ー56と、金属磨きのピカールと、液体ミューズ(掃除に使ってんじゃないとは思うが)と、カネヨンなる洗剤らしい物のみ(掃除を学ぶ会によってはこの4つより少ない)である。カネヨンってなんだと思ってると、「イエローハット創業者の鍵山さんが100数十種類の洗剤を実際に使われて、その結果(1)汚れ落ち、泡切れの良さ、(2)手荒れがしないこと、(2)海に流しても魚が死なないなどの自然環境のことで1番ベストな洗剤として選ばれました。ここに至までに30年あまりかかりました。」とのことである。昭和8年創業の会社が作っている界面活性剤入りのクレンザーのようだが、どこの会も使っているのって、微妙な感がある。ジフやカビキラーはお呼びではないのだろうか。
 それにつけても、研磨剤入りの界面活性剤って、手に傷が入りそうではあるなぁと思ったりするのだ(^^; もちろん、掃除道具は掃除を学ぶ会から貸し出すらしい。こういうノリの各地の掃除を学ぶ会を見て回っていると、手に抗菌コートする便利な商品を積極的に探す姿勢がある可能性は、そうは高くないだろうとも思えるのだった。

 さて、なんかどんどん長くなっていく感があるが、長々しいエントリを書くのもなんだから、見所が一杯の掃除を学ぶ会のさらなる見物は、またエントリを改めて。
スポンサーサイト
[ 2010/10/24 17:21 ] 四方山話 | TB(0) | CM(0)

コメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://azuryblue.blog72.fc2.com/tb.php/922-c076c6a4














無料カウンター
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。