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ホメオパシーについて、もっと広く知られていいのではないか(その2) 

 その2を書き上げてから、その1とあわせて公開すれば良かったとの後悔、先に立たず。

 それはともかく、ホメオパシーを批判するエントリを上げているのに、というか、エントリを上げていると、「ホメオパシーレメディ通販 - ホメオパシージャパンのレメディを通販で全国にお届けします!」「ホメオパシーの人気商品が - 700円から本場アメリカからお届けラクラク後払いOK 日本語説明書付」「ホメオパシー USA - 世界に広がるホメオパシー、USAでの現状、ブランド、学校紹介、販売」「ホメオパシージャパン通販 - ホメオパシージャパンの商品を国内最低価格で。送料無料サービスも!」「ホメオパシー商品ご自宅へ - 本場イギリスよりお届けします慢性病や様々な悩みをお持ちの方へ」なんつーAds by Googleが表示されるのって、表示されること自体もだが、そのバリエーションの多さもあわせて洒落にならない。

 それもともかく、このエントリに先立つ「その1」にて、2010年8月24日に日本学術会議の金澤一郎会長によってホメオパシーを荒唐無稽と断言した『「ホメオパシー」についての会長談話』がだされ、反響が起こっていることに言及していた。そして、その報道の一つで、目が点になった。

 鈴木寛副文部科学相は26日の会見で、「統合医療と称する偽薬が普及し、国民の健康に大きな悪影響を与える蓋然(がいぜん)性が高まりつつある警鐘だと思っている。大変適切だ」と述べた。


毎日新聞 2010年8月26日 20時20分『ホメオパシー:効果否定、副文科相も学術会議会長に賛同』より一部

「統合医療と称する偽薬」って、統合医療が偽薬という意味かと混乱したのはともかく、実はその直前に、鈴木寛副文部科学相の「すずきかんマニフェスト 2-11 統合医療の推進をブックマークしていたのだ。その時、こんな箇所に注目していた。

 この世界には、私たちが医学と呼んでいる西洋医学以外にも、さまざまな伝統的な治医療が存在しています。その中には、漢方やアーユルヴェーダ、ホメオパシーなどのように体系づけられているものも多くあります。

 きっちりしっかりホメオパシーも含めて推進する意志がマニフェストに明示されていたのだ。それが、「偽薬が普及」「警鐘だ」「大変適切」って、おい。

 呆れていたところ、件のマニフェストに変化があった。

この世界には、私たちが医学と呼んでいる西洋医学以外にも、さまざまな伝統的な治医療が存在しています。その中には、漢方などのように体系づけられているものも多くあります。


 アーユルヴェーダとホメオパシーは何処に行った?
 私がホメオパシーの言及を見かけてブクマしたのが12時10分、探してみると現時点で確認できた8月26日14:01:48に取得されていたキャッシュでは既にアーユルヴェーダとホメオパシーは削除済みだった。

 しかし、こっそり削除していても、この一節は様々なブログで引用されているし、実は2009年9月6日に、どなたかがきっちり魚拓もとっている。

 誤魔化しきれるものじゃないのにと思ってたら、毎日新聞で記事が出た。

 鈴木副文科相は、民主党統合医療推進議連の幹事長として、代替医療を西洋医学と補い合う存在と位置づける統合医療の考え方を推奨。自らのホームページで、代替医療を「漢方やホメオパシーなど」と例示し、従事者の育成や研究予算の拡充、質を保証する審査・評価基準設定などを公約に掲げてきた。

 金沢会長の談話発表後、漢方以外の言及を削除したが、会見で「本当に効く統合医療と、偽物の医療が混在していることで統合医療全体の信頼性を下げているとの問題意識を持ってきた。(談話は)私たちの言ってきたことともまったく反していない」と説明した。


毎日新聞 2010年8月27日 東京朝刊『ファイル:ホメオパシー効果否定に賛意』より一部

 アーユルヴェーダの立場は?

 「統合医療と称する偽薬」って、統合医療が偽薬という意味かと混乱したのだが、むしろ「統合医療を称する偽薬」と言いたかったらしい。まぁそれはともかく。

「本当に効く統合医療と、偽物の医療が混在していることで統合医療全体の信頼性を下げているとの問題意識を持ってきた」って、そこの副文科相、自分のマニフェストできっちりしっかりホメオパシーを挙げておきながらでは、「私たちの言ってきたことともまったく反していない」とは言えないだろう。

 マニフェストに挙げていた以上、ホメオパシーの後押しをしていることを含めて支持していた人もいるはず。副文科相の立場にある人物が支持していたことが、ホメオパシー蔓延の後押しの一つであったとは言えるのではないか。マニフェストから、アーユルヴェーダを巻き添えにホメオパシーの文字を削除するだけでは済まされないのではないか。
 とはいえ、私自身、ネットで批判する対抗言論に接するまではホメオパシーとは「疾患を起こさせる薬物をごく少量投与する治療法」としての理解だった。「少量投与する」って書いてあるのが、まさか、残留物ゼロのただの水に等しいものとなる程希釈した水が元の物質を記憶していて効果を発揮するだのといいだしているトンデモ療法だとは、気づけなかった。自分を尺度に測るのは恐縮だが、すずきかん氏も、そういう浅い理解で、標準医療と共存可能な代替療法として捉えていた故に、支持していたのかもしれない。

 だが、もしそうだとしたら、影響力のある政治家の立場で支持していた責任として、何故支持していたのかをはっきり公言して、それがどう考えた結果として支持を撤回してマニフェストからホメオパシーの文字を削除したのか、明言すべきではないだろうか。ついでに、どうして、同時にアーユルヴェーダも削除したのか、別にアーユルヴェーダに義理はないのだが、興味があるので知りたいものである。まさか、カタカナだからこっちも怪しいかも、なんて理由でついでに削除した訳ではあるまいだろうから。

 一方、長妻厚生相は、平成22年1月28日の第174回国会、参議院予算委員会でこんな発言をしていた。

 統合医療は、もう言うまでもなく、西洋医学だけではなくて、伝統医学、漢方、鍼灸、温泉療法、音楽療法、芸術療法、心身療法、自然療法、ハーブ療法、ホメオパチーなどいろいろな広がりがあるものでございまして、厚生労働省といたしましても、この二十二年度の予算でかなりこれまで以上に、研究分野の統合医療の研究について十億円以上の予算を計上しまして、その効果も含めた研究というのに取り組んでいきたいというふうに考えております。

 そして、学術会議の議長談話の後、

 長妻厚労相は、日本学術会議がホメオパシーに対し、会長談話を通じて問題提起したことに関連して、ホメオパシーや統合医療の効果については厚労省内で研究するとした上で、「仮に患者の意思に反して病院に行かないようなことがあるとすれば問題。省内でも議論し、実態把握が必要であれば、それに努めていく」と述べた。


 患者が自分の意志で病院に行かない愚行権の行使は認めるという話らしい。しかし、この引用箇所の前に記事では助産師にビタミンKの代わりに「レメディー」を与えられた生後2か月の子供が亡くなった事件を紹介しているし、学術会議議長談話PDF版の注釈にも明記されている。厚労相の立場にある人物が、その件を知らないとは考えられない。意思表示できない乳児が亡くなっているのだが「仮に患者の意思に反して病院に行かないようなことがあるとすれば問題」というのは、寝言か何かなのだろうか?
 また、学術会議議長談話で、リファレンスを明記して『その効果はプラセボ(偽薬)と同じ、すなわち 心理的な効果であり、治療としての有効性がないことが科学的に証明されています1。英国下院科 学技術委員会も同様に徹底した検証の結果ホメオパシーの治療効果を否定しています2』とあるのに、「効果については厚労省内で研究する」というのは、何か気の利いた冗談のつもりなのだろうか?

 「主流派」が行き詰まるといつも「オルタナティブ(代替)」が登場する。いつからか判然としないが、オルタナティブを求める気分が続いているように思う。民主党政権の誕生もその流れだろう。

 その出自のせいだろうか、この政党はオルタナティブなものへの親和性が強い。昨年の総選挙のマニフェストでは「統合医療の確立ならびに推進」をあげた。漢方はもとよりさまざまな代替医療を「統合医療として科学的根拠を確立する」としている。

 「ホメオパシー」の扱いをどうするのか、知りたいところだ。


毎日新聞 2010年8月18日 東京朝刊『水説:代替医療と民主党=潮田道夫

 どうするのか、いまだに謎であるような気がする。

 というような内容の予定であったエントリが書き上がらずに四苦八苦している間に、ホメオパシー医学会が「一連の報道と日本学術会議会長談話を受けての当学会の見解」という、気合いの入った自爆芸を披露されたようだ。これにも言及しておかないとと、妙な義務感に駆られる代物である。

 ホメオパシーは200年余の歴史を有する代替療法の一つで、多くの代替療法と同じように身体、心、生命の一体となった人間まるごと働きかけるきわめてホリスティックな医学です。
 身体はともかく心と生命については科学がこれを十分には解明していない現在、これらに働きかける代替療法が十分な科学的根拠を備えるわけにはいきません。これは代替療法の責任でなくまだその域に達していない科学のほうにこそ責任があるのです。

 ここまで読んだ私は思わず、「医学」とはそもそも科学だろ?!と、ネットで「医学とは」と検索したのだが、その必要はなかった。

 医療とはそもそも、イコール医学ではありません。医学は科学およびそこから生まれた技術であるのに対して、医療とは患者を中心に家族、友人、さまざまな医療者が織りなす“場”の営みです。

強調は引用者
ぢゃ、「医学」を名乗る以上、科学に基づかないと、矛盾してるだろ?!

 日本学術会議の談話も、医療と医学をはっきり区別せず、また医療現場の抱える問題に直面しないがための誤解と受取りました。ホメオパシーは代替療法の一つ、代替療法は本来の温もりのある医療の一翼を担うものとする本会の姿勢をおわかり頂きたいと思います。

日本ホメオパシー医療会ではない、日本ホメオパシー医学会の帯津良一理事長による、8月30日付けの自爆芸であった。

 ホメオパシーとは、こういう方たちが推進していることも含め、まずは政治家にも官僚にも、もっと知られるといいんじゃないかと思ったのだった。
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[ 2010/09/01 02:25 ] ニセ科学系トンデモ | TB(2) | CM(2)

しまった!   No. 7120

碧猫さんの言い方になぞらえると、

その2を読み終えてから、その1へのコメントとあわせて公開すれば良かったとの後悔、先に立たず。

でした。
まことに失礼いたしました。

ついでのことに、いま私が入ってきましたところの記事広告も、コピペしておきます。

Ads by Google
ホメオパシー商品ご自宅へ - www.homoeopathy-shop.co.uk
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[ 2010/09/01 14:08 ] -[ 編集 ]

   No. 7122

 実は、その1を書き上げて公開すると、はてなブックマークの方でトンデモ批判のおなじみさん達にプレッシャーをかけられていたのです(^^;
http://b.hatena.ne.jp/entry/azuryblue.blog72.fc2.com/blog-entry-901.html

 いま表示されているのでは、
ホメオパシー専門校CHhom - www.homoeopathy.ac/
2010 年5月、ホメオパシー統合医療を本格的に学べる学校がオープン!

というのが、かぶってない新顔(?)ですね。
こんなに活発に広告が出せるということは、この業界、とても儲かっているんでしょうかねぇ…orz

 こちらも良エントリでしたので、もしまだ未読でいらしたら是非どうぞ。
http://ameblo.jp/fireflysquid/entry-10632967597.html
[ 2010/09/02 19:00 ] fYTKg7yE[ 編集 ]

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恐怖の電子錬金術(レメディマシーンのひみつ)

朝日新聞がホメオパシーの件で頑張っている。 こういう「ニセ科学・ニセ医療」の話題を全国紙が批判的かつ大々的に取り上げるのを初めて見...
[2010/09/03 16:00] URL 東海林さだおがいいなぁ

拝啓 Ph.D.Hom  由井寅子様

日本ホメオパシー医学協会会長 カレッジ・オブ・ホリスティック・ホメオパシー学長 日本ホメオパシー財団理事長 The Japan Royal Academy of Homoeopathy...
[2010/09/06 06:44] URL 東海林さだおがいいなぁ












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