スポンサーサイト 

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
[ --/--/-- --:-- ] スポンサー広告 | トラックバック(-) | コメント(-)

日韓併合百年目の首相談話 

 日韓併合100年目である今年に、菅首相が談話を出す予定であるらしいとは、報道や反対する人達の言論で漏れ伝わってきていた。
 だから、だろう。2010.8.10 03:30付けの産経「正論」では、稲田朋美衆議院議員が、

 政治家としてどうしてもやらなければならないことがある。戦後50年目の平成7年、自社さ政権の村山富市内閣が出した村山談話と平成5年、宮沢喜一内閣でのいわゆる従軍慰安婦に関する河野洋平官房長官談話の撤回だ。

と寄稿していた。
 
 また、なんでも、8月12日に『韓国併合百年「首相謝罪談話」を許さない緊急国民集会』が開催されるそうで、8日付のアナウンスを見かけた。

 という、8月10日。首相談話が閣議決定されて発表された。
なんで今日なんだ?に関しては、こちらの報道で言及があったが。

 併合条約が締結されたのは100年前の8月22日、公布・発効は29日だが、この時期に条約の違法性を盛り込まない談話を出せば韓国の反日世論が盛り上がる恐れもあると判断。終戦記念日の8月15日も検討したが、韓国では植民地支配からの解放を祝う「光復節」の大統領演説が予定されている。韓国側との事前調整の結果、菅直人首相が先に談話を発表し、李明博(イ・ミョンバク)大統領がその評価を演説に盛り込む方向となった。


2010年8月9日 21時39分(最終更新 8月10日 2時36分)『日韓併合100年:首相談話10日発表「痛切な反省」 - 毎日jp(毎日新聞)』より

 もちろん、15日に談話発表と思って反対集会に励んでいる人達も念頭にあったことだろうと思うが、「韓国側との事前調整」で、微妙な気分に。

 そしてさらに、

 自民党の谷垣禎一総裁は9日、仙谷由人官房長官に電話し(1)請求権問題は解決済み(2)村山談話を踏襲した98年の日韓共同宣言(3)未来志向の関係--の3点で「逆行することがあってはならない」と申し入れた。谷垣氏によると、仙谷長官は「3点は踏まえてやりたい」と応じ、菅首相も谷垣氏に電話して談話発表への理解を求めたという。


2010年8月9日 21時39分(最終更新 8月10日 2時36分)『日韓併合100年:首相談話10日発表「痛切な反省」 - 毎日jp(毎日新聞)』より

 菅首相は9日、自民党の谷垣禎一総裁に談話について電話で説明。谷垣氏が歴史認識や補償問題などで自民党政権当時の方針をふまえた内容とするよう求めたのに対し、首相は未来志向の談話になるとの見通しを明かした。


 自民党とも調整済みだそうだ。

 という菅首相談話は、すでに首相官邸ホームページに10日付け「内閣総理大臣談話」として公開されていた。

 本年は、日韓関係にとって大きな節目の年です。ちょうど百年前の八月、日韓併合条約が締結され、以後三十六年に及ぶ植民地支配が始まりました。三・一独立運動などの激しい抵抗にも示されたとおり、政治的・軍事的背景の下、当時の韓国の人々は、その意に反して行われた植民地支配によって、国と文化を奪われ、民族の誇りを深く傷付けられました。

 私は、歴史に対して誠実に向き合いたいと思います。歴史の事実を直視する勇気とそれを受け止める謙虚さを持ち、自らの過ちを省みることに率直でありたいと思います。痛みを与えた側は忘れやすく、与えられた側はそれを容易に忘れることは出来ないものです。この植民地支配がもたらした多大の損害と苦痛に対し、ここに改めて痛切な反省と心からのお詫びの気持ちを表明いたします。

 このような認識の下、これからの百年を見据え、未来志向の日韓関係を構築していきます。また、これまで行ってきたいわゆる在サハリン韓国人支援、朝鮮半島出身者の遺骨返還支援といった人道的な協力を今後とも誠実に実施していきます。さらに、日本が統治していた期間に朝鮮総督府を経由してもたらされ、日本政府が保管している朝鮮王朝儀軌等の朝鮮半島由来の貴重な図書について、韓国の人々の期待に応えて近くこれらをお渡ししたいと思います。

 日本と韓国は、二千年来の活発な文化の交流や人の往来を通じ、世界に誇る素晴らしい文化と伝統を深く共有しています。さらに、今日の両国の交流は極めて重層的かつ広範多岐にわたり、両国の国民が互いに抱く親近感と友情はかつてないほど強くなっております。また、両国の経済関係や人的交流の規模は国交正常化以来飛躍的に拡大し、互いに切磋琢磨しながら、その結び付きは極めて強固なものとなっています。

 日韓両国は、今この二十一世紀において、民主主義や自由、市場経済といった価値を共有する最も重要で緊密な隣国同士となっています。それは、二国間関係にとどまらず、将来の東アジア共同体の構築をも念頭に置いたこの地域の平和と安定、世界経済の成長と発展、そして、核軍縮や気候変動、貧困や平和構築といった地球規模の課題まで、幅広く地域と世界の平和と繁栄のために協力してリーダーシップを発揮するパートナーの関係です。

 私は、この大きな歴史の節目に、日韓両国の絆がより深く、より固いものとなることを強く希求するとともに、両国間の未来をひらくために不断の努力を惜しまない決意を表明いたします。

 さすがに事前調整済みだっただけあって、外交通商部報道官名義の論評として、韓国政府的には「歓迎の意を表明」だそうだが、当然ながらこの内容では、韓国市民団体は失望を表明しているという。そりゃそうだろう。

 また、政府の公式では「歓迎の意」だが、

政府筋は、「菅首相の談話が日本による韓国併合の違法性までを認めたわけではない。韓国国民の期待に完ぺきに応えたとは言えない」と手厳しい評価を下す。

 実際、菅首相は談話で「植民地支配がもたらした多大の損害と苦痛に対し、ここに改めて痛切な反省と心からおわびの気持ちを表明する」と表明し、植民地支配そのものではなく、それがもたらした結果に対して謝罪するという、1995年の「村山談話」の基調を維持した。

 ただ、日本の植民地支配が強制的だったことを間接的にでも認めたことは、ある程度評価に値するというのが大方の見方だ。


と、指摘されてもいる。

そんで、菅首相自身が、

日韓併合については1965年の日韓基本条約で考え方を確認しており、その 考え方を踏襲した。(文化財の引き渡しは)請求権などの法律的な形は既に完全に解決済みとの立場で「お渡しする」との表現を使った。


2010/08/10 17:19 『菅首相の記者会見要旨 - 47NEWS(よんななニュース)』より、強調は引用者

 談話を出さないよりは出した方が良いのだろうなぁ多分、とは思われるものの、踏み込まないように苦労した跡ばかりが伺えるような談話であるような気がしたのだった。私個人としては、こんな程度か&民主党政権にできるのはこんな程度だろうの複合的な感想といったところか。

 もちろん、こっち側からはこういう評価になってしまうが、産経は奇妙な批判をせっせと報道しているようだ。
産経新聞の加納宏幸記者「今後のアジア外交に禍根を残すことになりそう
(中国や北朝鮮からも同様の談話を求められたらどうする、という話らしいが、騒ぐほどの内容は含まれてないのだが)

安倍晋三元首相「歴史の評価は歴史家に任せるべきで、政府が声明を出すことには慎重であるべきだ
(つくづく慎重で、全然踏み込んでない談話なのだが)

立ち枯れ上がれ日本、平沼赳夫代表の声明「政府が一方的に自虐的な歴史認識を示し、韓国側に戦後補償に対する過大な期待を抱かせたとすれば、両国の未来にとって決して望ましくない
(「とすれば」が成立するほど、踏み込んだ内容の談話じゃないのにねぇ)
スポンサーサイト
[ 2010/08/10 19:09 ] 自爆史観 | TB(0) | CM(0)

コメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://azuryblue.blog72.fc2.com/tb.php/894-d5f50579














無料カウンター
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。