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「足止め効果」が大阪にて実演中 

 北斗柄さんのブックマーク経由にて見た産経の記事に、唖然とした。何時ものこととかまたやってるでスルーして、足止め効果を有効にするのは癪だから、辺境のブログではあるが書き留めておこう。

 大阪府が戦後50年記念事業として、府内に残る旧軍施設跡などに設置した銘板をめぐり、市民団体と橋下徹知事が対立している。4カ所の銘板に「強制連行された朝鮮人」が働かされた-との説明があり、団体側は「強制連行の定義や根拠が不明」と銘板の文言変更か撤去を府に要求したが、知事は根拠を示す資料はないとした上で「教科書でも使われている表現」などと拒否。(略)

 このうち強制連行された朝鮮人が働かされたとの説明が記された銘板は、生玉公園地下壕跡(大阪市天王寺区)▽大阪城公園(中央区)▽タチソ地下壕跡(高槻市)▽大阪警備府軍需部安威倉庫跡地(茨木市)。(略)


 常日頃批判の対象ではあるし、もうちょっとちゃんと反論しろよと思わないでもないが、この事例では橋下知事を支持する。というか、この記述を「擁護」するのが、当然だろう。ってか、また「市民団体」か。

 記事の後半では、冒頭に産経らしさが炸裂する。

 暴力的な拉致をイメージさせる強制連行は、戦前の日本の加害性を追及する言葉として使われる傾向が強く、先の大戦中の労働力不足に伴い、日本国民に労働が課せられた徴用と混同されるケースも多い。


 いや、「強制連行に暴力的な拉致のイメージ」を今だに積極的にくっつけて、否定してみせてるの、君らちゃうかったっけ?  苦し紛れに、「狭義の強制」だの「広義の強制」だの持ち出して、アメリカの偉い人達をはじめ方々から馬鹿にされて赤恥かいた人がいたのも、思い出しておいた方が良いと思うが。

 このため、銘板の記載に疑問を抱いた市民団体「戦争資料の偏向展示を正す会」(青木匠代表)が平成20年夏、強制連行の根拠を示す資料の提示を府に要請した。府からは「資料は存在しない」と回答があったため、正す会は昨夏、橋下知事への質問状で銘板の文言変更か撤去を求めた。


 …少なくとも私は、この「市民団体」は初見だった。そんなのもあるのか。私の立ち回り先のブログで、この名称が目立っていた記憶もとりあえず無い。しかし、大阪府ももうちょっとしっかりした回答はできなかったのか?

 しかし、知事側はこれまでに、銘板を設置した戦後50年当時は過去の戦争や植民地支配を謝罪した「村山談話」があった▽募集や徴用などでやむなく来た人もいた▽教科書に一般用語として使われている-とし、「強制連行は社会的な状況を総合的にとらえた表現」と回答。正す会の要求を拒否している。


 普段批判している相手だけに、多少業腹ながら(\(-_-;))拒否したことは評価できる。『銘板を設置した戦後50年当時は過去の戦争や植民地支配を謝罪した「村山談話」があった』って、村山談話が今は無効になっているという話は聞いたことがないとか、つっこみどころはあるが(とはいえ、これは、橋下知事より産経の文章に問題がある可能性は高いだろう)
 だがしかし。

 正す会は「強制連行は虚構。銘板を放置すれば、嫌がる朝鮮人を無理やり連れてきたという誤ったイメージが定着し、後世に禍根を残す。橋下知事に直談判したい」としている。


 「虚構」って断言しちゃってますけど?(^^;

 おかしいな、「虚構」だったのか。例えば、第二次不二越訴訟の高裁判決では、

 渡辺修明裁判長は、強制連行の事実を認めたものの請求を退けた1審の富山地裁判決(07年9月)を支持し、原告の訴えを棄却した。


 これをはじめ、もろもろの戦後補償裁判では、日本の裁判所が強制連行の事実認定をしているんだが。日本の裁判所が「虚構」を認定しちゃってるんだ。大変だー。『市民団体「戦争資料の偏向展示を正す会」』の方たちは、大阪府ではなく、裁判所に何か申し入れした方が良いんじゃないだろうか? 

 この『市民団体「戦争資料の偏向展示を正す会」』から提出され、平成20年4月11日に受理された要望書が、大阪府のサイト内にあった。

平成20年4月8日
大阪府知事 橋下 徹 殿
戦争資料の偏向展示を正す会

 橋下知事におかれましては就任以来大阪府の財政立て直しの強い決意のもと、精力的に行動されておられますことに心より感謝申し上げますとともに、支持するもので御座います。とりわけ大阪府の出資法人を視察し、的確なご意見を述べておられますことは府民にとって心強い限りです。
 さて、私ども「戦争資料の偏向展示を正す会」は平成9年に15団体の組織が集まり結成し、ピースおおさか・リバティおおさか・ヒューライツ大阪における偏向した展示及び資料を是正してまいりました。しかし、この10年間の努力にも関わらず、これらの施設は本質的に反日思想の発信施設としかいいようがありません。単に補助金を無駄に使っているだけではなく、税金が特定の思想集団の活動資金として使われています。橋下知事は所信表明で「ぜいきんを1円たりとも無駄にしない」と明言されています。我々は下記の事柄について強く要望いたします。

要 望 書



 ピースおおさか・リバティおおさか・ヒューライツ大阪、以上三館の大阪府の全ての補助金を停止してください。

 上記にともない全ての派遣職員を府庁に引き揚げること及び子供向けに作られている冊子の停止も要望いたします。

 ただでさえ、「ヒューライツ大阪」への助成停止あるいは削減を心配していたのだが、こんな要望まで出ていたとは…。「反日思想の発信施設」にクラクラしてしまうが、まぁ、そういう「市民団体」ということか。

 この「正す会」は、さらに日本政策研究センターで「国内はもとより多数の海外メディアからも注目を浴びている」と評されている活動実績があるという。

「ピースおおさか」の問題点
(略)
「戦争資料の偏向展示を正す会」(会長・青木 匠、普段は「正す会」と略している)は、その名が示すとおり、ピースおおさかの偏向展示を是正することを目的とした市民グループである。ピースおおさかとは正式名称を財団法人・大阪国際平和センターと言い、いわゆる戦争資料館である。
(略)
ここに展示されている戦争資料には意図的にとも言える事実誤認があり、特に「15年戦争」をテーマとした展示室Bには、いわゆるニセ写真と言われるものまで堂々と展示されるなど、よく言われる「自虐史観」の典型だといえる。もちろん、その展示室には「南京大虐殺」コーナーもあり、「大虐殺」はあったとの前提でパネル展示がされている。

引用中断。
 展示テーマの事件とは別の写真が混じっていたのなら、正しい写真に差し替えるべきであるのはそりゃそうだろう。もとより「証拠写真」があったから、南京事件が存在すると認識されている訳ではない。そこはともかく『「大虐殺」はあったとの前提』に異論を唱えており、「南京事件はなかった」と主張したそうな気配が充満しているようである。

●国際的反響のあった「20世紀最大の嘘-南京大虐殺の徹底検証」集会の開催

(略)「正す会」は是正活動を展開する一方、大阪府民の税金で作られ運営されている資料館なのだから、逆に「正す会」こそピースおおさかを使用し、多くの方々に展示内容とは違った「事実」をここから発信しなければ意味がないということになった。 そこで最初に行ったのが、昨年3月、東條英機と東京裁判を描いて当時話題となっていた映画『プライド』の上映会であり、開催会場の講堂は一杯となった。 こうした中で、昨年秋になって、12月にピースおおさかを会場に「南京大虐殺」に関して日本の「戦争責任」を訴える「国際市民フォーラムinおおさか」という会合が行われたために、それならばこちらも「南京事件」をテーマにピースおおさかで会合を開こうということになった。それが1月23日に開催された「20世紀最大の嘘-南京大虐殺の徹底検証」集会であった。

 「最大の嘘」と書いているようである。5月25日のエントリでも引用したが、外務省の「歴史問題Q&A」を見てみよう

問6.「南京大虐殺」に対して、日本政府はどのように考えていますか。

1. 日本政府としては、日本軍の南京入城(1937年)後、多くの非戦闘員の殺害や略奪行為等があったことは否定できないと考えています。(後略)

…「20世紀最大の嘘」が、とっくに外務省の公式見解である。大変だー。

 なお、『「20世紀最大の嘘-南京大虐殺の徹底検証」集会』前に行われた上映会に関しては、「『プライド』公開前後の報道 - Apes! Not Monkeys! はてな別館」(2008/04/08)に言及があった。

●中国の圧力で大騒ぎに

この集会を巡る大騒動は、中国の在総領事館が大阪府と大阪市に対して中止を申し入れたのがスタートであった。さらに、中国外務省筋が外交ルートを通じて日本政府に対する中国政府の反発ぶりを何度も伝えていることを明らかにしたという。集会開催問題は「正す会」VSピースおおさかから、日本VS中国という国際的な問題となってしまったのである。私たちの集会は、国内はもちろん海外のマスコミからも注目を浴びるようになった。

 そりゃ、注目を浴びるとしか表現のしようがない。

●河野外相への公開質問状

集会が終わってほっとする間もなく新たな鉄砲の弾が思わぬ方向から飛んできたのである。それは中国の抗議に対する日本政府の対応、特に河野外務大臣の発言である。主催者の主張を確認しないままで、「政府と主催者の認識は異なる」というのである。そして「大多数の国民の支持を得ることはあり得ない。」とまで言っている。『ふざけるな!!』という他ははない。そこで「正す会」として、公開質問状を出させて頂いたわけだが、回答は未だに来ないのである。 この度の一連の行動を通し一番感じたことは、この日本という国の将来は確実に危ういと言わざるを得ないという事実である。質問状の内容は以下の通り。

 「主催者の主張を確認」せずとも、イベントタイトルが「20世紀最大の嘘」である。この後の質問状に、『本集会を開催した私どもの基本的態度』として『①南京事件については、様々な主張があるが、少なくとも中国が主張する「南京30万大虐殺」はなかった。』『②何があったかは確認された事実に基づいて研究・議論すればよい、というものです』の2点を挙げているが、この前に『展示室には「南京大虐殺」コーナーもあり、「大虐殺」はあったとの前提でパネル展示がされている』なんて書いてあるのでは、なにをか言わんやである。しかも、この「20世紀最大の嘘-南京大虐殺の徹底検証」のメインスピーカーは東中野修道氏だそうな。この時も、『ピースおおさかは「言論の自由」を名目に、その施設使用の許可を取り消すことはなく、否定集会は予定通り強行』されたという。
 そりゃ、海外のマスコミからも注目を浴びるだろう。

 というような活動を2000年頃にやっていた「市民団体」が、今現在も健在で、大阪府が戦後50年記念事業として府内旧軍施設跡などに設置した銘板の「強制連行」の文言にクレームをつけているという話だ。こんな報道をするのは産経ぐらいだろうと思いつつ、知ることができたこと自体は有り難いとは思ったりもしたのだった。
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ユーザータグ:  『ま・た・産・経・か』
[ 2010/06/12 17:37 ] 自爆史観 | TB(0) | CM(2)

   No. 7034

>「強制連行は社会的な状況を総合的にとらえた表現」と回答。

他の発言から判断すると十分な情報を持っているとは思えないですが、それを踏まえるなら橋下しては上出来な解答でしょうね。
[ 2010/06/12 22:34 ] -[ 編集 ]

   No. 7035

これが、東京都や埼玉県や名古屋市や阿久根市や、ちょっと前の杉並区あたりなら、「強制連行の記述を擁護」するとは、ちょっと思えませんしね。
[ 2010/06/13 01:28 ] fYTKg7yE[ 編集 ]

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