とある深山に棲まう食い意地テロリストが、早々と気の早いテロ攻撃を仕掛けてきたのは、2月のことだった。
『
★春になれば苺を摘みに。 - kananaka日和』
「春になれば」もなにも2月15日付である。彼の地ではその頃には既に、イチゴが一パック200円を切る値段で店頭に並んでいたという。うまそーと指を咥えて眺めていたものの、私の住まう地では、その季節には形のそろった大粒のイチゴが遙かに高額で店頭に並んでいるばかりだった。もともと、イチゴは買い込んでも1パックくらいあっさり生で食べきるのがデフォルトの私にとっては、その頃店頭に並んでいたイチゴは、美味ではあっても加工の意欲が湧く素材ではなかった。
それから数ヶ月。なかなか気温の上がらなかった今年は、イチゴの値段も下がらなかったのではあるが、ようやくお手頃価格で入手可能になってから、例のイチゴのシロップ煮を試す機会に恵まれ、、、すっかりはまった^^
ということで、作くレポである。
この地で買えるイチゴは主に「とちおとめ」。たまに「アイベリー」と表示されたイチゴも並ぶが、とちおとめよりもシャープな外観のアイベリーは、甘みが少なく酸味が強いようで、それだけならともかく、イチゴそのものの赤味がやや浅い為、あまり食指が伸びなかった。結局、見比べて鮮やかな深い赤のとちおとめばかりを生食にも加工にも使ったのが今年のイチゴ事情だった。
洗ってへたをむいたとこ
1パックを生食で、1パックを加工用に買ってもお財布と無駄に贅沢した感に心が痛まない
(笑)値段だと、不揃いな小粒のイチゴが手に入るのだが、直径2センチ前後程度だろうか。このイチゴで、最初は
kanakaさんレシピに従って、さっと煮てみた。すると。私に味覚には、もんのすごく甘かった(^^;
kanakaさんレシピだと、砂糖の量はイチゴの三分の二。普通に考えてもかなり多い目な気もする。そこで何度か試した。砂糖をイチゴの四分の一まで減らすと、甘すぎるのが苦手な私にとってすら、甘みがあからさまに少なくなってしまう。結局、私にとっては砂糖はイチゴの三分の一が口に合うと言うことで落ち着いた。
イチゴを投入した直後 明らかに金属製の行平で酸味の強い果物を煮ている光景というのは、ある意味インパクトがあるかもしれない(^^;
でも、この行平はチタン製。酸には強い。琺瑯鍋はもっていないし、実家で琺瑯鍋を使っていても、直ぐにぶつけて琺瑯が禿、琺瑯鍋を使っている意味が無くなった事例が多々発生した。今年はイチゴを煮るぞ
(笑)と思いついた時、だから新たに琺瑯鍋を買う選択肢はそもそも考えず、ある鍋でどれを使おうか考えたのだが、さっと煮たいイチゴで蓄熱機能が売りのセラミックス鍋より、熱しやすく冷めやすいチタン鍋がベターかなという発想である。
水分は、kanakaさんレシピの通りでイチゴの三分の一。うち半分を、わざわざこの目的に買い込んだ白ワインを使ってみたのだが、正直に白状すると、白ワインを使った時と水のみで煮た時の、香りの違いは解らなかった。わたし個人としては、何度か試した後半で採用した、火を止める前に大匙1のラム酒投入の方が気に入っている。イチゴそのものの香りの邪魔をさせないことを考えると、香りをどう加えるかは難しくはある。なお、もう少し、最初に入れる水分を少なくしてもいいような気がしたのだが、今年は検討が間に合わなかった。来年の課題
(笑)としよう。
イチゴミルク 甘い物は結構食べる癖に、甘すぎると不満を表明する文句たれ的には、砂糖の量はイチゴの三分の一と2010年は結論を下したのだが、この量の場合、煮た直後あるいはそれが冷めた直後だと、煮上がったイチゴそのものは結構酸っぱい。シロップごと大きな瓶に入れて、そのまま二日程冷やすとちょうど良くイチゴも甘くなる。そして、その後1週間ぐらいで食べきる方が、味は落ちないようだった。
そして春と言えばこれも。
たけねこ 早い時期には、長崎産や福岡産、のちには群馬産や栃木産に千葉産が店頭に並んだので、今年もしっかり楽しませてもらった。去年は若竹に凝りまくったが、今年はもう一種類、あれが食べたいというメニューがあった。本命以前に、筍入りの肉味噌も、筍入りの水餃子も、麻婆筍も、
筍のチーズマヨ焼きも楽しんだが、それはともかく。
あれを作るには、必須の材料があるのだが、この地ではあまり店頭に並んでいるのは見かけない。私が育った地では、店頭に並ぶどころか庭に雑草としてさんざん生えてきたものなのに。仕方ない。
買っちゃった(^^;
とはいえ、この写真だけで解る人はいるのだろうか(^^; いつかはこれでおひたしにするぐらいの収穫を得たいところであるが、残念ながら、今年時点では、おひたし以前にこれだけで目的のあれを作るにもちと足りない。ネットでレシピを確認するに、ほうれん草で水増しするという方法があったので、、、ほうれん草がなかったので癖のない青い物と言うことで青梗菜を採用。レンジで軽く火を通しておく。
非常に適当な加熱ではある 関西では雑草の例の奴の葉っぱを10数枚むしりとって包丁で細かく刻んでおく。青梗菜の葉っぱも細かく刻んでおき、すり鉢に白ごま大匙1程をすりつぶし、葉っぱ類を入れてすりつぶし、麹味噌大匙1をすりつぶしながら混ぜて、みりん大匙1強でのばす。そして、筍を適当に切って和えてできあがり
白味噌じゃないし、青味が少ないかと危惧したけどちゃんと緑色 そうそうこれこれ、と思いながら、懐かしい美味を堪能したのであった^^
そしてある週のこと、節の間が広くて緑色がついた長い筍が店頭に並んでいた。もちろん、私はそれは避けて、ずんぐりした重い筍を選んで買って食べたのだが、さらにその次の週ぐらいからか、店頭に筍が並ばなくなった。
そういえば雨がちになったし、今年の春もそろそろ…ということなのだろう。
参考;
『
木の芽味噌の作り方@味噌のレシピ集(百川味噌)』
『
素食な生活:木の芽みそ』
『
筍木の芽和え』
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1パックを生食で、1パックを加工用に買ってもお財布と無駄に贅沢した感に心が痛まない
(笑)値段だと、不揃いな小粒のイチゴが手に入るのだが、直径2センチ前後程度だろうか。このイチゴで、最初は
kanakaさんレシピに従って、さっと煮てみた。すると。私に味覚には、もんのすごく甘かった(^^;
kanakaさんレシピだと、砂糖の量はイチゴの三分の二。普通に考えてもかなり多い目な気もする。そこで何度か試した。砂糖をイチゴの四分の一まで減らすと、甘すぎるのが苦手な私にとってすら、甘みがあからさまに少なくなってしまう。結局、私にとっては砂糖はイチゴの三分の一が口に合うと言うことで落ち着いた。
イチゴを投入した直後 明らかに金属製の行平で酸味の強い果物を煮ている光景というのは、ある意味インパクトがあるかもしれない(^^;
でも、この行平はチタン製。酸には強い。琺瑯鍋はもっていないし、実家で琺瑯鍋を使っていても、直ぐにぶつけて琺瑯が禿、琺瑯鍋を使っている意味が無くなった事例が多々発生した。今年はイチゴを煮るぞ
(笑)と思いついた時、だから新たに琺瑯鍋を買う選択肢はそもそも考えず、ある鍋でどれを使おうか考えたのだが、さっと煮たいイチゴで蓄熱機能が売りのセラミックス鍋より、熱しやすく冷めやすいチタン鍋がベターかなという発想である。
水分は、kanakaさんレシピの通りでイチゴの三分の一。うち半分を、わざわざこの目的に買い込んだ白ワインを使ってみたのだが、正直に白状すると、白ワインを使った時と水のみで煮た時の、香りの違いは解らなかった。わたし個人としては、何度か試した後半で採用した、火を止める前に大匙1のラム酒投入の方が気に入っている。イチゴそのものの香りの邪魔をさせないことを考えると、香りをどう加えるかは難しくはある。なお、もう少し、最初に入れる水分を少なくしてもいいような気がしたのだが、今年は検討が間に合わなかった。来年の課題
(笑)としよう。
イチゴミルク 甘い物は結構食べる癖に、甘すぎると不満を表明する文句たれ的には、砂糖の量はイチゴの三分の一と2010年は結論を下したのだが、この量の場合、煮た直後あるいはそれが冷めた直後だと、煮上がったイチゴそのものは結構酸っぱい。シロップごと大きな瓶に入れて、そのまま二日程冷やすとちょうど良くイチゴも甘くなる。そして、その後1週間ぐらいで食べきる方が、味は落ちないようだった。
そして春と言えばこれも。
たけねこ 早い時期には、長崎産や福岡産、のちには群馬産や栃木産に千葉産が店頭に並んだので、今年もしっかり楽しませてもらった。去年は若竹に凝りまくったが、今年はもう一種類、あれが食べたいというメニューがあった。本命以前に、筍入りの肉味噌も、筍入りの水餃子も、麻婆筍も、
筍のチーズマヨ焼きも楽しんだが、それはともかく。
あれを作るには、必須の材料があるのだが、この地ではあまり店頭に並んでいるのは見かけない。私が育った地では、店頭に並ぶどころか庭に雑草としてさんざん生えてきたものなのに。仕方ない。
買っちゃった(^^;
とはいえ、この写真だけで解る人はいるのだろうか(^^; いつかはこれでおひたしにするぐらいの収穫を得たいところであるが、残念ながら、今年時点では、おひたし以前にこれだけで目的のあれを作るにもちと足りない。ネットでレシピを確認するに、ほうれん草で水増しするという方法があったので、、、ほうれん草がなかったので癖のない青い物と言うことで青梗菜を採用。レンジで軽く火を通しておく。
非常に適当な加熱ではある 関西では雑草の例の奴の葉っぱを10数枚むしりとって包丁で細かく刻んでおく。青梗菜の葉っぱも細かく刻んでおき、すり鉢に白ごま大匙1程をすりつぶし、葉っぱ類を入れてすりつぶし、麹味噌大匙1をすりつぶしながら混ぜて、みりん大匙1強でのばす。そして、筍を適当に切って和えてできあがり
白味噌じゃないし、青味が少ないかと危惧したけどちゃんと緑色 そうそうこれこれ、と思いながら、懐かしい美味を堪能したのであった^^
そしてある週のこと、節の間が広くて緑色がついた長い筍が店頭に並んでいた。もちろん、私はそれは避けて、ずんぐりした重い筍を選んで買って食べたのだが、さらにその次の週ぐらいからか、店頭に筍が並ばなくなった。
そういえば雨がちになったし、今年の春もそろそろ…ということなのだろう。
参考;
『
木の芽味噌の作り方@味噌のレシピ集(百川味噌)』
『
素食な生活:木の芽みそ』
『
筍木の芽和え』
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No. 6996
我が家では、祖母の植木鉢の一つに生えていましたので
雑草の扱いではなかったみたいです。
No. 6998
所かまわず、これとかタラの木が生えてきまして。一般にはありがたがられる山菜でもあったりする訳ですが、奴らトゲが生えてるし、結構根が張ってるしで、生えて欲しくない場所に生えてくると、やっかいな雑草扱いになってしまったのです(^^;
No. 7008
雑草という名前の草は無い
No. 7011
>御名御璽さま
誰も
名も無き雑草とは書いていませんよ。名のある雑草です。ちなみに、近所のスーパーで「青物」としか書いてない菜っ葉が売ってたんですが、名も無き野菜は扱いに困りました。安かったから買ったんですが。
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