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「国際女性の日」って? 

 三月初めの数日間に国連方面で何かやっているという情報は、どこかの報道か何かでちらっとみた記憶はあった。それがあるきっかけ(後述)で、はっきり意識することになった。こんな「日」があるなんて、そういえば聞いたことがあるような、でもはっきり意識したことはなかったような、なのだが。

国連では1975年より3月8日を「国際女性の日」と定め、女性たちが、平等、安全、開発、組織への参加のための努力により、どこまで可能性を広げてきたかを確認すると同時に、今後のさらなる前進に向けて話し合う場として設けられた記念日としてきました。毎年、日本でも「国際女性の日」を記念したイベントが開催され、専門家による講演や幅広いディスカッションを通じて、一般の方々にも女性を取り巻くテーマについて考えていく機会を提供しています。


 …うーむ。そういう話だったのか。

国連には国際デーとか国際ウイークなど、国連の記念すべき日が1年間に100日くらいあります。その中で、3月8日の「国際女性の日」と10月24日の「国連デー」は最も大切な日で、世界中の国連の機関が、それぞれの国でさまざまなイベント、記念行事を開催しているのです。

「世界人権デー」や「国際障害者デー」などは、特定の方を対象にしているわけですが、3月8日の国際デーは女性を対象にしており、おおざっぱに言えば世界 人口の約半数が対象ということになります。また、この課題は男性にも関わる問題でもありますから、そういう意味でもすごく大きな運動になるのです。

「国際女性の日」の歴史をひもときますと、19世紀の産業革命にさかのぼります。アメリカのニューヨークで過酷な労働を強いられていた女性たちが、自分たちの待遇改善と低賃金に抗議して行動を起こしたのが1857年3月8日だったのです。
http://www.un.org/cyberschoolbus/days/women/how.asp
1975年、国連がその年を国際女性年と決めました。初めて国連が女性のエンパワーメントや差別を考えるきっかけとなった年であったのですが、その会議の開かれたメキシコシティーで「国際女性の日」が宣言されたのです。


FEM-NEWSさんによると2010年の今年は(起点がいつになるか今ひとつ解らないながら)100周年になるそうで、とりわけにぎやかにやっているらしい。
 

国連は3月8日を「国際女性の日」と定め、女性たちが平等、安全、開発、組織への参加のための努力により、どこまで可能性を広げてきたかを確認すると同時に、今後のさらなる前進に向けて話し合う場として設けられた記念日としています。

 今年は1995年に北京で開催された第4回世界女性会議から15年目にあたる節目の年です(北京プラス+15)。3月1-12日にはニューヨークの国連本部で検討会合が行われ、ジェンダーの平等と女性のエンパワーメントの促進について15年間の進捗状況を確認するとともに、課題の克服に向けた話し合いが予定されています。


 ということは、ジェンダーギャップ指数ランキングでは、2005年は58カ国中38位;2006年は115ヶ国中79位;2007年は128ヶ国中91位;2008年は130ヶ国中98位;2009年に134ヶ国中75位と2009年に下げ止まったものの低空飛行を続けていたり、ジェンダー・エンパワーメント指数ランキングだっては108カ国中58位だったり、女性差別撤廃委員会第44回会期では総括所見としてとてもたくさんの指摘を受けていたりする日本では克服すべき課題が多かろうと思われ、活発に話し合われて、その結果が国民に広く周知徹底されるはずであろう。

 なんでも、アメリカではクリントン国務長官が積極的に賛同しているとか、 アフガニスタン・ジャララバード市の「子ども図書館」で、同日に「国際女性の日」を祝う行事を開催とか、フランス大使館では「女性による創作と創作における女性を称えるため、『Femmes@Tokyo/ファム@トウキョウ』(ファムはフランス語で女性の意)を日本経済新聞社と共催」でイベントにはカトリーヌ・ドヌーブ氏も参加するとか、 イランでは「連帯を求める:イランの自由とジェンダー平等」という団体が平等を求めるキャンペーンをするとか、ロシアでは国際女性の日である3月8日に「男性が大切な女性に花束やプレゼントを贈るのが習慣となっている」ので生花店が大忙しとかで、世界各地で活発に「国際女性の日」にちなんだ動きがあるらしい。

 ちなみに、私がこのトピックに気づいたのは、「慰安婦」関係の韓国報道をみていたら引っかかってきたのであった。韓国各地でも活発にイベントが行われているようで報道も活発であり、ハングルでは"세계 여성의 날"(世界女性の日)を1日以内のニュースで検索すると7日16時現在、170件あまりのヒットがある。和訳版では「‘世界女性の日’控え行事多彩」等。

 さて、前述した世界各地の「国際女性の日」関連の動きのうち、フランスとしてあげたのは開催地は東京ではある訳だが、日本ではどのような動きがあるかを見ておくと。

 福島・内閣府特命担当大臣(男女共同参画)が談話を発表していた。

国際女性の日、おめでとうございます。
3月8日は、「国際女性の日」であり、国連をはじめ、世界各国でこの日を祝う行事が行われています。本年は、1975年に国連が「国際女性の日」と定めてから35年、そして、1910年に提唱されてから100年という節目の年を迎えます。
この100年の間、我が国で、そして世界で、社会のあらゆる分野で、女性の地位は大きく向上しました。国連婦人の地位委員会の設置(1946年)、 そして、1975年を国際婦人年とし、メキシコで第1回世界女性会議が開催されたことを契機として、世界各国で取組が急速に進みました。1979年には、 「世界女性の憲法」とも言われる女性差別撤廃条約が採択され、1995年の北京行動綱領策定など、男女平等を進める国際的な規範が確立されてきました。
こうした国際的な動きに合わせ、我が国においても、男女平等と女性の地位向上に向けた取組が進められてきました。
(中略)

一方で、我が国においては、固定的性別役割分担意識の解消、意思決定過程における女性の登用、女性の労働条件、女性の貧困、女性に対する暴力など、まだまだ取り組むべき課題が多く残されており、男女共同参画社会の実現は道半ばです。
現在、第3次男女共同参画基本計画を本年中に策定するべく、検討を行っておりますが、なぜ今まで男女共同参画が進まなかったのかについて検証し、実効性のある計画を策定します。
「国際女性の日」100周年に当たり、今後も、より一層女性の人権が尊重され、性差別のない社会を目指して、全力で取り組んでいくことをお誓い申し上げます。
皆さん、一緒に頑張りましょう。


福島大臣メッセージ:「国際女性の日」に寄せて』@男女共同参画局、強調は引用者

 やはり、課題が多いという認識である。

 では、この”国際女性の日”に関し、日本語で、24時間以内のニュース検索をしてみた、7日16時現在のヒット件数。
11件。あれ?

 この中には、ロシアやフランス大使館やアメリカ大使館の報道も含まれている。
日本のジェンダー平等がらみの報道は二件になるようだ「女性の健康」がらみで子宮頸がんの話題が一件

 女性の権利向上と差別撤廃を目指した8日の「国際女性デー」を前に、連合香川女性委員会(井原香奈子委員長)は6日、高松丸亀町壱番街前ドーム広場で、「女性が働き続けられる社会に」などと訴え、女性の人権のシンボルとされるバラを配った。
(中略)
 委員会のメンバーら約20人は、改正育児・介護休業法では育児のための短時間勤務制度を設けるよう会社に義務づけていることなどを説明。買い物客らに「男女ともに仕事と育児の両立ができる環境を目指しましょう」と呼びかけた。


 香川の地方版のようだ。

世界151カ国の国会議員らでつくる列国議会同盟(本部・ジュネーブ)は8日の「国際女性の日」に合わせ、今年1月末現在での世界187カ国議会(下院)における女性議員の割合ランキングをまとめた。
 上位は、(1)ルワンダ(56・3%)(2)スウェーデン(46・4%)(略)。日本(衆院)は11・3%で97位。「小沢ガールズ」の登場で昨年同時期より増えたが、各国平均の18・8%をかなり下回った
 各国平均は1995年の11・3%から、15年間で年0・5ポイントの割合で増加。これは男女に差が出ないようあらかじめ議席比を決めておくクオータ制の効果が大きく、列国議会同盟は「女性進出増加のための唯一の対策だ」としている。

 (略)女性議員の割合が高い今年の上位15カ国のうち、クオータ制を採用していないのは3カ国だけ。

 ルワンダは大虐殺による動乱の後、国連の指導で憲法に「女性議員を全体の30%以上とする」クオータ制を規定。(後略)


 日本におけるジェンダー平等にからんだ「国際女性の日」の報道は、ネットではこの二つぐらいしか見つけられなかった。もちろん、ニュース以外のコンテンツならそれなりにあるのではあるが、関心や興味をもたないと、情報を見ることがない状態であるとはいえそうだ。

 問題を解決するには、まず、その問題を可視化することではないかと思えるのだが、そこまで辿り着いてないというか、とりあえず「無い」事になっているような気が、しきりとしたのだった。
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[ 2010/03/07 16:47 ] ジェンダー関連? | TB(1) | CM(8)

   No. 6842

二日も経って初めて気付きました。
報道されないって怖いですね。「問題は、ない事になっている」。全てにおいてこういう国なので、そもそもスタートラインに立ってすらいないのだと痛感します。
[ 2010/03/10 22:24 ] -[ 編集 ]

   No. 6847

>nanamiさん

 一応、鳩山首相が女性記者にミモザの花束を贈ったとか、福岡市で「国際女性の日」の集会があったとかの報道は、このエントリを書いた後に出ましたので(^^;

とはいえ、

>そもそもスタートラインに立ってすらいないのだと痛感
<
 諦めてるから挑戦する気もなかったガラスの天井が勝手に私のいる場におりてきて、それにぶつかって血だらけ状態な今日この頃の私も、力いっぱい痛感しています。
[ 2010/03/11 19:00 ] fYTKg7yE[ 編集 ]

ジェンダーギャップ指数ランキング   No. 6850

はじめまして。
いつも読ませてもらっています。Obrigada!(ありがとう~)

「国際女性の日」の存在は、ブラジルではじめて知りました。
けっこう広く知られていて、その日は行く先々で男性たちからも
「女性の日、おめでとう!」と祝福・激励されるんですよ。

ところで、ブラジルのジェンダーギャップ指数を調べるのに
原典をあたっていて気づいたのですが、日本は、
リポートの分冊(Rankings/Country Profiles)では75位、
Full Reportでは101位となってました。!!??
見比べてみると唯一の相違点は、
「Country Profiles」>「Economic Participation and Opportunity」
>「Legislators, senior officials, and managers」のデータ部分。
分冊(75位バージョン)の方は数字が優秀すぎるような気がするんですけど、
リポートの誤植??それとも??
英語は得意ではないので、よくわからないのですが・・・。

※上記のデータ部分、Female:Maleが
分冊(75位バージョン)では、46:54
Full Report(101位バージョン)では、10:90 です

[ 2010/03/12 23:23 ] FrWBY6Vs[ 編集 ]

はじめまして   No. 6851

>satomiさん
>日本は、リポートの分冊(Rankings/Country Profiles)では75位、Full Reportでは101位
<
 いらっしゃいませ。
え(^^; 気がついていませんでした。私も後で確認してみます。

 っと、そういえば、そんなに順位上昇しているはずはないという、質問状を出しておられた件は目にしていました。
http://wan.or.jp/modules/report/details.php?bid=59
ここでも「詳細をみてみると、「女性幹部の登用」は6位にランク」がおかしいという話でしたね。えーっと、もしかしますかね? 
報道も軒並み、75位にランクアップとなっていましたが…。

 さらにそういえば、回答が来たという話は、WANに見当たりませんでした(^^;
[ 2010/03/13 18:14 ] fYTKg7yE[ 編集 ]

やっぱり誤植?   No. 6852

碧猫さん、こんばんは。
WANから質問状が出されていたのですか。やっぱり46:54なんて、あまりに現実離れ....。
Full Reportを参照するのが正解だとして、101位だなんてトホホすぎますよねぇ。
ちなみにブラジルは、Full Reportでは81位でした。
[ 2010/03/13 22:39 ] FrWBY6Vs[ 編集 ]

   No. 6854

>satomiさん

 そういえば、私自身も変だなぁとコメントしながらエントリ書いてました。
http://azuryblue.blog72.fc2.com/blog-entry-761.html
はてぶでも、
http://b.hatena.ne.jp/entry/azuryblue.blog72.fc2.com/blog-entry-761.html
「、2008年「女性10:男性90」ー>2009年「女性46:男性54」で順位急上昇。1年であまりにも急に変わっているのが不思議で不思議で。」とか書いてるし(^^;
でも、75位でも十分低いのですけどね。。。

 東アジアはだいたい仲良く低いんですが(南にいってフィリピンなら少し上の方)、ブラジルですら意外に低いんですね。
[ 2010/03/14 14:51 ] fYTKg7yE[ 編集 ]

   No. 6860

碧猫さん、ぼん・ぢーあ(おはようございます)。
ですよねぇ、哀しいかな、だれもが変だなぁと思うこの数字....。

ブラジルはFull Reportによれば、67位(06年)→74位(07年)→73位(08年)→81位(09年)と下降中。政治参画の部分が弱いです。

でも日本ではテレビのニュースなんか見てても、重要な物事を語ったり議論したり決定したりする場面には背広姿の男性しか出てこなくて、それを「あたりまえ」のこととして幼い頃から見続けて育つ女子への、なんというか「可視化されたサブリミナル効果」はおそろしいものだと思うのですが、そういうあからさまな性役割分業はブラジルにはないなあと思います。ブラジルはジェンダー格差よりも社会格差が大きすぎて....。

社会格差といえば、日本でもこのまま格差が拡大したらどうなる、と、ブラジルウォッチャーとしてはとても心配になるのですが。

[ 2010/03/15 10:56 ] FrWBY6Vs[ 編集 ]

   No. 6863

>satomiさん
>重要な物事を語ったり議論したり決定したりする場面には背広姿の男性しか出てこなくて、それを「あたりまえ」のこととして幼い頃から見続けて育つ女子
<
 国連女性差別撤廃委員会から、メディア関連の勧告も受けていたっけ~と思い出しました。

 2008年版のジェンダーギャップ指数エントリにトラバをくださった方が指摘しておいででしたが、経済や健康なんかの項目で男女揃って低い状態だと「ジェンダーギャップ」としては数字にでなかったりもするんですよね…orz それも嫌な話で。

>日本でもこのまま格差が拡大したらどうなる
<
 すでに、育休切りとか、女性の大学生の就活が大変とか、真っ先に崖っぷちになってますしねぇ。
[ 2010/03/15 18:34 ] fYTKg7yE[ 編集 ]

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おととい3月8日は「国際女性の日 International Women's Day」。 今年は100周年。 2日遅れではあるけれど、記念して書いてみる。 昨年の3月8日に書いたものはこちら ●国際女性デーの贈りもの http://hyakuishou.exblog.jp/10516702/ リオデジャネイロのシダ
[2010/03/12 23:25] URL 百一姓blog












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