2日連続で池田整治一等陸佐に言及するのも、まるでファンみたいなので
(注;実際ファンではないのか?という質問は却下)いかがなものかと思いつつ、これはちょっとお持ち帰りしてメモしておきたいような話を見つけたので仕方ない。
ついつい、池田整治・小平学校人事教育部長と比べてみたくなる、
田母神俊雄・元航空幕僚長がアパグループ第一回「真の近現代史観」懸賞論文に応募した際、自衛隊内規への抵触が問題視された。
政府は、公務員が懸賞論文に応募することは、上司に事前報告があれば「問題ない」との立場だ。
だが、田母神氏は応募を浜田靖一防衛相らに事前に報告していなかった。
自衛隊員は論文を外部に発表する際、文書で届け出るよう内規で義務付けられているが、空幕庶務室は前空幕長が報告しているかを確認していなかった。
一方では、報告していたという擁護
(?)もあるようだが。。。
これに先立つ民主党の外務防衛部門会議では、田母神氏が事前に防衛省官房長に論文応募を口頭で伝えていたのに、特別な対応を取らなかったことを問題視。
口頭であるようだ。しかも、
○藤田幸久君 (略) 官房長にお伺いしたいと思いますが、官房長は、この田母神さん本人から、懸賞論文に応募したという話を雑談の中で口頭で聞いたことがあるというふうにおっしゃっておられますけれども、その口頭で聞いた後に、当然ながら、事前通告をなぜ要請しなかったのかということについてお伺いしたいと思います。
○政府参考人(中江公人君) お尋ねの件についてでございますが、時期、場所等はよく覚えておりませんが、役所の外であったような気もいたしますけれども、田母神前空幕長と雑談の中で、今委員御指摘のように、当該懸賞論文の応募について言及があったと記憶しております。ただ、その際、論文のテーマですとか内容についての言及はなかったというふうに記憶をいたしております。
…これでは、「口頭で報告した」と表現するのも微妙な状態であったようだ。そもそも、報告してなかったら「文民統制」も出来ようがない、と、この件を目にしてがっくり来た人も多かったはずだ。
さて、この点、新たなる自衛隊の注目株、一等陸佐にして小平学校人事教育部長である
池田整治氏は違うようである。池田氏は『「船井幸雄.com」を管理している船井本社の藤原に来たメール』で、著書「
マインドコントロール 日本人を騙し続ける支配者の真実」の発行に関し、こう述べていたという。
まず、現役自衛官の著述に関しては、まったく問題ありません。
自衛官こそ、あらゆる勉強をしなくてはならなく、著述はもっとも効果的に勉強できると思います。
ただし、規定により、職務に関することの部外への発表に関しては上司への報告が決められております。
私の本も、現行の時点で、上司に報告、了承を得ております。
また広報サイドでも、陸幕広報にコピーを送付し、「全く問題ない」との見解も得ております。
この池田氏のメールに、船井氏はこう述べる。
私は自衛隊の広報も「全く問題ない」と、言ったということに感動しました。
これは世の中が変りつつあると言えそうです。真実が公開できるようになった‥‥ということです。
とはいえ、それにふみきられた池田さんの決意に感動したのです。
…
目次を見るだけで目が泳ぐ、かの「マインドコントロール 日本人を騙し続ける支配者の真実」の発行に関し、恐らくは文書で届け出たのであろうし、ましてやコピーを広報部に送付して、なおかつ、船井氏が感動するほどの「全く問題ない」の見解が、自衛隊広報から出たという
(と、少なくともご本人が公言している)。
…日本の防衛は、本当に大丈夫なんだろうか?
ああいった見解を、教育にたずさわる現役自衛官が公表するのは、多分、あまりたくさんの人に知られない方がいいと思うのだが。日本以外の国の、外交官や政治家や軍事専門家の目にだって触れる可能性はあるのに。
参考;
「
自衛官の人材は幅広く奥深い、ようだ」(2010/01/18)
「
小平学校で幹部養成にたずさわる現役一等陸佐によるSPA!記事、背景の収集」(2010/01/20)
「
現役一等陸佐による著書「マインドコントロール」の反響、いろいろ」(2010/02/07)
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自衛隊員は論文を外部に発表する際、文書で届け出るよう内規で義務付けられているが、空幕庶務室は前空幕長が報告しているかを確認していなかった。
一方では、報告していたという擁護
(?)もあるようだが。。。
これに先立つ民主党の外務防衛部門会議では、田母神氏が事前に防衛省官房長に論文応募を口頭で伝えていたのに、特別な対応を取らなかったことを問題視。
口頭であるようだ。しかも、
○藤田幸久君 (略) 官房長にお伺いしたいと思いますが、官房長は、この田母神さん本人から、懸賞論文に応募したという話を雑談の中で口頭で聞いたことがあるというふうにおっしゃっておられますけれども、その口頭で聞いた後に、当然ながら、事前通告をなぜ要請しなかったのかということについてお伺いしたいと思います。
○政府参考人(中江公人君) お尋ねの件についてでございますが、時期、場所等はよく覚えておりませんが、役所の外であったような気もいたしますけれども、田母神前空幕長と雑談の中で、今委員御指摘のように、当該懸賞論文の応募について言及があったと記憶しております。ただ、その際、論文のテーマですとか内容についての言及はなかったというふうに記憶をいたしております。
…これでは、「口頭で報告した」と表現するのも微妙な状態であったようだ。そもそも、報告してなかったら「文民統制」も出来ようがない、と、この件を目にしてがっくり来た人も多かったはずだ。
さて、この点、新たなる自衛隊の注目株、一等陸佐にして小平学校人事教育部長である
池田整治氏は違うようである。池田氏は『「船井幸雄.com」を管理している船井本社の藤原に来たメール』で、著書「
マインドコントロール 日本人を騙し続ける支配者の真実」の発行に関し、こう述べていたという。
まず、現役自衛官の著述に関しては、まったく問題ありません。
自衛官こそ、あらゆる勉強をしなくてはならなく、著述はもっとも効果的に勉強できると思います。
ただし、規定により、職務に関することの部外への発表に関しては上司への報告が決められております。
私の本も、現行の時点で、上司に報告、了承を得ております。
また広報サイドでも、陸幕広報にコピーを送付し、「全く問題ない」との見解も得ております。
この池田氏のメールに、船井氏はこう述べる。
私は自衛隊の広報も「全く問題ない」と、言ったということに感動しました。
これは世の中が変りつつあると言えそうです。真実が公開できるようになった‥‥ということです。
とはいえ、それにふみきられた池田さんの決意に感動したのです。
…
目次を見るだけで目が泳ぐ、かの「マインドコントロール 日本人を騙し続ける支配者の真実」の発行に関し、恐らくは文書で届け出たのであろうし、ましてやコピーを広報部に送付して、なおかつ、船井氏が感動するほどの「全く問題ない」の見解が、自衛隊広報から出たという
(と、少なくともご本人が公言している)。
…日本の防衛は、本当に大丈夫なんだろうか?
ああいった見解を、教育にたずさわる現役自衛官が公表するのは、多分、あまりたくさんの人に知られない方がいいと思うのだが。日本以外の国の、外交官や政治家や軍事専門家の目にだって触れる可能性はあるのに。
参考;
「
自衛官の人材は幅広く奥深い、ようだ」(2010/01/18)
「
小平学校で幹部養成にたずさわる現役一等陸佐によるSPA!記事、背景の収集」(2010/01/20)
「
現役一等陸佐による著書「マインドコントロール」の反響、いろいろ」(2010/02/07)
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No. 6796
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No. 6800
>2010/02/09 12:42 No. 6796のコメント提供者様
システム的なものですからお気になさらず。通って無くてお知らせしておきたい時は、コメント欄にてお知らせさせていただきますし。
どうぞお大事に。
No. 6801
「カップ麺200食を一気に食べると即死する」
これが一番面白そうです。
カップ麺の代名詞とも言える(?)カップヌードルのレギュラーサイズが77g(乾燥重量かな、これ)。200食だと15400g=15.4kgになります。そりゃ一気に食べればふつう死ぬでしょう。
中には、
「戦争でさえ広告代理店が荒稼ぎしようとする」
「歴史を読む上で欠かせない「人口」という尺度」
など、まぁそりゃそのとおりだろうが、と思えるものもあるんですが。
No. 6802
書き写した船井氏のタイポだったらどうしようと密かにドキドキしていたんですが、まぁ、コピペした私のタイポじゃないし(^^; >カップ麺200食を一気
はてなブクマでも大うけでしたよ^^
http://b.hatena.ne.jp/entry/azuryblue.blog72.fc2.com/blog-entry-802.html
一応、池田氏の趣旨としては、「カップ麺200食」分の食品添加物を一気に摂取すると云々という趣旨だと思われますが、その量だとカップ麺そのものでなくor食品添加物でなくとも、死ねるんじゃないかとは思われますけどね。
こちらでも指摘のあるとおり、ナトリウムだけでも。
http://b.hatena.ne.jp/entry/b.hatena.ne.jp/entry/azuryblue.blog72.fc2.com/blog-entry-802.html No. 7073
不安です。
http://d.hatena.ne.jp/Sunny_Side/20100708/1278592250 No. 7074
>通りすがりさん
ご教授ありがとうございます。見落としていました。…不安がつのりますね。
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軍事優先思考の人は、壊れて散らかったおもちゃの後片付けをしない子どものようなもの。
前の記事、「軍事的手段と非軍事的手段」は、非軍事的手段は軍事的手段よりも優先されなければならない、という趣旨で書きました。
しか...
[2010/02/27 21:47]
URL
村野瀬玲奈の秘書課広報室
軍隊の「存在の是非」と「本来あるべき姿」と「逸脱した現実の姿」と、それらをめぐる論議についてのメモ
国際紛争を解決する手段としての戦争の放棄を規定した憲法九条を肯定する価値観が今も多くの日本人の心の中に残っています。一方、それ...
[2010/03/06 23:57]
URL
村野瀬玲奈の秘書課広報室