スポンサーサイト 

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
[ --/--/-- --:-- ] スポンサー広告 | トラックバック(-) | コメント(-)

選択的夫婦別姓制度に関する意見書 

 先だって、14日に千葉県船橋市が採択した「従軍慰安婦問題解決に関する意見書」をお持ち帰りしたエントリを上げたが、同じ時に、千葉県船橋市は、選択的夫婦別姓制度に関する意見書を採択していた。こんな意見書である。

発議案第9号 選択的夫婦別姓制度の早期導入に関する意見書 | 可決 | 可=公共し民

(提出者)藤川浩子

(賛成者)上林謙二郎、佐藤重雄、まきけいこ、斉藤誠

……………………………………………………

 夫婦の姓に関しては、家制度を婚姻により強化するための民法改正が明治時代に行われたが、戦後は家制度が廃止され、婚姻は両性当事者の合意となった。しかし、婚姻を家同士の結びつきとする考え方は残り、また高度経済成長期には、「夫は仕事、妻は家事育児」という性別役割分業の促進が、年金制度などの政策として実施された。その結果、厚生労働省の調査でも、婚姻時に女性が改姓する割合は98%となっており、両性の平等や女性の自由な意思決定の尊重とはかけ離れたものとなっている。

 選択的夫婦別姓制度案は1990年代より国会において何度となく審議を繰り返しており、平成8年(1996年)には、法制審議会が選択的夫婦別姓制度を含む民法の一部を改正する法律案要綱を答申し、さらに、平成11年(1999年)に成立した男女共同参画社会基本法では、夫婦別姓制度はその中心的政策課題とされている。

 同制度は、婚姻時の姓の選択肢をふやし、長期的には社会の偏見を緩和し、男女共同参画社会基本法の理念を促進することにもつながる。

 また、「別姓家庭は、家庭崩壊を促進する」とする考えも根強いが、同制度へ移行した欧米などの国々でも、そのような社会現象についての報告は見当たらない。

 よって、政府においては、婚姻時の改姓における平等性を促進するために、選択的夫婦別姓制度を早期に導入するよう、強く要望する。

 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。

(提出先)内閣総理大臣、法務大臣

 当方でエントリにあげているとおり、地方自治体によって、女性差別撤廃条約選択議定書批准を求める意見書も続々と採択されている。だから楽観していたのだが、 はてなブックマーク経由で知った大野ひろみ・千葉県議のブログ記事によって、私の楽観は甘かったことを知った。

 2009年12月26日付「選択的夫婦別姓を巡る低劣な意見書
当の意見書は12月22日付で採択されて、千葉県議会ホームページで公開されているのでお持ち帰りさせていただこう。


 民主党を中心とした新政府は、選択的夫婦別姓の実現のために民法を改正する法案を次期通常国会にも提出しようとする動きがある。
 選択的夫婦別姓は民主党の党是と言えるもので、衆院選マニフェストのもととなった民主党政策集「INDEX2009」に、「選択的夫婦別姓の早期実現」が掲げられている。
 フリードリヒ・エングルスは、1884年に著した「家族・私有財産制度・国家の起源」の中で、〝資本主義社会を崩壊させ、社会主義国家を実現するための最も有効な手段として、社会生活の最小単位である「家族」を崩壊させ、私有財産制度を消滅させる〟としている。
 民主党中心の政府は、「夫婦別姓、子供も別姓」となる選択的夫婦別姓制度導入により、家庭崩壊が叫ばれて久しい日本社会の家族に、とどめの一撃を加えようとしている。「夫婦も別姓、子供も別姓」社会は、まさしく「国親思想」、「子供は国家のもの」とする社会主義・全体主義国家である。「子供は国家のもの」とする社会主義・全体主義国家の発現の典型例が、ポルポト政権下のカンボジアで行われた大量虐殺である。国家が子供に親殺しを命じた結果が、あの大量虐殺であった。
 我が国は、個人主義の行き過ぎによる弊害を避け、共同体の中でそれぞれの役割を持ち分け、その上で個人を尊重するという社会風土を培ってきた。これは、家族、地域共同体、国家、ひいては地域共同体の構成員たる人間に必要な信念であり、人類共存の途を拓くものである。
 よって、国会及び政府においては、本来極めて特定の勢力による主張に、ただ形だけ安易に同調することなく、人類、地域、国家の成り立ちを十分に考察し、選択的夫婦別姓のための民法の改正を行わないよう、強く要望する。

  以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。

【提出先】衆議院議長 参議院議長 内閣総理大臣 副総理・国家戦略担当大臣 法務大臣

 ブクマでさんざんつっこみが入っているが、はてなブクマを見ていない人が見落としては気の毒だとか、妙な義務感に駆られてしまうシロモノである。ぽかーんとして、ここで再度わざわざ言葉にしてつっこみが必要なのかと凍結してしまうレベルなんだが、、、採択されてしまったらしい。「本来極めて特定の勢力による主張」なんだそうである。
 提出は自民党だとか。

世界の主流である選択的夫婦別姓の国、例えば韓国で親殺しが多発しているのか?

ボルボト政権下の大虐殺が夫婦別姓から起こったなど、どこをどうねじくれば出てくる話だろう。

と、大野県議もお怒りだが、、、しかし、ポルポト政権まで飛んでしまうとはずいぶん勢いよく飛んだものだ。なお、

蛇足ではあるが、この下劣きわまる意見書が攻撃している当の民主党からは何の声も出なかったのはなんたることか。一生懸命質疑をし、反対討論をしたのは、共産党と市民ネット・社民・無所属だ。

だそうであった。やっぱ民主党だねとか、訳の解らない感慨を持ってしまった。採択されてしまったとはいえ、お疲れ様でした、大野県議はじめ反対討論した県議の皆様。

 さて、地方自治体からの意見書は、私は「慰安婦」問題解決を求める意見書を主に採択情報を集めているが、たとえば外国人参政権導入に反対する意見書なども採択されているとの情報は目にしていた。だから、油断のならないものであるとの認識は一応もっていたのだが、他で選択的夫婦別姓に関する意見書がどうなっているのかを探してみたところ、こんなのも見つけた。


 結婚後も夫婦がそれぞれ結婚前の姓を称することを認める選択的夫婦別姓制度を導入する民法改正案が、来年の通常国会に提出される動きがあるとの報道がなされている。
 私たちの家庭・家族は古来より祖先と子孫は一つの血と命で繋がり、そして夫婦は一心同体、子は宝という心情の絆で結ばれ、家庭・家族の生活を営んできた。このことは日本の歴史と文化を貫く根幹であり生活すべての基準であると言える。また、夫婦は親子の絆を最も大切にする道徳的存在であり、国家社会の基礎的単位である家庭は家族の一体感を高め、同時に社会的に夫婦親子であることを公に示す役割を持つものである。
 しかしながら、夫婦別姓制の導入により、夫婦間に生まれた複数の子供の姓について、父親又は母親のいずれかの姓を選択できるようにした場合、親子兄弟が異なる姓を名乗ることになり、家族の一体感が損なわれるおそれがある。世界の大多数の国で維持されているファミリー・ネームというものがなくなり、他人が見て誰が家族なのか分からないという不都合が生じるとともに、戸籍や住民票の記載も紛らわしいものとなり、行政現場での混乱も来たしかねない。
 また、子供が姓を選択する制度又はどちらかの姓に統一する制度になった場合でも、子供の姓が親の姓と異なる状況を生み出してしまう。親子を巡る様々な痛ましい事件が報じられ、家庭崩壊の危機が叫ばれる中、選択的夫婦別姓制の導入は、家族の一体感や絆を損ね、その崩壊を加速助長するものである。
 夫婦別姓のため、私たちの家庭・家族が根底から覆され「家族の維持」より「個人の利便」が優先する利己一辺倒の社会となれば、祖先より子孫へという繋がりを大切にする精神的伝統は断絶し、高齢者の介護や親族間の扶養義務の思いも薄まり、民族の伝統文化は急速に変質することが憂慮される。
 日本の伝統文化を守り、国の繁栄と平和な生活と共栄を願う立場から、国においては、「夫婦・親子同姓」制を堅持するため、選択的夫婦別姓法案につき慎重に対応することを強く要望する。
 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。

  平成21年12月22日
埼玉県議会議長 奥ノ木信夫

 衆議院議長
 参議院議長           様
 内閣総理大臣
 法務大臣

 埼玉県………orz

 ポルポトレベルでこそ無いが、「古来より祖先と子孫は一つの血と命で繋がり、そして夫婦は一心同体」「このことは日本の歴史と文化を貫く根幹であり生活すべての基準」「夫婦は親子の絆を最も大切にする道徳的存在」「国家社会の基礎的単位である家庭」って、大日本帝国かと見まがってしまうのは私だけだろうか…orz
 埼玉県議会的には、国家なり社会なりの基礎的単位は、個人じゃないらしい…orz
スポンサーサイト
[ 2009/12/28 19:22 ] ジェンダー関連? | TB(2) | CM(10)

   No. 6741

埼玉県は上田県知事(元民主党代議士)が「従軍慰安婦の強制連行はなかった」と言ったり、統一協会に祝電を打ったりするような方ですからね。
ああ、埼玉県民であることが恥ずかしい。
県民として認めたくないですが、埼玉県はぶっちゃけ民度が低いのですよ。
日テレの報道番組で税金で観光旅行(しかも売春観光)してたことがばらされた人間が県議で再選されるようなところですからね。

参考「埼玉県議会議員公費買春事件」(ウィキペディア)
[ 2009/12/28 20:34 ] -[ 編集 ]

うーむ…   No. 6742

埼玉県の意見書は請願書に寄るモノらしいが…

※私学教育振興のため、公費補助のさらなる充実を求める請願
※選択的夫婦別姓法案提出の慎重な対応を求める意見書採択を要望する請願書
※外国人地方参政権付与法案提出の慎重な対応を求める意見書採択を要望する請願書
※改正国籍法に基づく国籍取得に関する厳格な審査・条件の適応について国への意見書の提出を求める請願

http://www.pref.saitama.lg.jp/s-gikai/gaiyou/h2112/2112_6.html

もう改正国籍法の一件は、ツッコミしか出てこない。

戻すと。
※古来より祖先と子孫は一つの血と命で繋がり
→家名存続のために養子を迎えることは多々ありまして…
(上杉鷹山は上杉家から見ればとんでもなく遠い親戚になりますし、尾張徳川家の家系図は複雑怪奇の極みで、一つじゃすまない血のつながりが)

※民族の伝統文化
→明治9年の太政官指令で夫婦別氏が制定された。しかし、明治31年に(別氏が定着せず)民法で夫婦同氏に
→伝統文化というには強引。
http://d.hatena.ne.jp/tonmanaangler/20090910/1252567027

と、大きくツッコミが可能なんですけど、どうしたものか。
[ 2009/12/28 20:36 ] 7WgtulnI[ 編集 ]

orz   No. 6743

この手の反対意見は、もう、うんざりですorz

私と夫とは、名乗る姓は違うけどラブラブ夫婦だし
私と兄とは、戸籍上の姓は違うけど仲良しきょうだいなんですけどね!(怒)
[ 2009/12/28 20:38 ] Ol1eGJ4Y[ 編集 ]

   No. 6744

上の方は「反対してる人たちはこんな人たちです」っていう逆宣伝に利用されそうな代物だし、下の方は典型的な明治以前は伝統じゃないって奴ですね。

あと現在も姓の無い人がいるんですけどその人たちの家庭はどうなのかな?
こういうこと言うと"政治利用"とか言われるんでしょうか?
[ 2009/12/28 23:54 ] yI1lte1k[ 編集 ]

記事本旨から飛躍してしまいますが、   No. 6745

家庭崩壊が叫ばれて久しい・・・との事ですが、家庭だけに限らず共同体(または組織)の「危機」は、役割分担のいき過ぎによるものと考えるのが自然だと思いますが。
各反対論は、力が入りすぎでしょう(はっきり言って強引)。

さて、急速な少子高齢化や、主としてそれに伴う地域の機能不全の側面から考えると、今後、各個人の帰属を家庭から、少しだけ・かつ緩やかながら地域コミュニテイに振る必要性があるのでは?と思ってます(共存)。
私有財産制度についても、小規模ながら一部地域共有に移行するのではないかと。(具体的には地域インフラの共有と共同管理。)
夫婦別姓は(実は私は制度をあまり良く判っていないのですが・・・)これについて何ら障害になるものではなく、むしろ通過点であるような気がします。

いずれにしても別姓って、やってみたら別にどうという事はないんじゃないかなあ。
[ 2009/12/28 23:59 ] -[ 編集 ]

別姓夫婦の子供は国家のもの?   No. 6746

>「子供は国家のもの」とする社会主義・全体主義国家である。
そういえば,子供は国家のものという国がありましたねえ.
子供たちは少国民と呼ばれ,国民学校というところへ行かされました.
[ 2009/12/29 00:17 ] KiD8ElgI[ 編集 ]

kuroneko   No. 6748

前のエントリーをTBしました。
地方議員さんて、「大石りく」だと思っている人が多いんじゃないかな。
[ 2009/12/29 09:28 ] yAA8au1w[ 編集 ]

   No. 6750

>bogus-simotukareさん

 上田県知事、やってましたねー。
http://azuryblue.blog72.fc2.com/blog-entry-206.html
まぁ、「民度」に関しては、あの都知事を選出している(私は一度たりとも投票していませんが)東京都民は、他所様に何も指摘できませんが…orz



>Sunny_Sideさん

 請願による意見書採択は、「慰安婦」問題解決を求める意見書方面もそうなんですが。。。外国人地方参政権に反対方向の意見書もかなり採択されているそうでもあったり。。。
意見書採択の意味を、軽い方向に修正せざるを得なくなりますねぇ。



>さくらさん

 うんざりな反対意見が地方自治体の代表意見的になって、さらにうんざり…orz



>MKMさん
>「反対してる人たちはこんな人たちです」っていう逆宣伝に利用されそうな代物
<
 逆宣伝として機能すればいいけど、と心配するのは、日本社会に対して不信感持ちすぎですかねぇ。。。
この前まで政権与党していた党が、こんなんですよ…。



>札幌運転所隣人さん
>別姓って、やってみたら別にどうという事はないんじゃないかなあ。
<
 そう思うんですけどねぇ。今時点でも、不都合な人は通称使ってるんだから、現状追認したっていいでしょうに。
まぁ、別姓導入が遅れるほど、法律婚制度がなし崩しに崩壊するんじゃないですかねぇ。それもありかも、ですけど。



>三ねんせいさん
>そういえば,子供は国家のものという国がありましたねえ.
<
 ああいう論旨でああいう意見書に賛成する方達の本音は、その国がお好きだったような気がするのですが、邪推ですかねぇ(^^;



>kuronekoさん

 「大石りく」でもいいし、北条政子でも日野富子でも好きな方を選んで良いという法律なのが理解されてない気もします。選択無し別姓強制制度と誤解されてたり。
[ 2009/12/30 13:20 ] fYTKg7yE[ 編集 ]

反対論三種   No. 6755

選択的別姓反対論の「妄想系」「疑似伝統・一体系」「実務系」が出揃った感がありますね。

>他人が見て誰が家族なのか分からないという不都合<

なんで赤の他人に誰が家族なのか分かってもらわにゃならんのか…。
分かってもらいたい時には「夫です」って言えばいいだろうに。
…ってか、同姓というだけで夫婦だとか親子だとか判断されてるのではないから、今だって必要なときは「夫です」と言わないと分からんではないかと


実務面では別姓で面倒になることもありますが、同姓で面倒なこともあります。同姓の面倒さには馴れているのだから、別姓の面倒さに馴れることができず「行政が混乱」なんてワケないです。
[ 2010/01/02 22:23 ] -[ 編集 ]

   No. 6757

>kirikoさん
>「妄想系」「疑似伝統・一体系」「実務系」が出揃った感
<
 だんだん反対論も収束してまとまってきたとか(^^;


>なんで赤の他人に誰が家族なのか分かってもらわにゃならんのか…
<
 まったく。姓を変えたことを告知の必要もあるわけで、どうして自分の婚姻関係を広報して回らないといけないんでしょうねぇ。
改姓時も、改姓する側が面倒な手続をしないといけないわけで。


>「行政が混乱」なんてワケない
<
 具体的にどう混乱するかという話も見かけないように思います。
[ 2010/01/04 17:30 ] fYTKg7yE[ 編集 ]

コメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://azuryblue.blog72.fc2.com/tb.php/790-5f99052c


大石殿のご妻女  夫婦別姓か夫婦同姓か

駅などに貼ってあった番組宣伝のポスターを見て、ネタを思いついたときには、パソコンが壊れていたので、遅ればせの話ですが、「瑤泉院の陰謀」という正月時代劇がありました。テレビ東京(TX)系列です。 http://www.tv-tokyo.co.jp/chushingura/ 主演の瑤泉院(浅野...
[2009/12/29 09:22] URL みんななかよく

選択的夫婦別姓制度への抵抗を憂う

  夫婦別姓選択制の導入を民主党政権の千葉景子法相はぜひやりたいと言っていましたが、与党内の議論は今どうなっているのでしょう。報道...
[2010/03/03 01:23] URL 村野瀬玲奈の秘書課広報室












無料カウンター
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。