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さらに今更、経皮毒 

(11/8 訂正有り)
 

 今や、(私の回遊領域の)ブログ界における名士(迷士?)となった真弓定夫先生が一躍脚光を浴びるようになったのは、私の知る限りでは去年の秋以来だと認識している。『荻上式BLOG』さんの2008-09-24付『ちょwwww食育冊子wwwww』以来、ブームに火が付いた、筈だ。そして私もこれはすごいと見て回っている間に教えてもらった情報で、10月頭に牛乳ネタをエントリにした。以来、まゆみん方面に向けた定点観測を続け、気になった情報にはブックマークを付けていたが、去年の10月ぐらいだったろうか、かの美健ガイド社が「経皮毒」という見慣れない言葉をとりあげた漫画を出したようだった。

 発売の情報を見つつもそのものを読んだわけではなく、それに言及した記事を見かけたのだが。


 見て、どん引きした。そして、「経皮毒」をキーワードに検索して見て回って、さらに頭が痛くなった。これはエントリにしようと情報を集め始めたのだが…………。

 あまりの百花繚乱っぷりというか乱れ咲き状態というか、百鬼夜行と表現した方がいいのかという状態で、エントリにまとめられなかったのだ。


 というのを思い出したのは、先日、どらねこさんの「とらねこ日とらねこ日」にてお子さん達の通うマクロビ保育園の運動会のお土産でその漫画をもらってきたという話を見かけたからだ。…ご愁傷様です。どらねこさんの今更感と闘いながらのエントリを見つつ、ネタ元としてオリジナルが供給されているのをうらやましがる気になれないながら、去年なんだそりゃと思ったネタも出てきてるので、再度、「経皮毒」のネット世界における受け止め方・今現在を、ざっと検索して見てみた。

 …もしかしたら、去年より酷くなっているかもしれないorz 新たに「経皮毒」をとりあげる自然派な方々の参入もあり、なんかさらに凄くなっていた。

 私が去年見かけてどん引きしたのは、こんなエントリだった。

今、私たちの身の回りには考えられないほどの有害物質が増え続けています

これらの物質が体の中に入る経路は3つあります。
1. 食べ物や水を介して口から入る経口吸収ルート
2. 空気を介して吸い込む経鼻吸収ルート
3. 皮膚を通して入り込む経皮吸収ルート          (これを経皮毒といいます

皮膚を通して有毒化学物質が体内に入り込んだ場合、経口・経鼻ルートに比べ、 なかなか体外に排出されにくいのです。
しかも肝臓を経由することが少ないため肝臓の解毒作用を受けにくく、
毒性が残りやすい

また、経皮毒で最も恐ろしいのは経皮毒が他の臓器に比べて生殖器を通じて入る確立が高いことです

そのためこれから生まれてくる子供たちへの配慮が重要になります。(特に若い女性の方要注意です!)
使用される科学物質の中で特に問題なのは
       合成界面活性です。  
合成界面活性剤は、化粧品やシャンプー、洗剤に多く使用されています。


2008年10月09日「経皮毒 - 玄米酵素(ハイゲンキ)販売:八王子創健スタッフブログ」より、強調等は原文を再現した。

こちらは「玄米由来成分を主とした安全性を追求した自然派化粧品」の販売を手がけているそうで、そのお取り扱い製品は安全であるという話になっているようだ。

 物質が体内に入るルートが、経口・経鼻・経皮の三つと断言しているのは、、、まぁ、その三つから物質が体内にはいるのではあるが、この三つだけと断言されるとしたら、座薬さんや舌下錠さんの立場がないと同情を禁じ得ない。経皮吸収は、経口吸収とは違った動態を示し、ある意味、経口吸収よりも効率がいい場合はある。それは、経口の場合は、口腔内では消化酵素を含む唾液と混ざり、胃内ではこれまた消化酵素プラス胃酸に曝され、もちろん腸管内でも消化酵素プラス胆汁に曝される等々があって、素直に体内に入っていかないからだ。消化管で吸収された成分は、まとめて門脈経由で、解毒などを担当する臓器である肝臓に送りこまれる。この辺りを指して「肝臓を経由することが少ないため肝臓の解毒作用を受けにくく」と表現するのかもしれないが、「体外に排出されにくい」とする根拠は不明だ。だいたい、門脈経由で肝臓に入らなくても肝動脈経由で肝臓に入るし、「一般的に肝臓内を流れている血液量は全血液量の25%くらい」なので、解毒作用を受けにくいと言い切る根拠は謎なのだ。まさか、皮膚から吸収された成分が、血流に乗らずに生殖器にはいると主張したい訳でもあるまい。
 しかも、その条件は経鼻ルートだって変わらない。また、排出を担当する腎臓には、同じだけ血は回るだろう。

 そして、他の臓器に比べて生殖器に入る確率が高いと主張しているのだそうな。…たとえ血流に乗っていたとして、肝臓や腎臓が何もして無くて一定量の「経皮毒」が体内を循環しているとしても、入る量は変わらないのじゃなかろーか。と思ったが、まぁ、それはともかく。

 しかし、生殖器といっても、これはいくつかの器官を含めての呼称だ。どれのことだろう?
若い女性の方要注意というからには、これから子供を産む人の話か? なら、卵巣か?
この方面でやたらと出版物を出している様子の稲津教久という人物の著作では「継世代毒性」と題した、胎児毒性か催奇形性か訳の解らない造語をつけたのがあるようだし。
と思ったら、

☆経皮毒からあなたの髪やからだを守りましょう!
(略)
皮膚からの毒素はその90%ほどは排泄されずに身体に蓄積され、やがて様々な影響をおよぼしてくると言われてるからです。(略)

☆子宮に影響を

毛根にある毛乳頭というのは、直接毛細血管につながり、そこから全身にその毒素が回るのに15分とかからないそうです。
肝臓や腎臓にも負担になりますが、特に子宮は毒素が溜まりやすく、最近の朝シャンやヘアダイブームにより、女性の子宮が危機に瀕しています。
(略)

人間は、口から入った毒素はある程度排出することができますが、皮膚から入ったもののほとんどは蓄積されるだけだそうですよ。

(略)

子宮内膜症や子宮筋腫(小学4年生で筋腫の手術の例が出ています)も激増しており、また乳がんなども急増しているそうです。


産婦人科医によると、羊水がかなり濁っていて、時にはシャンプーの匂いがするとか、筋腫の中は毛玉だったとか・・・。

この毛玉は毛母細胞が血管を通じて子宮にいき、そこで育ったために毛玉がどんどんできたりするそうです。

髪と子宮がいかに直結しているかがわかりますよね。


何をどうつっこんでいいやら途方に暮れるぐらい、無茶苦茶書いてあるのだが。なんで、経皮吸収されたシャンプーやらヘアダイ成分が、毛母細胞を子宮まで連れて行くんだろう??? 「経皮毒」関連のテキストは、大抵こんな調子なので、かえってつっこみにくいのだ。でもまぁ一応。

 …もし、本当に何か吸収された有害物質が生殖器にまわるのだとしても、子宮壁に入るなら胎児に影響しないのじゃない?
良かったね。

とか。

 …シャンプーの匂いったって、どの製品も同じ香料で香りづけしてるわけではないのに、なんの匂いか特定せずに「シャンプーの匂い」? 天然香料でも、化合物としては合成香料と同じの香料はわんさかあるんだけど。

とか。

 シャンプー成分だろうがヘアダイ成分だろうが、「濁る」の?(別の説では「泡立つ」といってるのもある)

とか。

 胎盤には関門があるから、母体の血液に入っていても、なんでもかんでも胎児血液にはいるわけじゃないから、もし何かが経皮で吸収されるとしても、「有害化学物質」とくくるのは無理があるんじゃ?


…とかの理屈は、「経皮毒怖い」と思い込んでしまった人には通用しない様な気がするorz

 まだまだつっこみネタがあるのだが、別エントリにあらためるとする。



参考;
経皮毒研究会メンバープロフィール」にあがっていたメンバーは以下の7人だった。

山下玲夜氏 2006年8月に稲津教久氏と経皮毒研究会を設立したという、研究会の代表者。
 ネットで見て回っているうちに、この人が2007年に日本共産党鳥取委員会で講演会を鳥取市内で行ったという講演会要旨を日本共産党鳥取委員会が「経皮毒で講演会」として内容をそのまま紹介している情報を見かけた

稲津教久氏 経皮毒の著作をたくさん出している人。

真弓定夫氏 もはや説明の必要のない人。

磯辺喜成氏 今まで注目してなかった人。
佐藤哲男氏 こちらも、今まで注目してなかった人。
今井奈妙氏 この人も、今まで注目してなかった人だが、現職が三重大学医学部看護学科准教授。「経皮毒」をキーワードに検索していて大学がかかってきたので驚いたら、この人だった。

池川明氏 胎内記憶の人。

おまけの独り言。
児童福祉学会レポートというテキストにも「経皮毒」なんてかいてあるのをみつけてしまった(エントリに入りきらないけど)。共産党で講演会もやっていたらしいし講演会内容をそのまま紹介していたし、なんだかなぁ。ずいぶん、普及しているようだ。



エントリ公開当初、日本共産党鳥取委員会に「経皮毒で講演会」との記事があったのを誤読し、日本共産党鳥取委員会で講演会をしたとする記述をしておりました(打ち消し線部分)。これは、私の早とちりによるものであり、日本共産党鳥取委員会のサイト内にある情報では、鳥取市内で件の講演会があり、日本共産党鳥取委員会の関係者の方が出席してて講演会要旨をサイトにて紹介したという情報までしか、記述にはありませんでした。
 早とちりにより、上述の失礼な間違いを含む文章を公開したこと、申し訳ありません。

 また、ご指摘下さいましたさつき様、どうもありがとうございました。
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[ 2009/11/07 20:00 ] ニセ科学系トンデモ | TB(0) | CM(6)

お聞きします   No. 6632

>ネットで見て回っているうちに、この人が2007年に日本共産党鳥取委員会で講演会をしていた情報を見かけた。

山下玲夜氏が「日本共産党鳥取県委員会で後援会をした」という情報は、どこで確認できるでしょうか。リンク先を見ても「近頃、鳥取市内で経皮毒についての講演会が開かれ、・・・」としか書かれていません。ウェブサイト担当者が鳥取市内で催された一般向けの後援会に参加して、そのレポートを記事にしただけともとれます。もちろん、そうであっても、これを県委員会名のサイトで情報発信の記事にすることは、あまりに稚拙です。
しかし、「日本共産党鳥取県委員会が山下玲夜氏を招いて後援会を主催した」というのはレベルの違う話です。事実なら、私は厳重に抗議しようと思います。
[ 2009/11/07 23:08 ] HplzzCEs[ 編集 ]

   No. 6633

>さつきさん

 すみません、私の早とちりによる誤読です(民主党の件が強く頭にありましたので)。
「近頃、鳥取市内で経皮毒についての講演会が開かれ、「見てわかる 図解 経皮毒」著者の山下玲夜さん、「『経皮毒』からの警告」宝島社発行)の著者、帝京平城看護短期大学の稲津教久教授が講演しました。」
です。共産党の方には大変申し訳ない間違いをしてしまいました。

 今、ちょっとネット環境の悪いところにおりますので、可能な限り早く訂正と謝罪を追記します。

ご指摘ありがとうございます。
[ 2009/11/07 23:27 ] fYTKg7yE[ 編集 ]

噛み付いてすみません(笑)   No. 6642

碧猫さん、お手を煩わせましてすみません。
共産党の県委員会名のウェブサイトで紹介されていたこと自体、それはそれとして批判すべきと思います。
[ 2009/11/11 00:11 ] HplzzCEs[ 編集 ]

   No. 6643

>さつきさん

 あの記事を「日本共産党鳥取委員会で講演会をした」と表現して紹介しては、事実とは異なるレベルの間違いです。それを指摘していただいたことに対して「噛み付かれた」とは、私は考えませんよ? もちろん、指摘していただいたことを検討して文章を修正することは、私が当然すべきことです。

 しつこくお礼を書くのもなんですが(笑)、私が間違ってるのを指摘してくださったことに感謝しています。そして、今後もお気のつかれたことがありましたら、またご指摘いただけますと有難いです。
[ 2009/11/11 17:12 ] fYTKg7yE[ 編集 ]

管理人のみ閲覧できます   No. 6644

このコメントは管理人のみ閲覧できます
[ 2009/11/12 10:52 ] [ 編集 ]

   No. 6645

>11/12 13:35に拍手コメントを入れた方へ

 私は、コメントくださった方に対して、その方がお使いになった言葉に応じてお返事をしています。お話ししている当事者ではない他の特定個人に対して、何らかの意思表示をする意図があるコメントではありません。書いてある通りのコメントです。
[ 2009/11/12 18:06 ] fYTKg7yE[ 編集 ]

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