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2016年夏期オリンピック候補地某のカヌー競技場予定地情報 

 先日、2016年夏期オリンピック開催地選考について、我々が応援するリオデジャネイロが、マドリッドやトウキョウよりもやや高評価であったとの報道を紹介するエントリを上げた。すると、エントリ中では招致活動におけるリオデジャネイロのライバル、東京の招致支持率における不可解等に重点を置いていたにもかかわらず(笑)、反応では、20年がかりで自然を復活させた葛西臨海公園がカヌー競技場の候補地に予定されている件の注目度が高かった。

 この件、私も引用した毎日の報道で初めて知ったのだが、関連情報を探しても報道はこれ以外には一件しかなく、他を探しても意外に少ない。だが、これも結構酷い話なので、さっき、ちょっと見て回った件をメモしておこう。

 まず、注目のきっかけである報道の魚拓を保存。
毎日新聞 2009年9月5日 東京夕刊

 葛西臨海公園は都が東京湾埋め立てで破壊された自然環境を再生しようと整備を始め、89年にオープンした。総面積約80万平方メートル。都はこのうち南西部の池や森のあるエリアをカヌー競技場にする計画を、国際オリンピック委員会(IOC)に提出している。

 (略) 都が保護上重要な野生生物種に指定するアカシジミをはじめ、キアゲハなどのチョウ類が舞い、池にはトウキョウダルマガエル、ニホンアカガエルなど5種のカエルが生息。鳥類では約170種類の水鳥、山野の鳥が確認され、渡り鳥の中継地にもなっているという。同支部は8月、計画を近隣の遊休地に変更するよう石原慎太郎都知事らに陳情した。

 保護には住民がボランティアで携わってきた。(略) 「20年かけてやっと豊かな生態系をはぐくむ森ができた。地元の声や環境を無視した計画を見過ごすわけにはいかない」と訴える。

 この記事では、日本野鳥の会東京支部リーダーがインタビューを受けている。

 さて、もう一つあった報道は、
東京新聞 2009/4/9一応、元記事URLにリンクしておくが、既に無い。文章は、「五輪国家財政保証は偽装、万一選ばれても東京に「遂行能力」はありません|Like a rolling bean (new) 出来事録」(4/16付)および、2ちゃんっぽい掲示板のスレ「【カヌー/五輪】葛西臨海公園にカヌー競技場計画 自然破壊へ流れないで」にて保存されていた。

(略)
 カヌー競技場の計画は、二月に国際オリンピック委員会(IOC)に提出した「立候補ファイル」に盛り込まれた。公園南側の広場に、カヌー競技のうち、高低差のある流れの中で競うスラローム種目のコース(約五百メートル)を新設。観客席は暫定施設だが、コース部分は五輪後も存続し、急流下りなどレクリエーションにも使える施設にするとしている。建設費は二十八億円。一九六四年の東京五輪では同種目はなかった。

 都はコース設置場所の樹木が支障となる場合、「伐採はせず公園の別の場所に移植する」と説明。「開催が決まれば、現地調査で樹齢なども細かく調べた上で、移設する樹木を決める」としている。

これに対し、江戸川区の石田剛朗企画課長は「五輪開催は意義のあることと考えるが、今ある公園の形を変えることには違和感がある。地元の人たちの強い要望で、自然を再生してきた公園。都立公園であっても区内にある公園で、今後都に要望を伝えていく」と話す。

サークル仲間と公園を散策している区内の男性(67)は「計画自体、地元住民にはほとんど知らされていない。もし十月に(IOC総会で)東京での開催が決まった場合は、私たちの意見を聞くこともなく計画が進められるのでは」と心配している。


強調引用者

「樹木が支障となる場合」は「伐採はせず公園の別の場所に移植」に、唖然とした。樹齢20年からの木である。どれだけ根を張っていると思っているのだ? 草本の移植ではないのだ。っつか、草だって、移植に弱い種も強い種もある。移植に弱い種を無理に植え替えると枯れる可能性は非常に高い。
 樹木の場合は、更に一般的に移植に弱いので、移植に先だっては相当前から根回し(多分こっちが本来の意味)をして、気をつけて行うと聞いているが、そうしたってそうそうホイホイ動かせるものではない。っつか、一本ずつぽつぽつ生えている訳じゃなく、森という話じゃなかったっけ? 全部の木をちゃんと前処置して移植できるのか?

 最近あった毎日の報道は、日本野鳥の会東京支部リーダーがインタビューを受けていたわけだが、日本野鳥の会東京支部が葛西臨海公園を守ろうと、陳情をしていた。
葛西臨海公園を守ろう!オリンピック競技施設建設計画の見直しを都知事・都議会・招致委員会に陳情しました。
記事は、2009年8月23日付。陳情は18日付。

2016年東京オリンピックのカヌー(スラローム)競技場は、葛西臨海公園の自然豊かな樹林を壊して建設するのではなく、自然を破壊することのないよう、近隣の遊休地などに建設して頂きたい。

日本野鳥の会東京支部は、葛西臨海公園開園以来、毎月、当公園での野鳥観察会を開催し、当公園で確認できた鳥類の種類を記録してきた。その結果、当公園では過去15年間に175種類もの鳥類が確認された(資料-1)。東京都内、特に23区内においてこれほど多くの鳥類が生息する地は他に無く、これは葛西臨海公園が都内有数の自然環境を有する場所であることを示している。

特に、海岸線の森林がほとんど残っていない東京湾奥部において、当公園の西側地域に広がる林地は非常に貴重な環境である。日本野鳥の会東京支部は、当公園で記録された鳥種のうち45%が水鳥ではなく山野に生息する種類であることを確認しており、また、その多くが渡り鳥であることから、この林地が渡り鳥の休息場所として重要であることを確認している。この林地を破壊し消失させることは、渡り鳥の「渡り」の生態を歪め、国境を越えて生息する鳥類の生態を脅かすことに他ならない。それは環境保護優先を掲げ「緑のオリンピック」を謳う東京オリンピック・パラリンピックの思想に、明らかに反している。

日本野鳥の会東京支部は、東京でのオリンピック・パラリンピックの開催に反対するものではないが、大規模な緑化事業の陰で、貴重な既存の緑を破壊してまで競技施設を建設する行為を看過することはできない。

東京オリンピックのカヌー(スラローム)競技場の建設は、近隣の遊休地を利用するなどし、葛西臨海公園の貴重な自然を破壊することのないよう、計画の見直しをお願いしたい。(後略)


強調引用者

 あんな狭い土地にしか休憩できる場所しかない渡り鳥の、その貴重な休息地を潰そうという話だったのか、と、ここでも唖然とした。うう、目が届いていなかった。

 ここで、資料として示されているのがこちら。
葛西臨海公園野鳥観察会 鳥類記録リスト」(リンク先はPDF)
175種もの鳥がリストアップされているが、カラスやスズメなどのお馴染みさん(とはいえ、スズメも近ごろ生息数が減っていると聞く)もいるが、あまり詳しくない私にしても、アリスイ?ツツドリ!?イソヒヨドリ!!?とか、反応してしまう鳥名がずらずら並んでいる。
 *なお、私は関西育ちなだけに、関東でメジャーな鳥でも珍しいものをみた気になれるのだが(^^; これはかなりすごいリストの筈。いや、子供の頃、イソヒヨドリを見るためにどこか日本海側の寒いところに連れて行かれたこととか、コルリだのルリビタキ目当てに遠出に連れてかれたりとかありましたもので(^^;


 そして、江戸川区議のいなみや氏という方も4月25日付で懸念のコンテンツをあげてらした。
葛西臨海公園に急流がつくられる?

(略)
 区内にある葛西臨海公園はカヌーのスラローム競技場に予定されていることから、東京が開催地と決定されれば、都は公園内にこの競技施設を建設することにしています。場所の目安としてはホテルシーサイド江戸川の先、沿岸から潮風広場まで。公園面積約80万�のうち6500�を活用し、曲線を含む全長400m・幅15mの急流をつくるというかなり大掛かりな施設計画です。8000人収容の観客席は大会が終れば取り壊されますが、競技施設は恒久的なもの。しかし、スラロームという一般にはあまりなじみのない競技施設にどれほどの利活用が見込めるでしょうか。都は江戸川区に対して、カヌー競技場を受け持つことについては伝えていたものの、高低差のあるスラローム競技という具体的なことまでは示していなかったといいます

何よりも問題となるのは環境への影響。東京湾を臨む緩やかな勾配の芝生広場は人々の憩いの場であり、人工渚の東側は立ち入り禁止区域で、野鳥の楽園になっています。この20年で、環境団体などとの連携のもと、水と緑の自然の姿が見事に再生されてきた公園です。そして、ゼロメートル地帯が7割を占める江戸川区にとっては数少ない高台のひとつであり、災害時には27万人が避難する場所ともなっています。

まだ候補地という位置づけである以上、具体的な住民への説明は10月の決定を待ってからということになりますが、もし決定された場合、環境を最優先し、世界で初めての「カーボンマイナスオリンピック」を銘打つ都として、この地へのスラローム競技場建設は容易に実現するものではないでしょう。江戸川区としても、他の自治体と足並みをそろえ、区をあげて招致活動を展開しており、「競技場だけは NO」と言えるかどうか、頭の痛い課題です。(後略)


強調引用者

 …なんだかなぁ。
いなみや区議がコンテンツでリンクを貼ってくださっていた、「競技会場プラン(オリンピック) - Tokyo 2016 - 東京オリンピック・パラリンピック招致委員会」はこちら。
 そして、↑の葛西臨海公園部分をクリックすると表示されるのが葛西臨海公園に作るカヌー会場のCG(このリンクは直接表示用)

 あたってみた情報から競技場建設予定地と目される一帯は、東京都公園協会の「園内マップ|葛西臨海公園」で確認でき、(ネットで見かけた発言なのだが)「東側の鳥類園のエリアではない」のは事実であっても、芦ヶ池周囲の緑は十分危うい。この芦ヶ池、小鳥類が多いそうで、キビタキを確認した人がいたり、ウソを撮影している人もいたり、エゾヒタキを撮影している人もいたり、他にも多種類確認されている、こちらも渡りの休憩地として稀少な地であることは間違いだろう。

 という訳で、「この辺り」がどの辺りか今一解らないけど(<-ぉぃ)、その辺りじゃないかなと見えますけどー? >「オリンピックで潰されるのってこの辺り?
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[ 2009/09/13 16:00 ] 四方山話 | TB(1) | CM(4)

写真の場所じゃないですね   No. 6481

撮ったのは鳥類園の方ですから。あそこを潰したら本気で大馬鹿者ですが、芦が池を潰すってのもいい加減にしろっ、って感じです。やめてくれ。
[ 2009/09/13 20:41 ] 9fUrC8Yk[ 編集 ]

違いましたか(^^;   No. 6482

 背景が似てるように思えたんですが、そのまま平行移動した別地点なんでしょうね。
 葛西の臨海公園は実は行ったこと無いのですが、野鳥の会の陳情でも「当公園の西側地域に広がる林地は非常に貴重な環境」と、はっきり西側と書いてるから十分問題だとは思えます。
[ 2009/09/13 21:55 ] fYTKg7yE[ 編集 ]

都職員と山科鳥類研究所員   No. 6483

 そういや夫が都職員で、妻が山科鳥類研究所員という夫婦がいましたが、家庭内で揉めたりしないんでしょうかねぇ。
[ 2009/09/14 02:34 ] mQop/nM.[ 編集 ]

あのご夫婦は   No. 6484

家庭で(もどこででも)政治的なことをお話にならないような印象がありますねぇ(^^;
都職員の方は、あっち方面のご担当でしたっけ?
[ 2009/09/14 17:46 ] fYTKg7yE[ 編集 ]

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今日じゃない野良鳥

 Tバックが通らないと言われたので、新しい記事なら通るかと、Tバック受け取り用の野良鳥。  アリスイ、Jynx torquilla。遠い上に茂みの中なので、撮り直さないといけない。  ツツドリ、Cuc
[2009/09/17 18:42] URL pokoponにっき












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