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ガザ空爆の報道メモ、他(2009年1月2日分) 

 日本紙報道の遅さが目に付くが、AFPでは報じていた。やはり、イスラエルは2日も空爆を続けたようだ。27日に空爆が開始されてから既に一週間という。

医療関係者らによると、過去1週間の空爆でのパレスチナ側の死者は少なくとも442人負傷者は2180人に達している。国連(UN)では死者のうち少なくとも25%は民間人だと試算している。

一方、

 ハマスは抗戦を続けており、イスラエル領内に夜通しロケット弾を打ち込んだが、イスラエル側にあらたな死者は出ていない。ハマスはこれまでに360発を超えるロケット弾を発射し、イスラエル側で4人が死亡、数十人が負傷している。一部のロケット弾は、ガザ地区との境界からイスラエル領内に40キロの地点という、これまでで最も遠い位置にまで達した。


(以上、2箇所、AFP通信 2009年01月02日 21:42 発信地:ガザ市/パレスチナ自治区『ガザ空爆1週間、停戦見えず』より)

…一番遠くまで飛んでやっと境界から40キロというのだ。そして、ガザ地区内は封鎖されていて医薬品やエネルギー、食糧も不足しているそうだ。負傷者が満足な治療を受けられているとは思えない。

 昨日の元旦には、ハマス幹部が空爆で殺害されたと報じられているが、

 殺害されたハマス幹部は、ガザ地区北部の責任者で、政治部門の最強硬派ニザル・ラヤン氏。イスラエル放送によると、ラヤン氏は直前に空爆について警告を受けたが退避せず、妻と子供ら9人も巻き添えで死亡した。他のハマス幹部は空爆を逃れるため行方を隠しているが、ラヤン氏は自宅にとどまっていたという。

 軍はガザ地区周辺に、地上侵攻に備えて数千人の部隊を配置。ビルナイ国防副大臣は軍放送に「ハマスに強烈な打撃を与える作戦は始まったばかりだ」と語った。


(毎日新聞 2009年1月2日 11時41分『ガザ空爆:死者412人に ハマス有力幹部、家族を殺害』より一部、強調は引用者による)



 2日時点では、停戦の目処も立ってないとの報道になっているが、停戦案はフランスから出ていたらしいのだ、、、が。。。

イスラエル政府は31日、主要閣僚らによる治安閣議を開き、パレスチナ自治区ガザ地区への空爆を巡ってフランスが提案した48時間の「人道停戦」を拒否、作戦の続行を決めた。ただ、イスラム原理主義組織ハマスによるロケット弾攻撃の全面停止を前提とする長期停戦案には検討の用意があるとしている。


(毎日新聞 2008年12月31日 20時16分『ガザ空爆:イスラエル、48時間停戦の提案を拒否』より一部)

この「人道停戦」というのは、こういったもの。

 イスラエルのリブニ外相は1日、パリを訪問しフランスのサルコジ大統領とパレスチナ自治区ガザをめぐる紛争について会談した。外相は会談後、記者団に「われわれは、ガザの人道的状況をあるべき姿に維持している」と述べ、ガザへの救援物資搬入のため停戦を求めたフランスの要求を拒否、現段階で空爆をやめる考えがないことを示した。
(中略)
 リブニ外相は停戦について、ガザの強硬派ハマスの対イスラエル攻撃中止が前提だとした上で「イスラエルは、ハマスのテロリストと民間人を識別して作戦を遂行している」と強調した。


(毎日新聞 2009年1月2日 11時25分『ガザ紛争:「空爆停止せず」イスラエル外相、仏大統領に』より一部)

…よくもまぁ、ぬけぬけと言えるものだ。

 なお、リビアが12月31日に国連安保理に提出したイスラエル非難決議案は、米英などの反対で採決されなかったという

以下、いくつかメモ。

・『Arisanのノート』さんの2009-01-01付記事『ガザ地区の状況』。詳細な情報なので原文を見ていただきたいけど、ごくごくごく一部引用させていただくと、

ガザ地区については、近年民主的な選挙の結果、ハマスによる政権が誕生した。
(中略)
 だがイスラエルはもちろん、国際社会はこの結果を認めず、経済制裁などによって圧力をかけ、ハマス政権とそれを選んだガザ地区の人たちを追い込んできた。(略)この極限的な状況の中で、イスラエル側の言うハマスの「ロケット攻撃」のようなものが何度か行われ、それに対抗すると称して、今回の大虐殺的な軍事行為が発動されているのである。

双方の軍事的な規模・実力、人口や勢力の隔たりを考えても、一方は占領と封鎖を続けている側であり他方は封鎖されている側であるという事実を考えても、また実際の被害・被害者の規模の隔たりを考えても、これが「戦争」や「対立」と言えるようなものではなく、一方的な殺戮行為に他ならないことは明らかだろう。
(略)
しかもこの軍事行動が、選挙を目前に控えたオルメルト政権の人気取りの手段であることは、明らかなのだ。
(中略)
一番言いたいことは、虐殺が正当な政治的行動のように見なされて容認される、

こんな暴力を許していたら、その不正と暴力は、かならずぼくたち自身にも、今よりもっと露骨な形で降りかかるに違いないということだ。
(中略)
そもそもガザが置かれてきたような状況では、まともな「戦争」など不可能である。

そして、この出口のない不正に対して、暴力的な対応をとらせるようにむしろ仕向けてきたのは、占領者であるイスラエルでなくて、いったい誰なのだ。(後略)



・『P-navi info』の1月2日付記事『今回のガザ虐殺を考えるための、いくつかの基本文書』経由、『tnfuk [today's news from uk+]』の2009年01月01日付記事『【ガザ攻撃】国連特別報道官、フォーク教授のステートメント(翻訳紹介)
フォーク教授はパレスチナにおける国連人権特別報告者で、その2008年12月31日付の声明

 ガザ地区に対するイスラエルの空爆は、占領軍 (Occupying Power) の義務という点に関しても、戦時国際法の要件においても、ジュネーヴ条約として定義されている国際人道法に対する重大で巨大な違反である。

違反とは具体的には:

集団懲罰――人口密度の高いガザ地区に暮らす150万人が、ごく少数のミリタントの行為のために罰されている。

民間人を標的とすること――空爆は民間人の地域を狙ったものであり、そのエリアは人口密度の高さでは世界有数、中東では確実に最も人口密度が高い。

過度の軍事的反応――空爆は、ガザの選挙で選ばれた政府の警察・治安機関のオフィスをすべて破壊したのみならず、何百人もの一般市民を殺し負傷させている。少なくとも1件の攻撃が、大学から家に戻る交通手段を探している学生の集団を直撃したと伝えられている。


空爆に先立つイスラエルの行動は、具体的にはガザ地区の出入り口を完全に封鎖したことは、薬品と燃料(また、食料も)の深刻な欠乏を引き起こし、その結果として負傷者がいても救急車が反応できず、病院は薬品や必要な備品で手当てすることができず、包囲されたガザの医師や医療スタッフは負傷者を十分に治療することができない。

もちろん、イスラエル内の民間の標的に対するロケット弾攻撃は違法である。しかし、それが違法だからといって、占領軍としてのイスラエルも主権国家としてのイスラエルも、国際人道法を破り、戦争犯罪または人道に反する罪をおかす権利を有するということにはならないイスラエルの軍事攻撃の激化によって、イスラエルの民間人がより安全になるということはこれまでなかったことを指摘しよう。逆に、今日死亡したイスラエル人は1 年ぶりの犠牲者で、イスラエルの武力が増したあとに犠牲になっている。(後略)

原文の「Statement by Prof. Richard Falk, United Nations Special Rapporteur for Human Rights in the Occupied Territories」へのリンクはこちら

・『パレスチナ情報センター』の『パペから学ぶ歴史認識と多文化共生』。
イスラエルの歴史学者、イラン・パペ(Ilan Pappe)氏の講演紹介より、ごく一部引用;

(略)
 パペ氏の講演の主題は彼の最新著作である『パレスチナにおけるエスニック・クレンジング(民族浄化)』をベースにしたものでした。これは、イスラエルというユダヤ人国家が1948年に建国されるに際して、先住パレスチナ人に対する凄まじい虐殺と追放が行なわれたという歴史の検証から入る話で、共生や対話どころではない厳しい現実との対峙をパペ氏は訴えていました。

 パペ氏の研究の専門は、48年のイスラエル建国をめぐる国際政治史、およびパレスチナ社会の破壊に関する実証史研究です。イスラエルの国家的「正史」は、「世界に離散するユダヤ人が荒野のパレスチナに結集し、自らの手で土地を耕しゼロから国家をつくった」というものであり、建国にまつわる暴力性は完全に隠蔽されています。しかし実際には、500にも達する数のパレスチナ人の村が48年前後に破壊され、100万人ものパレスチナ人が虐殺・追放されたとも言われます。つまり、イスラエル国家はパレスチナの村々の廃墟の上に建てられたというわけです。この相対立する歴史観は、イスラエルにおける「歴史修正主義論争」として知られ、1990年代に活発化しました。パペ氏はこの論争のなかで、もっとも厳しくイスラエルの正史を批判した歴史家であると同時に、イスラエル国家をユダヤ人だけの独占物にしようというシオニズムを断固として批判する「反シオニスト」の論客でもあります。ユダヤ人のパペ氏は、このために「裏切り者/非国民」というレッテルを貼られ、イスラエル国内では窮屈な思いをさせられていますが、しかしアラビア語にも堪能な彼は、それゆえに他の群を抜いた歴史検証の厳密さからイスラエルの正史批判を行なっており、その研究能力・言語能力によって多くのパレスチナ人の友人を得ています。
(中略)
 正史の立場では、イスラエルは世界中から迫害を受けていたユダヤ人を受け入れ続けている最も人道主義の進んでいる国家ですが、建国時における起源の暴力を直視するパペ氏の立場では、シオニズムはいつの時代であれ容認し難い人種差別であり、「エスニック・クレンジング」は現在も続いているということになります。

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ユーザータグ:  ガザ虐殺
[ 2009/01/02 23:04 ] 四方山話 | TB(2) | CM(4)

管理人のみ閲覧できます   No. 5539

このコメントは管理人のみ閲覧できます
[ 2009/01/03 00:06 ] [ 編集 ]

   No. 5541

>2009/01/03 00:06のコメント提供者様

回線の具合か何なのかで、何度か試したもののの上手く動作しなかったのですが、ようやくご依頼の件、先ほどできました。もしかして、手違いで二連打になったかもしれません(^^;
[ 2009/01/04 02:02 ] fYTKg7yE[ 編集 ]

ついに   No. 5542

予想されていたことですがついに地上部隊による作戦が始まってしまいましたね。
今後どの様な経過を経るにしろ死者が増えることは確実になってしまいました。
一体どれだけ犠牲者を増やせば気がすむんでしょうか。
[ 2009/01/04 06:34 ] yI1lte1k[ 編集 ]

ですね   No. 5543

そして、イスラエルの世論調査で与党の支持率が上昇とか目にすると、やりきれません。『イスラエルにおける「歴史修正主義」』が大元にあって、今のイスラエル国内の報道はきっと偏りがあるのでしょう。身近で見たような構図です。

ブッシュがこの攻撃はハマスが招いたと発言したようですね。
http://mainichi.jp/select/world/news/20090104k0000m030051000c.html
http://jp.ibtimes.com/article/biznews/090103/26365.html
http://www.cnn.co.jp/usa/CNN200901030004.html
[ 2009/01/04 11:58 ] fYTKg7yE[ 編集 ]

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