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武侠ドラマ第七話目の法則仮説 

 前にも書いたとおり、私は和製武侠ものの井上裕美子さんの作品は早くから読んでいた(実は長安異神伝の1巻目発売後2巻目発売前から)、田中芳樹さんの中国ものもオリジナル作品は大抵(翻訳物の長編は気がつくと大量に出ていたので手を出しかねている)読んでいたし、皇なつきさんの漫画も好きだし、、、という傾向はあったので、射英雄伝を全巻鑑賞終了してしまうと「次どうしようかな」という気分になってしまった。…もちろん、どこかの人にまんまと嵌められたような気が、しきりとしているが。

 順当に考えるなら、射英雄伝の続編にあたるらしい『神侠侶』だろう。中国でも評判が高いらしい。
…が。

 情報収集、、、といっても、ネタバレを読みたくはないので難しいのだが、「音楽とプログラミングと武侠ものがメイン」を謳うブログNon-Fiction (Remix Version)』さん(<ー妙に今更感の漂う表現(^^;)のレビューはごくあっさりとしたものだし、熱が入ってない。あるいは、武侠ドラマレビューといえばの「主映想館」さんでは、そもそも『神侠侶』は鑑賞予定にも入らず素無視されているような? 爺が登場しないのだろうか?
ここは、「主映想館」さんの星評価の高いものという選択肢もあるが、金庸氏原作作品を見たい気分は強い。

 それで、ついAmazonに迷い込んでいるうちに、金庸氏原作の武侠ドラマDVD「天龍八部」が目に付くようになった。これまでに見ている、笑傲江湖や射英雄伝と同じプロデューサーらしい(碧血剣とも、かな)。射のに制作されたらしい。台湾で最高視聴率を叩き出したらしい。なんでManboさんうちゃさんからはノーマークかな?と首をかしげていたのだが、ふと気がつくと、なんだか勢い余ってしまったようだ(^^;


記念撮影(?)

 …買ってしまい見始めたのはいいが、不安なのは「面白くなかったらどうしよう」ということだ(といっても、既に買ってしまった以上無駄な抵抗ではあるが(^^;)。そこで思わず、面白くないらしい武侠ドラマレビューの検証をしてしまった。
 人柱の鑑賞してレビューを公開して下さる方達には申し訳ないながら、「面白くないらしい武侠ドラマ」のレビューの方は、読者にとっては大変面白いので楽しみに読んでいるのではあるが、その代表格はある意味伝説の武侠ドラマと化した「大旗英雄伝」だろう。

 まず、うちゃさんの大旗英雄伝レビューを最初から追ってみると、第五話で「私がこのドラマに嵌り始めたのはこのあたりからだった」と書いてあったので驚いた。後にボロクソ評価が下っているのを楽しく見ていただけに、この頃は嵌っていたのかと感慨深い。同じ五話のレビューで、Manboさんも「キャストが揃ってきてなかなか楽しくなってきた」とのこと。つまり、武侠ドラマは五話程度見ただけでは先行き解らないということか。メモメモ。

 ところが、Manboさんは第七話で「順調に飛行しているなと思っていたら とつぜん足元の床が抜けて落っこちた、みたいな。そんな気持ち」。うちゃさんのレビューも、この頃からキャラに対するつっこみが目立ち始めるが、各キャラの株が下がり始めながらも、なんとか評価を上げようとの努力している様子でもあるような。そして、十話ぐらいになると「アホの子」「ぐだぐだ」といった形容が目に付き、以降その評価が安定する傾向にあるようだ。

 そして「面白くないらしい武侠ドラマ」のレビューといえば、もう一つ。現在進行形の『雪山飛狐』も双璧のような気がする。
 さっそく七話周辺を確認してみる。すると、うちゃさんのレビューでは「第五集、第六集」で好評価っぽいのに、七話で「突っ込みどころできごとが多すぎる」などなど。Manboさんのレビューだと「今回も突っ込みどころてんこもり」など。その後に一時的に評価が持ち直した様子なのだが、十話時点のManboさんは「場面ごとに気持ちをリセットしてついていこうと努力」が必要となったらしい(^^; そして、うちゃさんもこの頃に感想が書きにくくいと記述があり、レビューを書くモチベーションが明らかに下がっているのが、読者には見て取れるようになった。

 ということで、武侠ドラマは7話目ごろに評価が安定しなくなったら要注意、10話時点で面白くないならその後も期待薄という法則がある、と仮説を考えてみたのだった。


 そこで、問題の「天龍八部」。
後を引くというか、続きが気になってついつい見てしまうもので、えらく視聴ペースが速い(^^;
って、熱心に検証する必要があったのかどうか、、、多分無かったんじゃないかという気がするのだが、気にしないでおこう。そんなこんなで、いつの間にか、16話が終わっている始末なのだ(^^;;;;;
現時点で安定して面白いし、伏線が多く、この謎がどう解かれていくのか展開が気になって仕方ない。

 射の後作品(同じ制作者)ということで、射に登場した「丐幇」「降龍十八掌」「打狛棒」「大理国」「一陽指」が、より重要度を増して登場し(天龍の方が射よりも前の時代設定らしい)、とある技を見た登場人物が「今のは吸星大法?」と言い出したりもする。

 初期は、主人公はお話の背景でちらっと登場するだけの主人公不在ドラマで、大理国関係で物語は進行していた。「このエピソードは、物語全体では一体どういう位置づけなのだろう?」と不思議だったが、16話ぐらいにくると、どうやら最初に提示された大理国の事情が物語に深く関係するらしいことが分かってくる。大理国編で、ほぼ主人公の扱いだった段誉クンは一応は非戦闘員なのだが、洞窟その他で棚ぼたパワーアップされた結果、かなり特殊な立場で強くなっている。そして、そのパワーアップもいかにも話の伏線っぽい。また、この段誉クン、君はオリーブかとツッコミたくなるぐらいの攫われキャラだが、口撃タイプの頭脳派。後に攫われて逃げ出して彷徨っていたところ、とある酒場で主人公の喬峯と目があって一目惚れで相思相愛となって(違?)義兄弟となる。本当は主人公の喬峯は、頭脳派設定では無さそうだが(この作品における正味の頭脳派設定キャラは桁違い)誤解で暴走が基本仕様らしい江湖の侠客達の中では、一旦考えて行動する冷静な人物だ。ただしその分、暴走したもの勝ちな武侠ドラマ世界では不憫な目に遭う様子。

 その他の登場人物では、初期に段誉クンに紐をかけて馬で引きづり回したりと極悪ぶりを遺憾なく発揮していた女侠客スタイルのツンデレお嬢様はじめ、元気で多彩な女性キャラ多数。妖しい系がお好きな向きは、四大悪人の一角、他人の赤子を攫ってきてしばらく可愛がった後に殺してしまうのが趣味らしい(?)葉二娘がお薦め。
 爺好きの人達には、絶対数が少ないかもしれないので、もしかしたら物足りないかもしれないが、途中、敵に囲まれ絶体絶命状態に陥った主人公を攫って救う、謎の覆面人物(ただし特徴的な頭部毛髪欠如部分も隠した方が正体を隠すには必要だと思った)あたりに萌える人がいるかもしれない。白髪の長髪だったし。
 いかれオヤジ好き方面には、四大悪人の南海鰐神という「射」の周伯通を黒くしたような癒し系キャラがいるし、四大悪人の筆頭、杖をついた片足が動かないらしい(でも空は飛べるし、現時点の登場人物では最強かも)サイボーグのようなキャラの存在感が大きい。

 アクションに関しては、少林寺の僧を師匠にもつ喬峯が最初から非常識に強く、笑傲江湖の任教主っぽいような、碧血剣っぽいようなアクションが派手。他の人のアクションでは、街道の御茶屋で屋根を吹っ飛ばしながら暴れ回るのがまるで笑傲江湖のようだった。
 また、例によって、オープニングとエンディングはネタバレ満載のようだが、これがまた、どれもこれも縁起でもないシーンを怒濤のように示される。可能なら見ない方がいいかも(^^;

 そんな「天龍八部」。碧血剣ばりの強烈な引きにやられて、私としたことがかなり視聴ペースが速い。ただいま、鬱展開絶賛開催中だが、それでもちょっと休憩という気分にはならず、続きが気になって仕方ない始末。困ったものだ。
 また、意外なことに、14-5話ぐらいでようやく、正ヒロインらしい女性キャラが登場し、さらに展開がややこしくなりそうな雲行きなのである。
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[ 2008/11/24 16:00 ] 小ネタ | TB(1) | CM(4)

興味深く拝読させていただきました   No. 5417

「大旗~」と「雪山~」の二つに共通するポイントとして
とにかくA「キャラクター運用の粗雑さ」と、B「偶然に頼ったプロット作り」が挙げられる気がします。
まずAですが、とりあえず新しいキャラが出て来た時は楽しいんですよね。
未知数なので、掴みとしては悪くない。
それが、たぶんプロット(やりたい場面)優先でキャラクターを動かしているからなんでしょうけど、
話が進めば進むほど「そのキャラクターがその行動をするのはおかしいんじゃないの?」という、
当初のイメージとどんどん悪い意味でズレが生じてくるんです。
鑑賞中の作品そのものに対する評価が時々上がったり、そこから下がったりするのは
そのギャップのためだと思われます。
(だんだん話数を重ねるにつれて「期待しても無駄」ということを学習してきて
この振れ幅が少なくなっていきます(笑))

で、Bは言うまでもないことなんですが、
要は長期的な視点で物語が練られていないってことですね。
すごく場当たり的に話を展開させようとするので
「そこへ偶然、○○が現れて…」というパターンを定期的に使わざるを得なくなる。
偶然の遭遇って武侠ドラマではお約束みたいなものなんですけど、
きちんと段階的に話が考えられていれば、そこに来るまでに偶然出会う可能性が高まっていた理由とか、
あるいは出会った後にどう話が転がるかによって納得できるとか、
そういったことで相殺されるはずなんです。
それが、その場限りなので、「遭遇して、何かその場限りのイベントこなして、終わり」で
また次の「遭遇して、何かその場限りのイベントこなして(以下略)」という具合になり、
どんどん世界観が狭く感じてきてしまうというか。話を前に進めている感覚も希薄になります。
加えて、Aのキャラクター作りがしっかり出来ていないというのも下敷きにあります。
キャラクターに愛着が湧いていないのでどうしても他人事として観てしまう面が強くなって、
そうなると自然と一人称的に体感するよりも偶然パターンが目につきやすくなってしまうんですよね。
まさにAとB、お互いが足を引っ張り合っているネガティブスパイラルな状態です。

この辺りがだいたい見切れるのが七話の時点くらいというのは、確かにその通りかも知れません(^^;
「どんなドラマでもたいてい最初の四話五話あたりまでは面白い」とよく書いてますが、
これは上述したような「未知数」の部分が大きいからこそ、楽しいと感じられるということだと思います。
あともちろんですが、あくまでこれらは全て、私の主観においてのことです(^^;

「天龍八部」は実際面白そうだと思っておりますし、鑑賞予定であります。
むしろ碧猫さんのインプレッションを読んで期待が高まりました(笑)
ではなぜ今の今まで手をつけていないのかというと、
当初、観ようと考えていた金庸ドラマがそれで最後だったので、温存しておこうと思ったためなのです(^^;
で、「神雕侠侶」のほうは…うーん、コメントしようと思ったらちょっと長くなりそうなので、
別途エントリーにでも書こうかと思います。
(まあ、そこまでもったいぶるような理由があるわけでもないんですが…)
(というか、すでに十分長々と書いてしまいました。すみません@@)
[ 2008/11/24 18:27 ] mQop/nM.[ 編集 ]

コメントありがとうございます   No. 5421

>Manboさん
>A「キャラクター運用の粗雑さ」と、B「偶然に頼ったプロット作り」
<
 なるほど、これまで拝見してきたコメントでも断片的にそうお書きだったと記憶していますが、まとめてくださってありがとうございます。

 私がよく読む路線(ラノベが多くなりますが)のフィクションだと、キャラクター優先で、設定された個性に応じて各個人がストーリーを展開して、作者が後書で話がこう転がるとは思わなかったと書いていることすらあるぐらいなんですけどねぇ。
 …それにしても、原作がありながらなぜそういうことになるのかと(^^; ってか、少なくとも「雪山飛狐」の方はオリジナル展開だそうでしたっけ。大旗英雄伝も、原作だときっと面白いのでしょうね。金庸さんと並び称されているぐらいの人気作家なんですから。

 武侠ドラマ一般の傾向としてはキャラクターが出そろうのが大抵5話ぐらいで、第七話仮説に当てはまってしまった作品の場合、そのキャラクターの
>当初のイメージとどんどん悪い意味でズレが生じ
>鑑賞中の作品そのものに対する評価が時々上がったり、そこから下がったりする
<
のが、だいたい7話程度、そして
>「期待しても無駄」ということを学習してきてこの振れ幅が少なく
<
なるのが、10話ほど、と。
しかし、10話も観て、諦めが付いたとしても(?)そこで打ち切るのも、それはそれで難しそうですね。。。

>「そこへ偶然、○○が現れて…」というパターンを定期的に
>「遭遇して、何かその場限りのイベントこなして、終わり」で
>また次の「遭遇して、何かその場限りのイベントこなして(以下略)」という具合
<
 えーっと、大抵のドラマには、全体を通したストーリーの背骨があるはず…なんですよね?(^^;
まぁ、でも、(大旗の方は情報をチェックしていないのですが)雪山飛狐はどうも原作そのものが比較的短いらしいから、元もと二つの話だった分、全体を通しての一本通るはずの何かが甘くなるのしょうかね。


>で、「神雕侠侶」のほうは…うーん、コメントしようと思ったらちょっと長くなりそうなので、
>別途エントリーにでも書こうかと思います。
<
 うちゃさんのところでだったか、楊過うざいガキ発言をお見受けしたように記憶していますので、やっぱり御覧になってたんですね。
視聴したけど、エントリにする気が起こらなかった武侠ドラマ…(^^; ?
えーっと、エントリ楽しみにしています。また、お手すきな時にでも印象をご紹介いただけましたら、参考にさせていただけるので嬉しいです。
[ 2008/11/25 12:42 ] fYTKg7yE[ 編集 ]

お邪魔します!   No. 5525

拙宅にお越しいただいてありがとうございました。
で、早速お邪魔させていただきました。

>誤解で暴走が基本仕様らしい江湖の侠客達
>暴走したもの勝ちな武侠ドラマ世界
思わず爆笑してしまいました!いやぁ仰る通りで…(爆)。
しかも後で「誤解だったのなら仕方がないジャン。」で
済んでしまう所がまた彼等の魅力(?)ではあります。

>街道の御茶屋で屋根を吹っ飛ばしながら暴れ回る
東屋見たら屋根を吹っ飛ばしてなんぼっていうのが武侠ドラマです!(爆)

>「面白くないらしい武侠ドラマ」のレビューの方は、
>読者にとっては大変面白いので楽しみ
ギクッ!痛い所を突かれました。皆さん本当に頭が下がります。
とうとう『雪山飛狐』はレビューを書く気にさえならなくなりました。
今は雪山を逃れて『天流』でいうところのサイボーグがはじけてる
『少林寺伝奇』に避難中です。
[ 2008/12/29 17:37 ] vN1ib0T.[ 編集 ]

   No. 5526

>どぅいちゃんさん

ようこそ! ご訪問いただきましてとても嬉しいです^^


>しかも後で「誤解だったのなら仕方がないジャン。」で
済んでしまう所がまた彼等の魅力(?)ではあります。
<
済んでますねぇ(爆)。見ている方は、いや犠牲者出てません?と思わず呟いてしまうのですが。


>>「面白くないらしい武侠ドラマ」のレビュー
>皆さん本当に頭が下がります。
<
本当に手を合わせてしまいます。でも、レビューが非常に面白いのも事実で(^^;
せめて、人柱…ごほごほごほ、もとい、あえてレビューを書いてくださる方には、読んでとても楽しいというメッセージをお送りしようと思う次第です。


>サイボーグがはじけてる『少林寺伝奇』に避難中です。
<
あ、そちらのブログの右下に画像を載せてらっしゃる、格好いいスキンヘッドの小父様が、悪貫満盈の中の人メイク抜きっぽいなと見ていました。
楽しそうですね(あ、やばい)。
…しかし、刀白鳳さんも、いくら自棄になっていたからって、失血死寸前っぽい様子で行き倒れている人相手に、それはご無体ではないでしょうかと思ったの私だけでしょうか。。。


 ところで、そちらの射のエントリを拝見させていただいて、、、こちら、既にご存じかもしれませんが、発見しておりましたのでお知らせをば^^
http://jp.youtube.com/watch?v=swBYoTEDH9Q
http://mindfarm.que.jp/01html/sdyxc_syudaika.htm

http://jp.youtube.com/watch?v=JVVAHU-l61Y
http://kouryuu.blog.so-net.ne.jp/2005-06-21
[ 2008/12/30 00:21 ] fYTKg7yE[ 編集 ]

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