「日本が侵略国家だったとはぬれぎぬだ」等を主張する論文で、アパグループ
(*)第一回「真の近現代史観」懸賞論文に応募し、渡辺昇一・審査委員長や
花岡信昭氏を含む審査員による、
(推定)厳正な審査の結果、最優秀賞を受賞したことが
31日に明らかになり、その日の21:20頃には、浜田靖一防衛大臣により更迭が公表された田母神俊雄航空幕僚長(当時)といえば。
不発弾による深刻な人道被害が問題となっているクラスター爆弾の
禁止を目指した「クラスター爆弾禁止リマ会議」会期中に、
日本国民が被害を受けようが、国土が占領されないためにクラスター爆弾を海岸線に設置して敵の上陸を防ぐべきという発言をし、
空自の准曹士先任制度スタートの挨拶で「
東京裁判やいわゆる南京大虐殺にも触れながら戦後教育の危うさや自虐史観を指摘」し、
名古屋高裁から、航空自衛隊のイラク空輸活動を違憲とした判決が出た際には、「そんなの関係ねえ」と発言した人物ではあり、
林博史先生の「
日本の現代史と戦争責任についてのホームページ」、「
南京から― 虐殺の現場にて」の一節、
有名な『防衛白書』一九九一年版は、「国を守る」ことについて「守るべきもの」は「国民であり、国土であると同時に、多様な価値観を有する国民にそれを実現するため、最大限の自由を与え得る国家体制であると考えるべきではなかろうか」とたいへんな内容をさらりと書いている。(略)『防衛白書』の発想は、有事立法の研究や自衛隊の戦争・作戦計画の中にも貫かれている。(略)自衛隊の頭の中には、国民を戦力としてどのように利用するのか、国民の財産(土地建物等)をどのように利用するのか、その利用に応じない“非国民”を処罰してやろう、という発想はあっても、国民の生命や生活をどのように守るのか、特に戦力にならない弱い人々(老人や婦女子など)をどのようにして保護するのか、というような発想はおよそ皆無である。
(強調は引用者による)という記述を、ひたすら想起させる言動をとる人物ではあったが。
この度のはさすがに、アホかと思っていたものの。
別に驚くことでもないが(という表現もどうかと思えるが)、元々そういう人物だったらしい。
田母神氏の就任は安倍内閣時点の2007年3月だそうだが、それ以前に、『「鵬友発行委員会」と「航空自衛隊幹部学校幹部会」が編・発行』している『『鵬友』という隊内誌(隔月刊)』へ、自爆史観な寄稿をしていたそうだ。
田母神氏が統合幕僚学校長時代の〇三年七月号から〇四年九月号まで四回にわたって「航空自衛隊を元気にする10の提言」を掲載。「東京裁判は誤りであった」「南京大虐殺があったと思い込まされている」などと、侵略の事実さえ否定。日本の占領地統治を「慈愛に満ちたもの」などと美化しています。
あるいは、
〇七年五月号には、「日本人としての誇りを持とう」という論文を寄稿。この中で「日本は朝鮮半島や中国を侵略し残虐の限りを尽くした」ことについて「ウソ、捏造(ねつぞう)の類(たぐい)」と、事実を全面否定。「コミンテルン(共産主義インタナショナル)に動かされているアメリカ」によって「日本は日米戦争に追い込まれていく」という妄想を展開しています。
田母神氏は、論文が陸自や海自でも配布されていることを自慢しており、防衛省・自衛隊内では周知の事実だったとみられます。
のだそうだが、
空自幹部によると、「『こうした考えもある』として発表したという認識だった」という。
で、すませていたらしい。
そのツケは大きいのではなかろうか。外電の反響はざっとこんな感じで。
NewYork Times, October 31, 2008
「
Japan Fires General Who Said a U.S. ‘Trap’ Led to the Pearl Harbor Attack 」
The Associated Press, October 31, 2008
「
Japan fires air force head for controversial essay」
REUTERS (The Straits Times), Nov 1, 2008
「
Japan sacks general 」
自由時報11月2日付「
否認日侵略行為 航空參謀長丟官」
報道はだいたいどれもが「日本は蒋介石が引き起こした戦争の被害者」「アジア諸国は大東亜戦争に肯定的な評価をしている」「日本は侵略国家ではない」「パールパーバー攻撃はルーズベルトに嵌められた」「集団的自衛権行使の要求」が、田母神「論文」に言及されていたことがきっちり紹介されているような。
自由時報では、さらに自爆史観によって失職した歴代、1986年の、1988年の国土庁長官、1994年の法相、1995年の米総務庁長官のリストアップ付き。
ちなみに、外電ではどうやら「火だるま」といった揶揄をうけている様子の田母神氏、
朝雲ニュースに残る、田母神俊雄航空幕僚長(当時)による今年の年頭挨拶は
昨年は防衛省を揺るがすような深刻な事案が発生しましたが、これを受けて、現在、防衛省改革という議論が始まっています。これは防衛大臣を適切に補佐する体制を作り、自衛隊が有事に迅速かつ的確に対応できるという真の軍事組織になるための極めて重要な問題だと認識しています。抜本的な改革ができるよう積極的に取り組んでいきたいと思います。
今年も航空自衛隊は全隊員が高い志をもって熱く燃え、国家・国民のために職務を完遂してまいる所存です。
といった内容を含む「
熱く燃えて職務完遂」と題されたものだったようだ。
…熱く燃えて、火だるまになったようである。しかも、御自身で防衛省を揺るがしていては世話はない。
そして、その後の報道いろいろ。
中央日報日本語版11月4日付「
田母神氏、昨年も侵略を正当化した論文発表」
ハンキョレ新聞11月3日社説
「
[기자의 눈] 그 日총리 아래 그 막료장 (その日本総理にして、あの幕僚長)」では、麻生首相の「創氏改名」発言その他、この前の中山成彬(当時)国交相発言、中川昭一財務・金融長官発言、細田博之議員の竹島に対するスタンスが紹介されたあと、
こういう総理と長官の下で、日本軍国主義大東亜共栄圏論理と違わない歴史認識を持論とし、右翼史観を宣伝する懸賞公募に堂々と論文を発表する人物が、自衛隊最高指揮官になったのは偶然なのだろうか?
「我々は、過去の日本による植民統治と侵略を深く反省して、衷心で謝罪の意を表わす。」と、先月25日、アジアヨーロッパ首脳会議に参加した麻生首相による、北京で中国に向けた談話はリップサービスとしか見えない。
NHKニュース 11月4日 4時30分より、
「
論文応募の自衛官 50人超か」
(略)防衛省は、元空将の論文の発表のきっかけとなった都市開発会社のグループ主催の「懸賞論文」の募集に応募するため、部内で手続きを取った自衛官がほかにいないか、調査を進めてきました。その結果、これまでに50人を超える自衛官が論文を応募していた可能性があることがわかったということです。(略)応募総数は、およそ230点に上るということで、防衛省は、この中にどれだけの自衛官が含まれているのか把握を急ぐとともに、論文に内部の規則に抵触する不適切な内容が含まれていないかなど、詳しい事実関係の調査を進めることにしています。
TBSニュース 2008年11月4日(火) 5時13分より、
「
更迭の田母神氏、会見で持論を展開」
(略)田母神俊雄氏が3日夜会見し、あらためて持論を展開しました。(略)田母神氏は、政府見解と異なる歴史認識を公にした理由について、「自虐史観から解放されないと、いろいろな政策に影響が出る」と説明した上で、「政府見解に反論出来ないようでは、北朝鮮と一緒だ」などと、独自の主張を展開しました。
なお、更迭に伴って、「空幕長の定年は62歳」ー>「空将の定年60歳」となって、3日付で退職金付きの定年退職となった模様。
* アパグループといえば、
「日本を語るワインの会」で、安倍晋三元首相と仲良く (リンク先はPDF)していた企業だった事が、記憶に残っていたので掘り起こしてみた。この、リンク先の記事でも「先の大戦への理解を深め日本人の良さを取り戻せ」という文章があるようである。
そして、こんな話もある。
『
vanacoralの日記』さんの2008-11-02 付で、『
ちょっと陰謀論 』
岩波訴訟の原告敗訴の件は、↑で力尽きたので、URLの提示と、引用を一つ追加のみ(^^;
(涙目の)「
【主張】沖縄集団自決訴訟 判決と歴史の真実は別だ」 (
魚拓)
「
集団自決判決 検定の立場は維持すべきだ(11月1日付・読売社説)」 (
魚拓)
「安禅不必須山水」さんの2008/11/01 08:37付『
沖縄「集団自決」第2審の判決要旨 その2』より、
(2)宮平秀幸は、控訴人梅澤が本部壕で自決してはならないと厳命し、村長が忠魂碑前で住民に解散を命じたのを聞いたなどと供述するが、明らかに虚言であると断じざるを得ず、これを無批判に採用し評価する意見書、報道、雑誌論考等関連証拠も含めて到底採用できない(判決240頁以下に詳述)。
(3)梅澤命令説、赤松命令説が援護法適用のために後からつくられたものであるとは認められない。これに関連して、照屋昇雄は、援護法運用のために、赤松大尉に依頼して自決命令を出したことにしてもらい、サインなどを得て命令書(?)を捏造した旨を話しているが、話の内容は全く信用できず、これに関連する報道、雑誌論考等を含めて到底採用できない(判決189頁以下に詳述、203頁で綜合判断。)。
…強調は引用者による。
ばっさりですね。
参考;
『
Afternoon Cafe』さんの11月1日付『
大江岩波裁判は控訴審も原告完全敗訴』
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田母神氏の就任は安倍内閣時点の2007年3月だそうだが、それ以前に、『「鵬友発行委員会」と「航空自衛隊幹部学校幹部会」が編・発行』している『『鵬友』という隊内誌(隔月刊)』へ、自爆史観な寄稿をしていたそうだ。
田母神氏が統合幕僚学校長時代の〇三年七月号から〇四年九月号まで四回にわたって「航空自衛隊を元気にする10の提言」を掲載。「東京裁判は誤りであった」「南京大虐殺があったと思い込まされている」などと、侵略の事実さえ否定。日本の占領地統治を「慈愛に満ちたもの」などと美化しています。
あるいは、
〇七年五月号には、「日本人としての誇りを持とう」という論文を寄稿。この中で「日本は朝鮮半島や中国を侵略し残虐の限りを尽くした」ことについて「ウソ、捏造(ねつぞう)の類(たぐい)」と、事実を全面否定。「コミンテルン(共産主義インタナショナル)に動かされているアメリカ」によって「日本は日米戦争に追い込まれていく」という妄想を展開しています。
田母神氏は、論文が陸自や海自でも配布されていることを自慢しており、防衛省・自衛隊内では周知の事実だったとみられます。
のだそうだが、
空自幹部によると、「『こうした考えもある』として発表したという認識だった」という。
で、すませていたらしい。
そのツケは大きいのではなかろうか。外電の反響はざっとこんな感じで。
NewYork Times, October 31, 2008
「
Japan Fires General Who Said a U.S. ‘Trap’ Led to the Pearl Harbor Attack 」
The Associated Press, October 31, 2008
「
Japan fires air force head for controversial essay」
REUTERS (The Straits Times), Nov 1, 2008
「
Japan sacks general 」
自由時報11月2日付「
否認日侵略行為 航空參謀長丟官」
報道はだいたいどれもが「日本は蒋介石が引き起こした戦争の被害者」「アジア諸国は大東亜戦争に肯定的な評価をしている」「日本は侵略国家ではない」「パールパーバー攻撃はルーズベルトに嵌められた」「集団的自衛権行使の要求」が、田母神「論文」に言及されていたことがきっちり紹介されているような。
自由時報では、さらに自爆史観によって失職した歴代、1986年の、1988年の国土庁長官、1994年の法相、1995年の米総務庁長官のリストアップ付き。
ちなみに、外電ではどうやら「火だるま」といった揶揄をうけている様子の田母神氏、
朝雲ニュースに残る、田母神俊雄航空幕僚長(当時)による今年の年頭挨拶は
昨年は防衛省を揺るがすような深刻な事案が発生しましたが、これを受けて、現在、防衛省改革という議論が始まっています。これは防衛大臣を適切に補佐する体制を作り、自衛隊が有事に迅速かつ的確に対応できるという真の軍事組織になるための極めて重要な問題だと認識しています。抜本的な改革ができるよう積極的に取り組んでいきたいと思います。
今年も航空自衛隊は全隊員が高い志をもって熱く燃え、国家・国民のために職務を完遂してまいる所存です。
といった内容を含む「
熱く燃えて職務完遂」と題されたものだったようだ。
…熱く燃えて、火だるまになったようである。しかも、御自身で防衛省を揺るがしていては世話はない。
そして、その後の報道いろいろ。
中央日報日本語版11月4日付「
田母神氏、昨年も侵略を正当化した論文発表」
ハンキョレ新聞11月3日社説
「
[기자의 눈] 그 日총리 아래 그 막료장 (その日本総理にして、あの幕僚長)」では、麻生首相の「創氏改名」発言その他、この前の中山成彬(当時)国交相発言、中川昭一財務・金融長官発言、細田博之議員の竹島に対するスタンスが紹介されたあと、
こういう総理と長官の下で、日本軍国主義大東亜共栄圏論理と違わない歴史認識を持論とし、右翼史観を宣伝する懸賞公募に堂々と論文を発表する人物が、自衛隊最高指揮官になったのは偶然なのだろうか?
「我々は、過去の日本による植民統治と侵略を深く反省して、衷心で謝罪の意を表わす。」と、先月25日、アジアヨーロッパ首脳会議に参加した麻生首相による、北京で中国に向けた談話はリップサービスとしか見えない。
NHKニュース 11月4日 4時30分より、
「
論文応募の自衛官 50人超か」
(略)防衛省は、元空将の論文の発表のきっかけとなった都市開発会社のグループ主催の「懸賞論文」の募集に応募するため、部内で手続きを取った自衛官がほかにいないか、調査を進めてきました。その結果、これまでに50人を超える自衛官が論文を応募していた可能性があることがわかったということです。(略)応募総数は、およそ230点に上るということで、防衛省は、この中にどれだけの自衛官が含まれているのか把握を急ぐとともに、論文に内部の規則に抵触する不適切な内容が含まれていないかなど、詳しい事実関係の調査を進めることにしています。
TBSニュース 2008年11月4日(火) 5時13分より、
「
更迭の田母神氏、会見で持論を展開」
(略)田母神俊雄氏が3日夜会見し、あらためて持論を展開しました。(略)田母神氏は、政府見解と異なる歴史認識を公にした理由について、「自虐史観から解放されないと、いろいろな政策に影響が出る」と説明した上で、「政府見解に反論出来ないようでは、北朝鮮と一緒だ」などと、独自の主張を展開しました。
なお、更迭に伴って、「空幕長の定年は62歳」ー>「空将の定年60歳」となって、3日付で退職金付きの定年退職となった模様。
* アパグループといえば、
「日本を語るワインの会」で、安倍晋三元首相と仲良く (リンク先はPDF)していた企業だった事が、記憶に残っていたので掘り起こしてみた。この、リンク先の記事でも「先の大戦への理解を深め日本人の良さを取り戻せ」という文章があるようである。
そして、こんな話もある。
『
vanacoralの日記』さんの2008-11-02 付で、『
ちょっと陰謀論 』
岩波訴訟の原告敗訴の件は、↑で力尽きたので、URLの提示と、引用を一つ追加のみ(^^;
(涙目の)「
【主張】沖縄集団自決訴訟 判決と歴史の真実は別だ」 (
魚拓)
「
集団自決判決 検定の立場は維持すべきだ(11月1日付・読売社説)」 (
魚拓)
「安禅不必須山水」さんの2008/11/01 08:37付『
沖縄「集団自決」第2審の判決要旨 その2』より、
(2)宮平秀幸は、控訴人梅澤が本部壕で自決してはならないと厳命し、村長が忠魂碑前で住民に解散を命じたのを聞いたなどと供述するが、明らかに虚言であると断じざるを得ず、これを無批判に採用し評価する意見書、報道、雑誌論考等関連証拠も含めて到底採用できない(判決240頁以下に詳述)。
(3)梅澤命令説、赤松命令説が援護法適用のために後からつくられたものであるとは認められない。これに関連して、照屋昇雄は、援護法運用のために、赤松大尉に依頼して自決命令を出したことにしてもらい、サインなどを得て命令書(?)を捏造した旨を話しているが、話の内容は全く信用できず、これに関連する報道、雑誌論考等を含めて到底採用できない(判決189頁以下に詳述、203頁で綜合判断。)。
…強調は引用者による。
ばっさりですね。
参考;
『
Afternoon Cafe』さんの11月1日付『
大江岩波裁判は控訴審も原告完全敗訴』
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No. 5322
どうも裁判支援ではなくて、裁判官脅迫サイトに成り下がってしまったようです。
http://blog.zaq.ne.jp/osjes/article/69/#comments
元「靖国応援団」グループへの右翼内部からの批判を予期しての防御姿勢なのでしょうか?
「判決要旨」書き起こしアップしておきました。
http://ni0615.iza.ne.jp/blog/entry/777726/ No. 5323
よく反日は中国に帰れとか韓国に帰れとかありますが、
反日で反米で反中で反韓・朝鮮で台湾、シンガポール他アジアに喧嘩売ってる
幕僚長さんはどこに帰ればいいんでしょうかね。アルカイダ辺り?
No. 5327
>ni0615さん
いつも貴重な情報提供ありがとうございます。
>裁判官脅迫サイトに成り下がってしまった
<
とりあえず、原告が読んでもいない本の作者や出版社を名誉毀損で訴えるのって無理だったという自覚から、まず第一歩としてはじめていただけないものでしょうか。。。
>HOPEさん
>幕僚長さんはどこに帰れば
<
いっそ、タイムマシンで70-80年ぐらい前なら、ご本人は嬉しいでしょうね。でも、余計に悲惨なことになるし。
…1000年ぐらい前ならどうでしょう。
No. 5330
>>碧猫さん
度重なるヒットエンドラン証人に断を下して欲しいと願って
http://ni0615.iza.ne.jp/blog/entry/775158/
を書きましたが、判決はそれ以上厳しいものだったようですね。
No. 5333
>ni0615さん
「判決要旨」書き起こし、ありがとうございました。
産経と読売の論調がアレですが、判決要旨にエントリで引用した一節を見て、吹いてしまいました^^
No. 5334
官房長官、記者発表
http://www.kantei.go.jp/jp/tyoukanpress/rireki/2008/11/04_a.html
防衛大臣臨時会見概要
http://www.mod.go.jp/j/kisha/2008/10/31a.html
外務大臣会見記録
http://www.mofa.go.jp/mofaj/press/kaiken/gaisho/g_0811.html#1-B
北海道新聞11月5日付「野党4党、前空幕長招致で一致 防衛相も責任追及」
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/politics/127306.html No. 5335
「田母神空幕長ら自衛隊トップ7人に政治献金疑惑 自衛隊法違反か」
http://s04.megalodon.jp/2008-1105-1755-15/www.mynewsjapan.com/reports/924
MyNewsJapan 12:26 09/30 2008
昨年7月の参議院選挙で初当選した元陸自1佐・佐藤正久参議院議員(自民)の政治資金管理団体に、田母神俊雄・航空幕僚長や折木良一・陸上幕僚長ら制服組トップを含む7人の現職幹部自衛官が、計46万円の政治献金をしていたことがわかった。政治的中立を求めた国家公務員法違反の疑いがあるだけでなく、隊員の「政治的行為」を厳しく制限した自衛隊法に違反する可能性が極めて濃厚だ。
(中略)
リストも後半に差し掛かったころ、ある名前のところで目が留まった。
田母神俊雄・東京都目黒区…公務員――とある。イラク派遣の違憲判決の際に「そんなの関係ねえ」などと発言して物議をかもした現役の航空幕長の名前だ。MNJでも、先刻、自衛隊機を独占した豪華出張ぶりについて疑問を投げかける記事を掲載したばかりだった。
献金の日付は2007年6月7日。参議院選挙投票日の1ヶ月ほど前だ。この日、田母神氏は「さとう正久を支える会」に10万円を寄付した、と記載されている。
_________________________________________
No. 5336
ずっとネトウヨ同様「軍くつ」の音が聞こえる的な言説を嗤ってきましたが、今回の妄想自衛官問題にはひやりとするものを感じます。今政権に近いのは保守派の人だろうが、真面目な保守派が綱紀粛正を徹底的にして欲しい、受け身だが。ここで誤るとまずい気がするんですよねえ。政党はダメ、官僚は腐ってる、いい加減な振る舞いをしてもOK、となると。ああ、おいらにまで軍靴の音が聞こえて来る世の中になるとは安倍ちゃん首相の時にもそう思わなかったのに...。
ま、情けない話ですが、外圧の存在は十分な慰めになりそう、米中露が冷戦時以上に鋭く対立しない限り。連中がそこまで対立するなら世界を牛耳るマジョリティがネトウヨ並になる、ってことでその場合は是非も無し。
No. 5337
>うさぎさん
うさんくさい思いで見ている者的には、対応が驚くほど早かったです。通りかかって目に入ったお昼のニュースでは、この件がトップでしたし、注目度の高さにも驚いています。驚いてちゃいかんのかもしれませんが。
…これが安倍政権下だったらどうだったんでしょうね(^^;
ちなみに、石破氏がブログに公開した見解がこんなでした。
http://ishiba-shigeru.cocolog-nifty.com/blog/2008/11/post-8451.html No. 5338
結局、78人、と。
http://www.asahi.com/national/update/1106/TKY200811060091.html
『防衛省が調査をわずか3日で打ち切った理由は、「本人が事情聴取に応じない」。』から、定年退職
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20081104ddm002010049000c.html
『日付で定年退職とする異例の人事を発表した。本人が辞職や、懲戒処分への調査手続きを拒んだため』定年退職金が6000万円
http://www.nikkansports.com/general/news/f-gn-tp0-20081104-425854.html
産経だけが報じる「民主・鳩山氏が前空幕長と私的会合 参考人招致に影響か」
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/081106/stt0811060123000-n1.htm
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アメリカのナショナル・ヒストリー
航空幕僚長が、先の戦争のことを「日本の侵略というのはぬれぎぬ」と発言したニュース。
あっという間に更迭されました。
NHKとテレビ朝日をみたけど、テレビのニュースでもやっていた。
abi.abiさまのところ
にも魚拓があったよ。
「報道ステー...
[2008/11/01 14:30]
URL
みんななかよく
大江岩波裁判は控訴審も原告完全敗訴
百人斬り裁判、南京事件裁判に続く自爆史観赤っ恥裁判である沖縄ノート控訴審判決が大阪高裁で出ました。
判決要旨はこちら→PDF1、PDF2、PDF...
[2008/11/01 15:09]
URL
Afternoon Cafe
田母神「論文」、読んじまったぜ orz
なぜ論文にカギカッコがついているかといえば
とても、論文と呼べるような代物ではなく・・・。
まあ、皆さまも、読んでくだせえ。
どなたか素早い方が、昨日のうちに魚拓をとっておいてくれましたから。
日本は侵略国家であったのか
kuronekoさん、こりゃあ...
[2008/11/01 17:01]
URL
かめ?
田母神俊雄空幕長の『論文』はアジア的にもアメリカ的にもダメで、「学問研究の成果」にも値しなかった
田母神俊雄空幕長更迭のニュース。この更迭は当然と思う一方で、知っておくべきこともあります。いくつか引用とともにリンクします。
●...
[2008/11/05 00:31]
URL
村野瀬玲奈の秘書課広報室
だよね~
また、バカ発言をして孤立しているようだ。
クラスター爆弾:禁止条約結論出ず 日本は孤立 リマ会議(毎日新聞)
不発弾が市民を無差別に殺傷しているクラスター爆弾の禁止条約作りを目指しペルー・リマで開催されていた「クラスター爆弾禁止リマ会議」は、禁止対象...
[2008/11/05 13:32]
URL
かめ?
テロとの戦いには政治の増派で。海外派兵より綱紀粛正・膿の出し切りを!
2008.10.20.23:00ころ 私、 あのシビリアン・コントロールがどこまで効くのかさえ怪しいあの武装組織を、 あの人権や人道とかどこまで理解しているのか、どこまで重視しているのか怪しいあの武装組織を、 あの針路上の漁船も見つけられずクジラも潜水艦も区別できないあの...
[2008/11/07 14:25]
URL
多文化・多民族・多国籍社会で「人として」
公明党・北側一雄の発言を評価する
前航空幕僚長:田母神氏の定年退職に与党幹部からも異論(毎日新聞)というニュースが伝えられていました。== ここから転載 ==============防衛庁が田母神俊雄・前航空幕僚長を3日付で定年退職としたことに対し、5日、与党幹部から異論が出た。....
[2008/11/07 23:02]
URL
ザ・のじじズム
田母神「論文」について
前航空幕僚長の田母神俊雄氏が、アパ・グループの『真の近現代史観』なる懸賞論文(審査委員長はかの渡部昇一先生)に応募して、「最優秀藤誠志」賞(賞金300万円、副賞が全国アパホテル巡りご招待券なのだそうだ)を受賞した件は、すでにあちこちで評判になっている。...
[2008/11/09 01:21]
URL
遠方からの手紙
作文を書くことまで命令されるとは、自衛隊員は大変だなあ
こんなことではないかと思っていたが、やはり、こんなことだったようだ。
司令名で論文作成を命令 空自第6航空団、幹部に(共同通信)
田母神俊雄前航空幕僚長が政府見解に反する論文を発表した問題で、同じ懸賞論文に62人の自衛官が応募した航空自衛隊第6航空団...
[2008/11/10 22:49]
URL
かめ?