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「朝鮮人シベリア抑留問題」韓国紙の社説から 

 「慰安婦」問題に関心をもって、関連情報を集めるようになって以来、その他の問題も目につくようになった。この方面の問題は、あまりにも未解決のまま放置されているものが多いが、その事実から目を逸らすわけにもいかないだろう。
 この社説も、これは持ち帰って記憶しておきたくなったので、いくつかの自動翻訳サイトの仕事を併せてつじつまを合わせ、日本語として調整した意訳なので、誤訳はあり得るのは承知で保存。

 ハンキョレ新聞 2008-08-19 08:57:29付、キム・ヒョスン論説委員によるコラムより、
[김효순칼럼] 시베리아 억류와 정부의 무관심 ([キム・ヒョスンコラム] シベリア抑留と政府の無関心)』

 日帝から解放されて63年が過ぎても心に解放感がわかないが、これは日帝支配下で刻まれた傷が未だに癒えていないためだろう。被害者らが求めるような十分な戦後補償が行われた例はない。多様な被害事例の中で、比較的時期的に遅く知られるようになったのは、「軍慰安婦」問題だ。これは、性的暴行を含む奴隷労働という問題の性格上、被害者らが前面に出て真相究明と賠償を要求しづらかったためだろう。「軍慰安婦」被害者であったお婆さん達が名乗り出て、蛮行を告発しはじめることができたのは、ようやく、90年代のことだ。

 一方、朝鮮人シベリア抑留問題は、被害者らの痛みが今でも続いているという点で、我々の現代史の悲劇と矛盾を圧縮して見せる事件だ。それなのに、少数の研究者や支援活動家を覗き、被害者らの辛酸極まりない人生経験を知っている人の方が珍しい。このような背景には、外部的要因も一役かっている。ソ連時代には、戦争捕虜抑留はスターリンの極秘指示に従った措置であったため、ゴルバチョフの改革・解放政策で関連した非公開文書類が公開されるまでは、極秘事項だった。ロシア指導部が、深刻な人権蹂躙を認め、日本に謝罪意思を表明したのは、93年、ボリス・エリツィン大統領が初めてだ。

 日本の指導層らは、60万を超える「天皇の軍隊」が捕虜となって長期間抑留されたことが問題化することを避けてきた。自国被害者たちの補償要求に対する対応を誤れば、植民地支配と侵略戦争による被害者への補償要求を巧みに回避してきた戦後日本政府の政策基調が根底から覆されるという恐れもあったからだ。

 ならば、侵略戦争の当事国ではなく、加害者でもない我々の社会で、公の議論がほとんどなされてこなかった理由はなんだろう? 答は簡単だ。48年の政府樹立以降、我々の社会がさまざまな部分で成し遂げた輝かしい成果にもかかわらず、日帝時代の清算と分断状況の克服という根本課題を、我々は主体的にやり遂げることができなかったためだ。

 被害者らは、1990年の韓ソ国交回復以後、青瓦台(大統領府)や外務省などに陳情書を送り、補償解決を促したが反応は冷たかった。被害者らの集まりである朔風会のイ・ビョンジュ会長は、我々の政府には期待できないと激しい感情を隠さなかった。筆者が一度面会して過去の体験を聞きたいと電話した抑留被害者の一人は、「私の人生は全て壊れた。これから話をしたところで何か意味があるのか?」と、筆者に問い返した。彼は、我々の政府はもちろん、アメリカ、日本、ロシア政府どこも信じられないと、強い不信を顕わにした。

 実際に、シベリア抑留者の補償問題が、韓日間や韓露間の外交当局者の会談で真剣に議論されたことはない。

 日本で戦後補償運動に幅広く関与している、戦後補償ネットワーク代表アリミス ゲン有光健(*)氏は、韓国政府の消極的姿勢は理解しがたいと語った。韓国政府が、機会があるごとにロシアと日本政府に抑留被害者らの補償問題が未解決で残っていると想起させてこそ、日本人活動家らも日本政府に誠意ある対応を促せるのに残念だと言うことだ。我々の政府によって、抑留問題についての調査が遂行されたのは唯一「日帝強制占領下強制動員被害真相究明委」のみだ。朔風会代表が2005年2月に被害事例を受付したのに、便乗したのだ。

 実情がこうであるのに、このところの親日政策は過去回帰的発想であり、8・15を建国節に変えなければならないという主張がイ・ミョンバク政府とニューライトらの間に強まっている。

 被害者達には余命はそうは残されていない。これでは、被害者らが歴史の中に跡形もなく綺麗に消え去ることだけを待っている日本の右翼とどこが違うのか、分からない。

いろんな意味で凹む社説ではあるが、言葉としてはどうにも表現しがたい。
ここでは、一番言語化しやすい一点だけ。
…最後の1行が。。。
すでに「日本の右翼」像が確立しているようなのも、なんともはや…orz


 「朝鮮人シベリア抑留問題」については、日本のWEBサイトを探しても、あまり情報は得られなかった。
以下、ほぼ唯一見つけた『在韓軍人軍属裁判を支援する会』の、『シベリア抑留とは?』冒頭から。

 第2次大戦後、旧ソ連によってシベリアに抑留された人は旧日本軍兵士、民間人も含めて約63万人余。極寒・飢餓・重労働の「三重苦」の中で約6万4千人もの人が死亡したと言われている。そのような人々の中に、朝鮮半島出身者が含まれていたことを私たちは忘れてはいけない。

 8月15日、天皇の無条件降伏で、日本の侵略戦争の幕は閉じられた。ポツダム宣言に基づき日本軍の武装解除が始まり、南方の戦線に配属されていた多くの軍人軍属の帰還手続きが進む一方、満州に駐屯していた関東軍60万人はシベリアへ連行された。その中には3500人もの朝鮮半島出身者も含まれていた。

原告・李炳柱(イ・ビョンジュ)さん(韓国シベリア朔風会会長 )の発言
 関東軍60万の内、韓国人は3500名いました。日本人司令官が良心的な場合は、日本軍の無条件降伏の際に、「半島出身は日本軍人じゃないから早く家に帰れ」と言われ、祖国に帰りました。

 にもかかわらず、植民地支配の甘さを忘れる事のできない一部の悪辣な部隊長は、われわれを国籍日本で、創氏改名された日本名で名簿を作りました。それで、日本人となってソ連側にわたされたわけです。最初の年の1945年冬に死んだ人が6万数千名いました。その中に韓国人1200名もいました。(後略)



 韓国紙社説で言及があった、日本政府による自国のシベリア抑留者に対する対応について;
Apes! Not Monkeys! はてな別館』さんの2006-12-27付記事で『[戦争犯罪]シベリア抑留、引き上げ終了から50周年(追記あり)』より一部お借りします、

 保守・右派陣営は戦没者の顕彰には熱心だが、生き残った戦争の犠牲者に対して極めて冷淡であることは、被爆者掩護や中国残留孤児のみならず、シベリア抑留の生存者への対応にも現われていると言えよう。
(中略)
12月7日の毎日新聞(Mainichi Interactive)より。

シベリア抑留者:補償また絶望的 特別給付の野党案否決
 旧ソ連のシベリアなどに戦後抑留され強制労働させられた旧日本兵たちが求めていた未払い賃金は、補償されないことがほぼ確実になった。7日の衆院総務委員会で、抑留期間に応じ特別給付金を支給するとした野党3党提出の法案が否決されたためだ。「国のために戦ったのに、見捨てられたまま死んでいくのか」。抑留経験者らからは落胆の声が上がった。
 民主、共産、社民の野党案は、1人当たり30万~200万円を支給する内容だった。一方、補償はせず、10万円の旅行券の支給を想定した慰労品贈呈の与党案は、この日の委員会で可決され、今国会で成立する公算が大きくなった。
(…)

旅行券!

…はぁ~orz



コメント欄でApemanさんに御教授いただき、修正しました。どうもありがとうございました。



 コメント欄で御教授いただいた情報を、エントリ中にも転載しておきます。
御教授ありがとうございました。

・2004年5月7日(金)「しんぶん赤旗」より、『日韓元シベリア抑留者が座込み 未払い賃金解決求める』 

日韓の元シベリア抑留者が未払い賃金問題解決を求めて六日、国会前で座り込みを行いました。(中略)韓国と日本の代表は今回初めて衆参両院議長あてに「シベリア抑留問題の早期解決を求める要請書」を提出。参院議長や衆院副議長からは「与野党ともに何らかの答えをださなければいけない」などと、以前より前向きの反応がありました。(後略)



・『真実を知りたい』さんの2008/03/02付エントリ『樺太 棄民 朝鮮人の証言』の冒頭より、

 極寒の地”樺太”(現サハリン)で6万から7万といわれる朝鮮人が炭砿や軍事施設、道路建設などの過酷な労働を強いられた。そして、皇国臣民として強制連行された多くの人たちが、日本の敗戦とともに「あなた方は日本人ではないので、引き揚げの対象ではない」と帰国の機会を与えられなかった。(中略)4万3000人の朝鮮人は千人弱が引き揚げたのみで、サハリンに置き去りにされたのである。

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[ 2008/08/21 00:00 ] 自爆史観 | TB(3) | CM(7)

   No. 4983

「アリミス ゲン氏」というのは有光健氏のことでしょうかね。ご存知かもしれませんが
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik3/2004-05-07/15_04.html
こんな記事もありました。
[ 2008/08/20 22:06 ] -[ 編集 ]

樺太問題   No. 4984

朝鮮人は樺太にも残されていますね。
彼らは、敗戦によって日本国籍を失ったため、日本政府による帰還の対象外とされ、樺太に置き去りにされました。
こういうブログと記事を見つけました。
http://hide20.blog.ocn.ne.jp/mokei/2008/03/post_c869.html
[ 2008/08/21 06:39 ] 5xkAihd.[ 編集 ]

   No. 4985

>Apemanさん

御教授ありがとうございます。文脈からして「戦後補償ネットワーク代表」は日本の方らしいと思いつつ、とりあえずでUPしてしまいました。
ご紹介の赤旗記事も知りませんでした。ありがとうございます。

「戦後補償ネットワーク代表」をさらに検索して、2001年時点の情報を見つけましたが、
http://www1.korea-np.co.jp/sinboj/sinboj2001/4/0427/81.htm
その一節「(占領と植民地支配の解決)は、イギリスとインド、フランスとアルジェリア、インドネシアなどの間でも20世紀中に解決できなかった問題で、今後、世界的な課題となるだろう。」
…日本政府はこういった「世界的な課題」について、確実に、下手をうつでしょうね。。。



>かつさん

ご紹介ありがとうございます。
他のエントリも情報量が多いですね。アンテナにも登録してじっくり読んでみます。
…こっち方面は知れば知るほど溜息が出ます。
[ 2008/08/21 12:29 ] fYTKg7yE[ 編集 ]

   No. 5813

トラックバックありがとうございました。
[ 2009/04/07 21:20 ] -[ 編集 ]

   No. 5816

Apemanさんにはすでに御覧頂いたエントリですが、あらためて御覧頂くなり、そちらを御覧になった方にあわせて御覧頂くことで、考察を深めていただく一助になればと思いまして。
[ 2009/04/09 09:53 ] fYTKg7yE[ 編集 ]

朝鮮人のシベリア抑留、もっと知りたい   No. 6652

 シベリア抑留問題について、詳しくいろいろ聞いたのですが、すっかり、何もかも、忘れてしまいました。

それでも、ずうずうしく、自分のブログに投稿をしたのですが、

ブログURL:http://blogs.yahoo.co.jp/sitosiyoko8/22850473.html

確認ができません、

この話を聞いた時のような、詳しいことを、もう一度、知りたいのですが、

教えていただけませんか。
[ 2009/11/16 22:37 ] NffeC8PQ[ 編集 ]

   No. 6653

>しとし よこ八さん

 コメントいただいた趣旨が解りかねております。

>シベリア抑留問題について、詳しくいろいろ聞いた
>この話を聞いた時のような、詳しいことを、もう一度、知りたい
<
 その時にお話ししたのは、私ではありませんので、お尋ねの「詳しいこと」は、私には解りません。

 既にお尋ねになっているようですが、
http://d.hatena.ne.jp/Apeman/20090407/p1#c1258376512
私も上記のようにApemanさんから教えていただいているぐらいですし、私が知っていることは、現時点ではこのエントリに書いてあること以上ではありません。
お役に立てず申し訳ありません。
[ 2009/11/17 17:29 ] fYTKg7yE[ 編集 ]

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もうひとつのシベリア抑留 ~韓国・朝鮮人捕虜の60年~

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[2009/04/09 16:13] URL みんななかよく












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