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生き物の歴史は飢餓との闘い 

 たとえば、山の近くで畑を作ってサツマイモを植えたりすると、ちょうど収穫期に、山から猪が下りてきて、イモを掘り起こして根こそぎ食べられてしまったりすることがある。
 あるいは、庭で果樹を植えていると、ちょうど実り頃に、鳥が群れになって飛んできて、美味しく熟した実ばかりを、より好みして食べられたりすることがある。これが、ちょっと自然の山が近い家だったりすると、猿の群れがやってきて、少々熟れてない実だろうが根こそぎ食べられて、悔しい思いをしたり。

 鳥にとられる場合ってさほど驚かないが、四つ足にヤラレタ場合、人の居住地に野生動物がご飯を探しに来ることに驚きもするのだが、彼らはみんな、お腹を空かしてやってくるのだろう。今の時代であるから、住める場所や、本来食べていたものが少なくなって、仕方なく危険の大きい人の居住地までやってくるとは、想像が付く。

 もっとも、今の時代でなくとも、生き物の歴史は、ほぼ、常に飢餓との闘いであった事を否定できる人は、おそらくいまい。

 つまり、現在生きている生き物たちは、飢餓との闘いに勝ち残って生き延びた「種」であると考えていいだろう。あるいは、飢餓という「自然選択」を受けて淘汰され、進化してきた、とも言い替えられる。
では、飢餓という「自然選択」を生き延びるためにはどういう条件が必要だろう?

 もちろん、食べ物を得る手段に長けていることは重要だ。肉食の生き物なら、狩が上手であること。草食の生き物なら、食べることのできる植物を探すこと、だろうか。
しかし、せっかく得た食べ物が少ししかないことも多いだろう。ならば、その食べ物はできるだけ有効に利用しなければなるまい。


 少しの量の食べ物から、できるだけ多くのエネルギーをとりだし、体に吸収できる個体が、生き延びるためには有利だ。
 そして、吸収したエネルギーを浪費せず、蓄積しやすい体質をもつ個体が、生き延びるためには、有利だ。


 これまでの地球上における生き物の歴史で、それぞれの生き物が豊富な食べ物に恵まれて進化してきた、、、と考えている人は、恐らくはあまりいないだろうから、現存する生き物たちの多くが飢餓に耐える体質 …食べ物からエネルギーを吸収する能力が高く、吸収したエネルギーを蓄積しやすい体質… に恵まれているが故に生き残ったという仮説は、多分、多くの人にとって納得できるものだろう。

 こんな仮説を、節約遺伝子仮説と呼ぶらしい。


 私の実家にいる白い猫は、実に、飢餓状況でも生き延びやすい体質をもった、、、エネルギー効率のいい子だ。彼女は朝晩に、ティースプーン一杯ほどのごく少量のドライフード(しかもサイエンスのライト)しか食べていない(筈だ、、、少なくとも、彼女のお世話係は、私にそう言っている)
 その彼女の体格は、普通の肉付きならば3kg程度(ウチの坊っちゃんより小さい目)のはず。…なんだが、、、にもかかわらず、5kgある。歩いているところを横から見ると、お腹がものすごく垂れ下がっている。だからこそ、ご飯はごく少量しかあげていない(筈な)のだ。
…でも、全然、体重が減らない(^^;

実家に返った時に、腹肉をつかんでみた。たっぷりつかめた。


 彼女に限らず、近ごろ、体格のいい(笑)犬や猫を頻繁に見かけるようになった。そんな彼らの姿を見ていると、生き物の歴史が飢餓との闘いであったが為にエネルギー効率のいい体質に進化し、だからこそ現在まで生き残ってきたんだろうなぁと、進化の不思議を想うのだ(^^;
彼らが直面して来た歴史において、現在は、例外的に食糧事情がいい時期なのだろう。








 と、他人事モードのわたくし、おそらく食糧事情が悪化したら真っ先に…の、エネルギー効率の悪い体質ではあります。そして、黙ってればいいのに、つい、いらんことを言いたくなってしまう、困った性質も併せ持っていたり(^^;;;;

 ある時、職場の20歳代前半の女性職員諸氏が、あるある系のダイエット情報を仕入れて盛り上がっていた。なんでも、温州ミカンを皮ごと食べた後に、普通に、いつも通りの量のご飯を食べればダイエットができる、と聞いたと。
足を止めて聞いていた私、ついうっかり口走ってしまったのでした。














エネルギー保存の法則ってもんがあるよね?
(…法則として当てはまると思ってる訳じゃないけど、ニュアンスとして(^^;)


………あたりに、殺気が立ちこめてしまった(^^;  (ヤバイかもとは思ったんだが)
(でも、私だって余裕ぶっこいているだけじゃなくて、やばげな時には脂質と炭水化物の摂取量減らしているんですってば(^^;;;;)




 でもね、食べ物を生産するのだってエネルギーがかかっているのです。それに、運動で減らすにしても、運動で消費するのだって、燃焼させるのだから、余分な二酸化炭素が出るんじゃないのか、と思うのです。。。
そう単純に考えちゃいかんもの、なのだろうか。。。


(…うちの実家の白にゃんの場合は、私が直接世話をできれば、なんとかするんだけどなぁ(^^; ものすごく彼女から嫌われると思うけど…だから、実家の両親にはできないんだけど)




参考にした、主ないろいろ;
節約遺伝子 thrifty gene と生活習慣病

糖尿病抑制技術(2:節約遺伝子理論の活用)

糖尿病抑制技術(1:BMIの疑問)

JSTバーチャル科学館|進化って何だろう?


気になった記事;
2008年度版アメリカの肥満人口を表した地図
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[ 2008/07/08 00:00 ] 小ネタ | TB(1) | CM(7)

そういえば・・・   No. 4659

>(筈だ、、、少なくとも、彼女のお世話係は、私にそう言っている)

たまに実家に行くと、親はすでに中年のおっさんになった私にもまるで思春期の頃のように「○○もあるけど食べへんか」とよく言ったものです(「もうそんなに食えへん」と断り続けた結果この数年はマシになりましたが)。子どもに対して「食える時には目一杯食べさせよう」とする行動様式も進化論的に成立していて、それがペットにも転化されているのかもしれないですね。
[ 2008/07/08 00:36 ] -[ 編集 ]

   No. 4662

>Apemanさん
>子どもに対して「食える時には目一杯食べさせよう」とする行動様式も進化論的に成立
<
たしかに、実家に帰ると「○●、持って帰れへんか、これもどや」と食料をたくさん持って帰らされそうになります。重いのに(笑

ただ、私の親は、終戦の混乱期に成長期を送っています(一方は疎開経験もあり)から、進化論的に成立する行動様式よりも、個人的に体験した環境の影響の方が大きいとは考えます。日本だって、飢餓に直面した時代が、ほんの数十年前にあったのですよね。


…それはともかく、猫は、甘やかしておやつをあげるヒトの方に懐くんですよねー(悔)。
[ 2008/07/08 12:40 ] fYTKg7yE[ 編集 ]

「ちゃんと食べてるか?」   No. 4664

 実家に帰るとよく祖父母に聞かれますね。

 実家から送られてくる米・野菜類を中心にしつつ、動物性たんぱく質系の惣菜をアウトソーシングしながら美味しく食事をしていたら、何か気がついたら痩せ始めました。エネルギー補給に甘味も利用しているのに(ぉぃ)
…1ヶ月の入院で、小柄なくせに一日2000kcalぐらいとってろくに動かなかったのに0.5㎏も増えなかった辺りからすると、燃費は良くはないのだろうなぁ、なんて思っています。

決して痩せているわけではないですがまあBMIは余裕で標準値だし、我慢する必要に迫られないうちは我慢せずに美味しくものを食べる次第です。
…こらえ性がないので、無理な我慢をするとあらゆる効率が一気に落ちるものですから、それなら日常生活の円滑な運営を優先したいという、あまり「女の子らしくない」人間なのでした。
[ 2008/07/08 13:37 ] mQop/nM.[ 編集 ]

   No. 4665

>七重さん

私は一応、動かずに食事量を動いているときと同じ食べると、体重が増えますねぇ(^^;
油ものが多い場合も、同じく。
ただ、体重が増えるとなんとなく「解る」んで、すぐに落としますが。
実家で親の作ったものを食べていた時より、自分で自分の食べたいものを作って食べるようになってから体重が落ちましたけど、風邪とかで寝込むことがなくなりました。…BMIは、、、標準値の下限周辺ですけど(^^;

 というような私相手に、周辺にいらっさる女性方が体重を減らしたいようなことをおっしゃる事が多くて、つい、言ってみるわけです。
 体重落としたいなら、アイスクリーム食べる習慣やめたら? とか、一週間、炭水化物を今食べてる量の半分にしてみたら? とか、お昼に唐揚げ弁当ばっかり食べるのやめたら? とか。
ところが、それを全部却下され、これを食べないと人生の楽しみがないから食べる、って断言される、と(^^;
…で。
だったら言わなきゃいいのに...と内心思っていたら「私ぐらいのBMIの方が長生きするってテレビで言ってた」と(私が)言われちゃったり(^^;
[ 2008/07/08 18:09 ] fYTKg7yE[ 編集 ]

そういやアメリカ行くときに   No. 4668

アメリカじゃダイエットアイスというのが1パイント単位で売られている、と教えてもらった。
……それ、なんか間違ってないか? カロリー0ってわけじゃないんだろ?
[ 2008/07/08 20:38 ] 9fUrC8Yk[ 編集 ]

   No. 4670

そういえば私の母も
「お腹空いたときに、お腹空いただけ食べたら太らんやろ」とか言って
30年間体重が変化していないのが自慢です。
そんな母の料理を食べなくなって、私は太ってしまいました。
もともと随分痩せていたので、今でもBMIはやせ気味なんですが
腹だけがどーんと出っ張っています(涙)
家族からは「太りすぎ!」「妊娠5ヶ月?」との避難が・・・(涙)
[ 2008/07/08 21:17 ] Ol1eGJ4Y[ 編集 ]

   No. 4673

>うちゃさん

そういうのをしこたま食べたと覚しき方が、フィットネスクラブで息を切らしている映像を見る機会があると、、、その呼気に含まれる二酸化炭素について、もの申したい気分に駆られるのです。



>さくらさん
>「お腹空いたときに、お腹空いただけ食べたら太らんやろ」
<
時間に縛られた勤務しているヒトとかは、仕方ないと思うのですけどね。
でも、例えば休日なんかも、三食決まった時間に、お腹空いてないのにきっちり食べているヒトに疑問を述べてみると、それが健康的であると反論されちゃうんですよね。それで体重が減らないとか言われてもー。なんだかなー。
日本人が三食食べるようになったのって、せいぜい、ここ百年以下の最近じゃないのかなぁ。
と、日常、理不尽な思いに駆られることが多くて、つい、こんなエントリを上げてしまいました。

>腹だけがどーんと

そう、まんべんなく肉が付いてくれたらいいのに、まず、そこなんですよね。
だから、体重が増えたら「わかる」(^^;
常日頃、座っているときも歩いているときも、腹筋に力を入れる習慣付けるのって結構有効じゃありません?
[ 2008/07/09 12:47 ] fYTKg7yE[ 編集 ]

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