エントリタイトルで「その後」と付けているが、当方で取り上げていた話題ではない事をまず、お断りしつつ。
そもそもは、こんな事件。
既に大元のサイトからは削除されている報道で、キャッシュも見当たらなかったので引用元は
2ちゃんねる、リンクは切れているけど本来のURLに貼っておきます。
毎日新聞2007年10月13日付で
「
セクハラ:生活保護申請の女性に 大阪・羽曳野市に賠償命令 」
判決によると、女性は一昨年5月、生活保護の受給を申請。その際に担当のケースワーカーの男性職員から度々電話がかかり、性に関する話題を向けられたほか、「男性を紹介してやる」などと言われた。谷口裁判長は「職員は職務上知ったプライバシー情報を利用した。話を聞くのを拒めば、女性は生活保護で不利益を受けないかと悩み、女性のうつ病やパニック症候群を悪化させた」と述べた。この職員は今年9月、2カ月以上無断欠勤したとして懲戒免職になっている。
被害者は、元職員と市に計340万円の損害賠償を求めたのだが、判決は市に110万円を支払うよう命じたという。
元職員への請求は「国家賠償法により公務員個人は責を負わない」として、棄却されたのだそうだ。
このセクシャルハラスメントの詳細は、「
maroon_lanceの日記 」さんの「
命綱 拒めぬセクハラ」に詳しい。この記事を読むのは、血圧が高い人にはお勧めできないかもしれない。読むと、頭に血が上るんじゃないかと思う
(私はこめかみの拍動を自分で感じましたよ、まったくもう)。もちろん、maroon_lanceさんのせいではない(maroon_lanceさん、ご紹介ありがとうございます)。
…そして、これの後日談で、さらに腹が立ったので、報道を持ち帰った次第。
asahi.com 2008年05月24日03時00分付で
「
生活保護費から賠償金差し引く セクハラ敗訴の羽曳野市」
生活保護の申請をした女性(44)への職員のセクハラ行為をめぐる訴訟で敗訴し、110万円の損害賠償を支払った大阪府羽曳野市が、訴訟費用を除いて女性の手元に残った約24万円を「収入」とみなして生活保護費から差し引いていたことがわかった。専門家は「嫌がらせとしか思えない」と指摘している。
(略)
女性の代理人弁護士らによると、市は判決に従って賠償金を支払い、女性の手元には訴訟で証拠採用された電話の録音テープの声紋鑑定費や弁護費用などを引いた24万2千円が残った。市はこれを女性の「収入」とみなし、昨年11月~今年4月、女性の生活保護費(月約6万6千円)から月1万~5万円を分割して差し引いた。
一方で、市は国家賠償法に基づき、元職員に女性への賠償金と同じ額を市に支払うよう請求。元職員が応じたため、市は生活保護の減額に加えて賠償金も結果的に取り戻した形になった。
自治体は生活保護法に基づき、受給者が交通事故や離婚などで保険金や慰謝料を受け取った場合、それを「収入」とみなして保護費を減額することができる。一方で旧厚生省は61年、受給者の自立や更生のために使われる分については収入とみなさない、とする通知を出している。
女性の代理人は羽曳野市に「24万円は女性の自立や更生に必要な費用とみなすべきだ」と抗議。「そもそも、訴訟で負けた市が勝訴した側から賠償金を事実上取り戻すのは信義則に反する」と主張している。
(後略)
…躾の悪い職員を雇用していて被害者に苦痛をしいた癖に、いじましい「嫌がらせ」に見える真似をやらかすのが、羽曳野市という地方自治体であるらしい。
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被害者は、元職員と市に計340万円の損害賠償を求めたのだが、判決は市に110万円を支払うよう命じたという。
元職員への請求は「国家賠償法により公務員個人は責を負わない」として、棄却されたのだそうだ。
このセクシャルハラスメントの詳細は、「
maroon_lanceの日記 」さんの「
命綱 拒めぬセクハラ」に詳しい。この記事を読むのは、血圧が高い人にはお勧めできないかもしれない。読むと、頭に血が上るんじゃないかと思う
(私はこめかみの拍動を自分で感じましたよ、まったくもう)。もちろん、maroon_lanceさんのせいではない(maroon_lanceさん、ご紹介ありがとうございます)。
…そして、これの後日談で、さらに腹が立ったので、報道を持ち帰った次第。
asahi.com 2008年05月24日03時00分付で
「
生活保護費から賠償金差し引く セクハラ敗訴の羽曳野市」
生活保護の申請をした女性(44)への職員のセクハラ行為をめぐる訴訟で敗訴し、110万円の損害賠償を支払った大阪府羽曳野市が、訴訟費用を除いて女性の手元に残った約24万円を「収入」とみなして生活保護費から差し引いていたことがわかった。専門家は「嫌がらせとしか思えない」と指摘している。
(略)
女性の代理人弁護士らによると、市は判決に従って賠償金を支払い、女性の手元には訴訟で証拠採用された電話の録音テープの声紋鑑定費や弁護費用などを引いた24万2千円が残った。市はこれを女性の「収入」とみなし、昨年11月~今年4月、女性の生活保護費(月約6万6千円)から月1万~5万円を分割して差し引いた。
一方で、市は国家賠償法に基づき、元職員に女性への賠償金と同じ額を市に支払うよう請求。元職員が応じたため、市は生活保護の減額に加えて賠償金も結果的に取り戻した形になった。
自治体は生活保護法に基づき、受給者が交通事故や離婚などで保険金や慰謝料を受け取った場合、それを「収入」とみなして保護費を減額することができる。一方で旧厚生省は61年、受給者の自立や更生のために使われる分については収入とみなさない、とする通知を出している。
女性の代理人は羽曳野市に「24万円は女性の自立や更生に必要な費用とみなすべきだ」と抗議。「そもそも、訴訟で負けた市が勝訴した側から賠償金を事実上取り戻すのは信義則に反する」と主張している。
(後略)
…躾の悪い職員を雇用していて被害者に苦痛をしいた癖に、いじましい「嫌がらせ」に見える真似をやらかすのが、羽曳野市という地方自治体であるらしい。
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No. 4326
低血圧気味で寝起きが悪いワタクシですが、朝一番にこの記事をネットで見つけ、一気に血圧上昇。
おかげさまでパッチリと目が覚めました。
ところで「羽曳野市」が読めず、コピペしてググッたのは私だけでしょうか?
No. 4327
生活保護を受けている人間は、市職員からセクハラを受けても泣き寝入りした方が手間がかからなくてお得ですよ、というのが羽曳野市の立場だ、ということですね。
胸糞が悪い、としか言いようがないニュースでした。
No. 4328
血圧下げてやりたくなりました。
……こいつらの喉笛食い破って。
>「嫌がらせ」
嫌がらせであれば、まだいいです。一人二人の悪意によるものですから。
むしろ、「体質」としてルール通りに普通のことをやっている
つもりだったのでは。
即ち、24万円分を収入とみなして保護費を減額することが、彼らのルールと常識に反しない行為だったと。
No. 4330
なんなんすかこのニュース。
狂ってるんすか?
いや、ほんとに。
え?
なんかの冗談?
……え?
No. 4332
一寸吐き気が…
また鬱病が悪くなってきた気が…
今日お医者さんに「良くなってきましたね」と言われたのに…
No. 4333
えーあたしも今しがたこの記事を読みまして、ぶっつりと血管が切れる音を(比喩表現ですが)知覚したわけでございますが、羽曳野市のこの事例から、あたしは北九州の事例をぼんやりと連想するわけでございまして、自治体には厚労省あたりの強い(生活保護抑制への)プレッシャーがあったのだろうなぁと想起するとき、自治体のみならず政府への怒りにまで発展しますな。
だいたい、保険金や慰謝料などを受けとったときに、それを収入と見なして生活保護を減額できる、っていう生活保護法の規定そのものが、あたしには気が違ってるとしか思えません。それでなくても苦しい思いをして必死に生きている人間が、その上更に受けた被害や労苦に対して受けたお金を単なる不労所得とみなしてしまうセンスが理解できませんな。
勿論、無制限にというわけに行かないのはやむを得ないでしょうが、それにしてもねぇ…。
No. 4334
>gegengaさん
寒冷期にも、一気に体温が上昇しそうなニュースですよね。
>「羽曳野市」が読めず、
<
さすがに、わたくし、生まれ育ちが大阪ですから読めますけど、多分書けません。
それと、場所が大まかな位置しか分かりません。場所が分からなくてせっぱ詰まったら、あれは大阪府にある市じゃないとか、訳の解らないことを口走ります。
>Apemanさん
この職員の懲戒免職理由は、これじゃなく無断欠勤という話です。裁判でも、羽曳野市側はセクハラが無かった立場をとり続けていたと報じられていたようです。
http://www4.city.habikino.osaka.jp/gijiroku/
で、「セクハラ」をキーワードに入れると、これに関する質疑の入った12月定例会の議事録が出てきて、保健福祉部長がそれらしい答弁をしていますけど、その後やっているのが、これ、ですからね。
市のホームページ(
http://www.city.habikino.osaka.jp/)にはセクハラ対策とかのコンテンツは見当たりませんから、本気で再発防止策を講じているのか疑ってしまいますね。
裁判をすると損をする見せしめにする気である、と疑っておくことにします。
>人生アウトさん
>24万円分を収入とみなして保護費を減額することが、彼らのルールと常識に反しない行為だったと。
<
そうかも。そういう発想の人は多そうですね。そこここのブログで、比較的よく目にする類の発想ですね、そういえば。
>すてはんさん
現時点では、朝日以外では報じてませんねぇ。
といっても、無かったとは思えない話ですが。明日あたり、あかはたぐらいは報じるでしょうかねぇ。
>おさふねさん
このブログは、私がムカついた話を持ち帰って晒す事が多いので、精神的な余裕のあるときに限ってご訪問いただいた方がいいかも。
>McRashさん
>保険金や慰謝料などを受けとったときに、それを収入と見なして生活保護を減額できる、っていう生活保護法の規定
<
ご指摘ごもっともかとは思いますが、この事例の場合、賠償金云々以前に、市側が自主的に慰謝料もっていかんかいと思いましたわ。
>北九州の事例をぼんやりと連想
>自治体には厚労省あたりの強い(生活保護抑制への)プレッシャー
<
検索途中に、そういう指摘をしてるブログさんも見たような。
No. 4338
”どろぼう”じゃないんでしょうか?
いや、真面目にそう思いますけど。
強制力を伴っているんだから、”ごうとう”と言ってもいいくらい。
No. 4339
>元職員への請求は「国家賠償法により公務員個人は責を負わない」として、棄却され
これは、仕方のないことなんですよ。
例えば、公務員が職務中に時価10万円の壺を割ったとして
その所属する国または自治体が10万円を賠償したならば
公務員個人にも更に賠償を求めることはできない、というのと同じことです。
また、国家賠償法によって国または自治体に賠償責任が認められる為には
公務員の職務が違法であることが認定される必要があるので
今回の場合にも、公務員にセクハラがあったこと、それが違法であることは認定されているはずです。
また、公務員に故意または重過失があった場合には
賠償をした国または自治体は、その賠償分を公務員個人に請求することができます。
賠償が認められる要件が若干緩やかで(公務員個人に対しては民法上の賠償請求になる)
かつ、支払い能力があるという点で
公務員個人よりも自治体に賠償請求するほうが、被害者にも有利なんです。
ということで
羽曳野市は賠償金を、被害者からではなく
加害者である元職員から取り戻しないさい!!ってことですよ(怒)
No. 4340
さくらさん、こんにちは。
>羽曳野市は賠償金を、被害者からではなく
加害者である元職員から取り戻しないさい!!ってことですよ(怒)
市側は既に取り戻しているようですよ。
>一方で、市は国家賠償法に基づき、元職員に女性への賠償金と同じ額を市に支払うよう請求。元職員が応じたため、市は生活保護の減額に加えて賠償金も結果的に取り戻した形になった。
被害者から取り戻すだけでも酷い話だというのに、2重に取り戻す形になっているのでさらに酷いことになっています。
それにしても市側は元職員をかばったことについてどの様に考えているんでしょうかね。
代理人が信義則に反すると発言するのも当然ですし、元記事の最後にあるある厚労相保護課の担当者ですら配慮について言及していることからもこの件が特に酷いことが感じられます。
No. 4341
>市側は既に取り戻しているようですよ。
そうだったんですね。
元職員をかばっていたので、求償はしていないかと思いましたよ。
だったら、もっと(怒)です。
(「ふ・ざ・け・ん・な!」と椅子の一つも蹴っ飛ばしたい)
No. 4342
>うちゃさん
「いやがらせ」の「どろぼう」でも、「いやがらせ」の「ごうとう」のコンビネーションでも、日本語表現として問題無さそうですけど。
「いやがらせ」の「どろぼう」の「みせしめ」まで組み合わせると、日本語として問題ありそうではありますが。
>さくらさん
つっこみはMKMさんに先を越されたので(^^;
>>元職員への請求は「国家賠償法により公務員個人は責を負わない」
<
公務時間内と公務時間外の両方でやっていれば、職員個人も〆れたんですかねぇ。
御教授ありがとうございます。
>MKMさん
>市側は元職員をかばったことについてどの様に考えているんでしょうかね。
<
まったく。
被害補償を真摯に考えてるのか疑問ですし、かばい立てしていたとの報道から再発防止も真面目に考えているのか、疑ってしまいます。
No. 4343
あのー、産経新聞が「モンスター公務員、こんなに多い問題職員」ってキャンペーン張っているってわけじゃないの?
>この職員は今年9月、2カ月以上無断欠勤したとして懲戒免職になっている。
これはどういう事情があるのかな。もともとトンデモさんだったのかな。どういうコネがあったのかな、とか想像しちゃう。
No. 4344
ああ、冷房つけないと暑すぎで死んでしまう(笑)
裁判って大変なのに。まずは裁判は平日の昼間にしか出来ない。それだけでも大変なことですよ。しかもこちらから日時が指定できるわけでもない。被害の時間的ロスも含めれば24万円なんかじゃすまないはず(精神的苦痛はもちろんのこと)。
沖縄でもひどい判決が出たばかりです。被告側の弁護士は「指導教官と生徒の立場は同等」だと思っている(・・と傍聴した人から聞いた)とか。卒業させてもらうには女性は自分の身まで犠牲にしなければいけないなんて狂っている。学会発表の前日にホテルの一室で発表内容の指導をする、というのは職務外なんだろうか?
-------------------------------------------
http://www.okinawatimes.co.jp/day/200805131700_04.html
女性側の請求棄却/琉大セクハラ訴訟
琉球大学の大学院を修了した県内の女性が、在籍中に指導教授から男女関係を強いられるセクハラを受けていたとして、教授と大学に計一千万円の慰謝料を求めた訴訟の判決で、那覇地裁(大野和明裁判長)は十三日、「二人の関係が女性の意思に反するものであったとは認められない」などとして、女性の訴えを全面的に退け教授と大学に対する請求をいずれも棄却した。
女性側は、県外での調査研究活動に同行した際の宿泊先で、教授から性的な関係を強いられたのをきっかけに、指導教官としての地位に乗じて男女関係を強要させられていたと主張。
教授側は事実を大筋で認めた上で、合意に基づく対等な交際だったと説明。女性の意思や人格を否定したことはなく、進路や人生相談に乗っている間に関係が深まったと反論していた。
琉大側は、教授の職務外での行為だったとし、使用者責任を否定していた。
-----------------------------------------
No. 4345
>kuronekoさん
産経じゃなくて朝日の報道ですから。
産経が何かやるとしたら、セカンドハラスメントじゃないですか。実績ありますし。
>さめさん
沸点に達してから冷めた後の汗で、風邪などひかれませんようにお気を付け下さいね。
>琉大セクハラ訴訟
ぐぁぁ~(激怒
「学会発表の前日にホテルの一室で発表内容の指導」
だ け してるんなら、誰もセクハラとはいわんわっ!
ご紹介の報道に先立つ1月のも見つけました。
http://www.okinawatimes.co.jp/day/200801181300_06.html
『教授側は事実を大筋で認め、「当時は対等に交際しているという認識で、この訴訟を通じて女性の意に沿わないものだったことが分かった。』
対等なわけないだろ。
なんかね、このところ、訴訟にもちこんだセクハラ事件で、セクハラ被害者側の敗訴が目につくような気がしていたんです。特にキャンパスセクハラがらみで。
http://university.main.jp/blog5/archives/2008/03/post_1168.html
http://university.main.jp/blog5/archives/2008/02/post_1161.html
セクハラってそもそも権力構造があるし、加害者になりうる立場のヒトは基本的に固定しているけど、被害者になりうる立場のヒトって常に入れ替わる構造もあるとききます。
…加害者は学習できるんですよね。
No. 4346
>公務時間内と公務時間外の両方でやっていれば、職員個人も〆れたんですかねぇ。
厳密には公務外でも、外見上公務に見える場合には国家賠償法の対象です。
例えば、非番の警察官が制服着て通行人を殴ったとか。
ケースワーカーが生活保護の申請者に電話したというなら
公務時間外でも、国家賠償法の対象になると思います。
それとは別に
公務時間内でも公務時間外でも職員個人に損害賠償請求できますが
個人に賠償請求するときは、国家賠償ではなくて民法上の不法行為になり、
要件がちょっと厳しくなるんです。
でも、職員個人に賠償させれば、市には賠償を請求できません。
110万円という額が小さくて違和感があるかもしれませんが
羽曳野市であっても職員個人であっても、誰かが賠償すれば
被害は全部回復したという建前なんですよ。
セクハラによる精神的損害の評価が低すぎる・・・。
No. 4347
このコメントは管理人のみ閲覧できます
No. 4350
>さくらさん
再度の御教授ありがとうございます。
ぐわぁ~。まるごと110万ならまだしも、手元に残るのがその四分の一ほどなのに。
本当に「セクハラによる精神的損害の評価が低すぎる」…怒。
>2008/05/25 22:22のコメント提供者様
わざわざありがとうございます。
ただ、それを私からブログにてご紹介するのは、うっかりすると業務妨害を煽ることになりかねませんので、ご紹介は控えたいと思います。
よろしくご了承下さい。
No. 4353
maroon_lance様の記事に飛んでどうしようもない寒気がしました。
意に沿わぬコミュニケーションを強いてくる(痴漢とかじゃなくて、面と向かって言葉を伴って)不届き者には私も二度ほど遭遇しております。気持ち悪いわ怖いわもう…。
ましてや、社会的な力を使ってそんなことをするなんて…!
余談なんですが、そういう不届き者って「無邪気」なんですよね。嫌がると「何で?」って聞いてきたりして。…目尻下がってたりして。
「セクハラによる精神的損害の評価が低すぎる」のって、司法の場がそういう精神性を写し取っているせいもあるんじゃないかな、と思います。
………状況を改善するために、分からない人にこの気持ち悪さ・怖さを伝えられる言葉を探したいと思いつつ、ヒステリックに感情に流れてしまう私がいます(凹)
No. 4356
>七重さん
「個人的なものは政治的なものである」でしたっけ、フェミニズムでよく言われるテーゼ。
個人の体験を語ることでなにがしかの状況改善につながればと思うのですが、難しいですよね。同情をひきたいとかじゃないのに、そう思われそうとかで躊躇ってしまったり。
近頃目にする機会の多い、「私闘」「公論」ともつながってきそうなのですが、落ち着いて考えている暇がないのがもどかしいです。
>状況を改善するために、分からない人にこの気持ち悪さ・怖さを伝えられる言葉を探したい
<
例えばの話ですが。
親しく交流していた女性の友人に、自身が受けた仕打ちでないと容易に読み取れる事柄に関して、突然、ジェンダー色の強い言葉の暴力を物陰でふるう男性がいたとして。
その場を目の当たりにしながら、ジェンダー色の強い罵倒を投げた男性に何らの違和感表明をしないで、そのまま親しく交流を続ける男性の友人たちが、女性に対する暴力反対とか言っているのを見た場合に、生温かく見守ってしまうだろうと思う私がいます。
…その女性が自力でなんらかのアクションを起こす気性であるかどうかは、問題が別ですよね。
そういう社会ですから。>
>「セクハラによる精神的損害の評価が低すぎる」のって、司法の場がそういう精神性を写し取っているせいもあるんじゃないかな、と思います。
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