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新学習指導要領案に関するパブリックコメント募集中だそうです(追加有) 

(3/4公開ですが、3/15付に変更して追加と修正@3/5、現在の最終追加@3/7、3/10付に変更@3/10)

みんななかよく」さまから。
タイトルの通りなんですが、いろいろな関係各所へのリンクと解説は上記のkuroneko大師兄んトコからどうぞ。締め切りは3月16日です。

主なリンクだけ、ここにも転載。
・文部科学省の『学校教育法施行規則の一部を改正する省令案並びに幼稚園教育要領案、小学校学習指導要領案及び中学校学習指導要領案等に関する意見公募手続(パブリック・コメント)の実施について
・同 『意見募集中案件詳細
・同『教育基本法の改正に対応した学習指導要領案の主な改訂点』(リンク先はPDFファイルです)

なお、かの八木秀次だいせんせー率いる(だっけ?)「日本教育再生機構」様がパブコメ応募を呼びかけており、それが既にたくさん届いているという情報があるらしいのです。
それってどうよと思われる方は是非、意見をご提出下さいませ。



で、kuronekoにーさんったら、面白いものをご紹介だったので思わずそっちに食い付く。
「日本教育再生機構」様が「意見提出の参考用に論点を絞った見解」、、、要するに、テンプレートのようなものを9つも御公表とか。

…笑

なんて美味しい(爆)。
せっかくだから利用させていただきましょう。
例えばこんな。

3.道徳教育については、「道徳の時間を要として」(第1章 総則)という文言が加わったが、これは現行の特設「道徳」を維持するということで、教育再生会議の提言した「徳育の教科化」を否定したに等しい。「道徳教育推進教師」の導入など、道徳教育の強化を打ち出した点は評価できるが、教材の例示がなく、実践段階での実効性は怪しい。


いけませんね。現状に即した文章に添削してあげないと、ね。

3.道徳教育については、「道徳の時間を要として」(第1章 総則)という文言が加わったが、これは現行の特設「道徳」を維持するということで、昨今の政治家の妄言・一部報道機関の弱者たたき言説などの、大人の道徳観の劣化を棚上げにして教育再生会議が提言した「徳育の教科化」を否定している点は、大いに評価できる。この上は、民間人を巻き込んだ事故を起こしながら事実の隠蔽に走った「あたご」事件などの報道を反面的な教材として例示し、虚偽の言説や事実の隠蔽を嫌悪しつつ、弱者に対する思いやりの心をはぐくむ道徳教育を進めるよう、各種指導要領案をご検討いただきたい。



という訳で、後で思いついたら他の8項目についても、「日本教育再生機構」様へのおちょくり…ごほごほごほ、、、ご都合主義な復古調を楽しくねじ曲げて戦後民主主義へ向けるパロディ…、、、コホン、実際の日本社会の現状にあわせた表現に添削したいと思います。

そのまま送ることが可能なレベル(<- これが重要)の「日教再」(kuronekoさんによる「勝手に略語」)テンプレート添削という御題で、こんなんどやとご協力下さる方は、是非コメント等、くださいませ。…手抜きや(^^;




追加分(長くなるので、元ネタは前述のリンクからご参照下さい);
南郷力丸さまからの「その4」

4.「伝統と文化を継承し、発展させ」「公共の精神を尊び」という文言が加わった為、音楽では、日本の伝統音楽と近代以降に導入された西洋音楽は全く違った規範を持っていながら、ともに高い評価を得ていることを理解させる必要がある。にもかかわらず、西洋音楽の受容期に容易に西洋音楽の基本を学べるよう作られた文部省唱歌を、今さら多く取り上げることは、無意味どころか無駄であろう。むしろ、日本の伝統音楽をはじめとする諸民族の音楽や、それらから産まれた現代音楽など、様々な規範の高度な音楽に触れる機会を拡大すべきである。

 国語で「伝統的な言語文化に関する事項」を規定したことも評価できるが、日本の伝統的な言語文化が一様ではなく、地域的多様性を持つことにも言及すべきである。問題は社会科で、現行に新たに加わったのは小学校6年生の歴史の「狩猟・採集」という文言と「代表的な文化遺産を通して学習できるように配慮すること」という部分くらいである。これは中教審答申が「我が国の伝統や文化についての理解を深め、尊重する態度」を育む具体例として挙げている「例えば、縄文土器の使われたころの人々のくらしに関する内容を新たに加えたり、歴史的事象との関連で取り上げる代表的な文化遺産を例示するなど、伝統や文化に関する内容の充実を図る」という部分の具体化としては不十分である。単なる伝説ではなく、現実に存在する歴史遺産と実証的な歴史研究の成果によって裏打ちされてこそ、自ずと「伝統と文化を尊重する態度」が育まれるのであり、近年の考古学の成果を積極的に紹介すべきである。また、古代から近世にいたる歴史の中で、人々が共同でくらす中で、自ら共同体を運営してきた事例などを紹介することが「公共の精神を尊び」のためには不可欠であろう。


南郷力丸さまからの「その6」

6.中学校社会科歴史的分野については問題が多い。
 (1)「歴史のとらえ方」という部分の「受け継がれた伝統や文化への関心を高め」のためには、実証的な歴史研究に裏打ちされた展開が必要であることに特に留意すべきである。

 (2)「東アジアの文明の影響を受けながら我が国で国家が形成されていったことを理解させる」と記述するが、稲作や文字のような古代における影響のみではなく、例えば、幕末から近代への尊皇思想がいわゆる「小中華」思想という中華文明の影響であったように、影響を歴史の中でどのように受容していったかにも言及すべきである。

 (3)「『世界の古代文明』については、中国の文明を中心に諸文明の特色を取り扱い」とするが、日本の歴史の理解には「中心に」とする必要があるが、世界の歴史の理解のために、他の諸文明の扱いがおろそかにならないように留意すべきだ。

 (4)現行は「内容」の部分で「天皇・貴族の政治が展開されたことを、聖徳太子の政治と大化の改新、律令国家の確立、摂関政治を通して理解させる」とするが、改訂案では「律令国家の確立に至るまでの過程、摂関政治などを通して」とし、専門研究者によって諸説のある聖徳太子の政治と大化の改新が欠落していることは、実証的な歴史を基盤にするという点で評価できる。ただし、「内容の取り扱い」で「『律令国家の確立に到るまでの過程』については、聖徳太子の政治、大化の改新から律令国家の確立に到るまでの過程を、小学校での学習を活用して大きくとらえさせるようにすること」と述べるが、実証されてはいないことにも言及すべきだ。

 (5)現行は「内容の取り扱い」の部分で「中世の日本」に関して「『農村』については、徳政令、一揆について網羅的な取り扱いにならないようにするとともに、それらの内容に深入りしないようにすること」と記述していたが、改訂案ではこの部分は削除されている。「公共の精神を尊び」の具体的展開として、共同の精神によってなされたこれらの事例の紹介がおろそかにならないか危惧される。

 (6)現行は「内容の取り扱い」の部分で「近現代の日本と世界」に関して「『大日本帝国憲法の制定』については、これにより当時のアジアで唯一の立憲制の国家が成立し議会政治が始まったことの意義について気付かせるようにすること」と、ヨーロッパや北米との外交が行われた後にまで、なぜアジアの枠内で理解する必要があるのか不可解な部分もあったが、改訂案では「『立憲制の国家が成立して議会政治が始まる』については、その歴史上の意義や現代の政治とのつながりに気付かせるようにすること」と記述するにとどまり整理されている。新たに加わった「現代の政治とのつながり」については、むしろ、大日本帝国憲法1条と現憲法41条を例に「現在の政治との差異」とした方が、より関係が理解できるのではないか。

 (7)近現代史教育の充実を打ち出しているが、例示が乏しく、学問研究の成果とは言えない「偽歴史」を信じ込まないように歯止めになる記述も少ないことから、教科書記述がいわゆる自慰的なものになることが懸念される。



自前で「その5」南郷力丸さまから提案含む

5.天皇についても、小学校6年生で「歴史に関する学習との関連も図りながら、天皇についての理解と敬愛の念を深めるようにすること」とすることは現行の通りだが、中学校については社会科公民的分野で「日本国及び日本国民統合の象徴としての天皇の地位と天皇の国事に関する行為について理解させる」と記述するにとどまり、歴史的分野との関連についての言及がない。

 この点は、今上御一家の方々を、神格化されてきた時代もある歴史とは別個に現代に生きている、それぞれの方が情愛ある一個人であることを理解し、敬愛する心を深めるために大いに評価できるものである。また、今上御一家の方々が「記号」ではない、「人格をもつ一個人」であることへの理解を発展させ、普遍的な人権意識の醸成にいたらせる指導も勘案すべきである。

 また、天皇への敬愛の念を深めるためには、「入学式や卒業式などにおいては,その意義を踏まえ,国旗を掲揚するとともに,国歌を斉唱するよう指導するものとする。」に「強制にならないよう」という天皇の発言を加えることが効果的である。



「その9」南郷力丸さまから提案含む

9.≪「生きる力」を支える「確かな学力」、「豊かな心」、「健やかな体」の調和≫と提言された重視点は、教育基本法や学校教育法にこそ見受けられないが、1994年に国内発行した国連「児童の権利に関する条約」(http://www.dci-jp.com/crc2.html)の、第29条 1(a)「人格、才能並びに精神的及び身体的な能力をその可能な最大限度まで発達させること」、第13条 1「表現の自由についての権利を有する」、第24条 1の健康に関する権利をふまえていることが推察される。
 日本国憲法第98条においては締結した条約の誠実な遵守がうたわれていることから、当然、教育基本法や学校教育法においても盛り込まれるべき項目であるが、その文言として見られないという問題があるために、この機会に明文化することは、当改定案を作成した担当官の、法解釈における高い見識がうかがえる。

 そこで、一層の「児童の権利に関する条約」にそった教育の実現をめざし、第30条の「種族的、宗教的若しくは言語的少数民族に属する子供の文化的アイデンティティ」を尊重するために、第5号関連「伝統と文化の尊重」における「国の形成、江戸時代の教育や文化、近現代史の重視など我が国の伝統と文化に関する歴史学習を充実」では、アイヌ民族、沖縄民族、あるいは在日韓国・朝鮮民族をはじめとする多くのマイノリティに対する配慮を特に重視した運用をはかり、日本人は単一民族集団などの誤解をもたせないような指導を心がけるべきである。
 この様な配慮点は、『国連・人種差別撤廃委員会』からの日本への「最終所見」(http://blhrri.org/kokusai/un/un_0002.htm)にもうたわれており、第5号見出し後半の「他国を尊重、国際社会の平和と発展に寄与」に鑑みても、重きをおくべきである。



「その2」、

2.改正学校教育法はその21条で「次に掲げる目標を達成するよう行われるものとする」とし、そこに掲げた各目標を達成することを義務教育の義務とした。それは旧学校教育法が「次の各号に掲げる目標の達成に努めなければならない」(第18条)とし、努力目標としていたのと対照的である。
 近年、子供の鬱病有病率の増加や、教師に子供の問題に向き合う時間が確保できない事が識者より指摘されていることを踏まえれば、指導要領にも各教科の「到達目標」を明記せずにとどめている点に、担当官の社会的問題意識の高さが表れているものと推察される。学習指導要領には具体的記述を極力避け、現場教員の采配を尊重し、子供と向き合う余裕を確保できるよう配慮すべきである。



南郷力丸さまからの「その1」

1.「ゆとり教育」の根本理念である「生きる力」をはぐくむということは、改訂案では「主体的に学習に取り組む態度を養う」(第1章 総則)という文言が追加されるなど、具体的な記述がされたという印象を受ける。基礎・基本の重要性は強調するが、何より、児童生徒個人の人格を尊重し、自ら学ぼうとする意欲をはぐくむことが教育にとって重要であるのは当然である。



南郷力丸さまからの「その8」

8.小学校社会科では防衛問題への言及がまったくないのは当然として、中学校社会科公民的分野では「日本国憲法の平和主義について理解を深め,我が国の安全と防衛の問題について考えさせるとともに,我が国の安全と防衛の問題について考えさせる」という記述にとどまっている。「第9条」という言葉すら登場せず、考えさせる上で最も重要な点に触れられていない。また「我が国」という曖昧な概念ではなく「国民」という具体的表現で自身の問題として考えさせることが重要である。この点、「『法に基づく公正な裁判の保障』に関連させ、裁判員制度についても触れること」と、具体的な法制度に言及しているのと対照的である。旧日本軍の強制連行等の問題についての言及がないのも政府が公式に反省と謝罪の意を表明しながら、今なお国際社会からの非難が止まらない一因と感じる。



ここに並べたのは考えついた順だから、順番バラバラ(笑)。
…元ネタの見出しの数字にあまり意味があるようには見えないけど、数字が付いている以上並べるべきか、どうでも良いか考え中…(^^;
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[ 2008/03/10 18:24 ] 四方山話 | TB(16) | CM(12)

あったまいいなぁ   No. 3673

お見事。才能あるなぁ。こういうので立派にメシ食えますなぁ
(こういう仕事の需要があるかどうかは知りませんが
ワタシもちょっくら頭捻ったけど、ムズカシイわい。役立たずですんまへんm(_ _)m
・・・にしても酷い内容ですなぁ。ヨワコなワタシにゃ最後まで読む精神力が無いですわ

んで、速攻挫折してHP内の「opinion leaderの声」タブをクリックしたら・・・
居ました。ハナオカセンセーが。
ツッコミどころ満載でしたが、最後の
「教育再生に必要なことは別に目新しいテーマばかりではない。われわれの子どものころの学校に戻ればいいだけの話である」
に反応しておきます。
「なるほど、アンタみたいな常軌を逸した心無い人間を作り出さない為にも教育再生は必要なんだわな」
[ 2008/03/04 19:38 ] -[ 編集 ]

或る保守主義者の言   No. 3674

では私も「opinion leaderの声」にツッコミ。(え?お題?次の人に任せた!逃)
この種の人達って、昔は良かった式のことをよく言いますね。自分が子供の頃は○○だった、あの頃に戻すべきだ……。

で、私は彼らとは二回りも違いますけど、都市部から地理的・物流的に隔絶されてたから、古い価値観や思考がそっくり残ってたんですね。
クライン孝子の言う「人さまに迷惑を掛けてはいけない」「弱きを助け、強きを挫く」「親や教師のいうことを聞け」は当然言われた。家庭・地域社会・学校において、常に秩序を叩き込まれた。
花岡信昭の言う「おとうさん、おかあさんを大切に」「読み、書き、そろばん」は常識。先生は怖い存在だったし、宿題はヤマのようにあった。
論語や二宮金次郎や仏教説話、礼儀に伝統文化、立身出世に四当五落。全て漏らさず吸収してきた。

その上で言い切れます。花岡もクラインも、日本人として最下等の人非人であると。お前ら、教わったことを何一つ守らず畜生道に堕ちてるじゃないかと。
一体いつ、クライン孝子が弱きを助けたというのか。

彼らはウジ虫、それはいい。けどウジ虫老人が、自己正当化のために「私は年長だから」「素晴らしい教育を受けた年長だから」「だから私の言うことは正しい」とドリーム見ちゃってる。
でも実は彼らは落ちこぼれ。「素晴らしい教育」から落ちこぼれた、屑。明らかに連中は、教わった生き方から逸脱し外道を歩んでいる。
その癖、いかにも「自分は素晴らしい教育を見事に開花させた素晴らしい人間ですよ」な面をする。良い教育から落ちこぼれた外道、落伍者が、勝手に教育の体現者を名乗る。
彼らと同タイプの教育を受け、その恩恵を血肉化してきた人間として、この教育歴詐称組、落第生達には反吐が出ます。

勝手に「古き良き日本」を名乗るな、偽者。それはお前たちのものじゃない。
[ 2008/03/04 22:15 ] 5X5MRA9A[ 編集 ]

花クソの言うことは正しいです。   No. 3675

 花岡信昭は今回は正しいことを言ってますね。
 「おとうさん、おかあさんを大切に」というのは、知事選出馬のための資金を集めた2日後に「やっぱりやめた」した際にも、おかあさんを口実にすると批判をかわせるので、やはり大切にしないといけませんね。

 「読み、書き、そろばん」は、「…。」という表記が見つからない程度しか本を読まなかったり、逆の論理を含んだような文を書いたり、自分の行動がどういう結果になるかソロバンをはじけないようでは、バカにされるだけですから、やっぱり正しいですね。
[ 2008/03/05 02:05 ] -[ 編集 ]

頼りになるのはアマゾネス   No. 3676

転載、どうもありがとうございます。

八木さんたちの意見をそのまま読むだけでも面白いのですが、指導要領案に意見を言おうとすると、ふだん漠然と思っていた教育への不満や心配が、自覚されると感じました。
[ 2008/03/05 02:11 ] VWFaYlLU[ 編集 ]

その4   No. 3677

4.「伝統と文化を継承し、発展させ」「公共の精神を尊び」という文言は加わったが、音楽では、日本の伝統音楽と近代以降に導入された平均律の音楽は全く違った規範を持つことを理解させる必要がある。にもかかわらず、それぞれの規範に遠い文部省唱歌を多く取り上げるのは疑問であり、それぞれの体系における高度な音楽に触れる機会を拡大すべきである。国語で「伝統的な言語文化に関する事項」を規定したことも評価できるが、日本の伝統的な言語文化が一様ではなく、地域的多様性を持つことにも言及すべきである。問題は社会科で、現行に新たに加わったのは小学校6年生の歴史の「狩猟・採集」という文言と「代表的な文化遺産を通して学習できるように配慮すること」という部分くらいである。これは中教審答申が「我が国の伝統や文化についての理解を深め、尊重する態度」を育む具体例として挙げている「例えば、縄文土器の使われたころの人々のくらしに関する内容を新たに加えたり、歴史的事象との関連で取り上げる代表的な文化遺産を例示するなど、伝統や文化に関する内容の充実を図る」という部分の具体化としては不十分である。単なる伝説ではなく、現実に存在する歴史遺産と実証的な歴史研究の成果によって裏打ちされてこそ、自ずと「伝統と文化を尊重する態度」が育まれるのであり、近年の考古学の成果を積極的に紹介すべきである。また、古代から近世にいたる歴史の中で、人々が共同でくらす中で、自ら共同体を運営してきた事例などを紹介することが「公共の精神を尊び」のためには不可欠であろう。
[ 2008/03/05 02:42 ] -[ 編集 ]

その6   No. 3678

6.中学校社会科歴史的分野については問題が多い。
 (1)「歴史のとらえ方」という部分の「受け継がれた伝統や文化への関心を高め」のためには、実証的な歴史研究に裏打ちされた展開が必要であることに特に留意すべきである。

 (2)「東アジアの文明の影響を受けながら我が国で国家が形成されていったことを理解させる」と記述するが、稲作や文字のような古代における影響のみではなく、例えば、幕末から近代への尊皇思想がいわゆる「小中華」思想という中華文明の影響であったように、影響を歴史の中でどのように受容していったかにも言及すべきである。

 (3)「『世界の古代文明』については、中国の文明を中心に諸文明の特色を取り扱い」とするが、日本の歴史の理解には「中心に」とする必要があるが、世界の歴史の理解のために、他の諸文明の扱いがおろそかにならないように留意すべきだ。

 (4)現行は「内容」の部分で「天皇・貴族の政治が展開されたことを、聖徳太子の政治と大化の改新、律令国家の確立、摂関政治を通して理解させる」とするが、改訂案では「律令国家の確立に至るまでの過程、摂関政治などを通して」とし、専門研究者によって諸説のある聖徳太子の政治と大化の改新が欠落していることは、実証的な歴史を基盤にするという点で評価できる。ただし、「内容の取り扱い」で「『律令国家の確立に到るまでの過程』については、聖徳太子の政治、大化の改新から律令国家の確立に到るまでの過程を、小学校での学習を活用して大きくとらえさせるようにすること」と述べるが、実証されてはいないことにも言及すべきだ。

 (5)現行は「内容の取り扱い」の部分で「中世の日本」に関して「『農村』については、徳政令、一揆について網羅的な取り扱いにならないようにするとともに、それらの内容に深入りしないようにすること」と記述していたが、改訂案ではこの部分は削除されている。「公共の精神を尊び」の具体的展開として、共同の精神によってなされたこれらの事例の紹介がおろそかにならないか危惧される。

 (6)現行は「内容の取り扱い」の部分で「近現代の日本と世界」に関して「『大日本帝国憲法の制定』については、これにより当時のアジアで唯一の立憲制の国家が成立し議会政治が始まったことの意義について気付かせるようにすること」と、ヨーロッパや北米との外交が行われた後にまで、なぜアジアの枠内で理解する必要があるのか不可解な部分もあったが、改訂案では「『立憲制の国家が成立して議会政治が始まる』については、その歴史上の意義や現代の政治とのつながりに気付かせるようにすること」と記述するにとどまり整理されている。新たに加わった「現代の政治とのつながり」については、むしろ、大日本帝国憲法1条と現憲法41条を例に「現在の政治との差異」とした方が、より関係が理解できるのではないか。

 (7)近現代史教育の充実を打ち出しているが、例示が乏しく、歯止めになる記述も少ないことから、教科書記述がいわゆる自慰的なものになることが懸念される。
[ 2008/03/05 03:18 ] -[ 編集 ]

   No. 3679

>yakeさん

別にパロディでなくとも(笑)いいんですから、八木・花岡グループと相反する立場からの意見を一言なりと、お送りいただくのでも大きな意味はあると思いますよ(っていうか、パブコメって、結局そういう一言コメントが大概多いそうです)。

>HP内の「opinion leaderの声」
<
今の大人は、それなりの規模の新聞社に寄稿する立場になっても、『日本語が満足に読めないし書けない。新聞を読む習慣もないよう』ですから、教育再生は急務ですね。問題は、再生すべき対象が小学校でも中学校でも高校でも、教育を受けていないことですけどね。
参考;http://d.hatena.ne.jp/vanacoral/20080303
http://b.hatena.ne.jp/entry/http://d.hatena.ne.jp/vanacoral/20080303



>人生アウトさん

コメントの修正はかまわないけど、別の論点のコメントに全面改定はややこしいので、できれば控えてください(笑)。見ている訪問者の人もとまどうでしょう。
連続投稿は、別にかまいませんので。

畜類だって、ウジ虫だって、あんなのと一緒にしたら気の毒です。
彼および彼女らにとっては、年長者が、年長であるだけでは尊重されない社会って忌ま忌ましいものなんでしょうね。でも、年功序列社会だって別に、実力もなければ、尊敬すべき人格ももっていない老人が尊敬されていた訳じゃないのですけど。
昔も今も、他人を貶めることで自分が相対的に浮かび上がったと錯覚するようなカスが尊敬されるわけもない事を、いい加減理解すればいいんですけどね。



>なんさとさん

本来『花』という漢字は麗しいものを指し示すはずだったのに、日本語の読み書きが不自由で、新聞に文章が掲載される言論人であるはずで、自分の言葉には1私人以上に責任を持たないといけない立場にもかかわらず、脳内ソースを元にした訳の解らない文章を公衆の面前に晒すアレな人が一人いるために、『花』という文字を見た瞬間、眉をしかめる習慣が付いてしまいました。
『花ポカ』って考えついたんですけど、可愛らしすぎて使い物になりませんね。
その4とその6,ありがとうございます。後ほどエントリ本文に転載させていただきます。



>kuronekoさん

あまりそちらを回りそうにないあたりを見繕って、TB投げておきました。
おちょくりに乗ってくれないまじめな人でも、エントリ前半だけを参考にして、それぞれの判断で行動してくれるのではないかと(^^;
[ 2008/03/05 12:57 ] fYTKg7yE[ 編集 ]

水耕じゃなくて推敲   No. 3681

その4の「音楽では、」以下をわかりやすく訂正。
日本の伝統音楽と近代以降に導入された西洋音楽は全く違った規範を持っていながら、ともに高い評価を得ていることを理解させる必要がある。にもかかわらず、西洋音楽の受容期に容易に西洋音楽の基本を学べるよう作られた文部省唱歌を、今さら多く取り上げることは、無意味どころか無駄であろう。むしろ、日本の伝統音楽をはじめとする諸民族の音楽や、それらから産まれた現代音楽など、様々な規範の高度な音楽に触れる機会を拡大すべきである。

その9は「国内法より国際条約の方が優先するという説もあり」だと、異説もあるのかということになり普遍性に文句を付けられそうなので、
日本国憲法第98条においては締結した条約の誠実な遵守がうたわれていることから、当然、教育基本法や学校教育法においても盛り込まれるべき項目であるが、その文言として見られないという問題があるために、この機会に明文化することは、当改定案を作成した担当官の、法解釈における高い見識がうかがえる。
というのじゃどう?
[ 2008/03/05 21:25 ] -[ 編集 ]

ありがとうございます   No. 3684

>「国内法より国際条約の方が優先するという説もあり」だと、異説もあるのかということになり普遍性に文句を付けられそう
<
そうなんです。この辺断言できないのが、知識が浅くて辛いところです(^^;

的確なご指摘ありがとうございます。

残っているうちで「1」は、だからそれで何を指摘したいのかよく解らない文章なのでツッコミが考えつかず、「8」の「防衛問題」も元の文章に脈絡が無くて、御題が難しいです(笑
[ 2008/03/06 17:14 ] fYTKg7yE[ 編集 ]

1か8か   No. 3686

1.「ゆとり教育」の根本理念である「生きる力」をはぐくむということは、改訂案では「主体的に学習に取り組む態度を養う」(第1章 総則)という文言が追加されるなど、具体的な記述がされたという印象を受ける。基礎・基本の重要性は強調するが、何より、児童生徒の個人を尊重し、自ら学ぼうとする意欲をはぐくむことが教育にとって重要であるのは当然である。

8.小学校社会科では防衛問題への言及がまったくないのは当然として、中学校社会科公民的分野では「日本国憲法の平和主義について理解を深め,我が国の安全と防衛の問題について考えさせるとともに,我が国の安全と防衛の問題について考えさせる」という記述にとどまっている。「第9条」という言葉すら登場せず、考えさせる上で最も重要な点に触れられていない。また「我が国」という曖昧な概念ではなく「国民」という具体的表現で自身の問題として考えさせることが重要である。この点、「『法に基づく公正な裁判の保障』に関連させ、裁判員制度についても触れること」と、具体的な法制度に言及しているのと対照的である。旧日本軍の強制連行等の問題についての言及がないのも政府が公式に反省と謝罪の意を表明しながら、今なお国際社会からの非難が止まらない一因と感じる。

その5への追加案
また、天皇への敬愛の念を深めるためには、「入学式や卒業式などにおいては,その意義を踏まえ,国旗を掲揚するとともに,国歌を斉唱するよう指導するものとする。」に「強制にならないよう」という天皇の発言を加えることが効果的である。

その6の一部改定案
 (7)近現代史教育の充実を打ち出しているが、例示が乏しく、学問研究の成果とは言えない「偽歴史」の歯止めになる記述も少ないことから、教科書記述がいわゆる自慰的なものになることが懸念される
[ 2008/03/06 18:25 ] /I6ykovo[ 編集 ]

わたしはコンサバティブ   No. 3687

いちばん上のyakeさまのコメントを見て、「日教再」HPの「opinion leaderの声」の花岡信昭氏の意見を読みました。「われわれの子どもの頃の学校にもどる」というので、復古派のご意見番は戦前の教育を受けたんだろうな、と思ったのです。

そして、検索で花岡氏のメールマガジンを見つけました。
http://www.melma.com/backnumber_142868_3209131/

(あたしが見た時はads by google で占い師募集というURL広告が載っていたのは余談です。予断ではありません)

そこに記載の花岡氏のプロフィール。

>ジャーナリスト花岡信昭(元産経新聞論説副委員長、日本の新聞社で戦後生まれの政治部長第1号)が現代政治、メディア、世相などを独自の視点で分析・解読、この国のありようをさぐる。

戦後生まれ? うむ。1946年生まれとしても、1960年に14歳。
ちょうどその頃、学力テスト闘争が盛んだった日教組の全盛期ではないですか。

だから保守的なわたしは 1947年制定の教育基本法は古くてよい時代のものだから保守しようと言っていたのよー。
[ 2008/03/07 14:15 ] VWFaYlLU[ 編集 ]

1・8と言えば、かぶ   No. 3688

>にゃんごーさん

どうもありがとうございます^^
拉致問題と「慰安婦」問題…。さすがでございます<(_ _)>

1.の
「何より、児童生徒の個人を尊重し、」
  ー> 「何より、児童生徒個人の人格を尊重し、」

その6の一部改定案 の
『「偽歴史」の歯止めになる記述も少ないことから、』
  ー> 『「偽歴史」を信じ込まないような歯止めになる記述も少ないことから』

で、よろしいですよね。
…あ"。エントリ中の「その2」の二つめの段落の最初の文、指摘、がかさなっている(^^;



>kuronekoさん

花岡氏、まさに1946年生まれだそうです。4/2。エイプリルフールの翌日(あまり関係がない)。
http://www.d4.dion.ne.jp/~warapon/data00/birth-0402.htm

「われわれの子どもの頃の」「学力テスト闘争が盛んだった日教組の全盛期」である「学校にもどる」、、、なるほど(爆)。
[ 2008/03/07 18:26 ] fYTKg7yE[ 編集 ]

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[2008/03/06 10:56] URL とむ丸の夢

学習指導要領関連の運動はあるかな きょろきょろ

アクセス解析を見たら、昨日はモバイルからのアクセスが0でした。 長いエントリーばかりでうんざりされたわけでもないでしょうが。 それはさておき学習指導要領に関わるエントリーのURLをRolling Beanさまがお送りくださいました。 中教審審議のときに
[2008/03/06 12:06] URL みんななかよく

学習指導要領案についてのパブコメ

kuronekoさんのブログで学習指導要領案に関するパブリックコメント実施について紹介されていることを、碧猫さんからお知らせいただいた(なんだか「ヤギさんゆうびん」みたいだ)。 学校教育法施行規則の一部を改正する省令案並びに幼稚園教育要領案、小学校学習指導要領案
[2008/03/06 23:45] URL Imaginary Lines

新学習指導要領案に関するパブリックコメント募集中

トンデモ教育観やトンデモ教育談義をネタにした陰でこそこそ大喜利大会をお政府様が3月16日まで開催中。 ではなくて(笑)、新学習指導要...
[2008/03/07 01:52] URL 村野瀬玲奈の秘書課広報室

お洒落なパブで教育談義、その一

今回は わたしがいつもお世話になっている こちら、kuroneko教授より 『新学習指導要領』へのパブリックコメントの呼びかけ http://ameblo.jp/kandanoumare/entry-10077298746.html これに応じまして、 まずはその 第一弾(第二弾があるのかどうなのか)ということでござ
[2008/03/07 17:41] URL そいつは帽子だ!

「戦争出来る国づくり」に向けて、洗脳教育プロジェクトが進行

文部科学省が学校教育施行規制の一部を改正(改悪だろ!)するにあたって、「新学習指導要領案に関するパブリックコメント」を3/16迄受け付けているとの事。 http://muranoserena.blog91.fc2.com/blog-entry-648.html 「村野瀬様のブログから 新学習指導要領案に関す...
[2008/03/07 18:34] URL 駄文徒然日記

「戦争出来る国づくり」に向けて、洗脳教育プロジェクトが進行

文部科学省が学校教育施行規制の一部を改正(改悪だろ!)するにあたって、「新学習指導要領案に関するパブリックコメント」を3/16迄受け付けているとの事。 http://muranoserena.blog91.fc2.com/blog-entry-648.html 「村野瀬様のブログから 新学習指導要領案に関す...
[2008/03/07 18:35] URL 駄文徒然日記

お笑い産経新聞 利己的遺伝子のフェミニズムを応援

うちゃ  さんのエントリー で知った、産経新聞の「正論」。 【正論】竹内久美子 京都で共産党が元気なわけ なんかオモロイ生物学もどきギャグを書く人だというのは聞いていましたが、その芸風にじっくりふれるのは始めてです。 IZAを読みに言って、うち...
[2008/03/08 20:18] URL みんななかよく

自治の基本は、やっぱり直接民主制:小さな町の大きな決議

7日の報道によると、BBCの記者の予想通り、ドミニカ共和国で開かれたラテンアメリカ首脳会議summit of Latin American leadersで、コロンビアとエクアド...
[2008/03/09 10:13] URL とむ丸の夢

沖縄戦裁判と教科書検定・関連情報

kirikoさまから集会の情報をいただいたので、某所  の情報と併せてお知らせ。 因縁あさからぬ、沖縄戦裁判とそれを理由にした教科書検定に関連した集会です。 大江・岩波裁判の判決が3月末にあるんですね。 「歴史教科書 これまでとこれから」 日時 3月15
[2008/03/10 01:03] URL みんななかよく

学習指導要領案での懸念点と疑問抜粋(聖徳太子が?)・道徳教育推進教師について

今回の学習指導要領案を読み込む時間がどうにも取れないのですが、まず社会科教育について目を惹く部分をピックアップします。 中学校: (3) 私たちと政治 ア 人間の尊重と日本国憲法の基本的原則 人間の尊重についての考え方を,基本的人権を中心に深めさせると
[2008/03/10 23:06] URL Like a rolling bean (new) 出来事録

性教育が過激?

文部科学省が、学習指導要領を改めて、性教育の扱いを トーンダウンさせることになりましたよ。 現在の指導要領は、過激な性教育の温床になっているという、 抗議があったとかで、たとえば、「発展的に取り扱えるようにする」、 なんていう文章を、削除するのだそうです。...
[2008/03/11 23:31] URL たんぽぽのなみだ~運営日誌

指導要領改訂のパブコメ

きのうのコメント欄で書いたので、くりかえしですが、 学習指導要領を改訂するというので、 文部科学省が、パブリックコメントを受け付けています。 きのうお話した性教育の指導書は、指導要領そのものではないので、 それることになりますが、それでも書いて送ってだいじ...
[2008/03/13 23:52] URL たんぽぽのなみだ~運営日誌

ちゃんと送ったもんね パブリックコメント

 集会情報などを横流しすると安心して、自分は行動しないということがままあって、ネットでの運動というのはとかく上滑りするものです。  「文科省へ新学習指導要領案に対するパブリックコメントを」と呼びかけて、ほったらかしてはいけないので、今回、送りました。...
[2008/03/16 21:02] URL みんななかよく

文部科学省へ、マジメなメールを送る

kuronekoさんのところで 文部科学省が新指導要領案への意見を求めていると知ったのが、3/4のこと。 〆切は、3/16。 ・・・今日じゃん(汗) ということで、慌てて送りました。 ↓こんなの。 ※※※以下、文部科学省に送ったメールを転載※※※ タイトル:
[2008/03/17 08:14] URL かめ?












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