スポンサーサイト 

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
[ --/--/-- --:-- ] スポンサー広告 | トラックバック(-) | コメント(-)

文科省の意志はやっぱり「『軍強制』文言回避」 

(23日に、全面書き直し)
世界の片隅でニュースを読む」さんがトラックバック下さった件。東京新聞あたりでも「軍による強制を示す表現が大幅に後退する可能性が高くなった」(魚拓無し)と簡潔に報じられているけど、22-23日時点の報道で、詳しそうなところを当方でも保存。

沖縄タイムス2007年12月22日(土) 夕刊 5面 より
『県民ばかにしている』/『軍強制』文言回避(強調等は引用者による、以降も同じく)

 沖縄戦「集団自決(強制集団死)」をめぐる教科書検定問題で、文部科学省が教科書会社に日本軍による「強制」の表現を避けるよう求め、会社側もほぼ従って再申請していることが分かった。「このままでは文科省の思い通りに史実が曲げられる」。二十二日、県民大会実行委員会の危機感は頂点に達した。
 県民大会実行委員長の仲里利信県議会議長は「強制記述の有無は非常に重大。内容を確認した後にコメントしたい」とした。(中略)
 琉球大学の山口剛史准教授は「三月の検定結果発表からまったく前進がなく、史実として間違った記述になる」と批判。「柔軟姿勢を示していた文科省が強硬になったのは、強制を否定する団体の巻き返しに力を得たのではないか」と指摘した。


琉球新報12/23 10:04より
『強制』外し、怒りの声 軍隊美化を指摘 『集団自決』検定問題

(略)
 訂正申請の記述内容について文部科学省の教科書調査官と教科書出版社が、日本軍による「強制」の文言使用を避ける形で調整していることに、「教科書検定意見撤回を求める県民大会」実行委員からは22日、怒りの声が上がった。
 代表団として25日に上京する副実行委員長の小渡ハル子県婦人連合会長は(中略)「文科省が記述にこだわるのは、軍隊を美化したいという思いが見え見えで、背景には軍事化が進む日本の流れがある。だからこれだけは譲れない」と強く訴えた。(中略)
 実行委員の「青春を語る会」の中山きく代表(白梅同窓会会長)は「手りゅう弾を渡し、受け取った側の住民は命令として受け取っているので強制。(中略)」と訴えた。


2007年12月22日(土)「しんぶん赤旗」より
『集団自決』教科書検定 撤回が沖縄の総意 野党議員が文科省要請

(略)来週はじめにも教科用図書検定調査審議会(文部科学相の諮問機関)が最終的な結論を出す見通しがされているなか、沖縄県選出・出身の野党国会議員五人が二十一日、沖縄県民の総意である検定意見の撤回と記述の回復を求めて文科省に要請しました。同省は年内に結論を出すことを明らかにしました。
 日本軍の強制を示した記述で訂正申請した教科書会社六社に対し、同省が書き直しを求める「指針」を伝えたことが関係者によって明らかになっています。(中略)対応した文科省の布村幸彦大臣官房審議官は「専門的・学術的意見を聞く」などと従来の答弁を繰り返したといいます。現在の状況については、日本史小委員会で数回審議を行ってきており「詰めの段階に来ている」とのべました。
 また、同審議官は「検定意見の趣旨、背景を確認し、沖縄戦、沖縄史、軍事史の専門的・学術的な状況を確認したうえで、審議会に判断をしてもらう」「(審議会に対し)年内には結論をお願いしたいと思っている。審議会の結論を受けて、大臣みずから結論の経緯を説明するということで検討している」としています。(後略)


2007年12月23日(日)「しんぶん赤旗」より
改悪教育基本法 具体化させない 全国集会 各地のたたかい報告

(略)
出版労連の吉田典裕さんは、沖縄戦「集団自決」の記述から軍の強制が削除された教科書検定問題について発言。「教育基本法を改悪し戦争をする国をつくるため『軍隊は住民を守らない』ことを隠そうとするのが狙い。検定意見を撤回させ、教科書に真実と自由を取り戻すためたたかっていく」と語りました。(後略)


そして、今回でた報道で一番呆れたのはこれ。

琉球新報12/22 9:43より
『強制』外しで調整 『集団自決』検定

(略)
訂正申請の記述内容について文部科学省の教科書調査官と教科書出版社が、日本軍による「強制」の文言使用を避ける形で調整していることが21日、分かった。出版社はこの方針に従う見通しで、軍の強制を表す表現が大幅に後退する可能性が高くなった。
 教科用図書検定調査審議会が訂正申請の審議過程で各社に示した「指針」で、「今後の調整は教科書調査官に委任する」と一任していたことも明らかになった。「指針」提示以降の文言調整は調査官が実権を握っており、恣意(しい)性が指摘された1年前の検定過程と変わらない構図が浮かび上がった。
 関係者によると、検定審は軍の「強制」という文言そのものの使用を認めない方針のもよう。これを受け、教科書調査官は出版社に対し「日本軍」と「強制」の文言を直接結び付けないよう求めている。(中略) 検定審が各社に提示した指針は「複合的な背景、要因によって住民が集団自決に追い込まれていったととらえる視点に基づく記述が望ましい」と、日本軍の強制のみによって発生したものではないとの考え方を表明。(後略)


・・・・・以前エントリーにした情報を再掲載を含めて、流れを整理。
八重山毎日新聞 2007-09-30 09:57:54より
科書検定意見を撤回せよ! 県民大会に11万人が結集

(略)
【集団自決の教科書検定意見問題】
 来春から使われる高校日本史の教科書検定で、沖縄戦の集団自決に関する記述に初めて意見が付き、日本軍が集団自決を強制したとの記述が削除された。この検定に対する不満が県内で一気に広まり、県議会が6月と7月の2回、検定意見の撤回と記述回復を求める意見書を採択した。県内41の全市町村議会も同趣旨の意見書を採択した。
 県議団などは文部科学省を訪れ、意見の撤回と記述の復活を要請した。しかし、同省は日本軍の集団自決への関与の有無に賛否両論があることや、元日本兵らと出版社などが係争中であることを理由に検定意見通りに改訂する姿勢を崩していない。同様の意見書は、高知市など県外の議会でも採択された。


「元日本兵らと出版社などが係争中であることを理由」については最終弁論の報道があったので、
琉球新報12/21 16:02より
岩波訴訟・最終弁論 原告『無理心中』と認識

(略) 原告側代理人は意見陳述で「軍命で家族が殺せるのか。集団自決の要因は家族愛であり、無理心中としての集団自決という理解がもっとも得心できる」との認識を述べた。さらに両島での「集団自決」が起きた背景として「追いつめられた住民のパニック、群集心理」「米軍への恐怖」などを挙げた。(中略)
 被告・岩波側は住民の新証言などから両島での「集団自決」に隊長命令があったことは明らかだと述べた。(中略)岩波側はこれまで、自決のため住民に軍の貴重な武器である手りゅう弾が配られたこと自体も自決命令だとし、さらに「集団自決」が起きた背景に皇民化教育や日本軍の住民へのスパイ視などがあることも強調にしてきた。


琉球新報12/22 10:23より
『無理心中』と原告、被告『命令は真実』 岩波訴訟・最終弁論

(略)第12回口頭弁論が21日午後、大阪地裁(深見敏正裁判長)で行われ、原告、被告双方が意見陳述して結審した。判決は来年3月28日に言い渡される。
 原告側は「軍命で家族が殺せるのか」と疑問を呈し「集団自決」の要因について「家族愛、パニックの群集心理、米軍への恐怖。無理心中としての集団自決という理解が最も得心できる」との認識を初めて示した
(中略)
 被告・岩波側は(中略)当時両島が軍統制下で民政の存在しない「合囲地境」だったことや第32軍が「共生共死の一体化方針」をとり総動員体制を構築していたことなど「集団自決」に至る戦時下の状況を総論的にまとめた。その上で両島駐留の日本軍がスパイ防止のため毎月8日に住民に玉砕を訓示していたことや軍が住民に自決用の手りゅう弾を配布していたことなどを指摘。軍命があったとの住民証言を引用して「両隊長の自決命令が存在したことは真実だ」と強調した。


以下、参考をあげている順番は適当。
琉球新報10/8 10:08より
文科省、議事録HPで公開 教科書検定審

(略)
 文科省は近年の沖縄戦関連書籍の一部引用、大阪地裁で争われている訴訟で「自決命令はなかった」とする元座間味島守備隊長の証言などを根拠に検定意見を付した。しかし、審議会には沖縄戦の専門家はおらず、詳細な議論もなかったことが審議会関係者の証言で分かっており、文科省が主導した検定過程の在り方が問われている。(後略)


琉球新報10/11 9:40より
文科省調査官が介入、波多野委員が初明言 教科書検定審議

(略)
 検定過程では、審議会の下部組織に当たる小委員会が実質審議する。(中略)文科省側は調査官4人を含めて10人程度、大学教授や高校教師ら専門家側は10人程度が出席した。
 会合では、調査官が自身が作成した検定意見の原案となる「調査意見書」を読み上げる。審議内容について波多野教授は「調査官はもちろん議論に入ってくる。いろいろなことを意見交換する。全く委員だけで話すことはない」と話し、調査官を交えて議論すると説明。審議会の位置付けについては「文科省から独立した(第3者的)機関ではない」と明言した。(中略)
 「集団自決」に関する記述に初めて検定意見が付いたことに「学術的に、沖縄戦の集団自決をめぐる大きな変化があるかと言えばそうではない。わざわざ意見を付けることにやや違和感があった」と述べた。(後略)


沖縄タイムス2007年10月25日(木) 朝刊 1面 より
調査官と審議委員 半数、『つくる会』と関係

(略)検定意見の原案を作成する教科書調査官の日本史担当者と、教科用図書検定調査審議会日本史小委員会の近現代史担当委員の計八人のうち半数の四人が、「新しい歴史教科書をつくる会」が発行した教科書を監修・執筆した伊藤隆東京大名誉教授と関係があることが二十四日、分かった。(後略)


琉球新報10/25 9:40より
現職調査官『つくる会』元理事と共著 『集団自決』検定審議会

高校歴史教科書の「集団自決」検定問題で、文部科学省の現職教科書調査官と教科用図書検定調査審議会の日本史小委員会委員の一部が「新しい歴史教科書をつくる会」元理事の伊藤隆氏(東京大学名誉教授)と過去に共同研究・執筆していたことが24日、分かった。「集団自決」検定で検定意見の原案を作った調査官と、検定意見を付ける審議会委員が密接にかかわっている構図が浮かび上がり、検定制度の中立公平性が根底から問われそうだ。(中略)
 「つくる会」は戦後の歴史教育を「自虐的」と批判、今回の沖縄戦の検定意見を支持している。


そして、文科省はずっと前から、歴史教科書における日本軍の加害記述を少なくするように、一貫した努力をはらってきた話も。
沖縄タイムス2007年9月18日(火) 朝刊 1・25面より
『南京』検定も国主導/職員、反証文献出版にお礼

(略)
 旧日本軍の文書などを基に、日中戦争当時の南京での日本軍の行動を示す史料を集めた「南京戦史」(偕行社、一九八九年)が発刊された際、文部省(当時)の教科書課職員が「これで(南京大虐殺の被害者が)二十万人、三十万人と書いてくる教科書に指導ができる」と、編集者らにお礼に訪れていたことを、十七日までに関係者が証言した。教科書検定は、教科書課職員が最初から記述修正の方向性を決め、検定意見作成にかかわるなど、以前から官僚主導で行われていた実態が浮かび上がった。(中略) 当時の教科書検定の状況を知る同省元職員は「教科書課長など、行政管理職がお礼に行くことはありえない。教科書調査官が行ったのではないか」と話した。(後略)



・とても参考になるまとめ;『文部科学省は「軍の強制」否定に固執した~「集団自決」検定問題は終局へ』@世界の片隅でニュースを読む

・さらに参考;『「教科書検定」意見書採択状況(10月6日現在)』@沖縄戦首都圏の会
「集団自決」検定意見撤回を求める意見書は、沖縄県では県議会および41すべての市町村議会で採択済みで、その他の市町村における状況のまとめ。

・ちなみに、沖縄県議会では二回も「教科書検定に関する意見書」が”全会一致” で採択されている

・しかも、検定の撤回を求める署名が累計で52万7217人分の集まっている模様。これって、随分多い数なのではないか。

・一部の人がこだわる、沖縄県民大会参加者の数がなんたらの話の参考。
ni0615さんの検証記事;「教科書が教えない歴史(1)恣意的なテイケイの人数カウント
あれれ? まじめに見てなかったけど、ずいぶんあやふやな話だったんですね。
スポンサーサイト
ユーザータグ:  沖縄「集団自決」
[ 2007/12/22 18:00 ] 自爆史観 | TB(0) | CM(3)

   No. 3049

文科省が、政治的に偏った特定集団であることは分かっていましたが……なりふり構わないですね、本当に。

教育ってなんざんしょ。
あたし的な経験では、「夜も眠れないほど沸き起こる好奇心を、人とのかかわりの中で形にしていくもの」なんですが。(「外から来る教育」はすべて切り捨ててきた)

文科省ってやつは、自分様の意思通りに教育行政が進み、思い通りに人が育っていくものだと夢見ちゃってるんでしょうかねえ……。
まあ、手前が「外から来る教育」だけで育ったジャンクフード人ならば、仕方のないことですか。
[ 2007/12/25 02:19 ] 5X5MRA9A[ 編集 ]

   No. 3052

メリークリスマス☆彡
もともと検定でいちゃもんつけたこじつけ理由が、新しい証言が出てきたってことと大江裁判でしたが、新しい証言(宮城さんと林教授)もとうの昔に崩れてますし、大江裁判の結審に至っては、原告側はまたしても、最終準備書面を遅れて提出し、その中身もかなりお粗末だったようですね。
軍強制なかったとする根拠はもうないのにそれでもまだ強弁する様は
「だってボクは気に入らないんだもん、やだやだやだ~~っ」
とだだこねてる幼児そのもの…
両論併記なんて論外。
この沖縄問題も慰安婦問題のように"外圧"が必要なんでしょうかね、この国は…
[ 2007/12/25 09:31 ] cVP6KeBw[ 編集 ]

   No. 3054

>人生アウトさん

師匠のとこにも書きましたけど検定意見の撤回は(誰かが責任を取らなきゃいけないから)とんでもない、記述修正もできればやりたくない、幸い声高に反対意見を言ってくれる人達もいるし、、、てな感じですかねぇ。

人の言う事をきかない人間ばかりでも困るでしょうけど(誰のことだw)、人の言う事しかできない人間ばかりでも社会は動かないって事、解ってるんでしょうかねぇ。
官僚になるような学歴の人は、主に、既にあるものをまとめる能力が達者なタイプなんでしょうけどねぇ。この国で偏差値の高い大学にはいるために必要な能力は主に暗記力だし。



>アニカさん
>大江裁判の結審に至っては
<
家族愛による無理心中説が飛び出しましたよ。軍国教育すらも無かったことになっていますけど。
そんなものやら、結論が全然違う書籍の一部を抜き出して、根拠にしてつけた検定意見がおかしいだろうって事は、、、意外に知られてないし。
外圧は、これこそ内政問題だから無理でしょうねぇ。外圧のかかっている「慰安婦」問題ですらああであるという点は置いておいても。

クリスマス、おねいちゃんに「イ○ポ」と言いがかりをつけた弟君(あのエピソードでファンになりました^^)や、気の毒なお姉ちゃん達と、楽しんで過ごしてくださいね^-
[ 2007/12/25 12:56 ] fYTKg7yE[ 編集 ]

コメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://azuryblue.blog72.fc2.com/tb.php/340-fdf93f6f














無料カウンター
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。