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NHK「女性国際戦犯法廷」番組改竄訴訟の上告審が開かれる(追記有) 

水葉団長に先を越されてしまいましたが、当方でも保存。
それにしても、今のタイミングにそれをする?

NHK「女性国際戦犯法廷」番組改竄の損害賠償訴訟の上告審弁論を2008年4月24日に開くとのこと。
中国新聞ニュース'07/12/21より「番組改編で賠償の二審変更 NHK『従軍慰安婦問題』

(略)
 最高裁は二審の結論を見直す際に弁論を開く。取材を受けた側の期待権侵害や、改編についての説明義務違反を認め、NHKと制作二社に計二百万円の賠償を命じた東京高裁判決が変更される見込み。

 期待権や説明義務など、放送局が持つ番組編集権がどんな場合に制約されるかについて、最高裁の初判断が示される可能性がある。
(中略)
原告側は当初、法廷の冒頭手続きから判決までを取り上げると説明されたが、実際には法廷の映像は十分程度で、判決や原告団体代表者のインタビュー、加害者の元兵士の証言が削除された。

 一審東京地裁判決は「放送内容は事前説明とかけ離れ、原告の信頼に反した」と期待権侵害を認めたものの、賠償は原告との取材交渉を担当した制作会社一社だけに命令。東京高裁は「NHKが国会議員らの意図を忖度そんたくして当たり障りのない番組内容にした。編集権の乱用、逸脱で自ら放棄したに等しい」とNHKの賠償責任も認定した。

 NHK側は「忖度はしていない」と主張。原告の女性団体も「賠償額が少なすぎる」として双方が上告した。


これに関する報道は、産経が面白かったので(水葉団長がツッコミ済みだけど)後ほど収集予定。
水葉団長のツッコミ付きでもらってきました。

まだ情報が掲載されていないけど、VAWW-NETのNHK裁判のページはこちら まず、 産経新聞2007.12.20 19:31より
『期待権』初の最高裁判断も NHK損賠訴訟」(以下、強調等は引用者による)

 旧日本軍の「従軍慰安婦」問題を特集したNHKのドキュメンタリー番組の取材に協力した女性団体が、「当初の説明と違う内容に改編されて期待権を侵害された」として、NHKと番組制作会社2社に損害賠償を求めた訴訟の上告審で、最高裁第1小法廷(横尾和子裁判長)は20日、双方の意見を聴く弁論の期日を来年4月24日に指定した。

 2審の結論見直しに必要な弁論を開くため、NHKなど3社に計200万円の支払いを命じた2審東京高裁判決が見直され、編集の自由の制約につながる期待権について初の最高裁判断が示される可能性が出てきた。

 訴訟の争点は、取材を受けた女性団体が番組内容について抱いた期待が法的保護に値する権利(期待権)に当たるか-など。(中略)
 (略)NHKは国会議員の意図を忖度(そんたく)して、当たり障りのないように番組内容を改編した

改編 = 一度編成したものや編集したものを別の規準で改めて編成・編集し直すこと(三省堂『大辞林』より)。また、鍵コメにてご示唆いただきましたが(なんで鍵コメだったのか謎)、最後のセンテンスの主語がNHKなのにも注目。

次に、毎日新聞 2007年12月20日21時27分より
NHK番組改変訴訟:来年4月弁論 最高裁が2審見直しか

 戦時下の性暴力に関するNHK番組の取材に協力した市民団体「戦争と女性への暴力」日本ネットワーク(バウネット)が「政治的圧力で番組が改変された」として、NHKと制作会社2社に賠償を求めた訴訟で、最高裁第1小法廷(横尾和子裁判長)は20日、双方の意見を聞く弁論を来年4月24日に開くことを決めた。NHKなど3社に200万円の支払いを命じた2審・東京高裁判決(今年1月)が見直される見通しになった。

 取材対象者の「期待権」と報道機関の「編集の自由」を巡る初の最高裁判決となる。(中略)
 2審は、取材前にNHK側が「ありのまま伝える」と説明した経緯などから、「改変はバウネットの番組への期待と信頼を侵害した。変更を伝えないのは説明義務違反」と判断した。また、NHK幹部が放映前に面談した安倍晋三前首相(当時は官房副長官)らの意図をそんたくして当たり障りのない番組に改変したと認定した。

改変 = 物事を改めて、もとと違った形にすること。(三省堂『大辞林』より)。これも、鍵コメにてご示唆いただきましたが、最後のセンテンスの主語が「二審判決」なのにも注目。産経の報道って「そんたくしてないよー」のNHKサイドにたった報道になってしまってますね。

そして、以下、(C)水葉団長@護憲派アマゾネス軍団産経報道へのツッコミを頂いてきました。表現はそのままですが、引用が重複する箇所とリンクは当方にて手を加えています。


コメント欄でご指摘いただいたのですが、

NHKは国会議員の意図を忖度して、当たり障りのないように番組内容を改編した。


って箇所、毎日新聞でも、大筋はそうなのね。

でも、違う「産経クオリティ」が浮かび上がってきましたよ。
読み比べてみるって、大事ねぇ。

(引用者注;毎日新聞のは上記に引用なので略)
さ、比べてみましょう~♪

産経新聞

NHK国会議員の意図を忖度して、当たり障りのないように番組内容を改編した。


毎日新聞

NHK幹部放映前に面談した安倍晋三前首相(当時は官房副長官)らの意図をそんたくして当たり障りのない番組に改変したと認定した。



同じ「そんたく」でも、これだけ違ってくるのよね。
「改編」と「改変」の違いだけでも、ずいぶん印象が変わりますね。


で、私が最初産経の記事に「おや?」と思った箇所も、毎日と比べると、何を産経は隠したかったのか、がよくわかってきた。両記事の冒頭部分。

産経新聞

取材に協力した女性団体が、「当初の説明と違う内容に改編されて期待権を侵害された」として


毎日新聞

取材に協力した市民団体「戦争と女性への暴力」日本ネットワーク(バウネット)が「政治的圧力で番組が改変された」として、



そうそう。「期待権」が争点になっちゃったというのは結果論で、原告は「政治的圧力で番組が改変された」と起こした裁判なのよね。

下のコメント欄でアニカさん

しかし訴える相手をNHKにすると、どうしてもNHKが原告の何らかの権利を侵害したという構成をとらざるを得ず、そこで、報道される側の「期待権」なんていう新しい観念を持ってこざるを得なかったわけで、ここは弱点なんでしょうね…

裁判も、報道される側に「期待権」という権利が存在するかどうかが争点になり、「やっぱり期待権なんて権利はないでしょう」となったらおしまい。

一番大事な「権力による表現の自由の侵害」が薄まってしまう…(;_;)
と私は思います。


と書いてはるけれど、まさにその通り。
「期待権」がこの裁判の争点になったことは、「政治家による番組介入」という事実そのものがぼやけてしまう危険性を孕んでいる。

それを産経はうまく利用して「政治的圧力」に全く触れない記事にしたわけですね。

これが産経クオリティ。ほんま、トンデモ新聞やなぁ。


団長、見事なツッコミお疲れ様でした。

…手抜きだってぶたれるかしら(^^;
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ユーザータグ:  日本軍性奴隷制問題
[ 2007/12/21 00:00 ] 自爆史観 | TB(4) | CM(10)

   No. 3037

コメント欄で電波な方からのご指摘を受けまして、ツッコミの精度を上げてみました。^^
[ 2007/12/21 10:41 ] SFo5/nok[ 編集 ]

ないすツッコミ   No. 3038

>水葉団長

お疲れです^^

そちらでツッコミ入れてはるポイント以外にですねぇ。
この件が、今のタイミングに決定してそれが報じられるのって、、、そりゃ、司法は独立している建前ですけど、、、やばいんちゃうん、って思うんですけどねぇ。
…そら、EU決議の前にやってたら、採択後押しになったんやろけど。

読売がどう報じるか、わくわくしながら待っているのに、今のところシカトしているようです。
[ 2007/12/21 12:40 ] fYTKg7yE[ 編集 ]

忘れないように   No. 3039

メモメモ。
http://www.okinawatimes.co.jp/day/200712211300_07.html
「集団自決」きょう結審 大阪地裁
2007年12月21日(金) 朝刊 31面
______________________
(略)
旧日本軍の元戦隊長らが大江氏と岩波書店に慰謝料などを求めた訴訟は二十一日、大阪地裁で結審する。

 住民に「集団自決」を命じた事実はないと主張する元戦隊長の梅澤裕氏(91)ら原告側に、記録や住民の証言から事実は明らかと被告の大江・岩波側が反論。審理は二〇〇五年八月の提訴から約二年五カ月に及び、来年三月には判決が言い渡される見通し。判決が「集団自決」の史実にどこまで踏み込むかが焦点となる。

 同訴訟における梅澤氏らの主張は、「集団自決」に関する表記をめぐって日本軍の強制性が削除された、今年三月公表の歴史教科書検定の根拠になり注目された。
(後略)
______________________
[ 2007/12/21 12:49 ] fYTKg7yE[ 編集 ]

メディアの斬捨て御免になるか   No. 3040

 2審判決は改変した番組内容の適否を判断したわけではないから、これをひっくり返すとなると、マスメディアの編集権を守るために、視聴者の要求は聞かなくていい、という論理構成になるのかな。
 ラーメン屋さんを取材して、いろいろ便宜を図ってもらって、番組を見たら、「まずいラーメン屋特集」だったりしたとします。怒ってお店が訴えても、放送局の編集権でお店の言い分を却下するようになるのかもしれない。
 普段、メディアは何様だ、と言っている人が判決の逆転を喜んだら結構おかしいことになるな。
[ 2007/12/21 14:35 ] VWFaYlLU[ 編集 ]

管理人のみ閲覧できます   No. 3041

このコメントは管理人のみ閲覧できます
[ 2007/12/21 14:43 ] [ 編集 ]

管理人のみ閲覧できます   No. 3042

このコメントは管理人のみ閲覧できます
[ 2007/12/21 14:56 ] [ 編集 ]

うーん、どうなるか・・・   No. 3044

最高裁で弁論が開かれるってことは、高裁の判決が後退するということでしょうか・・・。弁論自体は4月末ですから、最高裁の判断は夏すぎぐらいでしょうか。そのころは、EUその他の決議も一段落しているという読みでもあるのかな。どちらにせよ、かなり注目すべきところですね。でも、「司法の独立」って、こういうことを言うのかなあ。

それはそうと、この問題で何かと話題を得た安倍晋三が、首相になって辞任してしまった(笑)というのも、何とも時代を感じます。
[ 2007/12/22 16:33 ] -[ 編集 ]

   No. 3046

>kuronekoさん

結局、番組内容の適否も政治的圧力介入の有無でもなくなっちゃったって理解でいいんですよね。
期待権v.s.編集権の構図で。

でも、
>普段、メディアは何様だ、と言っている人
<
は、政治権力との自己同一視が激しいから、喜んじゃうんでしょうねぇ。



>2007/12/21 14:43のコメント提供者様

情報ありがとうございます。いえ、先様にご無理を要求するつもりは毛頭ないのですが、、、でもやっぱり情報の充実は期待していますと、機会があればお伝えいただけましたら(^^;



>2007/12/21 14:56のコメント提供者様

どうもありがとうございました。でもなぜ、鍵コメ?
なんか、日本政府は、燃えるものが無くなるまで燃え尽きたら問題解決とか、とんでもないこと考えてんじゃないでしょうねぇ。ったくもう。



>Bill McCrearyさん

この件の報道の見出しや論調は、どれも、高裁判決が後退するといわんばかりですね。
産経に至っては、最高裁判決に「期待」してそうなニュアンスさえ(^^;

高裁判決は07/1/29付。
http://www.news-pj.net/siryou/2007/nhk-kousai_zenbun20070129.html
なんで、今頃、これを決定して報じるんでしょうかねぇ。。。

安倍氏は、歴史に名を残しましたね。
そういうエントリーをまとめたくなってます(笑
[ 2007/12/23 12:07 ] fYTKg7yE[ 編集 ]

   No. 3048

碧猫さま

 二審判決は、政治的圧力があった、という認定はしていないけど、「NHKが忖度して改変したのは原告の利益侵害」という構成だったと思います。
 改変事実自体は動かせませんから、それが政治家の圧力では明白になかったから、原告の利益を侵害していない、という判断にはならないと思います。原告側が提訴した時には、政治家の圧力があったとはわからなくて推定される程度でしたから、政治家の圧力があったから違法、という訴えではない。協力したし納得できる番組ができるよね、という「期待権」が裏切られたのと、他の選択肢もあるところをNHKにまかせたら案に相違したということで、「信頼利益の侵害」があった、と言うのでしたね。
 それを否定するとなると、メディアの編集権が優先され、取材先の期待や信頼は、法的保護に値しない、という感じの判決になるんではないでしょうか。「取材してやったんだから、こっちの都合で番組作るんだ」というのを認める判決になるのじゃないかな。
[ 2007/12/24 22:54 ] VWFaYlLU[ 編集 ]

   No. 3055

>kuronekoさん

詳細な説明ありがとうございます。
読売の報道を拾ったので別エントリーにしようかと思ってるんですけど、頂いたコメントをエントリーに引用させていただいていいですか?

ご示唆の方向性だと、、、
>「取材してやったんだから、こっちの都合で番組作るんだ」
<
たとえば、あるあるの捏造みたいな状況で、あれほど明確な捏造じゃない場合を例として考えてしまったんですけど。
対立する学説AとBがどちらかに結論づけられてない時点で、Aの立場を取る研究者を取材する、でも、番組にする時はBの結論にもっていく(Aの研究者を揶揄的に扱う)なんて状況だと。。。期待権は認められてしかるべきですよねぇ。
[ 2007/12/25 17:46 ] fYTKg7yE[ 編集 ]

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