スポンサーサイト 

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
[ --/--/-- --:-- ] スポンサー広告 | トラックバック(-) | コメント(-)

読書メモ;「戦争とジェンダー」 

Apemanさんの「Apes! Not Monkeys! はてな別館」に気になる記事があったので、この前読んだ本にあった記述をエントリーにしておきたくなりました。

気になる記事とは、8/30付の「否定論の「性暴力」観」。
記事内容は、「映画『南京の真実』製作委員会」代表の水島聡氏によってスタッフブログに記された「強姦やり放題だったとすれば、慰安婦など必要無い筈」という見解と、ほっけさんのブログコメント欄に出てきた「似たようなことをほんの少し上品ないい方で表現」した人物の見解紹介で、Apemanさんはそれぞれの見解を

水島歴史学によれば旧軍が考えていたのはひたすら“将兵が性欲を充足させること”だけであり、強姦が多発していたのであればそれはそれで結構なことだ、と考えていたことになってしまいます。
(中略)
この(引用者注;似たようなことを表現した人物の)解釈によれば、日本軍は性病への罹患や占領地での強姦の発生といった事態への危惧が存在しないにもかかわらず、将兵の“福利厚生”のために慰安所を設置したということになります。

とまとめた上で、

慰安所制度弁護論の中には目的(=強姦防止)は間違ってなかったんだから…というものがあるくらいで、(中略)保守派・右派ですら多くの場合認めている大前提を否定してまで、この二人が守ろうとしているのは一体なになのでしょうか?

と立てた問いに

ヒントになるのが、二人の議論が性暴力をただただ「性欲」の問題としてのみ捉える態度を共有していることです。

との答を提示してらしたので、以下を抜き出しておきたくなった次第。

若桑みどり氏の「戦争とジェンダー」(大月書店 2005年4月発行)
理論的前提や「若者を死に赴かせる『男らしさ』」などの章を経た後の、第5章から、
「2 暴力と恐怖による他者の支配ーー戦争とレイプの相関 (P.171ー)」、都合により一部(下線部)を本質的な意味は変わらない別の表現で置き換えています(注1)

ベティ・リアドンは、この「勝者/敗者」という二分割こそ現代を支配する制度の価値観であり、そこでは「女々しさ」が軽蔑され、「男々しさ」が勝者の気質とされると書いている。この社会では、ベンヤミンが言ったような「こころのやさしさ」は、「女々しさ」であり、敗者の特徴なのだ。この社会の男は、思いやりややさしさではなく、権威と責任を推敲すべく「社会化(既存社会の価値観によって教化)」される。そのことによって、男性においては(中略)公的な世界では最悪の戦争を肯定するのだ、と。
現代社会は苛酷な社会である。というのは、現代を支配する制度は、権威をもつものがもたないものに抑圧的な支配を行うことを肯定し、合法化するからである。その根拠は、権威をもっているものはもたないものよりは優れているという信念にある。(中略)戦争は他者に対して暴力をもちいるということだが、現代社会での男性の訓練と社会化は、平生からこれを準備している。(中略)星飛雄馬は暴力的に野球を仕込まれるが、その父は理想的な父とされる。(中略)(ーP.172)


この前提を提示した上で、リアドンは「強姦の本質は、力と暴力を使って、あるいは脅して、人もしくは人びとに、従属と従順を強いることである」と指摘する。
また、この本では、性暴力に関する認識変化のきっかけも紹介されている。(P.172ー)

1975年、アメリカのジャーナリストで、女性への性暴力、児童虐待などを精力的に取材し調査していたフェミニスト、スーザン・ブラウンミラーが『アゲインスト・アワー・ウィル(我々の意志に反して)』を出版し、世界に衝撃を与えて、それ以後アメリカでは性暴力への法や見解が大きく変化した。
 この本によって最も大きく変化したのは「レイプとは何か」という観念である。彼女が書くまでは、レイプは性的衝動に突き動かされた男性が犯す性的犯罪であるとして、ある意味で、男性性の過剰な発現でもあるかのように見なされていた。(この箇所で若桑氏の紹介するスーフリ事件・太田元議員発言・福田元官房長官発言は略)
 彼女はこの「レイプ神話」を覆し、レイプとは(中略)ある意味でもっとも原始的な暴力的威嚇であり、それが男性社会で一般的に容認されてきた(中略)『恐慌状態にとどめておく威嚇装置』だとした。
 力による他者の従属と支配を維持するための威嚇装置とは、そのまま軍事的国家の戦争イデオロギーに通じる。男が「力」によって他人を支配できるもっとも原型的な行為がレイプであるとするなら、戦争もまたそうである。


若桑氏は、以上のように、レイプと戦争の類似点を指摘した上で、以下のように続ける。
(P.174ー)

 強姦がもっともその威嚇装置としての機能を爆発させる場、それが戦争である。なぜなら、そもそも戦争は、相手の財産、土地、奴隷を奪うために敵対し、殺し合う男達の修羅場だから、相手の「女」を奪うことは、戦争の重要な目的であり、かつ手段なのだ。なぜなら、戦争における強姦は軍事的効果が高い。それは相手への威嚇であり、侮辱であり、その士気低下を招く有効な手段であるからだ。ブラウンミラーが記録する戦争の歴史は、実際身の毛がよだつような「性暴力の歴史」である。歴史は告げている。戦争のあるところ、必ずレイプが起こったと。(中略)


「戦争のあるところに必ず」起こったレイプの歴史紹介は略。
(P.175ー)

戦場のレイプは、戦時暴力の一形態であり、「性的表現をもちいた攻撃である。それは、相手に精神的肉体的苦痛と死の恐怖を与えるために集団の面前で行われるのが普通であり、敵である男性に自分らの力を示すと同時に相手の無力を誇示する。(中略)集団による面前のレイプは、戦争の付随現象ではなく、それ自体「形を変えた戦闘」、非戦闘員に向けられた「攻撃と支配の手段」で(中略)「敵」の非戦闘員の男達に「おまえには、妻であれ、母であれ、娘であれ、祖母であれ、女達を守ることはできないのだ」ということを教える。その男性的名誉は完全に失墜する。犠牲者はさらに共同体の名誉、誇りを失墜させられた恥辱の記憶の表象として忌避される。これが「戦術としてのレイプ」である。
 ブラウンミラーもまた、「古来侵略された側の男性にとって、自国の女がレイプされることはこのうえない恥辱だった。それは性を武器にしたとどめの一撃であった。強姦は自分たちを滅ぼす敵のもくろみとされた。女を強姦された男性は、男としての無力を思い知らされる。なぜなら、今も昔も、女をものにすることが男の成功のあかしであるのと同様に、女を守ることは男の誇りのあかしであるからだ。」(中略)とする。このことは、近年小林よしのりが「戦争論」で、若い男に戦争に行くように説得するために、「女は自分を守ってくれる男としか結婚してはいけない」とけしかけていること、また中山義活議員が「男は女を守り、国を守る」と発言していることに通じる。(-P.176)


そして、第二次世界大戦下のドイツ軍やソ連軍の強姦事件例とともに、南京事件を主とした日本軍の大量強姦事件が紹介される。また、これら強姦の事実が再び否定されようとしていること、とりわけ日本でその動きが強いことが、「国民の油断」にある記述「南京大虐殺はなかった。性奴隷としての日本軍慰安所はなかった。従軍慰安婦は性奴隷ではなく単なる商行為であり、彼女らは売春婦に過ぎない」といった記述を例に引きつつ紹介したうえで、若桑氏は以下のように続ける。
(P.186ー)

内外の、複数の継続的な調査と証言によって歴史的事実として国際的に認定されているこのことがらを、彼らはなぜ執拗に否定しなければならないのか。最初に考えられる理由は、戦争をこれほどに醜悪で、非人間的で、犯罪的なものだということを隠蔽し、否定するためである。それはむろん、戦争を美化し、肯定するためである。第二に、彼らは強姦を大したことではないと考えているのである。それこそは骨髄に徹した女性蔑視である。(略)



次の項「3 戦地における強制売春ーー従軍慰安婦 (P.188ー)」では、まず国際刑事裁判所規程が紹介され、「日本軍性奴隷を裁く女性国際戦犯法廷」の開催と、NHK番組改竄問題が紹介される(原稿執筆時は2005年1月で、番組改竄問題裁判は控訴中であったとのこと)。さらにアジア女性基金、クマラスワミレポート、教科書問題が紹介された後、この問題における研究概略が紹介され、以下のようにまとめられる。

(略)総合すると、慰安所を作っても強姦の防止にはあまり効果はなかった。それは、慰安所そのものが、女性の身体をモノとして提供するという非人間的な設備だから、そのような組織のなかでは兵隊にとって、慰安婦か強姦かという選択は、モノを内部で有料で使用するか、外部で無料で調達するかという違いにすぎなかったからであろう。
(中略)
死ぬことを前提にして苛酷で非人間的な組織のなかで希望もなく生きている兵士と、その兵士によって一日に70人にも「使用されている」慰安婦、そして死ぬまでに強姦されている占領地の女性、それはもっとも悲惨な構図である。小林よしのりは「明日をも知れぬ兵士の性欲を許せ!」と怒鳴っているが、それでは、その兵士に殺されたり、犯されたりしている植民地の女性の苦しみは見捨てていいのか?日本人の男性の苦しみだけを憐れみ、占領地の女性の苦しみはどうでもいいというのか?
 むしろ、家族からも平静な暮らしからも男性を引き離し、明日をも知れぬ恐怖と絶望の極限状況におき、女を抱かせてごまかしていたのは誰なのか、そのすべての根源を暴くべきではないのか。あわれな男とその男に無惨に殺されたり犯されたりした女性のいる陰惨な構図をつくりだしたのは「戦争」であり、この一切に責任をもたなければならないのは戦争の最高責任者達である。歴史修正主義者たちは、なぜ、この自明なことがらにあえて背を向け、慰安婦達の尊厳を回復させることに反対し、彼女らが売春婦だったと喧伝して再度侮辱し、あらゆる汚辱をなすりつけ、すべての罪が戦争とその責任者にあることを認めようとしないのだろうか?(-P. 195)



…というような記述を含む書籍が手元にあったのでご紹介まで。

そもそも、Apemanさんの記事が非常に気になったというか、これをきっかけに、かなり気分がへこみました。
それは、水島氏やもう一人の見解によってではなく。Apemanさんの記事のコメント欄で、憤っている男性達(多分)の意見を読んで、自分が驚いていることに気がついたから。

例えば、とある集まりで同席した医学部の男性教員(60年代半ば生まれで当時30代前半)が、アルコール添加の四方山話で得意げにこんな発言をする「この前うけもった基礎配属の学生がものすごく美人だったんで忠告してやったんだ、おまえが医者になるのは世間の迷惑だって」驚いているのはその場では私一人。あるいは、とある医学系研究組織を訪れて耳にした技術職員の雑談で「○●先生(女性)って美人だよなぁ。医者なんかやるのもったいないよなぁ。銀座でホステスやればいいのに」…そして、周囲の男性達が同意している。

私の前にある社会がこんななので、、、私が「どうせそんなもんだろう」と鼻で笑ってすませた水島見解に怒り出す男性がいるという事実は、、、かなり気分が滅入りました。私個人の体験ですが、こういう件にああいう論旨で憤る男性ってネット上でしか見ないんですよね(^^;

「慰安婦」問題で、何が悪かったかを理解した上で、日本政府が謝罪する日って来るんだろうか……?
と、思わず遠い目になってしまいました。


注1;下線部は「家父長制」
スポンサーサイト
ユーザータグ:  日本軍性奴隷制問題
[ 2007/09/02 18:00 ] 四方山話 | TB(2) | CM(20)

   No. 1952

トラックバックありがとうございました。

>そして、周囲の男性達が同意している。

>こういう件にああいう論旨で憤る男性ってネット上でしか見ないんですよね(^^;

一つの可能性としては、その種のもの言いに違和感を持つ男性でも職場のホモソーシャルな人間関係の中での同調圧力により、異議を唱えにくくなっている、ということはあろうかと思います。これって、戦場での性暴力に、内心では乗り気でない兵士まで加担してしまう構造と同じだと思いますが。
[ 2007/09/02 20:23 ] lrg3p7cc[ 編集 ]

どうしても理解できないのは   No. 1953

戦争や強姦によって、他者を支配したいと考えるその根拠です。優勝劣敗、正邪善悪にどうしてこだわらねばならないのか。

>この前うけもった基礎配属の学生(中略)おまえが医者になるのは世間の迷惑だ

どうして他者に非礼を働けるのか。
どうして、たかだか10年やそこら年長であるだけの自分が、相手より格上だと信仰できるのか。
どうして、さらにそんな事を第三者に話すことが自身の名誉を損なわないと思えるのか。

>○●先生(女性)って美人だよなぁ

どうして噂話をすることが自らの尊厳にかかわらないと思えるのか。

彼らが何を欲しいと思っているのか、他者を見下す人生を送ることに恐怖がないのか、全く理解できません。
[ 2007/09/02 22:42 ] 5X5MRA9A[ 編集 ]

ぼかー育ちのいい猫だから(by ガンバルニャン)   No. 1954

>彼らが何を欲しいと思っているのか、他者を見下す人生を送ることに恐怖がないのか、全く理解できません。

「彼ら」の育ちが悪いのです。
[ 2007/09/02 23:41 ] VWFaYlLU[ 編集 ]

   No. 1957

>Apemanさん

コメントありがとうございます。


>その種のもの言いに違和感を持つ男性でも職場のホモソーシャルな人間関係の中での同調圧力により、異議を唱えにくくなっている

Apemanさんがその種の男性を擁護する意図ではなく、単に可能性をご指摘下さっているものと了解していますが。
その構造は、例えばスーフリ事件のような場合でも起こりうるもので「だから仕方ない」とは思いたくないものですよね。また、今回ご紹介した書籍で若桑氏は、男性同士が築くホモソーシャルな人間関係こそが戦争の原因となりうると指摘しています。第三章「『男らしさ』と戦争システム」の3に「戦争をつくる男性同盟」と、まさにそのものの項目もあります。
それが存在し続けることを問題視したいところです。



>人生アウトさん

名誉や自尊に対する認識が違うのでしょう。今回出した事例は、本筋に関係した例を提示するものに絞ってますが、他にも実に色々ありますので。
「自分がされて嫌なことは他の人にもしない」という、基本的な幼児教育もうけていないのかもしれません。あるいは、目の前にいてる相手の感情が読めないぐらい、自分以外を見ていないのかも。



>kuronekoさん
>「彼ら」の育ちが悪いのです。

そんなずばり核心を。
今回出した例の前半の人物は、一応、いわゆるインテリさんの筈なんですけどねぇ。
学歴と本質的な頭の善し悪しが相関しない例の一つですね。
[ 2007/09/03 02:50 ] fYTKg7yE[ 編集 ]

   No. 1958

>Apemanさんがその種の男性を擁護する意図ではなく、単に可能性をご指摘下さっているものと了解していますが。

はい、碧猫さんが引用されている

>男性同士が築くホモソーシャルな人間関係こそが戦争の原因となりうると指摘しています

という認識とも関連しているのですが。「男とはそういう生き物だ」という発想はむしろ右派のバックラッシュを利するおそれがありますし、ホモソーシャルな人間関係の弊害に無自覚なことがその存続を支えている要因の一つだと思いますので。
[ 2007/09/03 08:11 ] lrg3p7cc[ 編集 ]

白虎隊   No. 1959

 幕末、会津落城の時、白虎隊が官軍に陵辱されて殺されたとか、殺されてから性器を切られたとかいう裏面史をどっかで読んだなあ。
 こういうのは、どう考えるべきなのかしらん。
[ 2007/09/03 09:38 ] VWFaYlLU[ 編集 ]

   No. 1960

星亮一というひとがそのあたりは熱心に著作で追及していますね>戊辰戦争。

いくつかの要因があると思うのですが、アフガン駐留のドイツ軍内で人間の頭蓋骨をおもちゃにした記念写真が流行していることが問題になりましたが、一人の兵士は雑誌のインタビューに答えて「やらなければ男らしくないと思われる」と述べていました(大意)。これはすでに問題にされている「ホモソーシャルな人間関係」の中での同調圧力ですね。もう一つは「敵の非人間化」(この場合「賊軍」視)で、これが残虐行為を心理的に容易にする。男性器への危害というのも戦場ではしばしば起きるようですが、これは敵の男性性を象徴的に破壊する行為ですから、敵の女性を強姦することと裏表の関係にあると言えるのではないでしょうか(戊辰戦争でも性暴力は発生しています)。
[ 2007/09/03 11:45 ] lrg3p7cc[ 編集 ]

   No. 1964

>Apemanさん
>ホモソーシャルな人間関係の弊害に無自覚なことがその存続を支えている要因の一つ

戦争まで話を広げなくても、ホモソーシャルな人間関係の弊害にもっと気づく人が増えれば、セクシャルハラスメントだって減ってくれるだろうと思うのですが。私もいい加減、紅一点状態に慣れましたが、それなりの年齢と社会的地位をおもちであっても男性ばかり(例外1-2人ほど除)で構成される集団の無邪気さには感心します。ああ、そういえば「猥談の一つにも乗れないようでは男として(云々)」いうような発言も聞いたことがありますね。
そういった集団内部で普通の価値観に基づく会話がつい外にこぼれるのでしょうね。それが集団外にどう見えるかも考えないで。



>kuronekoさん

Apemanさんの解説以外の要因で何かあるか考えてみたんですけど。
家父長制と呼ばれる制度は、単に男性が女性を支配する訳じゃなく、集団の年配男性が、集団のその他構成員を支配する制度だったはずです。戦争も、集団を支配する年配男性が、被支配層の若年男性を死に追いやる図式をとるのだそうで。だから、逆らって敗れた若年男性に、間違っても支配層に移動してこない様な象徴的な辱めをするのかも?
[ 2007/09/03 18:59 ] fYTKg7yE[ 編集 ]

   No. 1977

考えてみれば、ホモソーシャルな世界は伝統的にいくらでも広がっているのですよね。
旧制高校や進学男子校、そもそもの欧米ギムナジウムは全てホモソーシャル。
甲子園、花園、これまたしかり。
逸脱としての不良やヤクザも男性論理100%の世界。

これは兵士がミソジニーに罹りもしますよ。
だって、「正解」「勝利」「善悪」(なんかジャンプの漫画みたい)の世界しか知らないのですから。
[ 2007/09/04 13:20 ] 5X5MRA9A[ 編集 ]

指摘していいかな   No. 1979

考えてみるまでもなく、意志決定の会議ではオッサンしかいない現状にうんざりし、顔つなぎの飲み会では「それはセクハラだろうが」という発言を聞き流し、ガラスの天上の存在を意識せざるを得ないのが、現在の日本社会なのですが。

なのに、自分のものの筈だったパイをとられた気分の人物が、ミソジニー満載の超手前勝手な専業主夫希望をのべたり、戦争になんないかな、等と言い出す、と。
[ 2007/09/04 18:16 ] fYTKg7yE[ 編集 ]

初めてお邪魔します   No. 1988

記事を読ませてもらって思ったことをコメントさせてください。的外れはご容赦を。

戦争・レイプという話は、ごくごく簡単に言ってしまうと男性原理が暴走するということですよね。で、なぜ暴走してしまうかというと、それはたぶん「満たされないから」なんでしょう、と。
男性原理を満たすのは女性原理ですが、特殊な状況に置かれてしまうと、男性原理は底の抜けたような状態になって、どうしても満たされなくなる。戦争やレイプはそうした状況で起こる。そしてそうした状況とは、命が危険に晒されるような極限状態でありましょう。

男の側の勝手な論理と言われるかもしれませんが、男にとってはいつでも女性原理に満たされている状態が一番幸福なわけです。男には(たぶん女性にも)常に子宮回帰願望がありますから。
けれど現実の世界はそうは行かなくて、ある意味、女性原理を男性原理に従って奪い合わなければならない。そして、そうした傾向は格差社会になってから、なお強くなってきています。不幸なことです。
さらに不幸なのは、そうしたことが正しいのだという論理になってしまっていること。これでは男性原理に暴走しろといっているようなもので、そうした社会が戦争といった最も野蛮な行為に近い社会であるということも、当然のことなんですよね。

ウヨどもは大和魂なんて言葉を持ち出して日本は男性原理が強い国のようなことを言いますが、これはまったくのデタラメで日本ほど女性原理が強い国もない。それが本当の日本の伝統なんです。だから9条は日本で受容された。そうでなければ武力を放棄せよなんて、屈辱以外の何物でもありませんよ。
[ 2007/09/07 19:28 ] -[ 編集 ]

   No. 1989

>愚樵さん

ようこそ。
難しいお話に、どうお返事したらいいのかとまどっておりますが(^^;

男性原理・女性原理とたった二つのみに分けられるものなのか、男性が男性原理をもつものなのか、男性がもつ男性原理を満たすのが必ず女性のもつ女性原理なのか、そういったことを自然で普通なものと思い込まず、本当にそうなのか考えてみる必要はないのだろうか、と思っています。
そう思い込まされてはいないのだろうか、あるいは、もしそう思い込まされているのだとすると、誰にか、そしてそれで得をするのは誰なのか、と。

そういうのを改めていちいち考えて、なぜ?考えてみるのがジェンダー視点かな、と。

…というような「なぜ?」の問いかけを、ついうっかり、女性役割を課そうとした親にしてしまって、ぶち切れられてしまったことがあります。
親の言う事に何故素直にハイと言えん!って(笑。

それでも、一度芽生えた疑問は消せません。
[ 2007/09/08 02:03 ] fYTKg7yE[ 編集 ]

バカ丸出しですけど   No. 1990

私、ジェンダーって言葉の意味をまだよく理解できていないんです。今まであまり関心がなかったもので。すみません。
碧猫はお詳しいようですので、厚かましくお願いするんですが、これを読めばジェンダーがわかる、ってのを何か紹介していただけませんか? 本でも碧猫さんの記事でも、なんでも結構です。この機会に少し勉強してみます。

えっと、それから。
男性原理は男性のみがもつものではない。女性原理も然り。男性ホルモンは女性にだってあるし、女性ホルモンは男性にもある。あれと同じですよ。
今の社会全体への漠然とした印象なんですが、社会全体が男性原理の方へ引きずられているという気がするんですよね。女性も含めて。だからもう少し女性原理を含めてバランスをとらなきゃいかんと。このとき、「それは女性の役割だろ」、っていう男がいますが、こうした言い方こそが男性原理的で、女性原理的には「あんたも手伝ってよ」って感じですかね。
[ 2007/09/08 05:04 ] -[ 編集 ]

   No. 1995

>愚樵さん

「男性のみがもつもの」あるいは「男性がもつべきもの」という解釈を避けるために「男性原理」という表現も一考の余地があるかも、とはおもってます。

ジェンダーにかんしては、
「誰でも分かる「ジェンダーがセックスを規定する」の意味とその意義」
http://macska.org/article/138

「ジェンダーフリーとは」
http://seijotcp.hp.infoseek.co.jp/genderfreeQandA.html

おまけで、誤解の蔓延については
「『バックラッシュ!』発売記念キャンペーン 」の連載
http://d.hatena.ne.jp/Backlash/searchdiary?of=15&word=%2a%5b%cf%a2%ba%dc%5d

がお薦めです。
[ 2007/09/08 12:37 ] fYTKg7yE[ 編集 ]

感謝です   No. 1999

ありがとうございます。早速、読んでみます。
[ 2007/09/08 19:54 ] -[ 編集 ]

どういたしまして   No. 2012

>愚樵さん

アマゾネス軍団入りなさっているんですものね(笑
ぜひとも、ジェンダーフリーなどの概念にご理解いただけますよう。
[ 2007/09/09 03:17 ] fYTKg7yE[ 編集 ]

   No. 2013

知の花園を華麗に舞う麗しの純碧妖精☆すべての大和魂男性原理がひれ伏するまばゆい美の大和撫子☆
>碧猫お姉さま

>意志決定の会議ではオッサンしかいない現状にうんざりし、顔つなぎの飲み会では「それはセクハラだろうが」という発言を聞き流し、ガラスの天上の存在を意識せざるを得ない

将来碧猫お姉さまが組織の最高意思決定者になって、セクハラ事例が議題としてあがってきたときに、「それはセクハラですね(にっこり)」の一言ですべてのキイキイノイズが消えさってすべてが解決するようになることを想像してます。
[ 2007/09/09 12:36 ] 6fyJxoAE[ 編集 ]

   No. 2015

左右を問わないネットアイドル☆ネトウヨを調伏し自民党の闇を払う白き翼☆玲瓏たる暁の星☆民主主義を守護する純白天使☆麗しの美人秘書
>村野瀬玲奈女王サマ

うちらの業界は、ただでさえ嫉妬と足の引っ張り合いの渦巻くどろどろの世界です。迂闊に地位があがるとやりたいプロジェクトもできません。
同業者の男性方は自らを理解のある人格者と思い込んでいるもので、無邪気ですよ。指摘したこともありますが、何がどう問題なのか解らないみたいですので、指摘するリスクが高いです。
…セクハラが払拭されるのはもっとも遅い業界になるかと予想しています。
[ 2007/09/09 15:24 ] fYTKg7yE[ 編集 ]

福田康夫は強制慰安婦をすすんで殺害していた。   No. 2343

親の七光りで首相になった福田康夫は政治資金をごまかして、さらに早稲田強姦サークルを擁護しているのは、まったくひどいやつだ。彼は、強制的に新井泉さんを監禁虐待して、食事も睡眠も奪い取って新井さんの人生や生命を破壊した。それでいて、犯罪にあぐらをかいてのうのうと優雅な人生を楽しんでいる。早稲田大学の学生どもは次々とはらませた女性のおなかの子供を殺すために、被害者の女性のおなかを何度も何度も蹴りまくっていたということもわかっている。福田も女性に対してこんな残虐な感覚しか持っていないのだ。これはまさにかつてのそして現在の日本人そのままの姿である。早稲田強姦サークルを擁護する福田は、戦争で積極的に強制慰安婦狩りに加わっていった。彼のようなやつが何の罪もない新井さんを強制的に殺害したように、何の罪もないたくさんの少女たちを強制的に強姦しまくって殺害したのだ。その結果が今世界中で問題になっている日本人による強制強姦性奴隷なのである。残虐な福田は性奴隷についても何の謝罪もしないつもりらしいが、自分だけ陰で犯罪のうまみを吸いまくった康夫のようなやつはどこまでも凶悪だということがよくわかる。
[ 2007/10/08 18:05 ] -[ 編集 ]

   No. 2349

はぁ。お忙しそうですね。

http://delphinidae.blog60.fc2.com/blog-entry-9.html
[ 2007/10/09 01:26 ] fYTKg7yE[ 編集 ]

コメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://azuryblue.blog72.fc2.com/tb.php/243-51118da9


[どくしょのじかん]どくしょのじかん 14

秦郁彦『「慰安婦伝説」--その数量的観察』(「現代コリア」1999年1・2月合併号)[以下、『伝説』と略す] では、先のエントリーで示したように、8項目を「箇条的に取り上げ」ている。そのうちの、(7)は次のような下りで始まる。 7、主要各国の軍隊における性事情は
[2007/09/07 19:44] URL Stiffmuscleの日記

変革原理と順応原理 もしくは 切断原理と受容原理  その1

変革原理と順応原理、切断原理と受容原理とは、つまりは男性原理と女性原理のことである。一般に通じるように男性原理、女性原理と書くつもりで前から構想していたのだけれど、碧猫さんがやりとりの中で“その呼称はどうかな
[2007/09/18 19:59] URL 愚樵空論












無料カウンター
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。