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猫に台所 

三年あまり前に我が家に仲間入りしたしましまのお嬢様は、野良猫保護ボランティアさんから里子に頂いた。なんでも、都内某所にて路上生活を送っていた子猫を箱罠で捕獲し、二ヶ月あまりケージ生活で馴化した後に里親を募集したのだそうだ。

路上生活中に人間に怖い目に遭わされていたそうで、初めて会った時はケージの隅で縮こまっていた。この時点ですでに人手に飼われて二ヶ月は経過し、捕獲当初よりは人に馴染んでいたはずだったのだが、非常な恐がりさんだった。それも、私の前に里親候補とお見合いし、あまりに人を怖がるので破談になったというから、恐がりさんっぷりも徹底的だった。

お見合いに出向いた私はといえば、雉虎で尻尾の長い雌の子猫が欲しかったので、さりげなくその子の尻尾をチェックし、、、中長で先が曲がっていたので内心で少し迷った。しかし、破談の話で不憫に思った事もあり、気合いの入ったボランティアさん達の推しに降参することにした。

そもそも、うちにはすでに先住猫がいる。13歳あまりの消極的で根の暗いお坊ちゃんだ。長いつきあいなので、奴の考えそうなことは読める。
…後輩があまり最初からじゃれじゃれの子だと、確実に、拗ねる。
人間に懐くより、猫同志で先に馴染んでくれるぐらいの方が、関係者一同にとっては良いだろうと判断し、生後5ヶ月ほどという子猫というには大きめの、その子猫を家族にすることにしたのだった。

馴染んでくれるだろうかと不安一杯で迎えた子猫は、お迎え数時間後はこんな顔をしていたが、















今となってはこんなだ。



先輩ともすっかり仲良し(左がお嬢様、右が坊ちゃん)。



まぁ、今となってはこういうお嬢様ではあるが、家族になってからしばらくは昔のご飯に苦労した記憶が鮮明だったのだろう。
食い意地が張っていた。

魚の餌を狙うぐらいはまぁいい(いや、よくないけど)。


ある時帰宅して、いつも通り、台所に直行すると。
床が真っ白だった。
どうやら、どこかの食い意地の張った猫がストックしてある小麦粉の袋を引っ張り出し、噛み破りながら台所を走り回ったらしい。

…お帰り~と、出迎えに来る二匹。
「これをやったの誰?」口頭で尋ねてみる。
キョトンとする坊ちゃん。
匍匐前進で消えていく嬢ちゃん。
誰が犯人かは解っている。
解っているが、しかし、現行犯逮捕でない限り叱れないのは、猫相手では鉄則(一応)。
溜息をついて掃除機を出動させる。
そして、そのあと数時間、お嬢ちゃんは雲隠れを決め込んでいた。


そして、後のある日。
帰宅して台所に足を踏み入れると。
床がざらついて白かった。今度は砂糖だった。
…お帰り~と、出迎えに来る二匹。
意味ありげな無言でお嬢ちゃんの目を見る。
彼女は匍匐前進で逃げていった。
そして、溜息をついて、掃除機を出動させるのだった。


また、あるいは、魚をさばいた時。
生ゴミ入れに入れておいた魚の頭が、不思議なことに、床面に移動し、分解されていたりする。そういう時に、様子を見に来るお嬢ちゃんがいる。
…目が合うと、匍匐前進でそそくさと逃げていった。

…その次に魚をさばいた時には、直後に、ビニール袋に密閉して燃えるゴミ入れにいれてみた。
しかし、敵は嗅覚が鋭い。
破られる袋と散らばるゴミが増え、被害が拡大しただけだった。
…そういう訳で、仕方ないので、魚をさばいた時には、アラをお嬢様の一食に当てることにした(妥協もいいとこ…笑)。

というような話を職場ですると、、、呆れ返った様子で「そんな猫、うちなら捨てるな」と暴言を吐かれてしまった。
こんなことぐらいで捨てられるわけ無いじゃん。


で、そういうように折り合いを探りながら生活して、はや3年ほど経過したろうか。
まぁ、二年ほどを過ぎたぐらいからようやく、この家ではご飯に事欠くことを心配しなくても良いと納得してくれたようで、その手の被害は無くなっていたのだった。
ね?

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[ 2007/05/30 19:10 ] 猫便り | トラックバック(-) | コメント(-)












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