タイトルにあげた、そういう働きかけがあったそうで韓国紙が多数取り上げていたのだが、日本紙はいつも通りスルーなのを予想しつつ。日本側はどう反応するのか経過を見ておくためには、ここにメモをしておかねば、と。
報道は、拾えた範囲では以下の通り。
東亞日報 2009-09-24 02:56
ハンキョレ新聞 2009/09/23 22:50:12
統一ニュース 2009년 09월 23일 (수) 18:18:40
クッキーニュース 2009.09.23 17:30
毎日経済(聯合配信) 2009.09.23 11:44:32
聯合ニュース 2009/09/23 05:33
各社からの報道内容をまとめてしまうと、23日、ソウル鍾路区(チョンノグ)中学洞(チュンハクトン)にある駐韓日本大使館の前で、午前11時に日帝被害者団体総連合会など4つの市民団体が韓日会談文書の全面公開を求める記者会見を開き、その午後には884回目の水曜デモが行われたそうだ。
韓日会談文書の全面公開を求める市民団体の発言者らは、「新しく始動する民主党政権が、過去の政権と違うのならば、どう違うのか見せて欲しい」としながら、「その試金石はまさに、韓日間における過去の問題を解きほぐす鍵である『韓日会談文書公開』である」として、日本政府に1965年に締結した韓日協定に関する韓日会談文書の全面公開を求めているとのこと。
日本政府は、韓国人被害者からの賠償要求がある度に、韓日会談を通じ1965年に締結した『韓日協定」で全ての請求権は消滅したとして応じてこなかった。しかし、韓国政府が2005年に公開した文書では、個人請求権に関しては議論されていなかったという。「日本の主張通り、
全ての問題が解決済みであるなら、当時の外交文書を公開できない理由はないのではないか」と市民団体らは述べたそうだ。
この文書公開の件では、韓国と日本の市民424人からなる「韓日会談文書全面公開を要求する会」の代表10人によって、日本の裁判所へ提訴がされている。2007年と2008年には、日本の外務省は6万ページあまりの韓日会談文書を公開したが、主要な部分が塗りつぶされていたそうだ。そして、10月21日には、公開された文書の塗りつぶし部分に対する公開を要求する訴訟の結審公判が東京地裁で開かれるという。
23日の水曜集会前の記者会見では、「慰安婦」被害者でもあり、韓日協定文書全面公開要求訴訟の共同原告の一人でもある李容洙(イ・ヨンス)さんも発言されていたという。李さんは会見の席で、「韓日関係の未来のために、鳩山総理が韓日会談文書を年内に全面公開する決断を下してくれるのを期待している」と述べられたとのこと。
そして、上記にあげた報道では、李さんが鳩山新首相との面識があることを報じていた。
1998年の夏、李さんは、日本訪問の途中、日本の市民団体の仲介で、当時野党の民主党の鳩山幹事長と面会したことがあるのだそうだ。この当時はちょうど、「慰安婦」被害者へ民間から集めた補償金を支給しようとするアジア女性基金が設立された頃だった。李さんは鳩山幹事長との面会の席で「日本政府の公式謝罪なしに、民間基金からの保証金の支給で納得は出来ないので受け取ることは出来ない」との意思を伝えたとのこと。その時、鳩山幹事長は李さんの言葉に対し、「この問題は真剣に考えている。私たちも尽力する」と誠意のこもった答を返したと、李さんは回想し、鳩山首相が解決に尽力するであろうと信じると語ったと報じられている。
李さんは、鳩山政権が始動した16日、首相に就任を祝いつつ「慰安婦」問題の早期の解決を望む旨、手紙を送っているそうだ。李さんは「私が会った鳩山氏は、優しく誠実な人柄の感じ取れる人物だった。あの人なら「慰安婦」問題に変化をもたらしてくれるだろうから、手紙は儀礼的に送ったわけではない」と、就任への祝辞を送った背景を述べ、「多忙であるだけではなく、一国の首相として軽く答えられる問題ではないだろうから、返答を求める内容は書かなかった」とし、「でも、鳩山首相が手紙を読んでくれることで、私たちの切実な心が必ず伝わるだろうと期待している」と話したという。
また、韓国挺身隊問題対策協議会も、民主党と連立与党に加わった社民党と国民新党に「慰安婦」問題解決を求める要請書を発送しているという。挺身対策協からの、23日の水曜集会参加者も、この日に声明書を出し、今こそ日本は過去の歴史を清算できる好機に立ったとしながら、「日本政府は、『慰安婦』問題に関する記述を教科書に記し、『慰安婦』問題に対する調査をするための特別法を策定すべきだ」「我々は、鳩山氏が2002年5月に日本軍『慰安婦』問題に対して『被害を補償して名誉を回復するようにするのが当然だ」と語った点に注目する」「毎年10人あまりの被害者らが日本政府の謝罪をうけることが出来ず、名誉を回復することなく亡くなられている。その方達の無念がはらされない限り、鳩山総理が夢見る友愛と共生の東アジア共同体は不可能だろう」と述べたそうだ。
そりゃそうだ。
『
「慰安婦」決議に応え今こそ真の解決を!』様でイ・ヨンスさん達から鳩山総理にあてた手紙(和訳分)は公開されているが、ここでは、韓国挺対協からの連立与党の各代表者へあてた要望書をお借りしてみよう。この文章は、よくまとまっていて一読の価値があると感服したので。一部、引用者による強調を入れさせていただいた。
「戦時性的強制被害者問題解決促進法案」実現など
「慰安婦」問題を積極的に解決されることを求める
要 望 書
今回の衆議院選挙で、54年間の自民党政権が幕を降ろし、新しい政権が誕生した知らせは、韓国でも大々的に報道されました。これは、これまで3党議員の皆さんが古びた政治構図を覆すために奔走された結果であり、これから未来に向かって新しい日本を作り上げていかれることに、心より敬意を表します。また、前政権下でくすぶっていたアジア諸国と日本との関係が、より一層改善されることを期待しております。
私たち韓国挺身隊問題対策協議会は、日本軍「慰安婦」問題解決のために1990年から20年近く被害者と手を携えて闘ってきた団体です。3党連立政権で新しい政局を作っていかれることに激励を送るとともに、 今後「慰安婦」問題における貴党の積極的な役割を要請するため、手紙を送らせていただきました。
これまで日本政府は、日本軍「慰安婦」被害者の訴えを様々な方法で回避してきました。特に日本の法的賠償責任については、サンフランシスコ平和条約と2国間条約で解決済みであるという見解で一貫し、「女性のためのアジア平和国民基金」では国に代わって国民募金による償い金を被害者に支給する事業を推進するという誤りを犯してしまいました。
これらが真の解決であったならば、教科書から「慰安婦」に対する記述が消え去り、「お詫び」の舌の根が乾かないうちに心無い人々による妄言が繰り返されることはなかったでしょう。
しかし、様々な紆余曲折を経ながらも各国の女性や市民社会の努力で、2007年の米下院での決議採択を皮切りに、各国や日本の市議会で、日本政府に対し日本軍「慰安婦」問題の真の解決などを盛り込んだ決議・意見書が採択されるようになりました。また、国際機関からも様々な勧告が出されているのは、すでにご存知であると思います。3党連立が合意された現在、このような世界や日本国内の民衆の声を、一段階進められる機会がやってきたと思います。特に、その一歩前進となる法律の制定を、積極的に推進されることを私たちは要望します。
2004年から提出されている[戦時性的強制被害者問題解決促進法案]は、3党の努力もあり、継続して提出されてきました。しかし、自民党政権下で数次の提出は全て廃案になり、今年はまだ提出されてもいません。
現在、韓国の日本軍「慰安婦」被害者は90名しか生存されておりません。平均年齢が85歳になる残りの人生がそれほど永くはない被害者のためにも、高齢の被害者たち自らが過去を証言して世界を駆けずり回ることを少しでも早く休ませてあげるためにも、彼女たちが一人でも多く生きているうちに、この法律を成立させ問題解決を見せてあげたいと思っております。
また、「慰安婦」問題の解決は、3党連立政権が掲げる「中国、韓国をはじめ、アジア・太平洋地域の信頼関係と協力体制を確立し、東アジア共同体(仮称)の構築をめざす」という目標を達成することにも、大きな役割を果たしてくれることでしょう。
加えて、来年は朝鮮半島が植民地となって100年を迎える年になります。それは、過去の戦争と植民地支配の歴史を清算できずにいる日本にとっても、重要な年であると思います。「慰安婦」被害者と同じくかつての戦争で被害を被りながらも今だ日陰で暮らしている方々へ対する戦後補償問題にも、あわせて関心を持ってくださることをお願いします。両国の歴史問題の解決は、正しい過去清算から出発するものと信じております。何よりも、アジア諸国は日本の行く末に多くの関心を持ち、真の友好関係を望んでいます。
突然で失礼かとは思いましたが、被害者をはじめとする、日本との友好・世界の平和を望んで活動している隣国に住む人々の思いを伝えたく、お手紙を送らせていただきました。日本軍「慰安婦」問題の解決は、人権と平和に向かう日本の意志を世界に知らしめるものであると再度強調したいと思います。
最後に、民主党・社民党・国民新党のこれからの益々の発展を願っております。
2009年9月16日
韓国挺身隊問題対策協議会
共同代表 尹美香 韓国琰
新政権が、真っ直ぐ問題に向き合ってくれるよう期待。
…なんとなく、画像を張ってみる。
まっしぐらなぬこの顔
先の衆議院選挙で自民党が大幅に議席を減らし、民主党政権が発足して、我らがネタ元、産経新聞はたががはずれてしまったと見えて、社会部がTwitterで
「産経新聞が初めて下野なう」とか「民主党さんの思うとおりにはさせないぜ。」とか言い出すやら、これを本当に新聞に載せるつもりで書いたのか疑問の余地がありすぎる文章である「
宮嶋茂樹 アフガンに自衛隊出すか?」(9.17付)やら、タイトルを見た瞬間、ちょっっっっっwとのめった「
鳩山内閣の支持率 ニコ動調査では「25.3%」」(9.20付)やらに比べると、お約束路線でぶっ飛んでる分、いつも通りの産経っぷりに安心…は、明らかに間違っているのではあるが。
2009.9.21付MSN産経で、
「
【正論】民主党政権発足に寄せて ジャーナリスト・櫻井よしこ (1/3ページ)」
「
【正論】民主党政権発足に寄せて ジャーナリスト・櫻井よしこ (2/3ページ)」
「
【正論】民主党政権発足に寄せて ジャーナリスト・櫻井よしこ (3/3ページ)」
この文章、冒頭の小見出しで「■日本の衰退を決定づけないか」って、前提は、自民党政権時点で衰退途中だったのだろうか(^^;
政権交代で実現した鳩山内閣に国民は7割を超える支持を与えた。
…この文章を掲載している当のMSN産経が、
鳩山内閣の支持率が「25.3%」って記事にしてたのに、否定するようなこと
(笑)書いちゃっていいのだろうか?
続けて、その「25.3%」ではない支持率が変化への期待と述べた後に、
しかしそうした変化が、必ずしも日本と日本国民の名誉と幸福を意味するとは思えない。むしろこのままいけば、民主党政権は日本の衰退を決定づけると思えてならない。
だそうだ(^^;
幸福の前に名誉が来るらしい。とか、日本国民としての幸福よりも、人間としての幸福の方が有難い様な気がするとか、呟きつつ、次を見る。
日本の運命は、米中両国との関係によって影響されてきた。日米間の相互理解を確実にし絆(きずな)を強め、中国の影響を最小にとどめおくことが、日本の国際社会における安定した地位につながった。
なんか、パラレルワールドにお住まいかという気がしてきた。
中国の視点に立てば、日本の存在を限りなく卑小化することが、アジア及び国際社会における中国の地位の確立の基本である。
事実、中国共産党は長年日本を第一の敵としてきた。
…「事実」と断言しておいでのようだ。やはり、パ(ry
そして、更に小見出しが付く。「≪米欧諸国での不条理な動き≫」と。
私たちはすでに、奇妙で不条理な幾つかの動きを米欧諸国で見てきた。米国下院は事の真相を確かめることもなく、慰安婦問題で日本非難の決議を採択した。カナダは、「南京大虐殺」など日本の「蛮行」を詳述した教科書を導入した。欧州でも同様の動きがある。受け容(い)れ難い捏造(ねつぞう)に基づく日本非難の歴史観と、拭(ぬぐ)い難い対日不信が国際社会に広がりつつある。
…いや、それ、奇妙でも不条理でもないから(^^;
アメリカ下院が確かめなかった事の真相って「The FACTs」なのかな?(^^;
慰安婦決議のマイク・ホンダ氏に見られるように、この種の一連の動きの背景に中国共産党の戦略、戦術があると考えてよいだろう。
良くない良くない(^^;
そんなこと断言したら、アメリカ下院決議採択を推進した在米韓国系の人たちからだって、異論が来るって(^^;
つい最近だって、ホンダ議員は韓国に招かれているのに。
ってか、韓国も「中国共産党の戦略、戦術」で動いていると? とすると、「慰安婦」公式謝罪決議を採択した、台湾立法院も「中国共産党の戦略、戦術」で動いていることになるのだろうか(^^;
…ついでに、カタカナまじりで書き直してみると、「コミンテルンの陰謀」という話なのだろうか?
中国が表で展開する微笑外交と裏で進める反日情報戦略の結果、日本は、自由、民主主義、国際法、人権と人道などの価値観を共有する欧米諸国から厳しい批判を受けるに至った。中でも米国は同盟国だ。本来ならば、より良い世界を構築するために手を携え、協力し、助け合うべき間柄だ。
いや、だから、当時の国際法に照らしても問題のある事件だと指摘されているのだが。
そもそも歴史問題において、日本と戦った米国に、真の意味で日本の主張を理解し、日本の側に立つ人物がいるとすれば、その人物は少数派に属するであろう。
…「真の意味」って、どんな意味?
自民党政権は、日本の命脈に関(かか)わるこの点を十分に考えてこなかった。(略) 歴史問題においても、反発を恐れるあまり、十分な説明と丁寧な自己主張を避けてきた。これでは日本は信頼されない。
だが、民主党政権には日米関係を深め、緊密化する考え自体が欠けている。(略) 結果として、日本は米中両国の影に染まった深い谷間の底で、誇りなき姿で蹲(うずくま)り続けることになるのではないか。私はそのような事態の出来(しゅったい)を憂えている。
…鶏和え酢、今のご住所は杞の国なのかもしれない。
まぁ、それはともかく。
産経新聞さんが望んでいないらしい方向に進んでいる、今のところの動きは、以下のようなものか。
上手く運ぶかどうかは解らないし、頑張りすぎて息切れしないでほしい。
毎日新聞 2009年9月17日 1時34分 『
岡田外相:日米密約 11月末めどに調査結果報告を命令』
岡田克也外相は17日未明の就任会見で、核搭載米艦船の寄港などを巡る日米密約に関し、藪中三十二事務次官に対し、省内に残っている密約の原資料を調査し、11月末をめどに調査結果を報告するように命令したことを明らかにした。
毎日新聞 2009年9月17日 東京夕刊 『
鳩山政権:「変革」へ始動 北沢防衛相「給油延長せず」 普天間移設「現実を直視」』
北沢俊美防衛相は17日未明の就任会見で、海上自衛隊によるインド洋給油活動の根拠となる改正新テロ対策特別措置法について、「わが党の基本的な考え方に基づき、さらに延長はしない」と明言。
琉球新報 2009年9月18日 『
泡瀬埋め立て中断へ 前原沖縄・国交相が表明』
前原誠司沖縄担当相(国土交通相兼務)は17日午後、国交省での就任会見で、沖縄市の中城湾港泡瀬干潟埋め立て(東部海浜開発)事業に関し、「1期(区)工事は中断という形で臨み、2期(区)工事は中止するという考えを基本的に持っている」と述べ、「1期中断、2期中止」の意向を明らかにした。
読売新聞 2009年9月17日10時46分 『
高校無償化は来春から…川端文科相が表明』
川端文部科学相は17日未明の記者会見で、高校教育を実質無償化の関連法案について、「基本的には(2010年度)予算関連法案で(成立させ)、来年4月から実施する方向だ」と述べ、年度内成立が必要な「日切れ法案」として10年の通常国会に提出する方針を示した。
朝日新聞 2009年9月19日20時1分 『
障害者自立支援法「廃止する」 長妻厚労相が明言』
長妻昭厚生労働相は19日、障害者が福祉サービスを利用する際に原則1割の自己負担を課す障害者自立支援法について「廃止をしていく」と述べ、同法の廃止を明言した。廃止後の仕組みづくりが整った段階で、廃止に踏み切る方針だ。厚労省内で、記者団の質問に答えた。
自立支援法の廃止は、連立与党の合意文書にも盛り込まれている。
日経ネット20日付 「
戸籍制度見直しへ議連 民主有志」
戸籍制度の廃止をめざす議員連盟が、民主党の有志議員約30人により10月に発足することがわかった。名称は「戸籍法を考える議員連盟(仮称)」で、呼びかけ人は川上義博氏、松本龍氏ら。個人を単位とした登録制度をつくるため、戸籍法の廃止も含む見直しを提案している。
日経ネット20日付 『
福島少子化相「不妊治療への保険適用めざす」』
社民党党首の福島瑞穂消費者・少子化担当相は20日、記者団に「子育て、子どもに関することでいろんな立場の人を応援していく。不妊治療への医療保険適用の検討も少子化相、女性として長妻昭厚生労働相と話し、実現したい」と述べた。民主党も衆院選のマニフェスト(政権公約)に「不妊治療への医療保険の適用検討」を盛り込んだ。
そしてこういうアクションも。
『
千葉景子新法相に、死刑執行の停止を強く要求する市民の共同声明』
鳩山内閣の法務大臣に千葉景子氏が就任しました。就任直後の記者会見で千葉新法相は死刑執行については「慎重に判断する」とのべ、死刑制度について「国民的な議論が必要」と表明しました。
みなさん、死刑執行を停止させる重要なチャンスです。千葉新法相に、これ以上、死刑を執行しないよう、みんなで、強く、強く要求しようではありませんか。下記の「市民の共同声明」に、どうか、至急、ご賛同下さい。
声明はご賛同の締めきりのすぐあと、千葉法相と鳩山首相に提出します。ご賛同の要領は次のとおりです。
◆賛同は個人・団体(グループ)を問いません。
▼賛同者になっていただける場合は、大まかな在住の地(たとえば、大分県中津市、岩手県岩手郡滝沢村)をお知らせ下さい。
▼団体(グループ)賛同の場合は所在地(たとえば、静岡県浜松市)をお知らせ下さい。「九条の会・○○」のように名称に地名がついているときはその限りではありません。
◆賛同の締めきりと連絡先
▼賛同の表明は【10月4日(日)までに】お願いします。
▼賛同表明の連絡先は次の通りです。
「市民の声」電子メール アドレス : shikei_haishi@yahoo.co.jp
※ お名前・おおまかな住所、団体(グループ)名・所在地に加えて、必ず「声明に賛同します」とご明記下さい。なお上記メールアドレスはご賛同の連絡専用です。
声明文はリンク先に。
どれぐらい狭い領域での流行かといえば、私の周辺半径7m以内ぐらい
(ぉぃ)。
5月にとあるきっかけで
メキシコ料理に興味をもって、全粒粉のトルティア(もどき)を作製したのだが、その後も関係サイトを見て回ると、コーンを使わない小麦粉だけのトルティアというのはわりとメジャーなもののようだった。コンビニでお馴染みのブリトーなんかは、このフラワートルティアで作ると目にして、改めてナルホドそういえばと思ったりも。
そして、フラワートルティアのレシピを探してみると、いくつか見つかった。
「
フラワートルティア(小麦粉のソフトトルティア) by Megumi [クックパッド] 簡単おいしいみんなのレシピが50万品」
「
O.C. Kitchen: 相方ご自慢のフラワートルティア」
「
Eline sağlık! 小麦のトルティーヤ (小麦粉で作る白いソフトタコスシェルです。)」
「
メキシコ料理 タコス(Tacos)の作り方|スカイゲート スタッフ旅行記」
上に上げたのは、それぞれのレシピの発見順にならんでいる。筆頭のは小麦粉をぬるま湯で練るレシピ。二つめのは熱湯を使うレシピ。以降見つけて
(同じようなのばかりなので)ここにあげるのを省略したフラワートルティーヤのレシピも、水分として水やぬるま湯を使うようだ。しかし、ぬるま湯を使って小麦粉を練るレシピも、熱湯を使うレシピも、両方試してみると、熱湯を使うレシピの方が小麦粉に甘みが出る上に、もちもち感がとても美味しい
(と、私は思った)。こちらの「
中華への道 裏ワザ|小麦粉には熱湯か冷水か」でも、小麦粉ものを作る際に、水を使うかぬるま湯を使うか、熱湯を使うかによる仕上がりの違いが説明されていたが、たったこれだけの違いなのにずいぶん仕上がりの味が違うものだと感心した。ただ、上記リンク先の元レシピの通りの水分量にすると種が柔らかすぎて扱いにくい。伸ばすときにのし台にくっつくし、脆いし。
それで、多少変更を加えて何度か試して、落ち着いたのが以下の分量。
小麦粉 | 200cc計量カップにすり切り一杯 |
熱湯 | 100ml |
以上、終了
(笑)。
なんてシンプルな配合だ
(自画自賛)。
元レシピにはショートニングが入っていたが、うちでは買ってない。それで最初はオリーブオイルを小匙1ぐらい入れていたが、入れても入れなくても変わった気がしないので、入れ忘れるのが常態になった。塩も同じく。水やぬるま湯を使うレシピだと、ベーキングパウダーが入っていたりもするが、熱湯使うので、無し。
小麦粉は最初は薄力粉を使っていたが、最近では強力粉も試している。薄力粉の方が口当たりは柔らかい感があるが、焼くまではこのレシピでもやはり、生地が脆い目なので、ちと扱いづらい感じがする。強力粉はグルテンのせいか生地は扱いやすい。という訳で、どちらでも、気分次第、もしくは在庫が多い目にある方を使うようになってきた。
採用している作り方の手順は、小麦粉を耐熱性のボールに入れ、一旦湧かした湯を計量カップに測り、再度電子レンジで1分程度加熱してぐらぐらに沸き立った状態を、小麦粉にどばっと入れる。別に再沸騰させなくてもいいような気はするのだが、こうすると、一気に小麦粉が沸き立つ様子がなんか楽しい
(理由はそれかい)。フォークでまんべんなく小麦粉と湯が混じるように混ぜ、触れる温度になるまでしばらく放置。触れるようになれば、残っている混ざり残りを捏ねながらまんべんなく混ぜて生地のできあがり。6等分して、それぞれをだいたい丸く、出来るだけ薄くのばして、油の引いてない陶板で、中火くらいで多少の焦げ目が付く程度に焼く。
焼き上がったら、こんがり焼いたぼんじりとシソ味噌とキュウリを巻いて食べたり、
焼き味噌を巻いて食べたり。
気のせいか、食べ方がちっともメキシカンぢゃない…(^^; 焼きたてなら色々巻いて食べる方が美味しい気がするが、余れば冷蔵庫で数日はもつ。で、見かけて美味しそうだったので真似してる「
ネギたっぷりのケサディア」
などに使うととても美味しく食べられるのだった。
もういっちょ、ピザ風にオープンタイプの葱マヨケセディア。
「ケセディア」と銘打ってみても、微妙にメキシカンからずれているような… こういうように、融通の利く
(笑)食べ方の出来るフラワートルティアがすっかり気に入ったので、出番がやたらと増えているのであった。
ところで、全粒粉を使ったタイプのトルティアも結構作るのだが、小麦粉を捏ねて薄く焼く食べ方といえば、インドのチャパティだってそうではある。私の作っている食べ物が、トルティアと呼ぶべきものか、実はチャパティに近いものか、多少迷わないでもない。最近、インド料理屋さんに行く機会があったのでチャパティを食べておいたのだが、ぬるま湯や水で練る作り方なら同じような味がするので、やっぱり解らなかった(^^;
文中でリンクしそびれたけど参考にしたURL;
「
激美味!山盛ねぎのマヨピザ」
「
激美味!山盛ねぎのマヨピザ【クックパッド】」
「
Eline sağlık! Recipe of Mexico」
9日時点で、鳩山氏が閣僚候補として、民主党議員から二人の女性を検討していると目にはしていた。
それが岡崎トミ子氏と千葉景子氏
(47ニュース「閣僚人事、女性が焦点に 千葉景子氏、岡崎トミ子氏浮上」)。
岡崎トミ子氏の名前は、「戦時性的強制被害者問題の解決の促進に関する法律案」の提出者としてよく見かけたお名前で、ネトウヨの皆さんから国賊呼ばわりされている方だ。だからもちろん
(笑)、私は応援しているが。
では一方の千葉景子氏は?
8度目の「戦時性的強制被害者問題の解決の促進に関する法律案」の際の、「第169回国会参法一覧」で平20.6.10付に『提出者「岡崎トミ子議員外11名」』とあったので、ピンと来なかったのだが、
この方もこの法案の提出者のお一人。
1998年時点でも、国会で「慰安婦」問題への取り組みただしておられた。女性の人権関係の活躍の多い方のようだった。
そんなお二人が閣僚候補。ということで、注目していた。
今朝になって、千葉景子氏が法相に内定という話を聞いて、ひっくり返りそうに驚いた。
そしてさっき。
閣僚名簿が朝日で確認できた。
記事の文章では、他の大臣の名をあげても、法相の名をあげていない。世間的な注目度は低いようだ。だが、
閣僚名簿には載っている。福島瑞穂・消費者、少子化担当大臣の名と共に。
千葉氏のホームページには
裁判員制度の記事も結構確認できる。2005年時点とかなので、性犯罪を裁判員制度で扱う問題点などには言及されていないのは残念だが、かなり期待をしてしまう。
御自身のホームページの2007年11月21日付記事には、『
「慰安婦問題」に国としての解決を』。今日確認できたのだが、さっそくYahoo知恵袋で
(不満そうに)『
次期法務相内定、千葉景子参院議員は死刑執行できるでしょうか?』なんて質問している人もいた
(笑)。
「戦時性的強制被害者問題の解決の促進に関する法律案」、死刑執行停止、裁判員制度、それに民法改正、
恒久平和調査局設置法案だって、守備範囲だろう。
女性閣僚候補として名が上がった時、まさか法相にもってくるとは思わなかった。
法務相がどれほど関与できるのか今ひとつ解っていないが
(<-こら)。
期待…していいんだろうか。
6月の地方議会「慰安婦」問題解決を求める意見書採択ラッシュから、2ヶ月ちょい。週末に定期巡回コースを回るのをさぼっていたせいで、見落としていた(^^;
日本国内の地方議会としては、9都市目。今度は奈良県で「慰安婦」問題解決を求める意見書が、
24名の市議からなる生駒市議会にて、11日に全会一致で採択されたとのこと。毎日地方版が12日で報じていたようだ。
(略)
市民団体「旧日本軍『慰安婦』問題の早期解決を求めるネットワーク奈良設立準備会」の要請を受け、小笹浩樹議員(民主・草創)が案を作成。全議員が賛同し、全会一致で可決された。慰安婦問題の真相を究明し、被害者の尊厳回復に努める▽歴史を踏まえ、次世代に事実を伝えるよう努める--などを国に求めている。
小笹議員は「被害者の高齢化が進み、時間的余裕はあまりない。地方議会から国に対して責任を果たすよう促したい」と話している。同ネットワークは今後、県内の他の議会にも同様の働きかけをする予定。
…「旧日本軍『慰安婦』問題の早期解決を求めるネットワーク奈良
設立準備会」って(^^;
準備会時点で、意見書採択にこぎ着けるとは素晴らしい。
意見書は、「
議員提出議案第11号」
(リンク先PDF)として上記報道で名前の挙がっている小笹議員によって提出されており、小笹議員以外に5名の方が賛成者として名を連ねておられた。
石川先生がエントリが確認しておられたが、提出議員は民主、賛成議員の内訳は共産1,自民1,公明1,無所属2となっている。共産は当然、河野談話堅持路線の意見書なら公明も当然なのだが、自民の議員が賛成者として名を連ねているのは非常に意外だった。そして、
24名の生駒市議の構成は、無所属14,共産3,公明3,民主2、自民2となっていたので、自民の議員がいない市ではないのに、全会一致というのはどうしたんだろうと思ってしまった(^^; この奈良という土地、「
はにかみ草」さんによると、
高市早苗氏が議席を得るぐらい、保守色が強いという話なのだが(^^;
また、提出議員と提出時の賛成議員の名前を見て全員男性であることに気づき、この点にも、つい、注目してしまった。生駒市の女性市議は無所属4,共産1、民主1、公明1の7名いるにもかかわらず、である。他の「慰安婦」問題解決を求める意見書をあげた地方自治体の場合、女性市議が主導している様子であったから。
…今回の意見書採択は、なんだかますます流れが変わってきたのかな?と思える側面が見えるような気がした。
意見書も早々に、WEBで閲覧できるようになっていた。
『
「慰安婦」問題に関する意見書(9月11日)【PDF】』
「慰安婦」問題に関する意見書
かつての戦争において、日本が近隣諸国の人々に多大な被害を与えてから、既に64年を経たが、いまだに人々の戦争被害の傷はいやされていない。そして直接の被害者のみならず、その子孫も親世代が傷つき、いやされていないことで傷ついている。日本軍「慰安婦」問題は、その象徴的な被害である。
近年、フィリピンの外交委員会や韓国、台湾の議会など関係諸国の議会でも、日本政府に対し、「慰安婦」問題の責任を認め、公的に謝罪することを求める決議が採択され、国連などの国際的な人権擁護機関からも早期解決を求める勧告が出されている。
このように、国際社会は「慰安婦」問題を現在に通じる重大な人権侵害と認識し、日本政府が誠実に対応することを要請している。
「慰安婦」問題に誠実に対応することは、戦争を遂行するために女性の性が利用されるという人権侵害が二度とないようにするという日本政府の世界への意思表示となる。さらに、アジアの人々の戦争被害の傷をいやし、和解し、平和的に共存していく道筋を作ることとなる。
1993年の河野内閣官房長官談話では、第一次、第二次調査を経て、「我々は、このような歴史の真実を回避することなく、むしろ教訓として直視し、歴史研究、歴史教育を通じ永く記憶にとどめ、同じ過ちを決して繰り返さないという固い決意を表明し、今後とも民間の研究を含め、十分に関心を払っていきたい」旨の発表がなされている。この精神を維持、発展させ、内容を具体化することが、問題解決へとつながるものと確信する。
かつての戦争から長い時間を経て、被害者の訃報が相次ぐ中、被害者の存命中に納得できる解決が急がれている。
よって、国は、下記の事項について誠実に対応をされるよう強く要請する。
記
1 河野談話に矛盾しないよう「慰安婦」問題の真相究明を行い、被害者の尊厳回復に努め、誠実な対応を図ること。
2 「慰安婦」問題の歴史を踏まえ、次世代に事実を伝えるよう努めること。
以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
平成21年9月11日 生 駒 市 議 会 …採択に尽力されたみなさま、お疲れ様でした。
先日、
2016年夏期オリンピック開催地選考について、我々が応援するリオデジャネイロが、マドリッドやトウキョウよりもやや高評価であったとの報道を紹介するエントリを上げた。すると、エントリ中では招致活動におけるリオデジャネイロのライバル、東京の招致支持率における不可解等に重点を置いていたにもかかわらず
(笑)、反応では、20年がかりで自然を復活させた葛西臨海公園がカヌー競技場の候補地に予定されている件の注目度が高かった。
この件、私も引用した毎日の報道で初めて知ったのだが、関連情報を探しても報道はこれ以外には一件しかなく、他を探しても意外に少ない。だが、これも結構酷い話なので、さっき、ちょっと見て回った件をメモしておこう。
まず、注目のきっかけである報道の魚拓を保存。
毎日新聞 2009年9月5日 東京夕刊
葛西臨海公園は都が東京湾埋め立てで破壊された自然環境を再生しようと整備を始め、89年にオープンした。総面積約80万平方メートル。都はこのうち南西部の池や森のあるエリアをカヌー競技場にする計画を、国際オリンピック委員会(IOC)に提出している。
(略) 都が保護上重要な野生生物種に指定するアカシジミをはじめ、キアゲハなどのチョウ類が舞い、池にはトウキョウダルマガエル、ニホンアカガエルなど5種のカエルが生息。鳥類では約170種類の水鳥、山野の鳥が確認され、渡り鳥の中継地にもなっているという。同支部は8月、計画を近隣の遊休地に変更するよう石原慎太郎都知事らに陳情した。
保護には住民がボランティアで携わってきた。(略) 「20年かけてやっと豊かな生態系をはぐくむ森ができた。地元の声や環境を無視した計画を見過ごすわけにはいかない」と訴える。
この記事では、日本野鳥の会東京支部リーダーがインタビューを受けている。
さて、もう一つあった報道は、
東京新聞 2009/4/9
一応、元記事URLにリンクしておくが、既に無い。文章は、「
五輪国家財政保証は偽装、万一選ばれても東京に「遂行能力」はありません|Like a rolling bean (new) 出来事録」(4/16付)および、2ちゃんっぽい掲示板のスレ「
【カヌー/五輪】葛西臨海公園にカヌー競技場計画 自然破壊へ流れないで」にて保存されていた。
(略)
カヌー競技場の計画は、二月に国際オリンピック委員会(IOC)に提出した「立候補ファイル」に盛り込まれた。公園南側の広場に、カヌー競技のうち、高低差のある流れの中で競うスラローム種目のコース(約五百メートル)を新設。観客席は暫定施設だが、コース部分は五輪後も存続し、急流下りなどレクリエーションにも使える施設にするとしている。建設費は二十八億円。一九六四年の東京五輪では同種目はなかった。
都はコース設置場所の樹木が支障となる場合、「伐採はせず公園の別の場所に移植する」と説明。「開催が決まれば、現地調査で樹齢なども細かく調べた上で、移設する樹木を決める」としている。
これに対し、江戸川区の石田剛朗企画課長は「五輪開催は意義のあることと考えるが、今ある公園の形を変えることには違和感がある。地元の人たちの強い要望で、自然を再生してきた公園。都立公園であっても区内にある公園で、今後都に要望を伝えていく」と話す。
サークル仲間と公園を散策している区内の男性(67)は「計画自体、地元住民にはほとんど知らされていない。もし十月に(IOC総会で)東京での開催が決まった場合は、私たちの意見を聞くこともなく計画が進められるのでは」と心配している。
強調引用者
「樹木が支障となる場合」は「伐採はせず公園の別の場所に移植」に、唖然とした。樹齢20年からの木である。どれだけ根を張っていると思っているのだ? 草本の移植ではないのだ。っつか、草だって、移植に弱い種も強い種もある。移植に弱い種を無理に植え替えると枯れる可能性は非常に高い。
樹木の場合は、更に一般的に移植に弱いので、移植に先だっては相当前から根回し
(多分こっちが本来の意味)をして、気をつけて行うと聞いているが、そうしたってそうそうホイホイ動かせるものではない。っつか、一本ずつぽつぽつ生えている訳じゃなく、森という話じゃなかったっけ? 全部の木をちゃんと前処置して移植できるのか?
最近あった毎日の報道は、日本野鳥の会東京支部リーダーがインタビューを受けていたわけだが、日本野鳥の会東京支部が葛西臨海公園を守ろうと、陳情をしていた。
「
葛西臨海公園を守ろう!オリンピック競技施設建設計画の見直しを都知事・都議会・招致委員会に陳情しました。」
記事は、2009年8月23日付。陳情は18日付。
2016年東京オリンピックのカヌー(スラローム)競技場は、葛西臨海公園の自然豊かな樹林を壊して建設するのではなく、自然を破壊することのないよう、近隣の遊休地などに建設して頂きたい。
日本野鳥の会東京支部は、葛西臨海公園開園以来、毎月、当公園での野鳥観察会を開催し、当公園で確認できた鳥類の種類を記録してきた。その結果、当公園では過去15年間に175種類もの鳥類が確認された(資料-1)。東京都内、特に23区内においてこれほど多くの鳥類が生息する地は他に無く、これは葛西臨海公園が都内有数の自然環境を有する場所であることを示している。
特に、海岸線の森林がほとんど残っていない東京湾奥部において、当公園の西側地域に広がる林地は非常に貴重な環境である。日本野鳥の会東京支部は、当公園で記録された鳥種のうち45%が水鳥ではなく山野に生息する種類であることを確認しており、また、その多くが渡り鳥であることから、この林地が渡り鳥の休息場所として重要であることを確認している。この林地を破壊し消失させることは、渡り鳥の「渡り」の生態を歪め、国境を越えて生息する鳥類の生態を脅かすことに他ならない。それは環境保護優先を掲げ「緑のオリンピック」を謳う東京オリンピック・パラリンピックの思想に、明らかに反している。
日本野鳥の会東京支部は、東京でのオリンピック・パラリンピックの開催に反対するものではないが、大規模な緑化事業の陰で、貴重な既存の緑を破壊してまで競技施設を建設する行為を看過することはできない。
東京オリンピックのカヌー(スラローム)競技場の建設は、近隣の遊休地を利用するなどし、葛西臨海公園の貴重な自然を破壊することのないよう、計画の見直しをお願いしたい。(後略)
強調引用者
あんな狭い土地にしか休憩できる場所しかない渡り鳥の、その貴重な休息地を潰そうという話だったのか、と、ここでも唖然とした。うう、目が届いていなかった。
ここで、資料として示されているのがこちら。
「
葛西臨海公園野鳥観察会 鳥類記録リスト」(リンク先はPDF)
175種もの鳥がリストアップされているが、カラスやスズメなどのお馴染みさん
(とはいえ、スズメも近ごろ生息数が減っていると聞く)もいるが、あまり詳しくない私にしても、アリスイ?ツツドリ!?イソヒヨドリ!!?とか、反応してしまう鳥名がずらずら並んでいる。
*なお、私は関西育ちなだけに、関東でメジャーな鳥でも珍しいものをみた気になれるのだが(^^; これはかなりすごいリストの筈。いや、子供の頃、イソヒヨドリを見るためにどこか日本海側の寒いところに連れて行かれたこととか、コルリだのルリビタキ目当てに遠出に連れてかれたりとかありましたもので(^^; そして、江戸川区議のいなみや氏という方も4月25日付で懸念のコンテンツをあげてらした。
「
葛西臨海公園に急流がつくられる?」
(略)
区内にある葛西臨海公園はカヌーのスラローム競技場に予定されていることから、東京が開催地と決定されれば、都は公園内にこの競技施設を建設することにしています。場所の目安としてはホテルシーサイド江戸川の先、沿岸から潮風広場まで。公園面積約80万�のうち6500�を活用し、曲線を含む全長400m・幅15mの急流をつくるというかなり大掛かりな施設計画です。8000人収容の観客席は大会が終れば取り壊されますが、競技施設は恒久的なもの。しかし、スラロームという一般にはあまりなじみのない競技施設にどれほどの利活用が見込めるでしょうか。都は江戸川区に対して、カヌー競技場を受け持つことについては伝えていたものの、高低差のあるスラローム競技という具体的なことまでは示していなかったといいます。
何よりも問題となるのは環境への影響。東京湾を臨む緩やかな勾配の芝生広場は人々の憩いの場であり、人工渚の東側は立ち入り禁止区域で、野鳥の楽園になっています。この20年で、環境団体などとの連携のもと、水と緑の自然の姿が見事に再生されてきた公園です。そして、ゼロメートル地帯が7割を占める江戸川区にとっては数少ない高台のひとつであり、災害時には27万人が避難する場所ともなっています。
まだ候補地という位置づけである以上、具体的な住民への説明は10月の決定を待ってからということになりますが、もし決定された場合、環境を最優先し、世界で初めての「カーボンマイナスオリンピック」を銘打つ都として、この地へのスラローム競技場建設は容易に実現するものではないでしょう。江戸川区としても、他の自治体と足並みをそろえ、区をあげて招致活動を展開しており、「競技場だけは NO」と言えるかどうか、頭の痛い課題です。(後略)
強調引用者
…なんだかなぁ。
いなみや区議がコンテンツでリンクを貼ってくださっていた、「
競技会場プラン(オリンピック) - Tokyo 2016 - 東京オリンピック・パラリンピック招致委員会」はこちら。
そして、↑の葛西臨海公園部分をクリックすると表示されるのが
葛西臨海公園に作るカヌー会場のCG(このリンクは直接表示用)。
あたってみた情報から競技場建設予定地と目される一帯は、東京都公園協会の「
園内マップ|葛西臨海公園」で確認でき、
(ネットで見かけた発言なのだが)「東側の鳥類園のエリアではない」のは事実であっても、芦ヶ池周囲の緑は十分危うい。この芦ヶ池、小鳥類が多いそうで、
キビタキを確認した人がいたり、
ウソを撮影している人もいたり、
エゾヒタキを撮影している人もいたり、他にも多種類確認されている、こちらも渡りの休憩地として稀少な地であることは間違いだろう。
という訳で、「この辺り」がどの辺りか今一解らないけど(<-ぉぃ)、
その辺りじゃないかなと見えますけどー? >「
オリンピックで潰されるのってこの辺り?」
なんだか近ごろ妙に良く目にするようになった言い回しの一つに、「上から目線」ってのがあるなぁ、と、ふと思った。
そう思ったきっかけは…。
得意そうたしかに、上から見下ろすと偉そうに見える、かもしれない。だからといって、この場合はとりわけ、別に腹は立たないが(<-当たり前ではある)。
中の人がはみでているような一般論として、やっぱり高い位置に目線があると気分がいいという側面はあるかもしれない。
そこで。
高い位置をお嬢だけに独占させておかずとも、と考えた。
…あれ? (^^;別に高所恐怖症って訳でもない筈だけど。
上から目線になっても、ちっとも偉そうにならないどころか、楽しそうですらないね、君は。
最上段から、ものすごく時間をかけて一段下に降りた。
「何でこんな高いねん」 …数年前は、自力で登れなくても、乗せてあげれば高い目線からの眺めを楽しんでいたのに(^^;
なんか、瞳孔が丸くなってますけど(^^;
「こんな高い所から飛び降りたら怪我するやん」 …ゴメン、私が悪かった。
踏み台に昇って坊っちゃんに手を伸ばすと、待ってましたとばかりに近寄ってきて、ほとんど抱きつくような勢いで体重をかけてきた。
「すぐにいらんこと思いつくから…」 例によってアゴをかいて許して貰った(^^;
(9/14、決議文を追加) 韓国紙では、このところ、韓国DMZ(非武装地帯)平和フォーラム国際シンポジウムへ出席等のため
韓国訪問中のファレオマバエガ・アメリカ下院・外交委員会「アジア太平洋・地球小委員会」委員長が、
「慰安婦」被害者らの名誉回復と国際紛争地域における女性の人権蹂躙を防ぐために、国連レベルでの「慰安婦」関連決議採択と関連国際協約が必要であると述べて、「慰安婦」問題の国連上程を主張している関連の報道が多い。
一方、8日18時付の聯合配信ニュースが、韓国の地方自治体で、また「慰安婦」問題解決を求める決議が採択されたと報じていた。
毎日経済(聯合ニュース配信) 2009.09.08 18:14:08付
「
부천시의회 '위안부 문제 해결' 촉구 결의 (富川(プチョン)市議会「慰安婦問題解決」要求決議)」
プチョン市議会が「日本軍慰安婦問題解決を促す決議案」を、8日に採択したという。
富川市議会は決議文で「日本政府は慰安婦被害者らに謝罪すべきであり、彼女らが賠償をうけられるように行政・立法的制度を迅速に用意しなければならない」と強調した。
市議会は引き続き「日本軍慰安婦のような類似犯罪の再発を防ぐために、日本の歴史教科書に、歪曲しない真実を記録し、子孫らに教育しなければならないだろう」とも付け加えた。
韓国地方自治体が採択した「慰安婦」問題解決を促す決議は、
7月24日に採択された大邱(テグ)市議会に続く二件目。挺身隊対策協関係者によると、「基礎地方自治体としては初めて」なんだそうだ。韓国の地方自治体制度はよく解らないのだが、日本で言うところの政令指定都市のようなものなのだろうか。
韓国および日本以外の地方自治体としては、
2009年3月にオーストラリアのストラスフィールド市とライド市で日本軍「慰安婦」問題の解決を求める決議が採択されたそうだ。
そして、日本では、
2008年3月に兵庫県宝塚市議会、
2008年6月に東京都清瀬市議会、
2008年11月に札幌市議会、
2009年3月に福岡市議会、そして、2009年6月に
大阪府箕面市議会 、
東京都三鷹市議会 、
東京都小金井市議会 、
京都府京田辺市議会、と、これまでに8都市が、「慰安婦」問題における日本政府の謝罪を求める方向で、「慰安婦」問題の解決を求め国の誠実な対応を求める意見書を採択している。
…のだが。
日本の地方自治体としては、つい、「富川市」と一字違いで字面も似ている
「富山市」が「公正中立」を自称していたことを連想してしまった。
プチョン市決議の和訳が、どこかに掲載されたらお持ち帰り予定。 以下の3コンテンツにて掲載してくださっていたのが、下記の決議。
10日付「
調査会法情報090910-2(韓国「慰安婦」決議) - 調査会法情報 - Yahoo!ブログ」(4日付の富川タイムズ記事和訳付)
10日付「
韓国・富川市議会「日本軍『慰安婦』問題解決を促す決議」採択 - 薔薇、または陽だまりの猫」(富川市議と「川崎から日本軍『慰安婦』問題の解決を求める市民の会」のやりとりに関する情報あり)
「
■韓国・富川(プチョン)市の決議 2009年9月8日」@『「慰安婦」決議に応え今こそ真の解決を!』(一読の価値がある「提案理由」付)
以下は、調査会法情報さん和訳版日本軍「慰安婦」問題解決を促す決議
富川市議会は、韓国が過去に日本帝国主義によって不法に強制占領され、植民地として屈辱的な生を強要されたかつての歴史を記憶しつつ、特に、多くの女性たちが日本軍「慰安婦」として強制動員され、性奴隷として人権を蹂躙された忘れがたい歴史を記憶している。
富川市議会は、これまで19年間、日本軍「慰安婦」問題を解決するために国内はもちろん国際的な関心を喚起しながら活動してきた被害者たちや民間団体の努力を支持・激励し、これまで日本政府に謝罪と法的賠償、正しい歴史教育などを要求・勧告したラディカ・クマラスワミ国連人権委員会女性暴力問題特別報告官の勧告とゲイ・マクドゥーガル国連人権小委員会特別報告者の「武力紛争下での組織的強姦・性奴隷制および奴隷制類似慣行に関する最終報告書」、この他にも数回にわたり日本政府に法的責任を勧告した国連組織の決議とILO基準適用委員会専門家委員会の報告書などを積極的に支持する。
また、米国、欧州連合、オランダ、カナダ、台湾など様々な国の議会で採択された、謝罪と法的賠償、歴史教科書への記録などを要求した決議と、2008年 10月に採択された大韓民国国会での決議を支持するとともに、2008年3月、日本の兵庫県宝塚市議会で日本政府と国会に日本軍「慰安婦」問題の誠実な解決を要求する決議の採択を皮切りに、東京都清瀬市議会、札幌市議会が決議を採択し、そして2009年も福岡市議会、大阪府箕面市議会、東京都三鷹市議会、東京都小金井市議会、京都府京田辺市議会で採択された「慰安婦問題に対する日本政府の誠実な対応」を要求する請願と意見書を歓迎する。
富川市議会は、日本軍「慰安婦」被害者たちの要求と国際社会の勧告を受け入れずにいる日本政府と日本国会の態度に深刻な憂慮を表明しつつ、一日も早く日本政府が国際社会の勧告を履行して、日本軍「慰安婦」被害者の名誉と人権を回復させることを促す、87万富川市民の意思を代弁して、次の通り決議する。
1.日本政府が、1930年の戦争から1945年の敗戦に至るまで韓国とアジア・太平洋地域の少女と女性たちを連行し日本軍性奴隷とした非人道的犯罪の事実に対して、公式に認めて真の謝罪と歴史的・法的責任を履行することを促す。
1.日本政府が、日本軍「慰安婦」被害者たちが一人でも多く生きている時に、謝罪と賠償を実現することができるよう行政的・立法的な制度を迅速に用意することを促す。
1.日本政府が、日本軍「慰安婦」のような類似の犯罪の再発を防ぐために、日本の歴史教科書に真実だけを正しく記録し、現在と未来の世代たちに教育することを促す。
1.日本国会が、日本軍「慰安婦」制度に対する真実の究明と被害者に対する公式認定、法的賠償を実現させるための特別法を、一日も早く制定することを促す。
1.川崎市議会と岡山市議会が、相互善隣と親善を図る友好都市として、日本国内の先導的な地方自治体と歩調を合わせ、日本政府と日本国会が上記の諸要求を受け入れるよう、意見を集めていただけることを促す。
1.大韓民国政府は、これまで19年間、国連と米国、ヨーロッパ、アジアなど世界を回りながら、日本軍「慰安婦」問題を解決するために努力している被害者と民間団体の努力を支援し、日本政府が公式謝罪と法的賠償および歴史教科書への記録を履行するよう外交的・行政的努力を尽くすことを促す。
このように富川市議会は、被害者および市民と共に、日本軍「慰安婦」問題が正しく解決され、被害者の名誉と人権が一日も早く回復されるよう持続的な関心と努力を傾け、日本軍「慰安婦」被害者たちが被った犠牲と苦痛が、後の世代には反復されることなく、平和と人権が保障されるよう記憶し教育することに努めることを誓う。
2009年 9月 8日
富川市議会 議員一同
ブログで
自慢公開するのは、攻撃力優先なネタではあるが、当然ながら、私も毎日毎日凝った料理を作って食べているわけではない。
今日は、ちょっと出先で見かけた件をきっかけに、普段はむしろこっちを食べているという手抜きご飯ネタで。
まず、ご飯といえばご飯。
反日な私といえど、米飯も食べる。というか、日本で炭水化物を摂取するには、結局これがいちばんコストパフォーマンスが良い様には思う。米を買ってきて炊いて食べるわけだが、実は、実家から独立して以来、炊飯器というものを使ったことがない。ってか、極力、ものを増やさないようにしようと考えていた
(<-過去形)ので炊飯器を買うのを避けたのだ。まぁ、近ごろ、炊飯器どころか
こんなものを欲しがっている始末なので「ものを増やさないようにしようと考えていた」のも、今は昔というか、なんというか…。…こほん。
それはともかく。では、炊飯器を使わずに米飯をどうやって炊くか?
子供の頃に親に仕込まれたので、多分、今でもマッチ一本で焚き火を起こして飯盒で飯を炊けるとは思うが、もちろん、日常的にそんなことをしている訳はない。ガスコンロを使って鍋で炊ける事は炊けるが、この方法も、実は結構手間がかかる。
多少の試行錯誤の結果辿り着いた方法はというと、電子レンジを使う。近ごろは、東急ハンズなどで電子レンジを使った一人炊き用の炊飯グッズも売っているが、そういったものを使う必要もない。私が使っているのは、耐熱ガラス製のボール。直径20センチちょいぐらいのかな
(後で計っておこう)。電子レンジに入る土鍋でも別にいいとは思うが、耐熱ガラス製だと中の状態が見えるので、この方が炊き方の検討が簡単。
私が一度に炊いているのは、200ccの計量カップ一杯の米。ザルに移して、多少、磨いでるような真似事
(?)をしながら白水を流水で流す。ざっと水を切って耐熱ボールに入れ、200ccと少しの水も入れ、大きさが丁度いい陶製のお皿でボールに蓋をして電子レンジへ。電子レンジ炊きの場合、米に水に浸して、ほとびさせておく必要はない
(米がほとびるって、大阪弁だっけ?)。すぐに炊いてOK。
うちの電子レンジは500w、300w、150w、100wの出力が選べるので、500wで5分
(この時点で耐熱ガラスボールの中身はぐらぐら沸騰している)、その後150wで18分。最初にセットしたら勝手に切り替わる仕様なので、入れてセットした時点で電子レンジにお任せ状態で、20分あまりの後に、ご飯が炊きあがる。炊きあがった時点でお皿の蓋を取って、シャモジでもフォークでもスプーンでもいいから、全体にざっとかき回しておくと微妙にあるムラが無く、蒸らすことが出来る。
米は、新米や古米で水加減が変わるし
(新米だと水は少ない目)、電子レンジも機体ごとに癖があるだろうから、最初の何度かは試す必要があるだろうけど、「うちの電子レンジ」ではこのパターンというのを把握してしまえば、とても簡単に再現性良くご飯が炊ける。…ので、既に、炊飯器を買おうという気はどこにもなくなってしまった(^^;
炊きあがったご飯の食べ方は、個人的には、香り胡麻油と醤油と花鰹を入れた卵かけご飯が現時点での最強だけど、
「
森のたまご|全国のたまごかけごはん」
「
保育園のじゃこめし」などなど。
水を大匙一分ほど控えて、昆布を5センチほど入れて炊きあげ、炊きあがり時点に大匙1ほどの米酢を入れて、ちりめんじゃこその他を入れるとお寿司になるし(奮発して刻みウナギとかももちろん美味しい)、水を控えず昆布を入れて醤油や切り干し大根や薄揚げを小さく切って入れて炊くと炊き込みご飯にもなる。炊き込みご飯だと、具から出る水分を考えて水加減をするのが、難易度が高くなるけど
(参考;「飯を炊く時、これを入れるとウマイ 働くモノニュース : 人生VIP職人ブログwww」)。
おかずは、
(今、すぐに思いついて)ネットで参照できて、気に入っている中で、簡単そうなのがこの辺かな。
「
超簡単☆豚肉とキャベツのレンジ蒸し」<-キャベツを白菜に変えても美味。
「
豚キャベツ春雨炒め - みそ記」<-これも、キャベツを白菜に変えても美味。
「
鶏胸肉!戦慄のマヨネーズ焼き!!」
「
焼きなすのトウチマリネ」
<-調味は、豆板醤+こうじ味噌でもコチュジャン+こうじ味噌でも、桃屋のキムチの元でも美味。 また、電子レンジを使えば、コンロを汚さずに1人や2人用など少人数用の煮魚なんかも短時間で簡単にできるので、電子レンジクッキングの本を店頭で探して、気に入ったレシピの載っているのを選んで揃えておくのも吉かな、と。
今回、食い意地テロネタなのに、丁度いい写真がないなぁ。なら、これを。
2016年の夏期オリンピックのリオデジャネイロ招致を応援しているみなさま、こんにちは。
やや遅ればせではありますが、9月2日、つまり2016年の夏季オリンピック開催都市決定の1か月前、国際オリンピック委員会(IOC)が立候補4都市の現地視察評価報告書を発表したとのことです。そして、我々が応援するリオデジャネイロが、シカゴと共に、マドリッドやトウキョウよりもやや高評価であったそうです。
リオデジャネイロについて招致委員会は、世論支持率が高い、政府が財政保証を行っている、その他スポーツイベントの開催を控え迅速なインフラ整備が期待されるなどの利点を挙げた。一方、高低差の激しい地勢や施設が分散している点が課題として指摘された。
シカゴについては、財政保証が不十分な点が懸念材料とされた。
1次選考の総合評価では4都市中最低だったリオデジャネイロが予想を上回る高い評価を受けた。膨大なインフラ(社会基盤)整備費などの不安を指摘されたものの、全体的には「極めて高い質だった」と記述された。
ライバル都市の一つであるトウキョウは「世論の支持率が低い、既存施設の大部分は改修が必要などの課題が指摘」されたらしいのですが。。。
3日付の毎日報道でも、『好評価を得たのは、南米初開催を訴えるリオデジャネイロ。「とても質が高い」と期待感がこめられた』とのこと。そして、ライバル都市のトウキョウは、
昨年6月の1次選考はトップだったが、4月に行われた評価委の現地調査の結果では予想以上に厳しい評価となった。報告書ではほとんどの会場が半径8キロ圏内に収まるコンパクトな計画や政府の財政保証など「強み」を指摘。しかし、(1)既存としていた施設が実際には改修または新設の必要があったことが判明(2)選手村の用地面積に懸念(3)ホテル確保が開会式から閉会式までの期間に限られている--など、東京がこれまで自信を持っていた計画面で注文がついた。IOCが2月に独自に調査した開催都市の市民の支持率では55・5%で最も低かった。
もともと東京は開催意義などで強いアピールポイントがなく、計画面でリードする必要があった。報告書は東京について「政府と東京都は五輪運営に必要な財政保証を行っている」と財政面などを評価した。しかし、詳細な説明はないものの五輪スタジアム周辺の交通や選手村の用地面積など計画の細部に懸念を示した。55・5%と最低だった支持率についても「都市に対して遺産を残すビジョンを表明しているが、支持率の低さが懸念される」と指摘した。
ライバル都市の一つであるトウキョウに対しては「世論の支持率が低い、既存施設の大部分は改修が必要などの課題が指摘」らしいのですが。。。 参考までに言及しておくと、このオリンピックという
国際的な催し物の開催候補地に立候補しているトウキョウという都市の知事は、
「広報東京都臨時号」の表紙に掲載されたIOC評価委員会のナワル・ムータワキル委員長のクローズアップ写真を指して「元美人」「誰だかわからない」と発言した人物です。
それは一応ともかくとしたとしても、「既存としていた施設が実際には改修または新設の必要があったことが判明」って、IOCに出していた資料が嘘付いていた事になっているのでは無りませんかね? この評価をくらいつつ、石原慎太郎東京都知事は「東京は環境を重視したコンパクトな大会計画、充実した輸送システムや財政力などについて非常に高く評価された」(上掲、毎日報道より)とか、"
「『どの都市もそこそこ同じですよ』というイメージを作るのに苦労しているな」との感想を抱いた"(日経ネット4日付)とか、"
「リオデジャネイロはだいぶ興奮して走っているみたいだけどね。なかなかIOCの世界って政治的でしてね」と指摘し「非常にものの見えにくい試合というか、レースであることは間違いない。全力を尽くしてやる以外ない」と語った"(スポーツ報知4日付)とか。で、決定の場である来月のIOC総会には、
鳩山次期首相に出席してもらいたいだの、
皇太子ご夫妻に出席してもらいたいだの、都知事が発言しているそーです。
さらにはIOC総会に都議を15人も派遣するのだとかで、
都民から「公費負担はおかしい」などと苦情が相次いでいることが4日、分かった。参加予定の民主、公明は減員を検討している。
都は2日、民主7人、自民5人、公明3人を派遣すると発表した。29日から10月4日に現地での決起集会や招致イベントに参加する計画で、費用は1人当たり100万円前後。税金で負担し、飛行機はビジネスクラスの利用を予定している。
都などによると、石原慎太郎都知事が会長を務める五輪招致委員会が「招致機運を盛り上げるため」と派遣を要請。都政与党の自民、公明のほか、7月の都議選で第1会派になった民主も賛成して決まった。民主は現行計画にある五輪スタジアム新設に反対している。今回の派遣は「都民代表として参加すべきだ」と賛成したという。
参加者は議席数に応じて民主7人、自民5人、公明3人の計15人。招致反対の共産と、地域政党の「生活者ネットワーク・みらい」は参加を辞退した。
29日~10月4日の日程で、飛行機はビジネスクラスを利用。街頭で東京をPRするイベントや、ホテル内での決起集会を予定している。ただ、総会には都議は数人しか入れず、ホテルなどでテレビ中継を見る予定だ。費用は税金で負担し、1人あたり100万円以下に抑えたいという。
会派幹部に参加を命じられた民主都議は「効果があるかわからないのに、行く必要があるのか」、参加者を人選中の公明のある都議は「数人ならまだしも、15人では批判される。批判が高まるならやめてもいいのでは」と話した。
当初は民主7人、自民5人、公明3人の予定だったが、「費用に都民の理解が得られない」との声が都議からも出たため、民主は4人、公明は1人に減らす。自民は「一度決めた人数を覆すのは都議会の威信にかかわる」などとしている。
税金の無駄遣いを押さえるだけでどうにかなるとは、随分と安い「威信」もあったものですね。ってか、都民の批判をシカトして維持する「威信」なんですかそうですか。当初の15人から5人減って、10人の派遣。3付朝日の報道によると「費用は約1千万円」とあったが(一人あたま100万円以下だそうだが)、抑えたところで3分の2強は支出するのでしょーね。
さて、IOC委員会の現地視察評価報告書発表報道では、東京が「開催都市の市民からの支持率が最も低い」事に重点が置かれていますが、この点も結構興味深い話ですね。このIOC調査について、招致側はこんな発言をしています。
石原慎太郎知事は「IOCの調査とか、聞いてみると500人とか限られた人数を対象にした調査で、支持率が本当に見極められるか心細い」と話している。
08年6月公表のIOCの支持率調査では、東京が59%で4都市で最下位だった。
この招致支持率、調査する期間によってとても数字が異なるようです。
2016年夏季五輪の東京招致への世論支持率について、国際オリンピック委員会(IOC)が2月に実施した調査では56%だったことが、関係者の話で分かった。東京オリンピック招致委員会が1月に実施した調査では70%だった。
この「東京オリンピック招致委員会が1月に実施した調査」結果は、東京2016サイト内にプレスリリースとして公開されていますが…
1 調査概要
調査期間: | 平成21 年1 月7 日(水)~9 日(金) |
手 法: | インターネット調査 |
地 域: | 全国 |
対象者: | 15歳以上の一般男女 |
対象者数: | 3,000名(東京在住者 1,000名、東京以外在住者 2,000名) |
対象者の抽出: | 調査会社が提携するモニターから無作為抽出 |
調査実施: | ヤフーバリューインサイト株式会社 |
意地の悪い表現をすると、「モニター」登録している人たちから、調査会社が申告するところの「無作為抽出」した母集団に対する、インターネットを使った調査な訳ですね。その結果、
2 調査結果
| 全国 | 東京 | 都外 |
支持率 東京開催を希望しますか | 70.2% | 68.6% | 71.0% |
(ご参考:これまでの支持率) 申請ファイル(2007年12月調査) | 62% | 60% | - |
IOC調査(2008年6月公表) | ー | 59% | ー |
ちなみに、こんな話も報道されているのですが…。
東京招致委は1月、調査会社のモニター3千人に東京五輪開催の希望の有無を聞いたところ、希望が70%だった。関係者によると、その直前にも同様の調査をしたが、公表したのは2度目の調査結果だけだという。
なんで公表したのが二度目の調査だけなんでしょうね? 不思議だなぁ。<- もちろん、正体不明の関係者の話、ではありますけどね。
では、別の機関による調査も見ておきましょう。これは都の調査の後、4月。
2016年の夏季五輪招致について、読売新聞社が全国世論調査(4月25~26日実施、面接方式)で、東京開催への賛否を聞いたところ、「賛成」が76%で前回調査(今年1月31日~2月1日)より2ポイント増加した。(略) 東京は国民の支持率が課題。本社調査で、賛成は08年2月が72%、前回は74%で、徐々に増えている。(略)
調査は全国の有権者3000人を対象に実施。1810人から回答を得た(回収率60・3%)。
参考までに言及しておくと、
読売新聞は東京2016招致オフィシャルパートナーですね。IOCの調査で2008年6月発表の支持率調査は59%、読売調査の2008年2月では72%。誤差が大変大きいようです。
これに対する石原都知事の反応;
--読売新聞の先週末の世論調査で東京五輪招致賛成が76%、前回の2月の時より2%アップしたことについてどう思うか
「それは非常にありがたい数字で、私はそれを非常に頼りにしている。IOCなどが調査をやったようですが、聞いてみますと、これ非常に限られた500人とかを対象にした調査でね、オリンピックの支持率として見極められるかどうか。やっぱり読売新聞のような大新聞がね、そういう調査をしてくれるのはありがたいしね。IOCに報告してですね、これからの活動の参考にしていきたい」
この調査、共同通信社が同じ月の後半に実施すると…
共同通信社が28、29両日に実施した全国電話世論調査で、16年夏季五輪の東京開催に賛成する回答が全国で67.8%にとどまり、開催地を決める10月2日の国際オリンピック委員会(IOC)総会が約5カ月後に迫っている段階でも、支持率が伸び悩んでいることが明らかになった。
やはり誤差が大変大きいようですね。
ということは、そりゃ、IOCが自前でやった調査結果を採用しますよね。私の周囲でも、招致賛成の人って見かけないんですよねぇ。7割もの賛成の人が一体どこにいるのか、いくら私の周囲の人たちが偏ってるとしても不思議には思います。
こういうのもあるし、既に開催済みだし、狭いんだから、東京でやらなくても、ねぇ?
2016年の夏季五輪開催地に「史上もっともコンパクトで環境にやさしいオリンピック」を掲げて立候補する東京都。だが施設建設予定地には希少動植物が多く生息する葛西臨海公園(江戸川区)の森が含まれている。(略)
葛西臨海公園は都が東京湾埋め立てで破壊された自然環境を再生しようと整備を始め、89年にオープンした。総面積約80万平方メートル。都はこのうち南西部の池や森のあるエリアをカヌー競技場にする計画を、国際オリンピック委員会(IOC)に提出している。東京オリンピック・パラリンピック招致本部によると、約28億円を投じて森を削り池を埋め、コンクリート製のコースや観客席を作る。五輪開催後はレジャー施設としての利用も考えているという。
(略) 都が保護上重要な野生生物種に指定するアカシジミをはじめ、キアゲハなどのチョウ類が舞い、池にはトウキョウダルマガエル、ニホンアカガエルなど5種のカエルが生息。鳥類では約170種類の水鳥、山野の鳥が確認され、渡り鳥の中継地にもなっているという。同支部は8月、計画を近隣の遊休地に変更するよう石原慎太郎都知事らに陳情した。
保護には住民がボランティアで携わってきた。(略) 「20年かけてやっと豊かな生態系をはぐくむ森ができた。地元の声や環境を無視した計画を見過ごすわけにはいかない」と訴える。
物議を醸したと聞く朝日新聞の7月15日付の報道によると、
民主党のある幹部が選択的夫婦別姓法案について「これまでは野党だから提出できた」と発言したそうだ。夫婦別姓法案は結局、
「マニフェスト」として公表された文章ではなく、
民主党政策集INDEX2009に「選択的夫婦別姓の早期実現」として盛り込まれてはいる。それは確かだ。
しかし、「選択的夫婦別姓」にしろ、これもまた
民主党政策集INDEX2009に盛り込まれた「慰安婦問題」等の「戦後諸課題への取り組み」にしろ、盛り込まれた先がマニフェストであろうが政策集であろうが、実現が確約されたとは安心してはいられないのは当然ではあるが、更に不安を誘うエントリを拝見した。
「
この国の保守派のどのような主張が自民党をここまで衰退させたのか - 木走日記」(8月31日付
、エントリで指摘されている『読売・産経の主張に隠された二重基準』も必読かと)が、2009年衆議院議員選挙後の各社の社説をご紹介だったのだ。
国の統治を担う以上、民主党には国益や国民の利益を守る現実路線に踏み込んでほしい。マニフェスト(政権公約)で掲げた政策の修正を伴うケースも出てこようが、1億2千万の日本人の繁栄と安全を守り抜くことをなによりも優先させるべきだ。
…産経新聞が指すところの「現実路線」って? いや、まぁ、産経だし。
◆政権公約の見直しを◆
鳩山新内閣は、政権公約(マニフェスト)で示した工程表に従って、政策を進めることになる。だが、“選挙用”政権公約にこだわるあまり、国民生活を不安定にさせてはならない。
「“選挙用”政権公約」って…(唖然)。堂々と公約の見直しを主張するって、この新聞、何?
と思ったら、朝日新聞まで、
■賢く豹変する勇気も
(略)
第二に、政策を具体化するにあたって、間違った点や足りない点が見つかったら豹変(ひょうへん)の勇気をもつことだ。
マニフェストを誠実に実行するのは大事なことだ。だが民主党が重く受け止めるべきは、その財源について、本紙の世論調査で83%もの人が「不安を感じる」と答えていることだ。高速道路の無料化など、柔軟に見直すべき政策はある。むろん、政策を変えるならその理由を国民にきちんと説明することが絶対条件だ。
マニフェストの実行をのべた後に「だが」がつく。随分とまた柔軟な姿勢だ。というか、その点を指摘するのに、マニフェストの実行をあげてから言及する必要があるのか?
マスコミの姿勢がこうでは、更に、しっかり見ておく必要を感じるので、どの辺が観測ポイントかの把握の必要は更に増しただろう。
先日のエントリで、民主党の自爆史観系議員を確認したが、追加情報をメモしておこう。
まず、先日のエントリにあげた、東京ブロックで比例当選した大紀元時報に記事が載る中津川博郷議員に関して、どういう方かよく知らないので引き続き情報を漁っていたところ、
大紀元時報2006年10月の「東京:中国共産党脱退運動、1400万人脱党応援集会・パレード」という記事でもお名前を拝見した。この運動自体、どういうものか今ひとつ(以上)背景がよく解らないのだが、中津川博郷議員は吉田康一都議と共に祝電で応援したそうである。この吉田康一都議という人物は、
2009年1月10日に行われた在特会主催の全国大会で古賀俊昭都議とともに激励に訪れたり、2009年2月21日の在特会主催デモにて「不逞朝鮮人は全員出て行け」といった発言をした人物である。
その他、
中津川博郷議員は法輪功の支持者なのだそうで、「
日本の領土(竹島、尖閣諸島等)を守るため行動する議員連盟」にも2005年8月時点で所属していたそうだ。当時の会長は自民党の
「A級戦犯は罪人ではない」発言の森岡正宏氏で、顧問のお一人が久間章生氏だったり、事務局長が松原仁氏であったりする。この議連、民主党からの参加者は、松原仁氏と中津川博郷氏の他に、原口一博氏、松崎公昭氏、小泉俊明氏、渡辺周氏。活動の一例としては、
自民党、民主党などの国会議員でつくる「日本の領土を守るため行動する議員連盟」(会長・森岡正宏衆院議員=自民)は三日、国会内で開いた会合に右翼団体の日本青年社幹部を招き、感謝のことばをささげました。
日本青年社は一九七八年に尖閣諸島の魚釣島に上陸したことで知られる右翼団体。一九六九年に結成され、指定暴力団・住吉会との関係が深いことは、警察庁も国会で認めています。昨年十月には最高幹部の一人が恐喝未遂容疑で警視庁に逮捕されています。
先日のエントリに、松原仁氏、中津川博郷氏、原口一博氏、渡辺周氏が今回の衆議院議員選挙で当選したことはあげた。
後の二人、
松崎公昭氏は千葉8区で、
小泉俊明氏は茨城3区で当選していた。
その他の観測方向としては、、、そういえば、
2005年6月時点で衆参併せて25人の民主党議員が加盟しているという日本会議系も把握しておかねば。ということで、「ホドロフスキの記録帳」さんの2008-05-31付「
平成17年8月時、日本会議国会議員懇談会加盟衆議院議員リスト」を参照し、民主党所属議員を抜き出してみよう。なお、下線は前回と異なる情報が得られた今回分、*は
先日のエントリでは名が上がらず、日本会議国会議員懇談会加盟議員として初めて見かけた名前となる。
小泉俊明 (民:茨城3区) http://www.koizumi.gr.jp/
松原 仁 (民:東京23区) http://www.jin-m.com/
小林興起 (民:東京比例) http://www.kobachan.jp/top.php
*長島昭久 (民:東京21区) http://www.nagashima21.net/
笠 浩史 (民:神奈川9区) http://www.ryu-h.net/
*一川保夫 (平成19年07月より参議院議員) http://www.y-ichikawa.net/
田村謙治 (民:静岡4区) http://www.tamuken.net/ja/
牧 義夫 (民:愛知4区) http://makiyoshio.jp/
*前田雄吉 (民:愛知6区 議員としてのホームページはあるものの、当選者名に無し) http://www.yukichi.org/
小林憲司 (民:愛知7区 ブログに覚醒剤で逮捕されたとか書いてますが(^^;) http://kobakenrev.exblog.jp/
*伴野 豊 (民:愛知8区) http://www.ban-chan.com/
中井 洽 (民:三重1区) http://www.nakai-hiroshi.net/
*前原誠司 (民:京都2区) http://www.maehara21.com/
*田中英夫 (無所属:落:京都4区) http://www.tanaka-hideo.com/
*樽床伸二 (民:大阪12区) http://www.tarutoko.jp/
室井邦彦 (多分落選:民:兵庫8区) http://www.muroikunihiko.gr.jp/
松野頼久 (民:熊本1区) http://www.matsuno-yorihisa.com/
川内博史 (民:鹿児島1区) http://www2c.biglobe.ne.jp/~kawauchi/
松下忠洋 (国民新党:鹿児島3区)
…要は、平成17年8月に日本会議国会議員懇談会加盟議員であった、民主党の議員諸氏は、ほとんど全員、今も国会議員をやっていると言うことらしい。メモメモ。
参考;
日本会議国会議員懇談会の所属議員を知りたいのですが、新聞社に問い合わせても分... - Yahoo!知恵袋日本会議 - Wikipedia2005年5月27日(金)「しんぶん赤旗」
「A級戦犯 罪人ではない」/ 森岡・政務官 侵略戦争を正当化
オーストラリア議会に日本軍「慰安婦」決議案を採択するよう働きかけるために、今年も
吉元玉(キル・ウォンオク)さんがオーストラリアに赴かれているという話は目にしていたが、決議案が否決されたという情報を見かけた。今回もまた、9月2日付の「
調査会法情報」さんから。
この件の報道は大変少なく、英語報道でも今のところ見つけられない
(除、聯合ニュース英語版)。韓国でさえも鳩山内閣がらみの報道ばかりで、この件を報じているのは聯合ニュースだけという始末だ。そして、追加情報を探すと、否定派ブログや2ちゃんの否定派論者が大喜びという何ともはやな状態だが、情報は情報なのでお持ち帰り保存。
報道は、聯合ニュース配信のがいくつかあるが、内容は同じ。
2009/09/01 15:38付で、
「
濠노동당 위안부 결의안 왜 반대했나 (オーストラリア労働党は何故「慰安婦」決議案に反対したか)」
野党時代は「全員賛成」..政治的利害で「変節」
(略)
この決議案は、オーストラリア政府が日本政府に対して、慰安婦への蹂躙に伴う全面的な責任の認定と犯罪行為に対する公式謝罪、被害者や直系家族に対する補償、慰安婦に対する学校の正しい歴史教育を促すように要求している。
決議案は、緑色党のヘンスン・ヨン議員の発議で上程され、結局賛成7、反対37の圧倒的な票差(棄権32票)で否決された。賛成票は、緑色党議員5名と家 族第一党議員1名、無所属議員1名などが投じた反面、労働党の20名、自由党15名、国民党の2名が反対した。労働党の12名と自由党の17名、国民党の 2名、地方自由党の1名は棄権した。
労働党は、日本側の1951年の平和条約と1993年当時の河野官房長官の談話など、ハワード政府が挙げた反対理由に、民間人たちの国家相手の提訴に関与しないという原則を追加して、「積極反対」に出た。
1日、インターネット媒体の「オーストラリアオンラインニュース」は、「この間、ジョン・ハワード前総理の人権問題の処理方式に、批判の刃をといでいた労働党が、政権をとった後、人権の普遍的価値に対する原則もなく、政治的利害と実用主義的判断によって、『大変節』する寸劇を演出した」と非難した。
オーストラリアの韓国新聞のキム・イング編集長は、「修正案を出すほどの状況でなかったし、日本の選挙が終わった9月に発議すべきなのに、性急すぎたという評価がある」として、「とにかく、労働党が野党の時とは違い、過度に日本を意識していのはは事実だ」と語った。
彼は続けて、「日本の民主党議員が労働党議員に、8月末に選挙で勝利したら、慰安婦問題をどのようにするかと意見を尋ねたということを聞いたが、労働党が今後の両国関係を考慮して、『反対』したようだ」と付け加えた。
オーストラリアの上院に慰安婦決議案が初めて上程されたのは、2006年8月9日、民主党のストトゥ・テスポヤ議員によってだ。 (略) 緑色党のケリー・ネートル議員は、2007年2月28日にオーストラリア政府が日本政府に対して、無条件の公式謝罪と賠償システムの確立、学校の正しい歴 史教育を促すように要求する決議案を発議して、再上程した。この決議案は、当時、労働党と民主党、家族第一党などの野党が全て結集して賛成したが、与党 (自由-国民党連合)の反対に逢って、再び挫折した。
連邦選挙を前にした2007年9月19日には、労働党のペニー・ウォン議員(現 気候変化長官)の主導で、民主党のテスポヤ議員と緑色党のネートル議員ら女性議員3人が、内容が似た決議案を共同で発議したが、賛成34票、反対35票 で、やはり否決された。ウォン議員は、当時、「決議案の通過のために、韓人社会が自由党の議員の説得に取りくんでくれ」と頼みもした。(後略)
日本での報道が産経だけだったのであまり注目されていないが、上記、2007年9月19日に謝罪要求決議案が否決された翌日の2007年9月20日に、オーストラリア上院で「慰安婦」に関する決議が、多数派の自由党連合によって支持されて採択された。
これは、アメリカ下院、オランダ下院、カナダ下院、欧州議会で採択された決議と違って謝罪や補償の要求はしていないが、『河野談話』が第二次世界大戦下での「強制的な性奴隷制システム(a coercive system of sexual slavery)について日本政府と日本軍の共謀を完全にまた公式に認めている」と明言しており、それが歴代日本政府と首相に継承されているものともはっきり言及した上で、被害者との更なる和解を促すものだった
(当ブログ2007/09/27付「オーストラリア上院「慰安婦」和解推奨決議、その後 」)。 その後
2007年11月の総選挙で、ラッド氏率いる労働党が、保守連合に変わって与党となった。そして、ラッド首相は2008年2月13日、それまでの歴代オーストラリア政府が成し得なかった、
先住民であるアボリジニの人達への公式謝罪を行った、人権方面の政策に期待がもたれていた政権だったのだが、なるほど、こんなものか。
ちなみに、2007年9月19日に謝罪要求決議案が否決された頃、日本では
9月12日に安倍首相(当時)が辞意を表明し、
9月26日に福田内閣が発足する前だった。日本政府がガタガタしている時に、両国関係に影響を及ぼしかねないきつい内容の決議を通すのは、そもそも無理だったのではないかと思ったものだ。そして、今回、これまたちょうど、総選挙で政権交代することになったこんなタイミング。
オーストラリアで運動している方達は、本当に御苦労様だと思ってはいる…のだが、このタイミングで採択されることは、どだい無理だったのではなかったかと思えるのだが…。
それにしても、労働党の方向転換はお見事なものだ。与党になったら、野党時代の主張と違った行動をとり得る。他国の場合ばかりではあるまい。
先に、ちょうど良く2匹がちょうど良く並んだ写真が撮れたのを「
縞々神経衰弱」準備運動編
(ということにした)として公開したので、今回はそれに引き続き実践編という名目で。
まず、顔が違うもんだという反響を頂いたので、下から目線な顔。
我が家では爪切りは義務づけ。
…どっちかは、ばればれという説があるのにもめげず、
次に、もう片方の下から目線な顔。
なんか偉そうな、横になった招き猫。
顔が写っていたら、そく解るとお思いの向きもあるだろうが、顔が写って無くても…。
見慣れれば、下半身のみ写っているだけでも
(爆)多分、一般に猫はこういうものだと思う。
もう一匹の下半身だけ写真。
重力よりも硬い股関節
(謎)。……だから、
「臍天」は、支えがないと出来ない
(^^;。今回はタオルケットでくぼみを作って、臍天ポーズを依頼した
(笑)。
(参考;「猫だって、いろいろ」)これは、単なる「臍天」。
一方、熟練者
(謎)ともなると、段差があっても平気♪
これだと、「臍天」かつ「猫の開き」。
そして、猫と言えば、香箱ポーズ。
コンパクトにまとまって、よくできました。
そして、もう一匹の香箱ポーズは…。
・
・
・
‥
‥‥
‥‥‥
……………
…………………
…………………………十数年、一緒に暮らしていて、香箱を組んでいるのを見た記憶がない事に気づいてしまった…orz
(ごく不完全な伸び伸びの香箱を組んでいることはあったかもしれないけど、写真が撮れないほど、それすらも滅多に見ない…orz) ええ、片一方は、猫ばなれして、体が硬いんです。
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