じつは、このネタは6月6日にMSN産経に出ていた都知事会見詳報で見ていたのだが、今日このニュースを見つけて改めて腹が立った。
2008年6月17日06時01分付 スポーツ報知で、
『
石原都知事が「都民は贅沢」…五輪招致の支持率低迷に』での報道。
石原都知事が16日に、日本記者クラブで会見した内容の報道だが、都知事は
2016年の五輪招致にあたり、都民の支持率が低いことについて「都民は何があっても当たり前になっちゃってぜいたく。なかなかやっかいだ」とぼやいた。
石原知事は「小泉(内閣)時代は、拉致問題やサッカーW杯日韓大会で、いい意味でのナショナリズム、民族意識が高まって日本人の心情が高揚していたけど、そのうちに消えちゃった」と分析する一方で、「(都民の)意識を変えないといけないが、実際に決まればワーッと盛り上がると思う」とも語った。
(ここ、および以降の引用箇所の強調等は、引用者による)…はぁ?
この人物は、都民を贅沢呼ばわりできる立場なのか?
それに、なんで、都知事に意識を変えられなきゃいけないのだ?
そして、これまでに発言していた「五輪招致できなかったら責任を取る」について、真意を問われて答えたそうな。
「大変失礼な質問で、それに答える方がバカ。そりゃ責任は感じるが、東京が崩壊するわけじゃない。それ以上は聞かないで」とかわした。
…なんか、もう、つっこみを入れるのも脱力する台詞だ。
では、見送っていた6月6日付でMSN産経に出ていた都知事会見詳報『
「世論はそっぽ向いていない」東京五輪招致』から、
「東京五輪に対する国民の支持率の低さを実感することはあるか?」に対する、イシハラトチジのお答え。
「ありますね。だいたい日本人の人情っていうかね、東京の人のメンタリティってのは、非常にぜいたくになってるからね。あの、やるならやれと、見に行ってやるからってな所があってね。あのむしろ東京以外の地方の人たちの支持率が高い。
…「東京以外の地方の人」の支持が高いイベントをやるんだったら、東京でやる必然がないのでは? この人、東京都の知事じゃなかったっけ?
これはやっぱり残念なことですよね。みんなその他人事って思って、自分はこう、シラっと眺めてる、肩越しに。やっぱりね、国民全体のお祭りなんだから。町でいろいろ夏祭りがこれから始まるけどさ、おみこし担ぎに行くときにね、やっぱりおれ知らんって、家の中でテレビ見てるってのはね、やっぱり、町内練り歩く、テレビ出てさ、拍手もして見送るのが非常にそれがさ、人情ってもんじゃないのかな」
この人の言う「人情」って、自分が言い出したイベントに乗ること?
どこかの「愛」とよく似ているな。
「これはね、まあ、一部のメディアなんかが『国民がそっぽ』なんて書いて、そっぽじゃないんだこれ。そういう足の引っ張り方するなよ、ほんとに。ほんとに腹立たしいね。
…私、ニュースをほとんど見てませんけど、そっぽ向いてますが。東京でオリンピックやる必要があるとは思ってないから。
同じ日本人がやろうとしてることじゃないか。
いきなり、日本人全体の話に持って行かれてもね。
しかもだね、技術的にはやっぱり最高の点がついたってことはね、この東京だけじゃなしに、首都圏全体がやってる環境の行政なんかでも評価を受けたってことでしょ。東京が従来やってきてる水道の水だけど、世界中にこんなきれいな水ないんだ。だから東京水って売ってる。同じホテルでも安く売ってるんでね、東京では売れてますよ」
…んじゃ、東京以外の首都圏でオリンピックすればいいのでは? (ご近所の皆様は嫌がると思うけど(^^;)
「で、こういうものをね、みんなそれぞれ努力して、まあ頂いてる税金を有効に使っているんだから。やっぱり相対的に眺めて、満足して評価してもらいたい。そういうものの上に東京の評価ができてるんでね。まあ、オリンピックやるなら勝手にやれってもんじゃないと思うんだなあ。
勝手にやれ、じゃなくて、勝手にやろうとするな、と、ここにいる都民は思っている。
そういう連中は、オリンピック開催されたら、テレビ見ないわけじゃないでしょ。だからね、メディアもね、国民がそっぽじゃないんだよ。そっぽじゃないんだよ、これは。みんな関心を持ってみてるんだよ。ただ、どうやって手を貸そうかなって事で。これから機運が高まって、必ずそれはやっぱり東京の人も日本人もみんなでやろうって事になりますよ。僕はそういう意味で日本人を信じている。メディアはあんまり信じてないけどな」
…勝手に脳内日本人を信じられても、ね。
という訳で。
個人的に、
東京オリンピック誘致に反対します。…そしてもう一件。
少し前に報じられていたこの件もついでに。
6月1日10時0分配信 日刊ゲンダイ、
『
石原都知事カンヌで笑い者になる』から。
●なんでこんなところに移転するの?
来日していたのは、米テキサス州のテレビ番組クルー「ARTS+LABOR」のスタッフ。環境基準の4万倍のベンゼン、900倍のシアン化合物などの猛毒地帯にわざわざ市場を移すことが信じられないというのだ。
…普通、そう思うだろうなぁ。
撮影に立ち会った「築地市場を考える会」の野末誠氏がこう言う。
「彼らは世界に4台しかないという貴重なカメラ1台を持ち込み、マグロのセリ、仲卸など、市場のすみずみを熱心に撮影していた。海上から築地や、問題の豊洲地区を丹念に写して『築地がなくなったらどう思うか』『築地の街の魅力とは』などと聞いてきました。豊洲地区では『なぜこれほど汚染がヒドイ場所に移転するのか。何か裏があるんじゃないか』とも言っていた。『米国ではこんな場所の移転は考えられず、大問題だ』とも。取材内容は2時間程度にまとめてカンヌ映画祭に出品するそうです」
…はぁ。
という訳で。
個人的に、
やっぱり、中央卸売市場築地市場の豊洲移転に反対します。
当ブログ内での先行エントリ;
・2008/05/19付『
中央卸売市場築地市場の豊洲移転に反対 』
・2008/05/20付『
中央卸売市場移転予定地・江東区豊洲の土壌汚染調査結果報道メモ 』