こういう事業はいいなぁ。文科省の担当の皆様、御苦労様です。いつもくさしてるだけじゃないからね。
昨日のこと、加入しているメーリングリストで情報が回ってきていて、見ていて非常に楽しかったのでブログでもご紹介^^
まず、5/28付のプレスリリースがこちら。
文部科学省委託研究開発事業「統合データベースプロジェクト」のサービス公開についてサブタイトルで「生命科学系データベースの全情報が検索可能なサービスを目指して」、
そして紹介文を一部引用;
最初のヒトゲノムの解析には10年以上の歳月がかかりましたが、次世代シーケンサーの登場により現在では数日で解析することも夢ではなくなりました。個人差を配慮した医療(オーダーメイド医療)も一部で実現化されつつあり、基礎となるゲノムデータもこれまでとは比べ物にならないスピードで蓄積されていくと予想されています。(略)国内でもデータベース構築を伴う大型プロジェクトが多数実施され、データベース利用の範囲は研究者にとどまらず、近い将来その恩恵は広く一般社会にも及んでいくと考えられます。
ところが、生命科学系のデータベースは国内に300以上、全世界では1万以上あると言われ、目的のデータベースを探し出し必要な情報を取得することは専門家でも難しくなりつつありますので、一般の方にとってはなおさら困難であると思われます。(略)日本では平成20年度だけでも3315億円の予算が政府主体のライフサイエンス関連の科学研究事業に投入されており、これらの成果を広く一般社会に還元するためにも、わかりやすい案内窓口の整備が必要となります。
という目的で作られ、6/2に公開されたのが、『文部科学省委託研究開発事業「統合データベースプロジェクト」』のポータルサイト。
このページのトップの文字列はなんだか味気ないし、『文部科学省委託研究開発事業「統合データベースプロジェクト」』だけでは、どの分野なんだと問い詰めたい気もするが、ページ見出しには、ちゃんと書いてあった。
「
ライフサイエンス統合データベースプロジェクト-統合ホームページ-LSDB」。
内容は、「ポータル」の項目で「生命科学系データベース カタログ 」「生命科学 学協会 カタログ」やら、「DB検索」の項目で「生命科学データベース横断検索」やら、「自然言語処理によるサービス」の項目で「略語の正式名称検索」やら「遺伝子名シソーラス検索」、等々、その他色々。
大雑把に見て回って、とりあえず個人的に大変面白かったのが「
生命科学 学協会 カタログ」。
医学、工学、歯学、農学、水産、複合、薬学、理学の分野で、それぞれ場合によっては細目を分けつつ分類された、学会などが一覧される。
これをつらつらと眺めていると、こんな学会もあるんだ〜!と、楽しくなってしまった。
もちろん、こういう場合には、見るからに学会らしい名称の学会には興味が惹かれない。
たとえば、基礎医学の分野で、
日本温泉気候物理医学会。おおっ!設立がなんと1935年。歴史ある学会だなぁ、しかも会員数 が約1,900名(かなり多いと言っていいはず)。
あるいは、農学・その他の分野で
日本ブドウ・ワイン学会 。学会員には、専門会員と一般会員の別があるようだが、一般会員の入会資格として「ブドウ・ワイン学あるいはブドウ・ワイン
産業に興味のある方」と書いてあったり(^^;
さらには、
日本野蚕学会。へーえ、お蚕様じゃないのを専門にする学会があるんだ。
と、さんざん、見て回って楽しんでしまった。
もっとも、農学・その他の分野で最も目立っていたのは、
サゴヤシ学会。アイウエオ順で並ぶため、これが真っ先に表示されるから。
思わず、「サゴヤシって何?」とクリックしてしまう(^^; (<- 知らなかった)
すると、
今なぜサゴヤシなのか?
低利用・未利用植物資源の開発利用の拡大
発展途上国の人口増加率が食料生産の増加割合を凌駕している現実をみると,長期的にみて,世界の食料需給の逼迫は避けられません.いま私たちがなすべきことは,将来のどのような事態にも対応し得るように,可能な限り食料増産の道を切り拓いていくことです。サゴヤシは,今はまだ低利用植物資源のひとつですが,その潜在的な生産能力を高める努力をすることは,現在の私たちの果たすべき将来への義務であり,その成果は,子孫への貴重な遺産になると考えています.
そうか〜。こういう機会でもないと見る機会をもてないけど、いろいろな分野で研究している人がいるんだ、と感心してしまったのだった。
ちょこっと、追記。
データベース経由で面白いサイト発見^^
「
魚類写真資料データベース」…これは楽しい(って喜んでるの、私だけかもしれん(^^;)