メモメモ。
見渡す限り「共同通信」配信の報道ばかりなのに(例外は読売と朝日だが詳しくない)、なぜか産経が一番詳しい(^^;
MSN産経2008.1.6 18:33より、
「
南京虐殺や上奏文にも言及、日中歴史共同研究」
(略)
会合後、共同記者会見した日本側座長の北岡伸一東大教授は「白熱した議論もあったが、議論は友好的で率直で学術的に行われた」と総括、6月末か7月上旬までの報告書完成に自信を示した。
(中略)
出席者によると、1937年の旧日本軍による「南京大虐殺」について中国側から「犠牲者の数は問題ではない」との意見もあった。また27年、田中義一首相(当時)が対中侵略を昭和天皇に具申したとされる「田中上奏文」は日本では存在が否定されているが、中国側が提出した論文では触れられていた。意見交換で「互いの理解は深まったが、議論が収れんしたわけではない」という。
6月の最終会合後に報告書をまとめるが、統一文書ではなく、双方がそれぞれ論文を提出し、見解が異なる部分について互いに意見を付けた形式になる。
共同研究は2006年10月、安倍晋三前首相と胡錦濤国家主席が合意。前回会合は昨年3月に開かれた。(共同)
外務省の
「日中歴史共同研究(概要)」がこちらで、ここのコンテンツに委員の一覧があり。
おなじく外務省の
「日中歴史共同研究第1回会合(概要)」がこちらで、挨拶概要が興味深いので引用。
歩平・中国側座長の挨拶概要は、
歴史問題は、東アジアの国家関係の重要な障碍の一つ。戦後日本には戦争責任を受け入れず、侵略戦争という歴史事実すら否定する言行が見られる。これは被害国民の感情を害し、歴史問題が解決されない原因。共同研究では、こうした障碍を打破し、日中間の政治文書の基本原則を共に守っていくべき。
歴史認識の相違は、相互交流と相互理解を通じて縮小可能。世界平和の擁護、侵略戦争反対といった普遍的意義が前提。共通の歴史認識はまず、歴史的事実をともに確認することを基礎に確立されるべき。我々は各方面の歴史的資料の収集をできるだけきちんと行い、不確かなものは排除して真実を残し、分析・研究することにより、一般に意思疎通、交流の基盤を提供すべき。
北岡伸一・日本側座長の挨拶概要は
(強調は引用者による)、
第一に、共通の歴史認識を持つことは困難であるが、日中間には行き過ぎた違いがあり、これを何とかして縮めていけないだろうか。事実に基づき対話すれば、それほど難しくない。我が国はかつて中国に軍隊を送り込み、多くの中国人が犠牲になったが、日本国内でこれを否定する人はいない。歴史認識を無理矢理一致させなくても、かなりの整理が可能ではないか。
第二に、日中関係が如何に重要であるかということ。少子高齢化、資源・エネルギー、環境等日中が協力して取り組めることは多い。その入口において歴史問題で行き詰まってはならず、政治が本来やるべき現在、未来のことに取り組めるよう、歴史共同研究を役立てていきたい。
第三に、胡錦濤主席が国民党の抗日戦争における役割を評価したことに注目。中国でも様々な歴史認識が評価され、安倍総理訪中でも互いの平和的発展を評価した。このように歴史を全体として見ていくことが重要である。
第四に、研究者として新しい資料や研究には大いに興味がある。孔子の発言にも「これを知る者はこれを好む者にしかず、これを好む者はこれを楽しむ者にしかず」とあるように、「知の地平線」を広げるべく、楽しみたい。
・・・この挨拶時点は2006年12月ではあるが…日本側の危機感のなさはなんとかならんものだろうか。いや、そりゃ、この前の戦争での中国人犠牲者が少数と言い切る日本人はいないでしょうけど、、、多分。
今後のスケジュール(以下、
第二回会合のコンテンツより引用)は、
2008年6月に報告書をとりまとめ、同年8月に両政府への報告、対外公表を行うことを目指し、以下のスケジュールで活動を行う。なお、以下の期間において、必要に応じ、日本側委員による準備会合、中国側委員との分科会等を随時開催する。
とのこと。