学生時代以来、時々のぞいている「
全国国公私立大学の事件情報」というサイトがある。この前、何の気無しに、その問題種別カテゴリーそれぞれの記事数を見て呆れた。2007年5月以降、その他をのぞけば、「君が代」・「日の丸」問題が12件、アカハラ問題5件、イラク戦争1件、セクハラ問題 35件、フリーター・ニート問題 1件、ポスドク問題 7件、不正経理 4件、不正論文問題 6件、任期制 2件、、入試関連 6件。
というわけで、
おめでとう!セクハラ問題がダントツの一位ですっorz
まぁ、このセクハラ問題に分類されている中には、大学教員による痴漢逮捕事件も収録されているので、数として正確かどうかは、、、痴漢行為ならセクハラじゃないからOK〜という問題でもないし、判断に迷うところではあるが、、、もごもご。
しかし、15日、16日と、でかいのが来ました(
思わず魚拓を撮ってしまった)。引用されている報道そのものは14日以降。ワイドショーなどでも結構取り上げられている様子、、、かな(見ないからよく知らないけど、ネット上の反応からして)
asahi.com 2007年11月14日13時22分より「
大学など45校のグループ総長 強制わいせつ容疑で逮捕」
(強調は引用者による、以降も同じく)(略)
学校法人・都築学園グループ総長、都築泰寿容疑者(71)=福岡市南区玉川町=を強制わいせつの疑いで逮捕した。「絶対にしていない」と容疑を否認しているという。他の女性職員からも被害の相談があるといい、県警は都築容疑者が常習的にわいせつ行為を繰り返していた疑いもあるとみて、調べを進める。
調べでは、都築容疑者は昨年10月14日午後6時半ごろ、自身が学長を務める福岡県太宰府市にある大学の校舎内で、エレベーターの前まで見送りに来た女性職員(23)を無理やりエレベーターに押し込み、両肩をつかむなどして暴行を加え、胸を触るなどのわいせつな行為をした疑い。女性職員が今年10月に被害届を出し、県警が捜査していた。
県警によると、女性職員らは都築容疑者の前では1人で歩かないように申し合わせたり、今年に入って制服をスカートからズボンに変えたりしていたという。被害者の職員も事件当時、他の職員と手をつないで身を守ろうとしていたとされる。都築容疑者や上司らは、この職員らに「我慢しておいた方がいい」などと口止めしていたらしい。
学校法人・都築学園広報室の諸井和樹室長は「寝耳に水だった。被害者が誰なのかも学校としては把握できていない。今後、事実関係を調べるとともに、動揺した学生のケアなど対策をとっていきたい」と話した。
第一薬科大では同日、通常通りに講義が行われた。女子学生(22)は「(都築容疑者は)学内で会って会釈すると、にこにこと手を振ってくれた。優しそうなおじいちゃんと思っていたのでショックです」と話した。
広報室によると、都築学園グループは9学校法人、1財団法人で構成され、第一薬科大や日本薬科大学(埼玉県伊奈町)、福岡第一高校(福岡市南区)などの大学や高校、専門学校など45校を全国に展開している。都築容疑者は創立者の次男で、グループ傘下の各法人の代表も都築容疑者や家族が占めている。 (後略)
日経スポーツ2007年11月15日より「
学校法人グループ総長がセクハラで逮捕」
(略)
調べでは、都築容疑者は昨年10月14日午後6時半ごろ、福岡県太宰府市の大学のエレベーター内に、女性職員(23)を無理やり連れ込み、胸を触るなどのわいせつな行為をした疑い。エレベーターに乗る都築容疑者を見送るため待機していた女性職員2人のうち、1人がエレベーターの中に引き込まれたという。
女性職員は上司に被害を訴えたが、「おまえが我慢すれば外部に漏れない」と口止めを要求された。休日出勤したこの職員に高額な日当が支給されており、県警は口止め料だった可能性もあるとみている。
学園内では、女性職員がセクハラ回避のため同容疑者の前で単独行動しないようにしたり、制服のスカートをパンツに替えるなどの自衛策を講じていたという。関係者によると、創業者の二男の都築容疑者はトップダウン式の経営手法で知られ、意見できにくい雰囲気もあったようだ。県警は、総長の立場を利用したセクハラがほかにも繰り返されていた疑いもあるとみて調べている。
同学園は「総長は職員や学生に気さくに接する人。女性職員から何の相談もなかった。事実関係を調べる」としている。
…どうやら単独行動を避けても、スカートをズボンに替えてもダメらしい。やはり、スタンガンが必要のようだ。
さて、この一連の報道はなぜか九州読売が詳しく、他の報道で触れられていることは大抵言及されている。そこで、前掲の報道における学園側の発言をふまえ、以降の九州読売報道を読むと大変味わい深いので並べ立ててみる。
九州読売11月14日より「
わいせつ行為は日常化?女性ら自衛策…都築学園」
強制わいせつ容疑で逮捕された都築容疑者をめぐっては、複数の職員が「学園内でわいせつ行為やセクハラを繰り返していた」と県警の調べに対して証言している。都築容疑者は、創立者の二男で学園の事業を引き継ぎ、学園で絶対的な権力を握っていたとされ、立場を利用していたとみられている。
調べによると、今回被害にあった女性職員(23)は事件後、大学を運営する学校法人に抗議。学校法人は女性職員の制服をスカートからズボンに変更したり、エレベーター内の照明を明るくしたりする措置を取ったが、学校法人の担当職員から「総長は若い女性が好き。あなたが黙っていれば外に漏れない。我慢してほしい」となだめられた。
女性職員らは自衛策として、都築容疑者の近くでは複数で行動するようにしていたという。(中略)
学校法人都築学園広報室の諸井和樹室長は「寝耳に水の出来事で、セクハラやわいせつ事件のうわさも聞いたことがなかった。事実関係を把握できていないのでコメントしようがない」と話している。
…照明を明るくするの、単独行動しないのって、やっぱり相手は熊なのか? 担当職員って「熊」担当か?九州読売11月15日より「
都築総長わいせつ『学園が現金、口止め』…複数の被害者証言」
(略)
調べによると、都築容疑者は昨年10月14日、学長を務める同県太宰府市の第一福祉大で、女性職員をエレベーター内に無理やり連れ込み、胸を触るなどのわいせつ行為をした疑い。
学園内で都築容疑者によるセクハラが相次いでいたため、女性は別の女性職員と手をつないで「自衛」していたが、都築容疑者から強引に腕を引っぱられたという。
女性は学園側に抗議。学園の担当者は「警察に言ってはいけない」「外に漏れないよう我慢してほしい」と執拗(しつよう)に口止め。さらに「残業代」と称して現金を渡し、女性が断っても、担当者は「取っておきなさい」と押し付けたという。職員の給与は通常、銀行振り込みになっており、県警はこの金が口止め料だったとみている。
学内で都築容疑者からのセクハラ被害を訴えた複数の女性職員は、県警の調べに「総長や担当者から現金を受け取るよう強要された」と証言。金額は数万〜十数万円で一定していなかったという。
都築容疑者は「そのような行為はしていない」と容疑を否認。学園の広報担当者は「都築総合学園では、各校にセクハラ相談窓口を設けているが、総長に関する相談はこれまでになかった」としている。
…学内のセクハラ相談窓口に相談するのって、隠蔽されずに解決し、被害者側に圧力がかかることはないと、よほど信頼してなきゃできないことだが。ただでさえそうなのに、その上、ある程度の時間が来たら卒業して去る学生の立場ではない、職員の立場ならさらに相談するのが難しくなるものだが。権力構造の中で起こるのがセクハラだって全然解ってないね。
九州読売11月15日より「
わいせつ被害の女性職員らが抗議文書…都築学園側に9月提出」
(略)
被害に遭った女性職員(23)を含む複数の女性職員が、都築容疑者から受けたわいせつ行為やセクハラの具体的な内容をまとめた抗議文書を学園側に提出していたことが分かった。(中略)
調べによると、女性職員らは、都築容疑者から度重なるセクハラやわいせつ行為を受けたとして今年9月、学園側に連名の文書を提出した。文書には「体を触られた」「ホテルに行こうと誘われた」など、具体的な被害内容やその日付が記されており、都築容疑者に改善を求めていた。
…あら、取材に対し、
寝耳に水と発言した広報室長がいたような気が?九州読売11月16日より「
『触られない位置からお茶出す』都築学園本部がわいせつ防衛策指示」
(略)
強制わいせつ事件が起きた第一福祉大(福岡県太宰府市)で、女性職員たちが都築容疑者のわいせつ行為について度々上司に相談し、大学側が被害状況を学園本部に報告していたことがわかった。(中略)
調べによると、大学側は都築容疑者の逮捕容疑で被害を受けた女性職員(23)らから「総長に体を触られる」などの相談が何度も寄せられたため、学園本部に内容を報告。学園本部は「総長にお茶を出す役割は、男性か年配の女性に」などと指示するだけで、抜本的な対策は取っていなかった。
同大は、女性職員には「総長にお茶を出す時は2人1組で」「湯飲みは体が触られない位置から机上に置いて」などの自衛策を取るよう注意していたという。
しかし、都築容疑者の行為はやまず、逮捕容疑の被害女性ら複数の職員は今年9月、連名でわいせつ行為やセクハラの具体的内容を記した抗議文書を学園側に提出していた。
一方、学園は15日、緊急理事会を開き、都築容疑者が総長を退任し、妻の仁子(きみこ)副総長(61)が同日付で後任の総長に就くことを決めた。(中略)
仁子新総長は逮捕容疑について「事実関係は掌握していないが、潔白であれば証明し、罪があれば認めておわびしてほしい」と発言。学内で繰り返されていたとされるわいせつ行為に関しては「だれがしたかは分からないが、学内でセクハラのうわさは小耳に挟んだことはある。事実関係を究明していきたい」と述べた。(中略)
第一薬科大1年の女子学生(19)は「『学長と2人になるとやばい』という話は以前から聞いていた。女性として許せない」と憤慨していた。
…なんなんだ、この熊牧場は?
最後にもう一つ、驚きの表現があった2007/11/15付 西日本新聞朝刊より「
都築学園総長 強制わいせつ 別の職員も被害届 有志女性 学園に『防止嘆願書』」
(略)
女性職員の一部有志は、セクハラ(性的嫌がらせ)をやめさせるよう求める嘆願書を学園側に提出しており、県警もこれを入手して実態解明を進めている。
関係者によると、嘆願書は9月ごろ、都築総合学園グループの大学の女性職員らが提出した。都築容疑者のセクハラをやめさせるよう求めるとともに、数人の女性職員が「総長お付き」と呼ばれる都築容疑者の秘書役を務めていたが、これを男性職員に代えるよう求めた内容という。
「お付き」をしたことがある20歳代の女性は、西日本新聞の取材に対し「都築容疑者とエレベーター内や学長室などで2人きりになると、胸を触られたり、制服のスカートの中に手を入れられたりした」と証言。大学側に被害を相談しても「一時の辛抱だ」「絶対に話すなよ」などと口止めされ、改善されることはなかったという。
県警は、都築容疑者からわいせつ行為をされたという被害相談を少なくとも5、6件受けているほか、逮捕容疑となった女性職員とは別の女性職員からも被害届を受理して事情聴取を進めており、都築容疑者が「お付き」と呼ばれる女性を中心にわいせつ行為を繰り返していた疑いが強いとみて調べている。
…この学校内は江戸時代で時間が止まっているのか?
このケースは被害者女性たちが非常に賢くて連帯をとって闘ったからこそ、この度の熊退治成功につながったのだが、それまで随分たくさんの女性たちが被害に遭ってたはず。本当に腹立たしい。
さて、容疑者は71歳。一般に、この手の行動は生殖本能だの男性ホルモンがなんとかいう言い訳があるようだが、この熊の年齢はそれに対する反証として機能しないだろうか、と、ふと思った。
しかし、個人差というものがあり、もしかしたら、この熊はこの年齢でも血中の男性ホルモン値が高いという可能性はないわけではない。
そこで考えた。科捜研なりの研究機関で、この手の事件を起こし容疑が確定した男性達の血中ホルモンや生殖器機能を調べたデータをストックしていってはどうだろう。
…既にデータはあったりして(^^; なお、文中で、簡潔に皮肉をこめるためにあえて使用した一部表現について、本物の熊さんと、本物の熊さんを愛する皆様にはお詫び申し上げます。