沖縄集団強制死に関する教科書検定問題メモ(071106時点) 

11/1時点
・検定意見によって日本軍の強制に関する記述を削除・修正した教科書出版社5社のうち東京書籍と実教出版が1日午後、文部科学省に訂正申請を行った。 報道は、審議会に検討を要請 沖縄戦検定で渡海文科相@琉球新報(魚拓無し)「日本軍の強制」明記 2社が初の訂正申請@沖縄タイムス(魚拓無し)など。
以下は、出版2社が教科書訂正を申請=沖縄集団自決で@時事通信出版局(魚拓無し)より引用(強調は引用者による、以降も同じく)

(略)
 文科省は、申請が出そろった段階で教科用図書検定調査審議会を開いて意見を聞き、年内にも可否を決定する。
 関係者によると、東京書籍が訂正申請したのは、日本史Aの教科書。「日本軍によって『集団自決』においこまれたり」と記述し、「これを『強制集団死』とよぶことがある」とする注釈を付けた。検定意見撤回を求めた9月の沖縄県民大会の説明や、「軍から命令が出たとの知らせがあった」とする沖縄戦生存者の証言も新たに書き加えた
 実教出版も、軍の強制を強調する表現にしたとみられる。
 東京書籍の検定前の記述は「日本軍がスパイ容疑で虐殺した一般住民や、集団で『自決』を強いられたものもあった」としていた。
 しかし、検定後は「『集団自決』においこまれたり、日本軍がスパイ容疑で虐殺した一般住民もあった」と変更。強制の主体を不明確な表現にし、合格した。
 訂正申請は、教科用図書検定規則に基づき、検定合格した教科書の記述を修正する手続き。誤植や脱字などのほか「学習上、支障となる記載」がある場合などに発行者が申請し、文科省の承認を得て訂正する。(後略)



・文科省が検定撤回に応じない理由は、「撤回に関する法令の規定がない」からとのこと。
以下は検定意見撤回には応ぜず、妥協点探る=文科省@時事通信出版局(魚拓無し)より引用、

 沖縄戦の集団自決をめぐる教科書検定問題は1日、教科書会社が文部科学省に訂正申請したことで、新たな局面を迎える。沖縄県側は検定意見撤回による同省の責任明確化を求めているが、同省は「撤回に関する法令の規定がない」として応じておらず、教科書会社との妥協点を探る格好になった。(中略)
 関係者によると、教科書会社はいずれも「学習上、支障がある」とする規定を根拠に申請するという。ある社の担当者は「この間、体験者の新たな証言などが出され、記述をそのままにするのは不適切という理由付けだ」と話している。
 検定意見に不服がある場合、申請者に認められている「意見申し立て」を行った社はゼロだった。ある社は「納得はいかなかったが、検定を通らなければ売り物にならない」と明かした。執筆者の1人は「徹底して抗議しなかった責任を(新しい記述で)果たしたい」としている。



アルジャジーラTV 教科書問題で北農高生徒を取材@琉球新報(魚拓無し)より

(略)1日、名護市の北部農林高校を訪れ、生徒らの県民大会への取り組みなどを取材した。(中略)
 取材班はアジア諸国のニュースを配信するマレーシア・クアラルンプール支局所属。インターナショナル・ヘラルド・トリビューン紙が教科書問題を報道したのをきっかけに取材を進めている。東京で評論家へのインタビューを実施、渡嘉敷島では「集団自決」生存者の証言を取材した。



11/2時点
・検定で記述を削除した教科書会社5社のうち2社が前日に訂正申請を出したことを受け、渡海文部科学相が『教科用図書検定調査審議会(会長・杉山武彦一橋大学長)に内容や訂正理由について「意見をいただきたい」と要請をした。同審議会は検定意見の是非について判断するが、訂正申請で審議を求めるのは極めて異例。』 報道は審議会に検討を要請 沖縄戦検定で渡海文科相@asahi.com(魚拓無し)など。

・清水書院と山川出版社が2日、訂正申請を文部科学省に提出。 報道は「集団自決」教科書検定問題 計4社が訂正申請@asahi.com(魚拓無し)など。

・訂正申請を行った5社のうちの1社の執筆者が、2日、記者会見で訂正案を公表。
新たに2社 訂正申請/教科書検定@沖縄タイムス(魚拓無し)より引用、

(略)
 執筆者によると、この会社は日本史Aで「日本軍は、住民に手榴弾をくばって集団自害と殺しあいを強制した。犠牲者はあわせて八百人以上にのぼった」と日本軍の強制を明記した。日本史Bでも「日本軍により、戦闘の妨げになるなどの理由で県民が集団自決に追いやられたり」との表現で強制性を示した。(後略)

執筆者、訂正原案を公表 「集団自決」検定@琉球新報(魚拓無し)より

(略)
 原案は、日本軍の主語を復活し「日本軍は、住民に手榴弾(しゅりゅうだん)をくばって集団自害と殺しあいを強制した」と軍の強制性を明記している。7日に各社の執筆者らと会見し、検定意見の撤回や検定過程の公開を求める声明文を発表することも明らかにした。(中略)
 執筆者は記者会見で、軍強制を明確にする理由について(1)座間味島で自決命令があったとの新たな証言が出た(2)自決命令を否定していた渡嘉敷島の副官が、隊長と一緒に行動していなかったことを裁判で明らかにした―などを挙げた。
 「集団自害」と記述する理由については「『自決』だと自らの意思で死んだことになる。現実は家族同士が殺し合う悲惨な状況だった。勇んで命を投げ出したのではないことを反映したかった」と説明した。(後略)



11/3時点
・相変わらず解っていない社説を「読売新聞」が掲載。 
沖縄集団自決 禍根を残しかねない政治的訂正(11月3日付・読売社説)魚拓)より、

(略)
政府が訂正申請に「真摯(しんし)に対応する」と方針転換する契機となったのは、9月29日に沖縄県宜野湾市で開かれた検定意見の撤回を求める県民大会だった。「参加者11万人」と主催者発表の数字が伝えられた。渡海文科相は「沖縄県民の気持ちにどう応えるか」と語った。
 しかし、県民大会の俯瞰(ふかん)写真に写っている参加者を1人ずつ丹念に数えた東京の大手警備会社は、1万8000〜2万人と指摘している。主催者発表の5分の1以下だった。
 検定で「日本軍に集団自決を強制された」などの記述が削除されたのは、近年の様々な証言などを通じて、集団自決の際に軍の「強制」や「命令」があったか否かが、必ずしも明らかではなくなったためだ。
 「沖縄戦の実態について誤解する恐れがある」との検定意見が付けられた。(後略)

ユーザータグ:  沖縄「集団自決」
[ 2007/11/06 18:00 ] 自爆史観 | TB(3) | CM(7)












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