総理辞任会見が面白そうだったので、携帯用通話端末に付属のICレコーダーに録音しました。
案の定、質疑が大変面白かったのでおすそ分けにテキストに起こしました。
あまりいい録音機能じゃないので音が悪く、聞き取り辛い箇所があるのを適当に直していますので、そのままじゃないことをご了承下さい。
…それでも、爆笑ポイントには力が入っていますが。
一人一問、所属と名を名乗ってからという注意の後、スタート。
Q; 読売のツダ:(質問が録音に入らず)
A; (改革を止めてはならない。事前に伝えていたのは麻生氏だけというような発言、録音者の爆笑にて聞き取れず)テロとの戦いを継続していくという事は、極めて重要なことであり、それは政策の約束である。国際公約でもある。それを果たしていくにおいても、ここは私が辞することによって、局面の転換をした方が、その方がむしろ良いだろうと判断をした。
Q; (質問者不明)どのような局面の打開につながると?
A; 私がなんとしても改革を進めないといけないとの思いで今日まで全力を尽くしてきたが、残念ながら、その、
私が総理であるということで、野党の党首との話し合いが難しい状況が生まれている。党において、やはり今の状況の中では、新しいエネルギーを生み出して、その新しいリーダーの元で推し進めていくのがいいのではないかと、そう考えた。
Q; 共同通信のヤグチ
総理は国際公約と発言したが、
自ら国際公約しながらを途中で投げ出すのは、無責任という批判を免れないと思うが、どのような考えか?
A; もちろんその為に全力を尽くさないといけないと考えてきた。その約束を果たすにはどういう環境を作っていくか、その環境を作る上においては、私が職を辞する方が、その環境ができる、私がいることで成立することにマイナスになっているという判断をした。
Q; NHKのヤマシタ
会見で政治的な空白をつくらないほうがいいとの発言があったが。国連総会が二週間後、それまでに新しい総裁と選ぶという事か、また、その選び方、後継の条件は?
A;
今日、私はそうした決断をしたばかりであります。日程的なことを決めている段階ではない。後継の総裁については申し上げることは適切でないと思うが、いずれにしても、新しいリーダーとして与党を率いて力強く前に進んでいってくれるものと思う。
Q; 産経のなんとか
総理が辞任されることによって、戦後レジームからの脱却などの諸政策が後退してしまうとは考えないのか?
A; 私が続投するにあたっては、新しい国作りを、戦後レジームからの脱却を進めてきた。教育基本法、公務員法の改革、戦後のできあがった歴史を変えていく、そういう挑戦をし、その成果を上げてきた。新たな局面の打開をしなければ、私の政策の実現も難しいと判断しました。今後もその方向に進んでいって欲しいと思う。
Q; 朝日のクリハラ
辞任の理由としてテロとの戦いを第一に上げていたが、総理というのは、
外交面でなく国民生活のすべてを背負っているのではないか。
各党の代表質問を受けず、国民の目から見ると逃げていると見えると思うが、その辺の責任をどう考えているのか。
A; 総理の責任というのは重たいものがある。所信で述べたことを実行していく責任が、私にはあるが、なかなか困難な状況があり、それを果たしていくことができないのであれば、政治的な困難を最小限にするためになるべく早く判断するべきだという決断にいたった。
Q; 日経のミネギシ
総理が政策を前に進めにくいのは
参院選の敗北後は変わりないのに、どうして、
所信表明後に辞任するのか。最大の理由を。
A; 総理としては常に職責を果たしていかねばならないと考えている。私が、ここは職を辞する事によって、局面を変えていかなければならないと考えた。判断したのは、今日、党首会談が実現しないという状況の中で、こういったことができない、私が残ることによって障害があると判断したからだ。
Q; 日テレのキクチ
政策を実行するのに非常に困難な状況になったといったが、原因をどう分析し、自らの責任や反省点をどう考えるか。
A; 反省点は多々ある。国民の信頼をうることができなかった。これは私の責任だろうと思う。これを原動力に政策を前に進めていこうとしたができなかった。
以上。
一問だけど一答かどうか疑問の余地があるのはご容赦を。それにしても、どうやら、
辞任を考えついたのは、今日らしい。そして、それが
お話ししてくれない野党党首のせいみたいな表現に聞こえたぞ。質疑を聞いた印象では「
思いつき辞任」としか思えなかった。
なお、局面の打開という表現を妙に多用の模様。
でもね、こういう話が職場で噂になってたんだ。
しかも、この記事は今現在の毎日インタラクディブから削除されているんだ(けど、私がネット使わない人から聞いたぐらいだからみんな知ってるよ)。
毎日新聞 2007年9月12日15時00分付の報道にて「
安倍首相辞意:『週刊現代』が『脱税疑惑』追及で取材」
(略)
同編集部によると、安倍首相は父晋太郎氏の死亡に伴い、相続した財産を政治団体に寄付。相続税を免れた疑いがあるという。晋太郎氏は91年5月に死亡し、遺産総額は25億円に上るとされていた。編集部は安倍首相サイドに質問状を送付し、12日午後2時が回答期限としており、15日発売号で掲載する予定だったという。
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