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◇「慰安婦」に関する書籍の引用文献公開を求めます◇ 

Stiffmuscle氏の呼びかけに賛同し、「文書公開のお願い」を転載します。
転載文中の説明と重複しますが、秦郁彦氏の著書『慰安婦と戦場の性』 新潮選書(1999)P.380-381にある、下記文章の出典が不明です。

 いずれにせよ、平時と同じ身売り方式で女性集めが可能なら、植民地統治が崩壊しかねないリスクをはらむ「強制連行」に官憲が乗り出すはずはないと考えられる。

 それを裏書するのは、四十四年夏、テニアン島で米軍の捕虜になったリー・パクドら三人の朝鮮人による陳述である。「面長は自由選挙でえらばれた指導力のある実力派の老人」とか「労務動員を拒否すると投獄される」と語ったあと、朝鮮人慰安婦について次のように述べている。(10)

 太平洋の戦場で会った朝鮮人慰安婦 (prostitutes) は、すべて志願者 (volunteer)か、両親に売られた者ばかりである。もし女性たちを強制動員 (direct conscription)すれば、老若問わず朝鮮人は憤怒して立ちあがり、どんな報復を受けようと日本人を殺すだろう。

 尋問官が「今まで尋問した百人ばかりの朝鮮人捕虜と同じく、反日感情が強い」と評している朝鮮人軍属の証言だけに、何よりも説得力を持つのではあるまいか。

(10) Composite Report on three Korean Navy Civilians List No. 78, dated 28 March 1945, "Special Questions on Koreans" (U.S. National Archives).
(注;Stiffmuscle氏のエントリーからの転載

 秦氏以外にも、この引用文献を根拠に、強制連行がなかったことを主張する論者(マイク・ホンダ議員への公開質問状で引用した加瀬秀明氏など)がおいでですが、引用文献の英語タイトルが一致しないなどを初めとする不審な点が、当エントリーに転載させていただく Stiffmuscle氏の論証に挙げられています。そして、秦氏自身が引用文献リストに明記してあるNARAに対し、Stiffmuscle氏が直接メールにて問い合わされたところ、驚いたことに、当該機関が保管している記録文書の中にその報告書は見当たらなかったとの返答が来たそうです。この文章を断片的に引用したと思われる記述は、「裁判の根拠資料、新聞記者のブログ内で言及、県議会議員の発言の根拠資料」に散見されるというのにもかかわらず。
秦氏の著書にはこれだけではない不審な文献引用が多々あることがStiffmuscle氏によってすでに明らかにされていますが、「原文が公開されておらず、NARAがその存在を確認していない文書が、このような形で事実として流布している現状は、各人の主張云々以前に、事実に基づいて議論するという万人が納得する議論への姿勢を根底から破壊する危険性を秘めている。」という、Stiffmuscle氏の呼びかけに賛同し、以下転載させていただき、多くの人の目に触れるように協力することとします。

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ユーザータグ:  日本軍性奴隷制問題
[ 2007/08/17 17:55 ] 四方山話 | TB(9) | CM(1)












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