またまた元ネタが
gegengaさんところので恐縮なんだけど、アメリカと日本(キリンビール)との共同研究で、プリオンそのものを欠損させた牛が作られたそうな。
報道は2007/1/3付けだが、発表論文そのものは2006/12/31付けであるようだ。
これがその報道のウィンドウのスクリーンショット。

元論文はNature Biotechnologyのletterで「
Production of cattle lacking prion protein」
論文内容は(以下、あまりまじめに読んでいないのと、プリオン関係の情報を常に読んでいる訳ではない為の背景情報欠損故の読み違えの可能性はあります、念のため)、プリオン欠損牛ができたよーんというのと、本当にプリオンがないよーんというのと、プリオン無いけど20ヶ月齢を超えても全然元気だよーんという内容(←とんでもなく大雑把な要約)。プリオンがないよーというデータで、 RT-PCR(mRNAの検出方法)やwestern blot analysis(タンパクの検出方法)での結果が示されたり、元気だよーという内容で脳組織にスポンジ状空砲がない事を示す組織切片が示されたりしている。
また、脳組織の磨り潰しに異常プリオンを混ぜても異常プリオンが増えない事が
in vitro(いわゆる試験管レベル)で確認されたそうだ。また、マウスの場合でプリオン欠損ネズミのT-cell関係の免疫機能がちょっと影響を受けていたのと概日リズムの乱れがあったらしいのだが、プリオン欠損牛の場合はそんなことはなかったとのこと。
こんなにどれもこれも、全然問題なし!な結果を出されるとホントかよーと思ってしまうが、まーそれは今後、同分野の人たちがチェック入れる事でしょう。
内容的にちょっと意外だったのは、牛のES細胞(胚性幹細胞)ってできてたっけ〜?と思った前提があったんだけど、このウッシー達は繊維芽細胞からの体細胞クローンだとのこと。
ああ、なるほど、その手があったか。そうすればES細胞いらないね。
そして、donor(細胞提供者)は雄のホルスタインだとか。
85個の胚を、70匹の雌牛に移植して、12匹の仔牛を得たらしいのだけど、、、その子牛達がこちら。

…ん?
報道の画像を再度示しましょう。

…ん?
こいつ、ホルじゃないぞ。

…んー。
キミは関係者じゃないのか。
なんで、無関係牛の画像を示すんだろう。
今回見つけた情報でもっとも大きな謎だ。
最先端の研究発表相手に、なんてくだらないツッコミを入れているんだか。。。