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ガザにおける戦争犯罪追求の経過 

 昨年末から今年頭にかけてのイスラエル軍によるガザ地区攻撃に関しては、すっかり報道が少なくなっているが、二つほど動きがあったのでメモ。

その一、国連で公聴会開催;
 国際法や人権問題の専門家で構成された国連の調査団が6月28日にガザ地区で公聴会を開いたという。

(略)
 公聴会では、住民や人権団体の代表などが証言に立ち、このうち家族や親せき29人を亡くしたという男性は、イスラエル兵が付近の住民を1つの建物に閉じ込めたあと、そこに砲撃を加えたと証言し、民間人と承知のうえでの攻撃だったと非難しました。また、ガザ地区のWHO=世界保健機関の現地代表は、救急車がイスラエル軍からとみられる発砲を受けたり、国際法で保護されるべき医療関係者16人が攻撃で死亡するなど、人命救助が困難だったと証言しました。一方、イスラエル政府は、ガザ地区を実効支配するイスラム原理主義組織のハマスこそが住民を盾にするなどの戦争犯罪を犯したと主張していますが、この日はそうした主張を支持する証言はありませんでした。(後略)


 最終報告書は、秋までに提出される予定だそうだ。

その二、
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ユーザータグ:  ガザ虐殺
[ 2009/07/02 17:19 ] 四方山話 | TB(0) | CM(2)

ICPOがイランによるイスラエルの戦争犯罪者逮捕要請報道を否定 

 当ブログでも3月2日付でエントリにした、イランがインターポール(ICPO)にイスラエルの戦争犯罪人15名その他の逮捕要請をしたという報道は、先にあげた以外にも、
 中国では、新華社電英語版 2009-03-02 23:02:08で、
Iran asks Interpol to arrest "Israeli war criminals"
 インドでも、Indopia Inc. March 2,2009で、
Irans wants Interpol warrants for Israel leaders
 本家(?)イランでは他にも、Fars News Agency 16:05 | 2009-03-02で、
Iran Presents List of 149 Israeli War Criminals to Interpol』と、色々な国で報じられていたようだった。

 また、新華社電は、3/4-5にイランがガザを指示する国際会議を主催すると報じていた。この会議については、The Earth Times, Tue, 03 Mar 2009 07:47:55が報じていた。

Iran to hold Palestine conference, Israel 'war crimes' panels
 パレスチナ会議・イスラエルの戦争犯罪委員会を開催するイラン。4日の水曜日開催で、今のところ詳細不明らしいが、この報道の一節が目に止まった。

Fars had earlier reported that the prosecutor general's office had asked Interpol to issue arrest warrants for 34 top Israeli political officials and 114 military commanders, including outgoing Israeli Prime Minister Ehud Olmert, Foreign Affairs Minister Tzipi Livni and Defence Minister Ehud Barak, on charges of war crimes in the Gaza Strip.
 Fars News Agencyは、これに先だって、検察官総合事務所が、インターポールに、オルメルト首相・リブニ外相・エフドバラク国防相をふくむイスラエルの政治指導者34名と114名の軍指揮官へ逮捕を要請したと報じた。

Interpol denied having received any such request from Iran or any of its 187 member countries.
インターポールは、イランあるいは他の187加盟国のいずれからも、そのような要請は受け取っていないと否定した。

強調は引用者。
…はぁ?


ユーザータグ:  ガザ虐殺
[ 2009/03/04 18:35 ] 四方山話 | TB(2) | CM(7)

イランがイスラエルの戦争犯罪者をICPOに逮捕要請との報道 

(3月4日付で、『ICPOが、イランによるイスラエルの戦争犯罪者逮捕要請報道を否定』もエントリ公開)

 イスラエルのガザにおける戦争犯罪追求がらみの情報を拾っていて、昨日やっとラバト宣言にエントリで言及できたと思ったら、またこんな報道がでていた。今回はロイター電でも報じられているが、イランがインターポールにイスラエルの戦争犯罪者の逮捕要請を、と。

 …インターポール(ICPO)といえば、真っ先に出てくるイメージがこんなという体たらくで、実態をあまり知らないのではあるが、報道をお持ち帰り。

 Reuters Sun Mar 1, 2009 7:38pm 
Iran seeks arrest of 15 Israeli war criminals

 The Earth Times, Sun, 01 Mar 2009 20:23:59
Iran asks Interpol to arrest top Israeli officials for 'war crimes'

 Tehran Times, Monday, March 2, 2009
Iran charges 29 Zionist officials with war crimes

 Press TV, Sun, 01 Mar 2009 23:36:57
Interpol issues arrest warrants for 15 Israelis

 逮捕要請された人数が報道によってまちまちなのはなんとかならんかと思うのだが、ロイター電とプレスTVが15人、アースタイムズだと「Iran has asked Interpol to arrest 34 top Israeli political officials and 114 military commanders (34人の高官と114人の軍の指揮官)」、テヘランタイムズだと29人の高官と114人の軍指揮官について、イランがICPOに逮捕要請したという。

 報道内容はだいたい同じだが(人数以外は(^^;)ここでは一番詳細に報じていたプレスTVから、まずは一部引用;
ユーザータグ:  ガザ虐殺
[ 2009/03/02 17:34 ] 四方山話 | TB(0) | CM(3)

ガザにおけるイスラエルの戦争犯罪追求を求めるラバト宣言 

 ガザ虐殺以来の出来事を追っていると、あちら方面の事情を自分があまりにも知らないことを痛感するが、それにもまして、国内マスメディアが報道しないことがたくさんあることにも気がつく。そして、どうも、欧米マスメディアも報道しないことも結構あるんではないか、とも思う様になってきた。そりゃ、まぁ、それぞれに報道する優先順位というものがあるのだろうが、それにしても。。。

 なかなかエントリにできなくて時間が経ってしまったのだが、2009-02-16の新華社電英語版でこんな報道がでていることに気がついていた。

Conference of Israeli war on Gaza urges to sue Israel for warcrimes

イスラエルを戦争犯罪で訴える為の、イスラエルによるガザでの戦争の会議…?
サブタイトルで、「Special Report: Palestine-Israel Conflicts」(パレスチナ・イスラエル紛争特別レポート)この報道を見つけた時に検索してみたのだが、訪米マスコミでは報じておらず、アジア圏でも中国だけ、後はアラブ圏の英字報道しか見つからなかった。中国というのは意外なのだが、アメリカの属国ではないので報じやすいといった様な大人の事情でもあるのだろうか。

 報道は、2月15日に2日の会期を終えた、モロッコの首都ラバトで開催された国際会議が、2008年12月末に始まったガザ地区での戦闘行為において、イスラエルの文官・武官の責任者を「戦争犯罪と人道に反する罪」で訴追することを要求した、と。この国際会議は、ラバトに拠点を置く「Islamic Educational, Scientific and Cultural Organization」(イスラム教育科学文化機関)によって、イスラエルの戦争犯罪と虐殺をテーマに召集されたそうで、国際機関に申し立てるためにイスラエルの戦争犯罪をまとめた完全な資料を準備することが主張されたという。そして、イスラエル軍が教育・科学・文化と公的サービスのための建物や、住居・病院・礼拝所・国連機関を大規模に破壊した責任は、完全にイスラエルにあるとした「ラバト宣言」というのが採択されたらしい。

Participants said they will submit the Rabat Declaration to the follow-up meeting in Geneva, Switzerland on April 25-27.
 会議の参加者は、4/25-27にジュネーブで開催されるフォローアップ会議で、ラバト宣言を提出する予定だと述べた。

ユーザータグ:  ガザ虐殺
[ 2009/03/01 20:26 ] 四方山話 | TB(0) | CM(0)

ガザ採取土壌から、研究室レベルで白燐が検出される 

 これは、エントリにしておきたかったものの、今日まで取りこぼしていた情報。
報道が出てから既に一週間経っていて、日本のマスコミは今後も取り上げてくれない様な気がするので、自ブログに収録して保存しておこう。

 ガザ虐殺において、燐兵器が使用されているのは目撃証言などから判断して、すでに明らかだと見て良さそうなのだが、証言以外でも証拠が押さえられました、という話。今回もまた、イランの国際紙「Press TV」からで、
2009年2月18日付の『Lab tests verify white phosphorus in Gaza soil』。

 研究室における試験で、ガザの土壌における白燐の存在が立証された、と。

Laboratory tests conducted by a Turkish university on Gaza soil have confirmed the use of phosphorus bombs by Israel in the coastal sliver.
トルコの大学によって、ガザの土壌に対して行われた検査は、「the coastal sliver」においてイスラエルが白燐爆弾を使用したことを確認した。

…ここで困ってしまったのだが、「the coastal sliver」が解らない。特定の地名ではなさそうだがコメント欄で御教授いただきました、「the coastal sliver」もガザ地域そのものを指すようです

 記事によると、検査を行った機関はイスタンブールのYildiz工科大学で、試料をもちこんだのは「the Association of Human Rights and Solidarity for Oppressed Peoples (MAZLUM-DER)」(抑圧された人々との連帯と人権協会?)。ガザ虐殺報道においてよく見かける、トルコの人権団体だ。
 検査の結果、試料に白燐粒子が存在していることが確認され、それを「the daily Vakit reports」がレポートしたとのことだ。
ユーザータグ:  ガザ虐殺
[ 2009/02/25 17:36 ] 四方山話 | TB(1) | CM(15)

ガザ虐殺;化学兵器禁止機関へ調査要請の報道 

 アメリカ上院外交委員長がガザを訪問したり(でもハマスとは接触していないとか)といった情報は見受けられるので、日本のマスコミは報じていない訳ではないし、欧米のマスコミも報じていないわけではないが、それでイスラエルの戦争犯罪の追求はどうなってるんだという方面に関心が向いていると、途端に情報は少なくなる。

 そうなると、イスラム圏の英字版新聞を見ることになるが、その新聞が多くの読者からどのような評価をされているのがさっぱり解らなくて微妙に不安を感じないでもない。でも、やっぱり、こういう情報があったということは、参照できるように手元に保存しておきたいということで、エントリにしておこうかと。
 このところ、辿り着くことが多いのが「Press TV」という、イランの国際紙(イラン初の国際紙らしい)。

 今回目についたのは、19日付の『Israel WMD use in Gaza alarms NAM』。(魚拓

ユーザータグ:  ガザ虐殺
[ 2009/02/21 18:28 ] 四方山話 | TB(0) | CM(0)

ガザ虐殺;非人道兵器使用あるいは使用疑惑に関するメモ 

(28日昼頃にタイトル微妙に変更&微妙に加筆&さらに少し加筆修正@30日)

 以下は2009年1月21日付で、「国境なき医師団」ニュースに掲載されていた、フランス支部会長であるマリー=ピエール・アリー医師からの報告文の一部だ。

国境なき医師団(MSF)は40年弱にわたって武力紛争の中で活動してきました。しかし、このような短期間にこれだけの文民の虐殺が起こったという例を思い起こすのは難しいことです。(略)強調したいのは、これが最も恐ろしい戦争であるかどうかではなく、ガザ地区へのイスラエルによる攻撃が、近年MSFチームが直接目撃してきた戦争と比べて、非常にシニカルで、文民保護の観点も殆どないという点です。

更に悪いことに、この武力攻撃は自らを守るために逃げ出すことができない、とらわれた人びとに向けられています。患者であふれている病院では、MSFのチームが疲弊したパレスチナ人チームの傍らで活動しています。しかし、多くの負傷者は治療を受けていません。爆撃や銃撃が、救急車も、病院も、負傷者も移動を試みる医療従事者も区別することなく起こっている中、負傷者は病院へたどり着けない、もしくは医療従事者が彼らの元へ赴くことができていないのです。
(中略)
イスラエル政府の声明とは正反対に、ガザ地区における攻撃は、武力紛争に適用される国際人道法の原則さえ遵守していません。違うと主張することは、暴力に嘘を積み重ねるのみです。

 イスラエルのガザへの攻撃は、そのものが非難の対象であると考えているが、それでも、そこで使用された兵器に関しては、記憶に留めておいた方がいいように思える。

 2008年12月3日の「クラスター爆弾禁止条約(オスロ条約)」の署名式で、日本を含む94ヶ国が署名した時にでた報道にこんな一節があった。

 「米国は対人地雷禁止条約に入っていないが、実際は、条約の(不使用)義務を100%守っている。中国も地雷輸出をやめた。クラスター爆弾でも、同じことが期待できる」。対人地雷禁止条約締結への寄与で97年のノーベル平和賞を受賞したジョディ・ウィリアムズ氏は、クラスター爆弾禁止条約の署名式出席のため訪れたオスロで語った。

 条約の狙いは加盟国を増やし、非加盟の米露中など大国への包囲網を作って圧力をかけ、クラスター爆弾の使用を国際的なタブーにすることだ。たとえ大国でも国連加盟国(192)の半数近い国々が加盟する条約を無視するのは難しい。
(中略)
 非政府組織(NGO)によると、今年8月のグルジア紛争では、ロシア、グルジアがクラスター爆弾を使用したが、両国は互いに使用を非難した。既にクラスター爆弾は「使ってはいけない」(NGO)兵器と位置づけられている。


 使用した国がその兵器の禁止条約に署名や批准していない、あるいは、その兵器使用が違法だと禁止条約や国際人道法で疑問の余地なく明確には示されていない場合であっても、
現場から、その使用が疑われるとの情報が出、その使用による損傷の特徴に一致した被害を受けた民間人がいるとの報道に接しながら、
暴力を振るう側が条約や国際人道法のグレーゾーンにいる事実ばかりに注目して、
非人道性が指摘されている兵器の使用によって振るわれた暴力は仕方がないと、違法性を検討しようとしない人がいたとしたら、「既成事実の奴隷」とでも呼ばれたって仕方ないだろう。
人道法は、非人道的な方向に解釈されるべきものだとは考えられない。

 白燐弾でも白燐爆弾でも、法的な議論には大きな影響はありません。人権や人道、残忍な手段による戦争の制限をめぐる国際法では、新たにどんどん開発されるさまざまな兵器をも対象とすべく、「対人地雷」といった例外を除いて、兵器の種類によって禁止事項を定めるのではなく効果によって定めることがよくあるからです(「対人地雷」もまた類概念で、その概念自身は効果を含む属性により定められます)。


(2005年11月28日付「チェルシー・ブラウン&益岡賢」氏らによる『燐兵器』より一部)


 特に今回の場合、ある種の兵器を使用している、あるいは使用を疑われている側は、戦争を批判する声を封じるために、「ハマースに対して、倫理的な軍事行動をイスラエルがしていると主張」していると伝わってきているのだから。「できるだけ民間人の被害が出ないように配慮して使ったが、手違いで犠牲者が出た」といった言い訳は、このガザ虐殺における、論議の的となっている兵器の使い方では認められないと指摘できるような情報はメモっておこう、と。

ユーザータグ:  ガザ虐殺
[ 2009/01/27 20:00 ] 四方山話 | TB(0) | CM(8)

ガザ虐殺;「イスラエルの世論操作の手法」と擁護の一例 

 レイバーネットニュース記事;『ガザ情報:イスラエルの世論操作の手法』で「転送・転載歓迎」とあった「イスラエルのネゲブ・ベン・グーリオン大学政治学部教授ネヴ・ゴードンの論考の荒訳」が、大変気になる内容であったので頂いてきた。

 以下、改行は若干変更させていただいており、強調は当方にてさせていただいている。

 私の学生の一人が、昨日警察に捕まり、一夜を刑務所で過ごした。この学生Rの軽犯罪は、ガザに対するイスラエルの攻撃に反対してデモしたからだった。ガザに対するイスラエルの容赦ない戦争の始まりから監獄にぶち込まれた700人以上のイスラエル人に、彼は合流したわけだ。それらのうちの230人はまだ鉄格子の中にいると推測されている。イスラエルの文脈の中では、デモ参加者たちを弾圧し、抵抗の息の根を止めるこの戦略は、今までになかったもので、世界のメディアがそのことについて触れないのは、少々忌まわしいことだ。

 同時に、イスラエルのメディアは、戦争批判を現地のテレビでは一切しないという具合に、政府の方針の言いなりになっている。実際、状況は、ジャーナリストや司会者たちが、現在、軍のスポークスマンよりも戦争に対して批判的ではないという馬鹿げた状態になってしまった。あらゆる批判的な分析の不在によって、イスラエル人の78%、ユダヤ系イスラエル人の98%が戦争を支持していることは、驚くにあたらない。

 しかし、批判的な声を黙らせることは、世論の支持を得るための唯一の方法とは言えない。

 一つの支持は、論理的な見かけを持った論拠によって、作り出されるのだ。攻撃の後ろから戦争を支持するようにイスラエル人たちを説得するために、これらのメディア、軍と政府が用いている方法の一つは、ハマースに対して、倫理的な軍事行動をイスラエルがしていると主張することだ。アイヤル・ワイズマンのように、その論理は、彼の著作『HollowLand』で、的確さを持ってそれを観察されたように、自制の論理である。

 イスラエルのメディアは、イスラエルの自制について、軍隊がしえることと実際に彼らがしていることの落差について主張しながら、継続的に強調している。ここに、イスラエル人たちが現況について日毎に聞いている繰り返しの例をいくつか挙げよう。

1) イスラエルは、予告なしに、飛行機でパレスチナの家々を空爆できる。しかし、軍事担当者が、個人的に住民と、-少なくとも電話で-、攻撃の10分前には連絡を取り、彼らの家が破壊される時点にいることを通告している。言外に、イスラエル軍は、予告なしにも破壊できるのだ、しかし、人間の生命を尊重するから、それをしないのだ、と言わんばかりなのだ。
2) イスラエルは、壊滅的なミサイルを発射する数分前に、意地悪な爆弾 -家を本当には破壊しない- を使用している。ここでもまた、イスラエル軍はもっとパレスチナ人を殺すことができるが、それをしないことを選択しているのだということを見せようとしている。
3) イスラエルは、アル・シファ病院にハマースの指導者たちが避難していることを知っている。このことを言明しつつ、イスラエルは、その手段を持っているにもかかわらず、この医療センターを壊滅させるようなことはしないのだということを見せているのだ。
4) 人道危機のために、イスラエル軍は、一日に数時間ずつ、人道支援物資のトラックがガザ地区に入れるように、攻撃を停止している。
ここでもまた、イスラエル軍は、これらのガザへの搬入を禁止することもできる、というものだ。

 これらのライト・モチーフによってイスラエルが送っているメッセージは、ターゲットとしている聴視者によって、二つの異なった意味合いがある。

 パレスチナ人たちには、このメッセージは、明らかな脅迫のメッセージだ。
イスラエルの自制は、終了することもあり、いつも新しいエスカレートがあり得るのだということだ。イスラエル軍の現在の攻撃の殺人的能力がどうであれ、その考えは、パレスチナ住民に、暴力はもっと殺人的でもっと激しくすることもできるのだということを見せつつ、彼らを驚かすことだ。暴力が意味するもの、行使された暴力とこれからあり得る暴力は、常に危険な脅威であるということだ。

 イスラエル人たちには、メッセージは、倫理的次元である。イスラエル軍は、所有している暴力の巨大な兵器によって盲滅法に荒れ狂うことできるが、このような選択はしない、なぜなら、ハマースと違い、この軍隊は、人間の生命に対する価値を認識しているからだというものだ。

 この最後の引用は、イスラエル人たちにとって、かなりの反響を持っているように見える。しかしながら、それは、間違ったモラルに基づいている。我々は、もっと暴力的に振る舞うことができるが、自制を選択しているのだ、という事実は、どのような場合においても、モラルの次元ではない。イスラエル軍は、ガザ地区全体を壊滅することができるが、実際は、建物の15%しか壊していないという行動は、モラルの行動ではない。イスラエル軍が数千人の子供たちを殺すことができるが、300人「しか」殺さないのだと言う『強固になった鉛』作戦を少しも倫理的な作戦にはしないのだ。

 結局、この戦争のためのこれらの行動を支援するためにイスラエル政府が援用しているモラルは、むなしいことだ。だが、これらの行動は、現実には、今日の暴力の最初の源を見つめるというイスラエルの意志の欠如を明らかにしているのだ。それは、ハマースではなく、ガザ地区、西岸地区、東エルサレムの占領である。
 私の学生Rや他のイスラエルのデモ参加者たちは、この明らかな事実をよく理解しているように思える。彼らが表現することを妨げるために、イスラエルは、彼らを逮捕して、市民の自由を押しつぶしているのである。

…転載なので、とりわけ長くなってしまったが、特に気になるのは、「ハマースに対して、倫理的な軍事行動をイスラエルがしていると主張」する方向で、強調しているという言及。

 さて。
このところ、私の(ネット上の)立ち回り先では、白燐弾に関する情報が急速に集積されて行っている。

ユーザータグ:  ガザ虐殺
[ 2009/01/20 20:00 ] 四方山話 | TB(2) | CM(3)

ガザ虐殺;占領し、封鎖し、武力抵抗を誘発したのはどちらなのか 

(書きかけ&追記予定あり、時間がないけど、これは先につっこみ入れずにいられない)
(18日午後、追記)

 もちろん、一刻も早いガザにおける虐殺行為の停止をと、報道を見守ってきた。
だが、イスラエルの武力行使停止の可能性を報じる記事を見かけて、憤ってしまった。

 イスラエル政府高官によると、同国のエフド・オルメルト(Ehud Olmert)首相の内閣は17日夜に治安閣議を開き、一方的停戦案を採択するものとみられている。この一方的停戦案では、イスラエルはハマスが停戦に合意しない場合でも、停戦を実行するという。


(AFP BB 2009年01月17日 09:25『イスラエル、ガザ地区での戦闘で一方的停戦の構え』より一部、強調は引用者による)

…いやー、医療支援に当たった第三国の医師が「死者の3分の1、負傷者の半数は女性や子供だった」なんて証言していたりもする状況で、パレスチナの人を(18日昼頃の報道を確認した時点で)1200人以上殺しておきながらわざわざ「一方的停戦」と表現しますか?
もともとやっていたのが、一方的虐殺だろうに、それを止めるのに何を口をぬぐってもったいつけているのだ?
(もちろん、もったいつけた、御為ごかしのイスラエル側武力行使停止であっても、しないより停止すべきと考えているのではあるが…orz)

 そんな停戦案でさえ、

また、同案ではイスラエル軍はガザ地区内に期間を定めずに駐留するともされている。
(中略)
 オルメルト首相は停戦に前向きだが、治安閣議ではこれまで戦闘の進め方をめぐって不一致が生じているため、一方的停戦案が採択されるかどうかは予断を許さない状況だ。


(AFP BB 2009年01月17日 09:25『イスラエル、ガザ地区での戦闘で一方的停戦の構え』より一部、強調は引用者による)

という。

 なお、誰もがそう見ているのだが、、

イスラエルは最大の同盟国である米国のオバマ新大統領の就任(20日)を前に、事態の収拾に傾いている。


(毎日新聞 最終更新 1月17日 12時06分)『イスラエル:閣議で停戦決断か ガザ協議で「著しい進展」』より一部)



また後ほど、報道をお持ち帰り予定。
停戦が宣言されたようではある。
ユーザータグ:  ガザ虐殺
[ 2009/01/17 12:46 ] 四方山話 | TB(1) | CM(3)

ガザ虐殺;あらためて国際人道法に挑戦するイスラエル 

 ニュースを見て回るのも気が重くはあるが、気になるので、ガザ虐殺関連の情報は見て回らずにはいられない。
10日付の報道では、ガザ地区の死者は800人を超えたという。しかし、

イスラエルは9日、即時停戦を求めた国連安全保障理事会(UN Security Council)決議を拒否し、パレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)に対し戦車や戦闘機による激しい攻撃を行った。(中略)
 イスラエルのエフド・オルメルト(Ehud Olmert)首相が、同国は「外部からの影響」に屈することはないと強調する中、イスラエルは3時間の「人道的」停戦を発表しているにもかかわらず、戦闘機で多数の場所を空爆したほか、戦車による砲撃も行っている。


(AFPBB News 2009年01月10日 08:13『イスラエル軍、ガザ地区に激しい攻撃 死者数は800人超える』より、強調は引用者による)

 この人達が『「外部からの影響」に屈することはないと強調』しながらやっていることとは、7日に、住民への人道支援物資を搬入させるためにガザへの攻撃を1日あたり3時間中断すると発表したものの、初回の開始から数分後に攻撃しだしたり、8日には国連パレスチナ難民救済事業機関の人道支援物資運搬中の車列を爆撃して国連スタッフを2人殺し(翌9日に、イスラエル国防省と協議し活動について「信用できる保障」を得たとして早々に再開しているのだから、機関の活動には頭が下がる)たり、おなじく8日には、この人道支援のための攻撃停止3時間中に、国連の装甲車両2台に護衛された救急車が地元国連職員の遺体回収にあたっていると、銃火器で攻撃したりなんだが、もちろん、もっとある
ユーザータグ:  ガザ虐殺
[ 2009/01/11 19:00 ] 四方山話 | TB(2) | CM(13)












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